上高地 スノ−シュ−トレッキング 秘湯の宿
2008年2月23〜24日
冬の上高地は観光シ−ズンとは違った静かな雪景色が楽しめます。
営業しているホテルもなく、釜トンネル入口のゲ−トから先は一般車両は通行止めとなり、
この時期に入山するハイカ−・登山者はこのトンネルから歩くことになります。
オフシ-ズンの釜トンネルを歩くことは何度かありましたが、新しくなったトンネルは始めてです。

真っ暗なトンネルの中を、大きな
ダンプカ−が疾走する脇を
ヘッドランプを点けて恐る恐る
歩いたこともありました。

新しいトンネルは明かりも灯り、
安全で快適になりました。

あかいし倶楽部の総勢10名は、
スノ−シュ−をザックに付けて
トンネル内に入りました。

でもトンネル内はしんしんと冷えて
寒かったです。

釜トンネル入口            トンネル内の様子
トンネルを出ると雪が降っていました。

途中までは工事車両の通過のための
除雪がしてあったので靴のまま歩き、
除雪の終わった地点でスノ−シュ−
を履きました。

雪は時々激しく降り、サングラスや
ゴ-グルも曇ってしまいます。
顔に当たる雪は冷たく、手も冷えて
きます。
曇り空で焼岳も穂高の山々も
見ることはできませんでした。
トンネル出口 圧雪した雪の上を歩く
大正池で車道から離れ、湖畔の遊歩道沿いに歩くことにしました。
上高地のスノ-ハイキングは最近では人気があって、多くのツア−トレッカ−が訪れます。
以前はワカンやクロカンスキ−でしたが、今ではスノ−シュ−が主流のようです。
大正池周辺の景色です。 静かなモノト−ンの景色に包まれた上高地・・・   静寂そのものでした。
木道の橋の上には1メ-トルくらい雪が乗っていました。両側には水が流れています。
こんな場所の通過はクロカンスキ−だとちょっと不安でしょうが、スノ−シュ−なら安心して歩けます。
雪は相変わらず降り続き、時々吹雪のようになって視界も悪くなってきました。
河童橋まで歩く予定でしたが、悪天候のため帝国ホテルまでとして、玄関先で昼食を摂り、早々に温泉宿に戻ることにしました。
         ≪日本秘湯を守る会  中の湯温泉旅館≫ 

 釜トンネルの入口で中の湯温泉の送迎バスに乗り、中の湯温泉に向かいました。
平成10年春に移転新築した中の湯温泉旅館はまだ新しく、大きな建物です。
部屋に落ち着いてから早速温泉に入りました。
雪の降りしきる中での雪見露天風呂は、顔は冷たいけど最高でした。

部屋に戻ると、関東方面からスキ−にやってきた顔なじみのメンバ−と再会!。  
夕食の時間まで、大部屋で 持参した鹿鍋をつまみに親交を深めました。
宿の夕食は18時30分でした。食事処に場所を移し、  再び・・・  とりあえずはビ−ルでかんぱ〜い (*^_^*) 。
四季折々の山河の贅を尽くした料理が並びました。
岩魚の骨酒も登場しました。少し塩味のきいた香ばしいダシが風味豊かな味わいで、至福のひとときを過ごしました。
夜中も雪はしんしんと降り続いていたようです。翌日はスノ−シュ−で安房峠まで登り、平湯方面に下る予定でしたが、
雪が深いので、宿の上の林道周辺の散策をすることにしました。

駐車場でスノ−シュ−を履いて出発です。中の湯から上の林道は除雪していないので、
出だしからヒザ下くらいのラッセルとなりました。
降雪直後で私達が最初の第一歩をしるしました。しっとりと少し重めの雪質で、先頭のラッセルを交代で
体験しながら亀さんの足並みで進んでいきました。最初の2〜3人が歩くと、道はしっかりと踏み固まって歩き易くなります。
急斜面をラッセルしながら登る ラッセル跡を使ってシリセ−ドで下る 雪洞も作ってみました
三名が林道を外れて上部の林道へ直登しました。雪の深さは腿丈まであり、一歩踏み出すのも苦労します。
ショ-トカットしたおかげで林道部隊よりは短時間で登れました。

帰り道はこのラッセルの跡を利用してヒップソリやシリセ−ドであっという間に下の林道まで滑り下りました。
滑り降りた地点で中の湯に宿泊していた20名ほどが通過していきました。
上高地散策のはずだったけど悪天候のため予定を変更したとのことでした。
旅館に戻り、帰りに釜トンネルの隣に
ある 
≪卜伝の湯 ≫ に入りました。

中の湯温泉旅館の外湯となっていて
小屋がけの洞窟風呂です。

30分ごとの予約制で、旅館の宿泊者
は無料です。湯船は5〜6人までが
定員なので、3組で1時間半
借りることができました。

鉄分を含んで茶色に濁った野趣満点
のいい温泉でしたよ (*^。^*) 
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