また始まって !(^^)! しまいました。 〜冬の青春18きっぷ〜
今シーズンの利用期間は約1ヶ月とやや短めです。(2010年12月10日〜2011年1月10日)
いつものように、出発は始発です。朝の五時半前はまだ暗く、寒さを感じながら電車に乗り込みました。
途中、豊橋、米原で乗り換えしますが、二人掛けシートにゆったりと座り、快適なローカルの旅です。
今回のテーマは世界遺産とイルミネーション☆☆☆

ぎゃあてい 渡月橋
京都から山陰線に乗り換え、嵯峨嵐山で下車。
天龍寺方面に歩き、まずは腹ごしらえ。
京都のおばんざいをバイキングで食べられるお店に入りました。
野菜中心のカラダに優しいものばかりで、手作りだし味付けもよくって大満足 !(*^_^*)!
大本山 天龍寺 大方丈 世界遺産 天龍寺 鈴木松年画伯の雲龍図
天龍寺 庭園 天龍寺 庭園
後嵯峨天皇の亀山離宮があったところに、暦応2年(1339年)、足利尊氏が後醍醐天皇の菩提を弔うため、
夢窓国師を開山として創建した禅寺。京都五山の一位として栄えた名刹。
方丈裏の庭園(史跡・特別名勝)は往時の面影を今に伝えている。嵐山、亀山を背景とした池泉回遊式庭園で、
貴族文化の伝統と禅好みの手法が溶け合い、四季折々の美しさを見せる。


天龍寺は名前の通り、法堂の龍の天井画が有名です。
移築当時の明治期に活躍された鈴木松年画伯の雲龍図は方丈に展示されていましたが、
現在の雲龍図は日本画家、加山又造氏が描いたものです。
法堂で公開中 だったので、観ることにしました。
天井を見上げると、巨大な龍が動きだしそうな迫力でこちらを見つめています。
この龍はどこから見てもこちらを向いているというもので、「まさか!そんなことありえないでしょ!」 と、
半信半疑で、あちらこちらへ移動しながら、真剣に検証してみました。
はやり、動くんです。首から顔が…こちらへ!  どこからでも龍と目が合う!  これってトリックアート ???
竹林の道 嵐山花灯路ライトアップ 大覚寺
天龍寺の北側出口から竹林の道をそぞろ歩き・・・ 
紅葉の終わったこの頃の風物詩はライトアップで、寺院でも趣向を凝らした演出があるみたいです。
ここからバスで大覚寺に向かいました。
正寝殿
桃山時代宸殿の北側に位置し、
12の部屋をもつ書院造り。
南北に3列の部屋が配置され、東列は、
「剣璽の間」「御冠の間」「紅葉の間」
「竹の間」、中央列は、「雪の間」「鷹の間」、西列は「山水の間」「聖人の間」を並べ、
その南と東に狭屋の間を配置する。
五大堂(本堂)
江戸時代中期(天明年間)創建。
現在の大覚寺の本堂。不動明王を中心
とする五大明王を安置する。大沢池のほ
とりに位置し、正面5間、側面5間。
正面には吹き抜けの広縁がある。

大覚寺からは歩いてJR嵯峨嵐山に戻りました。京都駅に出て、乗り換えて大阪駅で途中下車。
ここで今晩の駅近ビジネスホテルにチェックインしてから、身軽になって、再びJRで神戸方面へ〜。
三ノ宮を通り越し、元町駅で下車しました。ルミナリエ会場に入る道は元町駅方面からの一方通行となっていて、
駅南から、交通整理の行列に入り、道路を迂回しながら大勢の人々の中に紛れ、少しずつ近づいていきます。
駅からの〜んびりと歩きながら約30分ほどで、光のア−チのところまでやってきました。
 
『神戸ルミナリエ』は、阪神・淡路大震災犠牲者の鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託し、
大震災の起こった1995年の12月に初めて開催しました。
以来、神戸ルミナリエは震災の記憶を語り継ぎ、都市と市民の「希望」を象徴する行事として、毎年開催しています。
今年、2010年で16回目を迎える『神戸ルミナリエ』は12月2日(木)〜12月13日(月)まで、12日間行われました。
 
2010年12月11日
翌日は高野山に向かいました。

大阪駅から環状線で新今宮に向かい、
ここから南海鉄道を利用しました。

青春18きっぷを使っているので、行ける
ところまでJRを使いたいけど、一時間以上
も時間をロスしてしまうので、効率的に
時間を使うことにしました。

ネットで調べると、お得なセット切符が
あったので、窓口で南海鉄道 高野山・
世界遺産きっぷ(2780円)を購入。
新今宮⇔高野山の電車・ケ−ブルカ−・
りんかんバスフリ−乗車券がセットで、
拝観の2割引券も付いていました。
南海鉄道 高野山・世界遺産きっぷ 新今宮⇔高野山フリ−乗車券 2780円
南海鉄道で極楽橋駅へ 極楽橋駅からケ−ブルカ−で高野山 高野山駅からバスで、参道まで〜
新今宮駅を8時14分に発車、途中橋本駅で乗り換え、極楽橋駅に着いたのが1時間半後。
極楽橋駅からはケ−ブルカ−に乗ります。非常に急な坂道を登って高野山駅に着いたのが10時ごろでした。
高野山駅から、伽藍や参道・大門・
奥の院にはバスに乗りますが、フリ−
切符なので、来たバスに乗って目的の
場所に移動することができます。
くねくねとした山道を5分ほど走らせると、
そこからは、いくつもの寺院が続いてい
ました。高野山が全体が霊場となって
いて、そのスケ−ルの大きさに
びっくりです。


高野山は2004年に
【紀伊山地の霊場と参詣道】
の一部として世界遺産に登録されました。
標高1000メートルの山々の総称で、
弘法大師が修行する場として高野山
真言宗を開き、仏教では聖地とされ、
金剛峯寺を始め、寺院は117ヶ所も
あります。

大門地区

巨大な総門が建つ地区です。この大門は金剛峰寺の正門ににつかわしく、二重門で、
五間三戸になっています。江戸時代に再建されていますが、以前の大門はこれほど
立派なものではなく、鳥居型式のものでした。

高野山

伽藍地区

伽藍地区は、壇上伽藍との別名を持ち、中門、金堂の後方には東に根本大塔、西に西塔を配置する真言密教の教義を表わす
伽藍の配置をしています。奥院と合わせて両壇と呼ばれ、高野山の聖域の一つでもあります。

伽藍地区では、霊宝館、金堂、根本大塔、金剛峰寺を拝観できました。

奥院地区

空海が自ら入滅する場所と決めていた地がこの奥院のある地区です。
15世紀から全国の各階層の人々が、長い間に渡って建立した石造りの五輪塔は
その数30万基にものぼり、現在も変わらず建立が続けられています。
墓碑群と伐採を禁じられている杉林によって、霊地としての景観を作り上げています。
国の史跡や重要文化財には、上杉謙信霊屋や豊臣家一族が眠る場所などがあります。
奥院の眺めは、人生を終えて眠りにつくにはぴったりの緑に囲まれた静かな場所です。

金剛峰寺

高野山真言宗の総本山です。
特殊な伽藍の配置を現在まで
伝える山岳寺院で、真言密教の
霊場として信仰されてきました。

奥之院は再びバスに乗って向かいました。一の橋から弘法大師の御廟のある奥之院御廟までは、片道2kmほどの参道があります。
時間が足りなかったので、御廟までは行けませんでしたが、この参道が驚きでした。
参道の両側には苔むした時代を感じる墓石がずっと奥まで広がっていました。
社名の入った現代の供養塔や、日本全国の信者の方々の墓標。
何百年も経た老杉がそびえていて、その木々の間には戦国武将の墓碑も多く見られました。高野山信仰の厚さを感じました。
金剛峰寺

徳川家霊台地区

徳川家光が作らせた宝型造の2棟の霊屋が、塀に囲まれて建てられている地区です。
初代将軍、徳川家康と2代将軍、徳川秀忠の霊屋になります。霊屋の内部は細部にまで装飾がほどこされています。
境内は国の史跡に指定され、徳川家霊台2棟は重要文化財に指定されています。

午後2時。参道で見かけた名物のごまどうふと、やきもちを買ってバスに乗りました。
今日は高野山参拝だけでおしまい・・・。帰りの電車の中で食べたやきもちは白とよもぎがあり、風味がよくて美味しかった。
ごまどうふは箱を空けたら白色でびっくり!。 でも味はまったりとして風味抜群で、絶品でした。

さて、最後は恒例の収支決算!
1日目は起点→嵯峨嵐山→大阪→元町→三ノ宮→大阪               JR普通電車での運賃 6980円
2日目は大阪→新今宮→(私鉄・南海鉄道使用2780円別途)→新今宮→起点 JR普通電車での運賃 5950円

2日間の合計はJR普通電車での運賃12930円。 青春18きっぷでは2日間 4600円なので 8330円 お得でした。

 
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