丹沢の沢登り ≪水無川・源次郎沢≫

                                                           2006年9月9日(土)             

9月に入っても猛烈な残暑が続い
ています。

こんな時こそ沢登り!? 
いやいや丹沢も暑かったですよ。

大倉は丹沢の中でも有数の登山口。
秦野ビジタ−センタ−で入渓地点の
戸川山荘までの行き方を確認しました。
駐車場 約20分車を走らせ戸川山荘駐車場
に到着しました。

(一日の行動を終え15時30分に
再びこの駐車場に戻ってきた時には、
この一帯が若者達のディキャンプ・
バ−ベキューを楽しむグル−プで
賑わっていたのには、
ちょっとびっくりしましたが・・・)
アプロ−チ 沢支度して水無川本流に入渓したも
のの、源次郎沢への道がわかり難く、
本谷に入ってしまったようです。

ほんの少し戻って源次郎沢への道
を見つけ、

9時、
いよいよ遡行が始まります。


F1、F2を登る
天気は曇り、湿度は高いけど沢に入ると水が流れているぶんだけいくらか涼しかったです。
水際のゴ−ロを歩いていくとほどなくF1、F2がありましたがここは難なく通過しました。
F3を登る F4 F4上部でザイルワ−クの練習
。沢の中をトラバ−スする場所が
少し緊張しました。
F4  傾斜がありますが、
小さなホ−ルドはたくさんありました。
F4の上部でロ−プワ−クの
勉強会を実施しました。
F5を登る
F5/5mの直滝です。ここが今日一番の確信部でした。
ガイドブックには滝の左側がいいと書いてあり、なるほど残置ハ−ケンが2箇所見えました。

トップが左側から取り付き(写真上中)下半分は順調に進みますが最後の乗越しのところがオ−バ−ハングしている上、
ホ−ルドが少なく苦労していました。2番手は確保されてトライしましたがやはり上部で手こずっている様子。

3人目は新しいロ−プで滝の右側から取り付きました。こちらは下半分が難しそうだけど上部にいくほど簡単のようです。

4番目の私は上で確保してもらい右側から取り付きました。5〜6歩進んだあたりでホ−ルドが小さく滑り易いなと思っていたら
『アレっ!』一瞬足が岩から離れてしまったようです。
ロ−プに支えられたわけですが、幸い確保者と気があったようで、まったく落ちずにその場所に留まりました。
F7、F8は枯滝を登る F6の手前で今まで沢の音の中に
いたのに急に静かになってしまいました。

伏流水となってしまったようで、
これからは枯れた沢を登っていきます。

とたんに蒸し暑さが戻ってきました。

F7・F8と枯沢を乗り越えると上から
遡行者達の声がしました。次のF9は
最後の正念場!

左側から登ることにしました。
F9は8mもの大滝で、中間部にチョックスト−ンの詰まったあたりの傾斜がキツく進退窮まる場面があり、
残置スリングやボルトを頼りに慎重に乗り越えていきました。
この後、F10は難なく通過し、
いよいよ最後ツメに突入していきます。

薄暗い沢の末端にはホトトギス
などの山野草が咲いていました。

粘土土の急な斜面で一歩踏み出しても
そのままズルズルと滑り降りて
しまい大汗をかきながら
高度を稼いでいきます。
F10を終わってツメの手前
15分ほどで源頭(写真右)に出て昼食を摂りました。(差し入れのビ−ルが美味しかったこと・・・!)
大倉尾根
熊笹の中を歩いているとマルバタケ
ブキの花がたくさん咲いていました。
鹿も食わない植物なのでしょうね。
14時30分に花立山荘し到着しました。
ここから大倉尾根を下りますが
こんなに広い道でした。
階段状の道を歩くこと20分で、天
神尾根への分岐にでました。
天神尾根へと入っていきます。

15時30分に駐車場まで戻ってきました。
丹沢の沢は、信頼のできる残置ハ−ケンやボルトが有り、それを使うことができるため登り易くなっていました。
しかし一番びっくりしたのは滝にF1〜10の看板が付いていることでした。

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