湖東三山と永源寺 なばなの里ウンタ−イルミネ−ション
2012年 11月 21日
平日の紅葉企画・・・ 今が見ごろの紅葉を求めて湖東三山へGO〜!
計画プランをロバさん、ポニ−さんにメ−ルしたら、『な〜んだ湖西か・・・しょぼいな〜。』(←近すぎるという意味)だって!
湖が付くと浜名湖の湖西
湖西の山?を連想するようです。静岡県ではありませんよ〜。滋賀県まで遠出しま〜す。
湖東三山 ☆その1☆  西明寺(さいみょうじ)
湖東三山 ☆その1☆  西明寺(さいみょうじ)    8:50
朝はまだ暗い5時半前に出発。新東名〜東名と、ずっと高速道路を走り、彦根インタ−で下車しました。
観光バスツア−でも大人気のこのエリア。混雑具合も見当がつかないので、早出しましたが、最初の西明寺では、
まだ観光バスが2台ほど。ツア−客と重ならなければ静かなお寺めぐりができました。
境内には紅葉と同時に楽しむことができる天然記念物の不断桜がありましたが、ほぼ花は終わりです。でも紅葉は素晴らしい。

山門をくぐると、長い石段が続いていました。 湖東三山と呼ばれるお寺だから、どれも小高い場所にあるようです。
参道脇には苔むした庭に色とりどりのカエデの紅葉のグラデ−ションが美しく、『あぁ〜いいねぇ〜。』

仁王門          9:10          三重塔(国宝)
西明寺(さいみょうじ)承和元年(834年)に創建された天台宗の寺で湖東三山の一つ。本山は比叡山延暦寺。
平安時代、仁明天皇の勅願により三修上人が開山したと伝えられます。
階段を登り仁王門をくぐると三重塔がありました。三重塔は、総桧の優美な姿の塔といわれ、
本堂と同じく釘を一本も使わない鎌倉時代の純和風建築で、国宝に指定されています。
    9:15  本堂(国宝)
本堂も、鎌倉時代初期に建立された建造物で、釘を一本も使わない純和風建築です。
広い堂内に入り、ご本尊の薬師如来様や日光・月光菩薩様、十二神将様を拝ませていだだきました。
帰る頃になると、だんだん観光客の数が多くなってきました。  車に乗って次のお寺までは、2〜3kmほどです。
湖東三山 ☆その2☆ 金剛輪寺
次に向かったのは、金剛輪寺です。

湖東三山の一つで、奈良時代に聖武天皇の勅願により行基が開山した天台宗の寺院です。

駐車場も広く、門前ではこんにゃくや
マツタケ(外国産)売っている屋台が出ています。


まずは黒門をくぐります。
9:50  湖東三山 ☆その2☆ 金剛輪寺
境内に入ると一直線に参道があり、紅葉がちょうど見ごろです。進んでいくと、道の両側には千体地蔵がお出迎え・・・。
よだれかけもまだ新しく、すべてに風車もお供えされていました。
10:10  仁王門             本堂
千体地蔵が並ぶ石段を登ると仁王門が迎えてくれます。なんと巨大なわらじが下げられていました。
どんな意味があるんだろう・・・?  七難即滅を願うものだそうです。 だからお賽銭がわらじに挟まってたいんですね。

本堂大悲閣は、鎌倉時代の和様建築の代表とされる楼門でしたが、江戸時代に二階部分が取り壊され現在の形になりました。

紅葉の美しい時期にあわせて、金剛輪寺の本堂で大黒天が特別公開されていました。
日本最古のもので、弘仁貞観時代の鎧をまとい、重要文化財に指定されています。
 本堂近くには紅葉と四季桜(?)がコラボレ−ション                名勝庭園         
池泉回遊式の庭園でも紅葉まっさかりでした。
だんだん人出の多くなった参道を下り、駐車場に戻りました。  車に乗って次のお寺までは8〜10kmほどです。
湖東三山 ☆その3☆ 百済寺(ひゃくさいじ)
1:40    湖東三山 ☆その3☆ 百済寺(ひゃくさいじ)
 湖東三山の3つ目のお寺は百済寺です。今では‘くだら’とは読まずに‘ひゃくさい’と読むのですね。
押立山(771.8b)の山腹にあり、石垣がどっしりとした城郭の趣を見せている天台宗の寺院。
湖東三山の中で最も古く、建立時は「くだらじ」と呼ばれていました。
飛鳥時代、聖徳太子の発願により、百済国の梵閣龍雲寺を模して造られ、暦を日本に伝えた
観勒もこの寺にいたと伝えられています。

石段を登ると仁王門にはまたまた大わらじ!。
ここには 百寺巡礼の著者 五木寛之氏の願掛けの大草鞋と書いてあり、ここにもお賽銭がはさまっていましたよ。
階段状の参道はカ−ブしていて、本堂が迫ってくるように見えます。杉の古木と紅葉が凛とした雰囲気です。
この参道、戦国時代の宣教師ルイス・フロイスが「地上の天国一千坊」と絶賛したとか。

         本堂                                如意輪観音半跏思惟像  聖観音(百済寺HPより加工)
石段を登りきったとことにある本堂はこじんまりとしていました。
現在の本堂・仁王門・山門は、江戸時代前期のもで、すごく趣が感じられました。

平安時代に天台宗に改宗してからは「湖東の小叡山」と云われるまでになりましたが、度重なる大火や兵火によって
ほとんどが焼失してしまい、平安時代のものは現在の本尊などの主な仏像や経巻類が残るだけとなりました。
本尊の十一面観世音菩薩は「植木観音」と呼ばれる聖徳太子自作の仏像とのことですが、秘仏なのでお会いできません。
でも、本尊脇侍の如意輪観音像が特別公開されていました。双眼鏡があって、お姿をより近くで拝めるようになっていました。
天正元年(1573年)4月11日の信長の焼討ち時、ご本尊とともに火難を逃れた数少ない仏さまです。
優しく気品のあるお姿で何とも美しい。立ち去り難く、何度も何度も格子から拝ませていただきました。
喜見院の庭園
本堂を下りて、庭園に向かいました。 ここの紅葉も最高潮!。 
12:20   天下遠望の名園
庭園内の階段を登ると東近江の景色が一望!。近江の歴史舞台である湖東平野と比叡・比良を一望できる展望地がありました。
「天下遠望之図」があり、琵琶湖も見えるんだ〜。遠くの高い山が比叡山なんですね〜。
織田信長の安土城はこの地で構想され、石垣や石仏が運び出されたそうです。
湖東三山の紅葉を満喫して、最後の紅葉スポットは永源寺です。
観光バスツァ−ではこの4箇所が定番らしいので、私達もそれに従いました(^。^)y-.。o○。  
このあたりって食事できる場所がないので、途中にある道の駅に入ってみましたが、駐車場はほぼ満車状態。
観光バスもいっぱい。店内もどこも混んでいて、結局地元の農産物を買っただけで、ちゃんとした昼食はおあずけです。
車の中で あり合わせの物を食べて、永源寺に向かいました。
☆その4☆  東近江の奥座敷 永源寺
13:35     永源寺              十六羅漢                 総門                 
駐車場(ここだけ有料500円)に車を置き、愛知川(音無川)にかかる橋(旦度橋)を渡ると永源寺があります。
土産物屋さんには赤茶色の近江こんにゃくと、普通のこんにゃくが 両方売られていました。
ここの人出が今日一番でしたね。 時間的にも一番混む頃なのでしょう。
参道を登っていくと、十六羅漢がむかえてくれます。この石段の道は羅漢坂、登りきると小さな総門の屋根は
紅葉で覆われています。青空に映えるカエデのグラデ−ション。総門の先も紅葉・紅葉!
13:50    山門(楼門)                 方丈(本堂)
すごいすごい、立派な山門(楼門)です。  山門をくぐると鮮やかな紅葉に彩られた庭。ライトアップもされるようです。
左側には立派な葦葺大屋根がひときは目を引く、方丈(本堂)がありました。
            法堂通路の紅葉                      敷き紅葉          
鈴鹿山系のふもと愛知川渓谷にたたずむ臨済宗永源寺派の大本山。1361年に創建され、寂空元光禅師により、開山された。方丈は、草葺としては全国でも屈指の大きさの屋根を持ち、その下には本尊「世継ぎ観音」を奉安する。渓谷の両岸や参道一帯には、モミジやカエデが多く、紅葉の名所として名高い。
永源寺境内の紅葉
湖東三山、永源寺と4つのお寺の紅葉をバッチリ堪能。今年一番のモミジだったね〜(*^。^*)。
今の時間は午後2時30分。帰りは国道421号線をひたすら東進して桑名方面に向かいました。伊勢湾岸道に入るわけですが、
それなら『なばなの里』にも寄り道しましょう。 ということになって、長島温泉から 「なばなの里」に向かいました。
☆その5☆  なばなの里  ウインタ−イルミネ−ション 
  17:00         なばなの里 ウインタ−イルミネ−ション 17:45
『なばなの里』隣接の「花市場」に一番近い駐車場に車を置き、まずはお花のお買い物!。新鮮で格安、目玉商品もあって、
それぞれお気に入りの鉢植えなどを買い求めました。 そして夕方5時前に、『なばなの里』に向かいました。
入場料は2000円で、1000円分の利用券が付いています。まずはイタリアンレストランに入って、やっと満足な食事に
ありつけました(*^。^*)。  お腹もいっぱいになって、外も真っ暗になって、イルミネ−ションがキラキラ輝いています。
平日なのに、何でこんなに人が多いの???。

休日はどうなることやら・・・

水辺のイルミネ−ションの周りを歩いて光の回廊にやってきました。

ここはいつもと同じ

トンネルを抜けると・・・
さて今年はどんな世界が
広がっているのでしょう!


光の回廊
18:00
 
今回のテーマは「大自然」が舞台。
注目は日常の美しい景色や想像を超える絶景まで、大自然が織り成す様々な情景の移ろいを演出。美しい幻想的な日の出、希望あふれる虹、静寂な星空、天空に舞う神秘のオーロラなど、雄大な大自然の情景を、今回も「スケール感ある感動と驚きのイルミネーション」で展開致します。

今年のテーマ「大自然」は、私たちの日常の美しい景色の移ろいや、雄大かつ壮麗な大自然の神秘的な情景をイルミネーションで表現し、たくさんの方々にこのイルミネーションをご覧いただくことで、私たち人間も大自然の一部であり、大自然の恩恵を忘れず「夢」あふれる希望に満ちあふれた美しい自然が、未来へいつまでも引き継がれていくことを願うものです。

1:夜明け(日の出)
2:豊かな花々と蝶
3:稲妻の閃光
4:恵みの雨
 5:美しい「希望の虹」
6:雄大な海(クジラとイルカ)
7:真っ赤な夕焼け(日の入り)
8:月・流れ星・ほうき星
9:神秘のオーロラ
毎年テ−マが変わるので、いつも楽しみにしています。
正面の特等席に陣取り、2回分を音と光で楽しみました。
2階の展望台からも全体の風景をもう一度見て、帰りのトンネルはピンク色。
河津桜をイメ−ジした濃いピンク色のトンネルを抜けて、
最後のハイライトは紅葉のライトアップでした。
鏡池の紅葉は人だかり!。絶景でしたが、残念・・・写真はピンボケ!

帰りは湾岸長島から高速走行、2時間かけて夜9時に帰れました。
見所満載だったけど、9時なら『ちょっと駅前の居酒屋で反省会でも』とレッツGoo〜。 
でも・・・ちょっとだけで終わらないのが、私たちの取り柄でした(^^♪
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