〜みちのく〜 青春18きっぷの旅
2010年7月28日〜8月1日
夏の青春18きっぷが始まりました。青春18きっぷの旅も体力をつかうもの!。
この夏はみちのくへ レッツ・ゴー。ムーンライトえちごに乗って、新潟へ〜。 あとは日本海側からひたすら北を目指しましょう!。
前日 7月27日(火)  青春18きっぷ使用 2300円 ムーンライトえちご(指定席)510円
起点→(4時間位)→新宿駅  新宿駅23:10発 ム−ンライトえちご→新潟
7月28日(水) 青春18きっぷ使用 2300円 リゾ−トしらがみ(指定席)510円
4:51着 新潟 4:56発→村上→7:57着 余目 8:00発→ 8:18着 酒田 9:37発→11:31着 秋田 
秋田 14:12発→(リゾ−トしらがみ5号 1号車 7番A席)→19:32着 青森駅 青森泊
新潟駅に着いたら4分の待ち合わせで、村上へ〜。
車窓に広がるのは田園風景。広々とした越後平野に一面の緑色の稲は、まさに日本の原風景!。

村上から酒田行きの羽越本線に乗り換えると、すぐに日本海が見えはじめました。
ずっと向こうに見えるのは佐渡島かしら?この線路沿線は平野が少なく、左が日本海、右には山が迫っていて、
線路と並行して道路があり、民家があるという感じ。トンネルも多いです。
山居倉庫 
映画では大悟と社長が車で移動中のシ−ンで登場。車窓の向こうに見えたのがここ。
土蔵造りで、100年以上も前から農業用として活躍しています。
終点の酒田に到着。待ち合わせ時間が1時間ちょっとあったので、周辺を散策することにしました。
酒田駅を出たとこに、映画 『おくりびと』 のロケ地散策マップがあったので、それを手に 山居倉庫まで歩いてみました。
今日はよく晴れて、街中散策でも汗だくでした。 さて、次も羽越本線に乗って終点駅の秋田を目指します。

相変わらず、田園風景を楽しみながら、2時間ほどで秋田駅に到着しました。
秋田からはいよいよ今回の旅のメインテーマのひとつ、五能線の旅の始まりです。
でも、その前に…秋田駅では待ち時間が2時間半もあるから、ここでも散策タイムです。
ババヘラアイスのパラソル   千秋公園周辺                       ねぶり流し館          
観光案内所で2時間ちょっとで回れる観光コースを聞いて、マップ片手に千秋公園方面を歩いてみたら、
竿灯まつりののぼりがいっぱい!。
そして!ありました!!  ピンクと黄色のパラソルがひときわ目立つ、ババヘラアイス!
これを見ると「秋田に来たなぁ〜」と、うれしくなっちゃいました。

ここでの観光ポイントは秋田市民俗芸能伝承館、ねぶり流し館です。来週には東北三大まつりが始まります。
ホント〜はそのお祭りに合わせて旅をしたかったけど、宿が取れずに断念…。
秋田竿燈まつりの竿燈(大若)         小型の竿燈を使っての実演 (手・腰・額でバランスよく立っている)
秋田の竿燈まつりの竿灯は、小学生から中〜高年、大人と、どんどん大型化。小学生から竿灯を担ぐなんで驚きです。
大若と呼ばれる竿燈はなんと12メートルものど巨大さでした。小型のものを使って実演してくれましたが、
額や腰でバランスよく担ぎあげているのを見て、よく倒れないなあ!と感心してしまいました。

その後は旧秋田銀行本店の赤れんが館や、市場を見て回り、時間いっぱいまで汗をかき、秋田駅へ戻りました。
リゾートしらがみ(くまげら)                  駅弁を買って車内で楽しむ
リゾートしらがみは、途中区間が五能線を走る座席指定のリゾート電車です。
指定券(510円)を事前に買っておけば、青春18きっぷで乗れるすぐれもの!。

五能線区間は前後ろが入れ替わり、鰺ヶ沢、川部方面に向かう場合、五能線沿線で海岸を眺められる座席はA席と聞いて、
A席を購入しました。 座席はリクライニング、テーブルも出せる高級仕様…。

秋田駅で駅弁などを買って乗り込みました。こんな快適な電車に5時間ほど揺られ、スローな五能線の旅の始まりです。
駅弁もお似合いですよね(^.^)b。  ビューポイントでは、アナウンスがあり速度も落としてくれました。
東能代が五能線のスタ−ト・次の能代はバスケの町                車窓から日本海を眺める
青森駅に着きました。
まずは今晩のビジネスホテルに
チェックイン。

ここには天然温泉の施設が
隣接していて入りたい放題!

早速温泉でさっぱりしてから、
夜の街中に繰り出しました。

旅先で地のものを食すのも
旅の楽しみ〜♪
ねぶたを飾った外観の郷土料理の居酒屋   店内の天井には民芸品の飾り
貝焼き味噌 揚げにんにく 濃厚な茶碗蒸し
郷土料理の店に入ってみました。名物の貝焼き味噌はこの時期ホタテが美味しいとのこと。
揚げにんにくは味噌を付けて。茶碗蒸しには甘栗が入っていて、シャモロックの濃厚なダシが利いて味が深い!
お客さんの津軽民謡まで聴けて、青森の夜は更けていったのでした。
7月29日(木) 八甲田登山 青春18きっぷ未使用  バス代
青森駅 7:50発 JRバス十和田湖温泉郷(みずうみ号)1200円→8:55着 酸ヶ湯温泉→八甲田山登山口→
八甲田山(大岳)−酸ヶ湯温泉―15:03 発(みずうみ号)→ねぶたの里(見学)−(乗り合いバス)−青森駅
 青森駅発 →(43分650円)弘前駅   弘前泊
酸ヶ湯温泉 八甲田山の山々・最高峰は大岳
翌日も張り切って早起きして、温泉に入ってから、サービスの朝食をモリモリ食べて、
青森駅を 7時50分発の JRバス十和田湖温泉郷(みずうみ号)に乗りました。

今回の ≪みちのく物見遊山のひとり旅…≫。登りたくても遠すぎてなかなか機会の無かった山がありました。
青春18きっぷで行くとしたら、春、夏、冬。  ・・・その中で登山に適した季節は夏だけでした。
そんなわけで、今日は八甲田山に登ることにしました。バスは一時間ほどで登山口まで運んでくれます。

八甲田山ロ−プ−ウェイを使って八甲田山に登るつもりだったのに、ロープウェイ駅に着いたら、なんと運休…。
天候不良の為、今日で三日間、運休しているとのこと。
このままバスに乗って、少し先の酸ヶ湯温泉で降りることにしました。
当初の計画はここ(酸ヶ湯温泉)に下山するつもりでしたが、ここから登ること。 天気は曇りで時折霧雨が降ることもありました。
だんだん酸ヶ湯温泉が遠ざかっていきます。樹林の中をひと登り・・・登山道にはいっぱい道標がありました。
少し登ると木道になっていて、高層湿原の広がる、明るく開けた気持ちのいい台地に出ました。
キンコウカの花が湿原を彩り、その湿原の向こうには左からロープウェイの山頂駅が見えます。
ロープウェイの駅からは八甲田山の峰峰が続き、一番右側に主峰の大岳があります。

広々とした湿原に木道がどこまでも続いています。キンコウカの向こうには大岳が見えてきました。
湿原が終わり、木の階段状の登山道を登ったりしていくと、立派な避難小屋に出ました。
八甲田山の主峰  大岳
ここから大岳に登る頃は風が強くなり視界も悪くなってしまいました。 大岳山頂は風も強く寒かった (ToT)/~~~。
 
大岳から避難小屋に戻って、他の登山者と寛いでから・・・さて、今からどうしよう?
ぐるりと他の山も登りながら周遊するつもりだったけど、こんな天気で風も強く展望もないので、来た道を下りてゆくことにしました…。
大岳避難小屋 八甲田大岳山頂
歩行時間が短縮したので帰りのバスの時間まで、たっぷりと時間がとれました。ここは酸ケ湯温泉…名湯です。
せっかくなのでのんびり湯に浸かることにしました。   

これが大正解\(^_^ )( ^_^)/。

券売機で一瞬ためらいましたが、せっかく来たのだからと、両方券を買いました(1000円)。(どちらかだけだと600円)

まずは、廊下をくねくねと歩いて玉の湯へ。白く濁っているけど硫黄の匂いはなくて、なめると、酸っぱい味がします。
なるほど酸ケ湯(すがゆ)温泉ですね。こちらは男女別の内湯で、シャンプーやボディソープもありました。
さあ!これからが本命のヒバの千人風呂。
もし…入れそうもなければ、無駄な出費
となってしまうけど、写真でしか見た
ことのないお風呂が見れるだけでも!

脱衣場は別々です。脱衣場には
地元のおばちゃんが数人、扉を開けて
 そおっと中をのぞいてみました。

お風呂全体が見渡せましたが、
男女別の境として、目隠し用の簾が湯船
にあり、女性でも抵抗なく、混浴ゾーンまで
行くことができるようになっていました。
 酸ヶ湯温泉旅館  玉の湯  ヒバの千人風呂(写真は楽天Tからコピ−)
初めての私は、常連の地元のおばあちゃんに連れられて、熱めの湯や 
場所を変えてぬるめの湯に入ったりと、安心して温泉を楽しむことになりました。

そのうちおばあちゃん達も多くなり、津軽弁で話す会話がほのぼの温かくて・・・みちのくの湯治場の原点がそこにありました。
再びバスに乗って青森駅まで戻るのですが、この沿線にねぶたの里があるよう
なので、途中下車して寄ってみることにしました。

諸説あるようですが、ねぶた(ねぷた)は、暑さの厳しい、農作業の忙しい夏期に
襲ってくる睡魔を追い払うため、村中一団となって様々な災い、邪悪を水に流し
て村の外に送り出す「農民行事」から生まれたといわれます。

青森のねぶた祭は是非観たいと思っていたものですが、
ここでは、歴代入賞した大型ねぶたが、見られました。

ここで初めて青森ねぶたにご対面!。

超立体的で、超豪華で、巨大な芸術でした\(◎o◎)/!。
青森ねぶた   聖徳太子現る 平成20年度出陣
360度、どこから見ても隙もなく構成されていて、超ド級の迫力です。
一つ一つをゆっくり鑑賞しましたが、これらが青森の街中に一堂に会し、
ハネコ達が跳ねる様はもっと臨場感に満ちているのでしょうね。
難陀竜王 (仏教における八大竜王の第一尊) 平成21年度出陣
なお青森のねぶたはその年だけでおしまい。毎年作るとのことです。
二日間、青森を満喫して、その日のうち青森駅から電車で弘前駅に向かいました。今晩は弘前に泊まります。
7月30日(金)  五能線沿線ドライブ 十二湖ハイキング ミニ白神 五所原 きっぷ未使用 レンタカ−使用
翌日は弘前駅近くで1日レンタカーを借りました。
当初の計画は岩木山登山(ロープウェイ使用)と世界遺産白神山地の散策でしたが、天気は雨模様…。
で、岩木山は次の機会にとっといて(≧▼≦)。  五能線沿線をドライブしながら十二湖を散策することにしました。
アップルロードはりんご畑が多く、果実には白い袋がかかっていました。
千畳敷 不老ふ死温泉
最初は雨の中のドライブでしたが、日本海側の海岸線に出たら、こちら側は雨ではありませんでした。
沿線でクルマを停めて寄り道しながら、よくやく十二湖までやって来ました。
でも少し山側に向かうと、時折霧雨が…。クルマを置き、 傘を持って奥十二湖めぐりをしました。
青 池
五能線のポスターなどで有名な青池は、天気によって色が変化するようですが、小さな池でした。
奥十二湖の池めぐり
霧がかかり、神秘的なブナの林を抜け、車道に出ると茶店があり、無料で抹茶をいただけました。(志の箱はアリ)。
〜深浦町の食堂で〜 うに・いくら丼定食 (2600円)
帰り道に、港のある深浦町で、ガイドブックに載っていた広〆食堂に入ってみました。
お薦めを聞いたら、今の時期はウニがいいとのこと。ちょっと豪華に!ウニいくら丼を食べました。
ウニはムラサキウニで、やや小粒だけれど、加工をしていない、獲れたて新鮮のもの。
ウニ本来の旨味を味わえ、大好物のいくらもてんこ盛りで、ほんと〜〜に!贅沢してしまいました(*^_^*)ヨ。
向こう側の小鉢は「つるつるわかめ」といってこの辺りの名物。ところてんが、細くわかめ風味になった感じでした。
ミニ白神 ハイキンググッズ
白神山地は暗門の滝ハイキング(弘前から入る)をしたかったのですが、降り続く雨で滝めぐりもどういうものか…?
と思い、ミニ白神ハイキングに切り替えました。

こちらは鰺ヶ沢から入るコースです。入山料、入山料300を払い、入山許可証をもらい、長靴に履き替え、
うちわを持って散策開始です。  降り続いた雨で、道がぬかるみ、うちわはブヨ避けでした。
散策コースは一時間前後位の遊歩道が付けられ、ブナ以外にも多種多様な広葉樹の森。
遊歩道が整備されていますが、原生林の趣きを体感できる気が満ちたいい所でした。

ここは白神山地のほんの入口…。立ち入り禁止地区の白神山地はどんな森が広がっているんだろう?と、
とっても興味がわきました。それと、五能線沿線にいくつかの登山口のある白神岳にも登ってみたくなりました。
午後になって天気はすっかり回復・・・

ドライブ中、常に岩木山が
見えるようになりました。

津軽平野のどこららでも見上げられる
岩木山はやはり郷土の富士山的な
存在なんでしょう。

ロ−プ−ウェイを使って30分で
頂上に立てるけど、この雄大さに
敬意を称し、いつの日か麓の岩木神社から
一日かけてゆっくり
登ってみたいと思いました。
岩木山                         
五所川原、立佞武多の館
まだ少し時間があったので、五所川原に向かいました。お目当ての立佞武多の館で、五所川原立佞武多を見るためです。
まだ新しい高さのある建物でした。展示室の扉を開けると…

「まああぁぁ〜(@_@;)びっくり!」、
建物四階分に相当する、ど迫力の立佞武多(たちねぷた)でした。

五所川原立佞武多(ごしょがわらたちねぷた) 「青森のねぶた」と「弘前ねぷた」と並ぶ青森三大佞武多の一つで、
高さが最大で20mを超える山車の壮大な運行が魅力です。

その一角をなす五所川原市のねぷたは、現在「たちねぷた」と呼ばれています。
この巨大ねぷたが、五所川原の記録に登場するのは、明治40年頃で、この頃のねぷたの題材は、
中国の三国志や日本の歌舞伎などの歴史上の人物が多かったようです。

 しかし、大正時代になり電気が普及し、ねぷたは小型化の一途をたどり、戦後の大火で街が全焼したことにより、
設計図や写真が消失し、巨大ねぷたは姿を消しました。

 1993年に当時の設計図と写真が発見され、翌1994年に 高さ7mのねぷたが復元され、
その後1996年に「たちねぷた復元の会」が結成され、1998年、80年ぶりに「五所川原たちねぷた」が復活をなしとげました
平成22年度製作   「又 鬼』 またぎ
あと数日すれば、この五所川原立佞武多の館からこれらの3台が、五所川原のメイン通りへと曳かれ、
一年で一番華やかな祭りがやってきます 。五所川原立佞武多は毎年1台新作が登場します。
この大型立佞武多は毎年3台が運行される形態となり、一台は3年運行するわけです。
平成22年度製作   「又 鬼』 またぎ   
  
「感謝」
青森県・秋田県が誇る世界遺産「白神山地」。その自然を、愛し守ってきたのが又鬼またぎである。
熊でも山菜でも、とるのでなはなくその恵みを「授かる」「与えてもらう」。 だから、全部もらって根絶やしにはしない。
それは又鬼が自らに掟を課し、山の神への畏敬とともに大自然への感謝の念を持ち、共に生きた証なのである。
平成21年度製作 「夢幻破邪」 平成20年度製作 「不撓不屈」
五所川原から弘前へは
車で30分ほどでした。

弘前に戻り、駅に近づいた頃、今度は
弘前ねぷたも見ることができました。

町内のねぷたらしく、ちょうど
神事をしていたのです。

青森県の代表的な ねぷた を三ヶ所も
見ることができて、ラッキ−でした。

そでぞれ趣の違ったすばらしいもの
でした。


夜8時ちょっと前、レンタカーを
返却して、今晩も弘前駅近くの
ビジネスに宿をとりました。

       
     弘前ねぷた→
7月31日(土) 八幡平トレッキング きっぷ未使用 高速バス 定期バス
弘前駅前 6:57発 ヨ−デル号JR→盛岡駅西口 9:10着 2930円 
盛岡駅前東口B 発 9:47 八幡平行き定期バス→八幡平頂上着 12:10(3時間ハイキング)
14:40発 茶臼山登山口(バス往復2500円位)→盛岡駅16:35着
18:15発 盛岡駅→19:48着 一ノ関 (1620円) 一ノ関泊
翌日も前線が停滞して雨っぽい予報。
まずは高速バスで盛岡に向かいます。

弘前バスターミナルを6:55発の 
高速バス、ヨ−デル号に乗って
盛岡駅に向かいます。

この区間を青春18きっぷで行こうと
すると、連絡が悪く、本数も少なく、
一部JR以外も使うために、
今日も青春18きっぷを使いません。
盛岡には約2時間後、 9時10分に着きました。 八幡平へは、今来た道を少し戻っていくかたちになるけど、
この方法しか行き方が見当たらなかったのです。
八幡平に向かうバスも本数は少ないけれど、40分ほど待って路線バスに乗りました。
曇り予報に反して、小雨は止むこともなく降り続いていました。頂上ターミナルの標高まで来ると、霧で視界も悪くなってしまいました。
八幡平遊歩道 八幡平 頂上
テンションも引く、ハイキング開始…。「雨でもここに来れた事に感謝しなくちゃあ」と、石とコンクリートで整備された
傾斜のない遊歩道を少し歩くと・・・・・   あっという間い八幡平山頂に着いてしまいました。

天気が良く、景色が見れれば、大小の池が点在して、とっても気持ちのいい所です。
山頂付近や大沼周辺はクルマユリやニッコウキスゲなどが霧の中に浮かび上がって見えました。
池塘が点在する木道をしばらく歩きましたが、また晴れた日や紅葉の頃に訪れてみたいと思う とってもいいところでした。

また反対方向の茶臼岳登山口から登れば、八幡平を越えて、温泉場に下山できるルートなどもあり、
こんなスローな山旅もいいものだと思いました。
広大な湿原が終わり、多少アッブダウンがある道になりました。
観光客が散策するハイキングコースが終わると、登山道らしい道になってきました。

ここからは茶臼岳まで行く(全行程3時間コース)を歩くことにしました。
登山道は川の流れの中に・・・ 茶臼山荘
このあたりから同じバスに乗って、少し手前の茶臼岳登山口で降りました3人と、次々すれ違いました。
口々に、『これから先、道は川になっているよ〜』 と・・・m(__)m。

木道が終わると、案の定…悲惨な状態で…(@_@;)。 登山道はまるで、川の流れのようになっていました。
茶臼岳へは登りになるので、汗だくになりながら、川の流れの中に出ている石の上に飛び移りながら
無心に登っていきました。まるで沢登りをしているようでした。

結局・・・楽々楽勝ハイキングのつもりが、全体の1/3が平和な木道歩き、1/3が悲惨な渡渉ということでした。
山を甘くみてはいけませんね(@_@;)。
盛岡冷麺と銀河高原ビ−ル   
盛岡駅に戻り、やはり名物を食べなければと、駅中のお店に入りました。
岩手・盛岡といったら銀河高原ビールと盛岡冷麺でしょ!
冷麺のス−プはダシが利いてコクがあって、今まで食べた冷麺の中でも絶品でした。このス−プにキムチを入れて食べるとのこと。

盛岡は明日から始まる「盛岡さんさ踊り」の前夜祭で盛り上がりつつありました。
盛岡駅から電車で1時間半かけて一関へ・・・。ここで最後の一泊となりました。
8月1日(日) 青春18きっぷ 2300円
7:25発 一ノ関→平泉 ・・・7:32平泉着  〜中尊寺周辺観光〜
9:27平泉発―(東北本線)− 一ノ関―(東北本線)―小牛田―(東北本線)―仙台―(ラビット)−福島―(東北本線)
―黒磯―宇都宮―大宮―国府津―熱海―静岡―起点 22:08着 (なんと!乗り換え10回位!!)
一関から平泉までは電車で7〜8分です。 旅の最後は平泉の中尊寺に行く時間を作りました。

平泉の駅でどの道を歩こうかと地元のおばあちゃんに道を尋ねると・・・『右側の旧道を歩きなさい(*^_^*)』と・・・。
旧道は昔ながらの趣が残る風情のある町並みが続いていて、旧跡も点在していました。
次に会ったおばちゃんが 『高館 義経堂に寄っていきなさい(*^_^*)!』 と声をかけてくれたので、そこにも寄り道・・・
松尾芭蕉が「奥の細道」で、『夏草や つわもの(兵)どもが 夢の跡・・・』 と詠んだのはこの地だということでした。
中尊寺  本堂                         中尊寺 金色堂
   中尊寺公式HP

道草しながらやっと中尊寺にやってきました。奥州藤原氏の栄華を偲ぶ金色堂を見ることが旅の最後の目的でした。
義経や弁慶が藤原氏を頼って訪れたこの地は、深い緑の森の中に時間を止めて佇んでいました。

中尊寺から平泉駅に戻り、9時27分の東北本線に乗って、長い長い帰途の青春18きっぷの電車旅が始まります
11:24 仙台駅 駅弁 塩竈藻塩弁当
2回乗り換えて、仙台駅に着いたのが2時間後です。
少し時間があったので、お土産やご当地駅弁などを買い求め、空いていた車内での〜んびり食べたりして・・・。


乗り換え案内ジョルダンのプリントアウトした乗り換え表をチェックしながら、その後も何度も乗り換えたのでした。
平泉から起点までは661km。JR普通運賃は9560円。乗車時間は10時間41分です。
青春18きっぷは1日2300円だから、安い!。
(ちなみに新幹線利用だと4時間で18000円ほどですが・・・)
体力と時間さえあれば、夢が叶うきっぷだと思いま〜す。 (^_-)-☆

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