~東北の紅葉紀行~   奥入瀬渓流・五能線沿線・栗駒山
 2013年10月10日~10月14日
夕方自宅を出て東京へ~。東京駅から夜9時30分発の夜行バスに乗って、再びの青森へと向かいました。
 JRは秋の鉄道の日というのがあって、その頃に お得なきっぷが発売されます。旅の後半の3日間は、
この『秋の乗り放題パス』を使い、今まで縁が無かった北東北の紅葉を求めてレッツ・Goo!。
天気が日ごとに変わり、快晴だったり雨だったり・・・。一部計画の変更をしながら、こんなプチ旅を楽しみました。(^_-)-☆
 
 10月10日 奥入瀬渓流滝めぐり ・ 八甲田・十和田ゴ-ルドライン ・ 青森市内泊
  10月11日 五能線に乗って・・・五所川原観光  津軽鉄道に乗って金木観光 ウェスパ椿山泊
  10月12日 世界遺産白神山地・十二湖ハイキングと五能線に乗って・・・
 10月13日 栗駒山登山 いわかがみ平→栗駒山→須川温泉(下山)  鳴子温泉泊
 10月14日 鳴子温泉と、秋の乗り放題パスを使って帰途の旅~
    ★ 東北の移動地図を作ってみました。
 
 
 10月10日  奥入瀬渓流滝めぐり ・ 八甲田・十和田ゴ-ルドライン ・ 青森市内泊
 
7:12 八戸から八戸線に乗って、陸奥湊の朝市へ~   9:00 八戸駅まで十和田湖行きのバスに乗る
 今回乗った夜行バス(シリウス1号)は3列シ-トでトイレ付の車両なので、SAでの運転手交代と休憩の他は、
乗客は外に出るということは、ありませんでした。起こされないって有り難いですね。八戸には朝の6時半過ぎに到着。
ここから出ている十和田湖行きのバスの発車時刻は9時だから、まだいっぱい時間があります。
だから、八戸線に乗って朝市で活気がある陸奥湊駅まで行ってみることにしました!。

ばあちゃんがお惣菜などを売っていたり、沿道ではサバやヒラメや鮭やらの、獲れたての海の幸がいっぱい棚積みです。
食堂に入って海鮮の朝ご飯を頼んだ直後・・・小さな地震がありまして・・・(_´Д`)~~
ヤバっ!八戸駅に戻る電車が遅れたら、今日1日のスケジュールが台無しになってしまうヨ…(T_T)
朝ご飯は すぐにキャンセルして、一本早い電車に乗って八戸駅に戻りました。
海の幸朝ご飯にありつけなかった私は、八戸駅近くの売店で パンなどを買って、奥入瀬行きのバスを待ちました。
 
 10:40 焼山バス停で下車     10:48 奥入瀬渓谷の遊歩道に入る   11:05 奥入瀬の流れ
 今日の観光は奥入瀬渓谷を歩くこと!。紅葉にはまだまだ早い時期ですが、歩いてみたいと思っていたところです。
ずっと昔、二十歳の頃の11月初旬に訪れて、その時は紅葉も最盛期で奥入瀬の渓流の白さに大感動したのでした。

 奥入瀬渓谷が始まる焼山のバス停でバスを降りて、ここから14kmの遊歩道を4~5時間かけてハイキング♪♪♪。
でもちょっと気になるのが明日の天気…。  明日は世界遺産の一つ、白神岳に登る予定なんです。

昨日から、ずっと山岳天気予報をチェックしているけど、明日は前線の通過で大雨と強風という最悪な予報!。
最新の予報でも、事態が好転する余地も無さそうなので、登山は諦め、津軽観光にしようと決めました。

 
 12:10   石ケ戸

したがって、今晩は白神岳登山口近くのBHに泊まる必要が無くなったわけで、奥入瀬渓谷を歩きながら、
今晩の予約の能代のビジネスホテルをキャンセル。 そして、青森駅近にビジネスホテルを取り直しました。
さあ、これで軌道修正完了!。  奥入瀬渓谷巡りに専念しましょう。

1時間半かかって石ケ戸 に来ました。今日は極上の秋晴れです!。 見所はここから多いので、観光客の姿も多くなりました。

 
  12:10  石ケ戸付近の渓谷
 あいにく紅葉はまだです。というか、東北はもっと寒いだろうと思ったのに、長袖のTシャツ一枚でも歩いていると暑いです!。
 
 12:30  阿修羅の流れ
 渓流は刻々と変化し、たくさんの表情を見せてくれます。
白く飛沫を上げて流れる奥入瀬は当時の思い出のまま…紅葉にはまだ早いけど、来れて良かった\(^O^)
 
 12:55 雲井の滝                     13:15  りんごと奥入瀬渓流

小さな滝もたくさんあって、見所スポットにもなっています。遊歩道はブナが多く、白い渓流と原生林に癒されます。 
先ほど乗った 八戸駅から十和田湖に出ているJRバス『おいらせ号』は焼山までの所要時間が1時間半ほど。
その途中には道の駅で休憩があり、そこでりんごを一個買いました。 さて、歩きながらビタミン補給です。

 
 13:55  九段の滝                               
 
 14:05  銚子大滝

銚子大滝が一番大きな滝です。これを過ぎると、だんだん十和田湖へと入ってゆきます。

 
 14:30  十和田湖へと続く水面
川の幅はぐっと広くなり、水門の手前の水面を見ると、深いけどその澄みきった透明感にビックリ!
青空は湖面に映りこんで、まるで絵画のような美しさです(^。^)y-.。o○
 
14:32   十和田湖『子の口』側    十和田湖遊覧船
 十和田湖の湖面を見ても、その透明感に「なんて美しい湖なんでしょう。」とため息がでてしまうほど。
ここは、十和田湖の『子ノ口』です。最初の計画ではここで十和田湖遊覧船に乗って『休屋』まで行き、
そこで秋田県側に向かう期間運行(16:20発)のバスで十和田南駅に向かうつもりでした。
 
14:40  十和田湖 『子の口 』側 
 が、計画変更に伴い、『休屋』までは行かずに、この『子の口』から青森駅方面に向かうバスに乗ることになりました。
バスセンタ-で乗車券を買って、時間まで湖畔を散策・・・。 実は最初の計画だと、きりたんほ発祥の地である大舘駅で
70分ほどの電車待ちの時間があったので、きりたんぽ鍋を食べようかなって楽しみにしていたのです。・・・残念。
 だからこの湖畔の売店で代わりに 焼ききりたんぽをゲット。お味は五平餅のようなものでしたね~。
 
 16:00 蔦温泉旅館前で途中休憩         16:15 山麓にはブナの原生林が広がる

バスの乗客は10数人ほど、ゆったりと出発です。実は、このバスに乗るのはちょっと楽しみ…!。
今回の紅葉は、白神岳と栗駒山がベストシーズンと見込んでいたから、奥入瀬渓谷の紅葉はまだというのは承知のこと。
でもここから近い八甲田山は今が紅葉の時期のはず。今から乗るバスはその八甲田山の山麓をバッチリ経由するんです。
バス代は2650円。青森駅までは2時間半のバスの旅に出発~!

歩いて来た奥入瀬渓谷を逆戻りして、バスは八甲田・十和田湖ゴ-ルドラインに入ってきました。
どんな紅葉が見られるかな~。 バスの乗車時間も長いので、蔦温泉旅館前でトイレ休憩。 バスのアナウンスでは、
ここの温泉は青森ヒバの浴槽の底床のすき間から、透明な温泉がこんこんと湧いていると説明がありました。
さて、再びバスに揺られてカ-ブの多い道になると、あたりは一面ブナの原生林が広がっています。
なんて美しい光景!。ブナの木って癒されるなぁ~(^。^)y-.。o○  この森が黄金色に染まるのも、もうすぐでしょう。

 
 16:20 猿倉温泉のバス停
道中には温泉場も点在し、農閑期になるとおじい、おばあが長期間滞在して 湯治をする湯治場は今も健在。
これもバスのアナウンスで聞いたこと。そんな湯治場あたりの紅葉が 最盛期です。
八甲田山の峰峰も青空にすっきりと映えわたっています。
こんな日に登ったら最高だったろうな~て思っちゃった(^_^)/~
 
 16:25  八甲田山と紅葉
 バスは一番標高の高い所を走っています。赤や黄色の紅葉が真っ盛り(*^。^*) 八甲田山の山々もすっきりと見えます。
 
 16:34 地獄沼              16:38 酸ケ湯温泉バス停
 少しずつ高度を下げ、地獄沼を通過します。八甲田山の眺めがいい所なので、バスは徐行してくれました。
次のバス停は酸ケ湯温泉。   一度は泊まってみたい宿です。
 
 19:00  アウガ新鮮市場 地下 『りんご箱』    海鮮丼とせんべい汁          津軽三味線のライブ
  さて、暗くなって青森駅に到着しました。当日予約できたBHはねぶたの運行する大通りでした。
前回ここを歩いたのは今年の8月のねぶた祭りの時・・・また来ちゃいましたネ。
チェックインしてから、晩ご飯を食べに駅方面に向かいました。
アウガ新鮮市場の地下 『りんご箱』は、さっき歩いていて、ここに入ろうと決めたお店です。
夜七時から津軽三味線の演奏があるということも魅力でした。
せっかくはるばると旅をしているんだから、その土地の味と文化に触れたいって、いつも思うのです。

まずは生ビ-ル♪ 料理を頼むとライブが始まりました。 朝、八戸で海の幸を食べ損なったので、トーゼン海鮮丼♪♪。
ザ・青森の王道はこれ!・・・マグロとホタテとイカが輝いています。こりやぁ~間違いなく美味しいわけ!
八戸で見た 『せんべい汁』 用の、白くてまぁるいせんべいが ずっと気になっていたので、せんべい汁もオ-ダ-。
でっかいどんぶりでやってきたせんべい汁は初めて食すモノ!。 まずはスープをひと口…!!これが絶品!。
きりたんぽのスープの味でした。具材はマイタケやごぼうと、きりたんぽ鍋と同じふう。 地鶏の美味しさも噛むほどに
幸せになれちゃいます。お醤油ベースの味で、それらの旨味がすべて合わさって、せんべいにそのおダシがいっぱい
染み込んでいるのです。    ホント!まいう~~~でした。
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 10月11日  五能線に乗って五所川原観光・ 津軽鉄道に乗って金木観光・ ウェスパ椿山泊
 
 8:23 青森駅発 リゾ-トしらかみ2号(秋田行)で 五所川原へ~       贅沢にもボックス席を独り占め!

五能線の発車時刻は8時23分。 朝食が評判のBHだったので、朝からお腹いっぱい美味しくいただきました。
青森市内の雨は小降りですが、白神岳は雨風共に強い予報。計画を変更したことはきっと正しかったんだと解釈して、
青森駅へと向かいました。五所川原で立佞武多の館を見たかったし、時間があるので金木まで足を延ばせそうです。

五能線は超ローカル路線なので、普通電車よりはリゾートしらかみを使うのがベスト。今日は平日だから利用者も少ないはず。
みどりの窓口で日本海側の窓際の席A席をお願いすると、今から乗る電車はボックスシートを取ってくれました。
リゾートしらがみは普通乗車券に、別途指定席券が1回510円かかりますが、
こんなゴージャスな電車旅が出来るだもん! 超~ハイテンションです。

 
 車窓からは、りんご畑・岩木山・田園風景
五能線沿線のガイドブックをもらい、予備知識をゲット。
リゾ-トしらかみの乗車証明書を見せると、沿線の施設で入場料など割引料金で入ることができます。
 車窓いっぱいに広がる田園や、真っ赤く実ったりんごの木を見ていたら五所川原駅に着きました。
乗り継ぎが良かったので、ここからすぐに津軽鉄道に乗って金木へと向かうことにしました。
 
 津軽鉄道・津軽五所川原駅     9:45 津軽鉄道に乗って・・・       10:05 金木駅着
 JRのホ-ムから津軽鉄道にそのまま乗れるようになっていて、乗車券は電車の中で買えました。
オレンジ色の年期の入った電車の前面は 『走れメロス』 と掲げられていました(*^。^*)。
行きは2両編成で、後部車両には幼稚園児の貸切車両になっていました。 いかにもロ-カル色いっぱいの車両ですが
津軽半島観光アテンダントが乗っていて、楽しくアナウンスしてくれてました。
観光客には下車駅に応じて手作りの観光マップを手渡し、観光のアドバイスもしてくれて、これはうれしい!。

津軽半島の内陸部を全長21km、40分弱で走っている津軽鉄道はどう考えても黒字路線だとは思えません。
今はすずむし電車として、車両の棚にすずむしの飼育箱があったり、観光ガイドさんが乗車していたりと、
手作りのあたたかさを感じられる、観光客のおもてなしを大切にした ほのぼのとしたロ-カル電車でした。
 
 10:15 太宰治疎開の家      10:17  斜陽館に向かう     
津軽鉄道の車内でもらった金木観光mapを持って、太宰の故郷を散策しましょう。 
 
10:20  太宰治記念館 『斜陽館』
金木駅から10分弱で、 太宰治記念館 『斜陽館』に着きました。見るからに超デカい家です。
明治の大地主、津島源右衛門(太宰治の父)の手で建設された入母屋作りのこの建物は、明治40年、米蔵にいたるまで
日本三大美林のヒバを使い、階下11室278坪、2階8室116坪.。宅地は約680坪という豪邸です。
戦後になって津島家が手放し、昭和25年から旅館「斜陽館」として、全国から多くのファンが訪れていましたが、、
平成8年3月に旧金木町が買い取り、太宰治記念館となっています。
 
  『斜陽館』の内部      Wéb太宰ミュ-ジアム
 一階部分を見ても大きなお屋敷だし、細部にも意匠をこらしていてため息が出ます。
そして階段を登って長~廊下や洋間もあって、すごい\(◎o◎)/!  。

最後に入った1階の奥にある『蔵』は、太宰治の展示室になっていて、初版本、原稿、川端康成、兄文治への書簡など
約600点の資料が展示されていました。
太宰を読んでいたのはずいぶん昔のこと。太宰の年譜を見ていて、39歳で玉川上水で入水しましたが、
その前に3回も自殺未遂をおこしていたんですね。 
当時の文学者というのは、まだ若いうちに自らの命を絶つというのが美学だったのか・・・生きることが苦悩だったのか・・。 
この展示室はゆっくり時間をかけて見学したいと思ったけど、お隣の会館で11時から津軽三味線の演奏が始まるので、
いったん退館し、後で再びゆっくりと見ることにしました。
 
 10:55 津軽三味線会館                11:00 津軽三味線の演奏が始まる
斜陽館の道を隔てた反対側にあるのが 津軽三味線会館です。ここ金木が津軽三味線発祥の地とのことです。
ここでは1日に3~4回津軽三味線の演奏が行われます。 今日の演奏者はまんじ流家元の工藤満次さん。
地元のテレビ局ではちょいちょい出演されていて、海外公演もされているとか。津軽弁は観光客には意味不明なので、
わりと標準語に近い言葉でお話ししてくれました。 津軽の三大民謡が「じょんがら節」「おはら節」「よされ節」で、
「あいや節」「三下り」を加えて五大民謡として、広く親しまれています。

代表的な民謡やオリジナルなものまで、約30分の演奏やお話しで、津軽三味線をもっと知ることができました。
 同じ会場ではスライド上映もあり、津軽三味線の歴史や、津軽地方のお祭りや風景まで、津軽を知ることができました。
それにしても、津軽三味線の特徴として、バチを強く掻き鳴らしたあの力強い音色って、第1線が太いからだってこと、
初めて知りました(@^^)/~~~。   たくさんの発見をした金木の旅でした。
 
 12:50  金木駅から津軽鉄道に乗る   駅の食堂で買った『若生(わかおい)おにぎり』      すずむし電車
 電車に乗る時間まで、再び斜陽館で過ごし、金木駅に戻りました。1階の売店でおにぎり用の昆布を見て、
どんな風に使うんだろう?。  2階の食堂のメニュ-に そのおにぎりがあったので、作ってもらいました。
「若生(わかおい)昆布」は1年目の春に収穫した、薄くてやわらかい昆布で、、津軽ならではの食べ方なのが、
広げた若生昆布でご飯を包み込む「若生おにぎり」です。太宰も夜食によく作ってもらっていたそうです。
ほっかほかの『若生おにぎり』を持って電車を待つと、バスツア-のバッチを付けた観光客が一斉に下車して、
電車は空き空きになりました。この電車に乗ることもツア-なのですね~。

乗車していたのは行きに一緒だった観光アテンダントさん。この『若生(わかおい)おにぎり』を見てバナナ型だねって。
他にはトンネルの型をしたものがあるのだそうです。磯の香りと、潮のほのかなしょっぱさが楽しめるおにぎりでした。
この電車はすずむし電車で、天井や壁にすずむしの飾り物がいっぱい。
棚にはすずむしの飼育箱もあって、津軽鉄道のロ-カル電車ならではの おもてなしを感じました。
 
 13:20 五所川原駅から『立佞武多の館』に向かう       平成25年作成 第16代 立佞武多
 五所川原駅に着くと小雨模様。歩いて5分ほどのところにある、『立佞武多の館』に向かいました。
前回来たのが2010年の7月だから、大型立佞武多の3台はすべて入れ替わり、初めて見るものばかりです。

先ほどの電車の中で観光アテンダントさんに『立佞武多の館』に行くと話したら、興味深い話がいっぱい聞けました。
前回初めて五所川原の立佞武多を見て、圧倒的な感銘をうけたのが「又鬼 またぎ」だったと話したら、
「又鬼 またぎ」はファンが多かったんだって。しかし残念・・・3年の任期を終え今年解体されたとのこと。

でもその作者の立佞武多が今年登場しているよって。製作者はまだ若くて、新作の『陰陽 梵珠北斗星』の特徴を
解かりやすく説明してくれてました。 その予備知識を持って『立佞武多の館』に行くのが楽しみ~~~(^。^)y-.。o○。 
金木の斜陽館・津軽三味線会館同様、ここでもリゾ-トしらかみの特典で割引料金で入場できました。
 
 平成25年作成 第16代 立佞武多
まずは、4階まで上がるとすぐに、津軽の自然や、佞武多まつりのスライドショ-が始まり、
ここでは一年前の佞武多まつりの模様が放映されていて、映像の中で 「又鬼 またぎ」と対面できました。
ビルの4階部分が立佞武多の上部なのだから、ホントに巨大なんですよね~。3台の立佞武多の周りを、
スロ-プ状になった廊下で 下りながら角度を変えて至近距離で見られるから、圧巻です。
こちらが、今年初登場の『陰陽 梵珠北斗星』。「又鬼 またぎ」と同じ製作者である斉藤忠大さんの新作です。

題材も青森ねぶた、弘前ねぶたとは違って武者ものでは無いので、デザインの自由はかなりありますが、
制作責任者となる佞武多師の方々はテーマをどうするかがとっても重要だそうです。 
 平成25年新作立佞武多
「陰陽 梵珠北斗星」(おんみょう ぼんじゅほくとせい)
製作者 齊藤忠大



◆◆◆==
 
五所川原にある梵珠山は、希代の陰陽師安倍晴明が一角に法乗寺という寺を建立したという伝説が残る神秘の山。
山に点在する神社仏閣跡などが北斗七星の配列になっており「梵珠北斗星」と呼ばれ近年パワースポットとして着目されている。
 この安倍晴明と梵珠山をモチーフにした今年の大型立佞武多は、地域の宝に注目し魅力ある五所川原を配信するとともに、
この立佞武多を動くパワースポットとしご覧になる皆さんに元気を与えたいという想いを込めて製作された。 

◆◆◆== 
 
 平成22年作成 第13代 立佞武多(今年平成25年に解体されました)
3年前の7月、青森のねぶたの里で見た青森ねぶたは、そのテ-マが中国の三国志や古典の武者ものでした。
五所川原の立佞武多もその系列が多い中、この「又鬼 またぎ」だけは、全く意匠が異なるもので、一目見て感動したのでした。

 
平成22年度製作   「又 鬼』 またぎ   
  「感謝」
青森県・秋田県が誇る世界遺産「白神山地」。その自然を、愛し守ってきたのが又鬼またぎである。
熊でも山菜でも、とるのでなはなくその恵みを「授かる」「与えてもらう」。 だから、全部もらって根絶やしにはしない。
それは又鬼が自らに掟を課し、山の神への畏敬とともに大自然への感謝の念を持ち、共に生きた証なのである。
 
 
 平成23年作成 第14代 立佞武多   義経伝説・龍馬渡海
平成23年作成 第14代 立佞武多   『義経伝説・龍馬渡海 』の題材となったのは、津軽半島最北端の竜飛岬近くにある『
義経寺』(ぎけいじ)というお寺に伝わる伝説。それは、「義経が津軽海峡を無事に渡れるように観音様に祈ったところ、三頭の
龍馬が与えられた」というもので、この伝説が立佞武多となって蘇りました。

 
 平成24年作成 第15代 立佞武多 『復興祈願 鹿嶋大明神と地震鯰』

 東日本大震災からの復興を願い、被災者の皆さんに勇気を与えたい思いで取り組んだ制作者の福士裕朗さん。

古(いにしえ)より、日本列島の地下には、大鯰(おおなまず)が潜んでおり、この鯰が暴れることにより地震が起こるものとされ
ていた。平安時代の戯(ぎ)れ歌に、「揺(ゆ)るぐとも よもや抜(ぬ)けじの要石(かなめいし) 鹿島の神のあらん限りは」とある。
常陸(茨城県)の鹿島神宮に祀(まつ)られる「鹿島大明神(武(たけ)甕(みか)槌(づちの)神(かみ))」は、神宮の奥の森に地震を
起こす鯰の頭を抑える「要石」があることから、昔から地震抑えの神として、厚い信仰を集めている。
決して忘れることのできない平成二十三年三月十一日の「東日本大震災」は、歴史の中でも語り継がれる未曾有の大災害と
なりました。
多くの尊い犠牲を出した今回の震災により、人類の文明がいかに発達しようとも自然の脅威の前には無力であることを思い
知らされました。
この立佞武多は、地震抑えの神として信仰の厚い鹿島大明神が要石を以(もっ)て、今まさに鯰に見立てた遍(あまね)く災害
を抑え込む場面を表現したものである。


 
 15:15 五所川原からリゾ-トしらかみ4号『くまげら』に乗って  今晩の温泉宿に~       ほたて蒲鉾絶品
 立佞武多の館には1時間半近く居ました。いつまででも見ていたい、見ていられると思えるほど、五所川原の立佞武多は
素晴らしいものです。 さて、これからリゾ-トしらかみ4号『くまげら』に乗って今晩の温泉宿に向かいましょう。
車内は比較的空いていて、二人掛けシ-トに一人掛け。 海側のA席の指定を取って、1時間半の電車旅です。
 
 16:13  千畳敷
この区間の五能線はずっと日本海を見られます。あいにく曇り空ですが、夕日を見る絶景ポイントもいっぱいです。  
 
 16:34  リゾ-トしらかみの絶景ポイントが続きます
 美しい海岸線を走る時には車内アナウンスがあり、徐行運転をしてくれます。
 
 16:48  ウェスパ椿山駅下車     駅はリゾ-ト温泉・ウエスパ椿山の敷地の前です
 ウェスパ椿山の駅で下車しました。時折小雨が降っていましたが、外はずいぶん風が強いです。
最初の計画では、白神岳に登った後にここに泊まるつもりでした。ここから白神岳は近いのですが、白神岳は雲の中。
このあたりの天気は一日中風も強く、雨もけっこう降っていたというから、登山は中止して正解だったのかな。

さて、駅を出るとそこがウエスパ椿山です。ロビ-棟でチェックインして、すぐ裏側のコテ-ジに案内してくれました。
ヨーロッパ風2階建てコテージは平日なら1名様から利用可能!!。1ヶ月以上前に予約しました。
2階建てで2階も2ベットあるから、これをシングルユ-スなんて、かなり贅沢。(・・・っていうか広すぎる~。)
温泉棟は別にありますが、部屋のバスル-ムも天然温泉で、蛇口をひねると源泉かけ流しの温泉に入れました。 
でもまずは、大きな温泉で温まってから、食堂棟に向かいました。
今回利用したプランは ☆平日限定・ビジネスなのにリゾート気分!ビジネスパック2食付 というもの。
夕食は他のプランよりもエコノミ-ですが、充分なボリュ-ムで大満足。ごちそうさま~
 
 日本海を望む展望温泉 (海方面に見えるのが椿山)     芝生広場      7:00 レストラン棟で朝食    
 翌朝も曇りっぽい天気・・・おまけに風も強いです。 まずはお目覚のひと風呂から~
昨日は暗くてよく見えなかったけど、広い敷地は芝生広場になっていて、コテ-ジやレストランや売店や昆虫館などが
点在しています。展望風呂からは椿山と日本海が見渡せます。大きな窓ガラスは開放できますが、今朝は風が強すぎて
開けられないんだって。『鍋石温泉』といって泉質は塩辛く、ナトリウム塩化物強塩泉 (高張性中性高温泉)。とても温まります。
レストラン棟での朝食はバイキングで、深浦名物の『ふかうら雪人参』の生ジュ-スは 甘くて美味しくて、名物新発見!。
 ・・・ ペ-ジ先頭へ・・・
 ★ 東北の移動地図を作ってみました。 
 
 10月12日  世界遺産白神山地・十二湖ハイキングと五能線に乗って・・・
 
 
 8:53発 ウェスパ椿山~ 十二湖行のバスに乗って~、  9:30 終点の奥十二湖バス停で下車
 温泉にもたっぷりと入れたし、今日は明日の栗駒山登山に向けての移動日です。
予約してあったリゾ-トしらがみに乗る時間は11時30分ごろ。 ここは世界遺産白神山地のお膝元・・・
観光名所の十二湖散策にはぴったりな時間です。十二湖行きのバスはこのウェスパ椿山から乗ることができます。
8時53分のバスに乗り、35分ほどで終点の奥十二湖バス停に到着。 さあ十二湖のハイライトコ-スを歩きましょう。
 
 9:50 青池
 鶏頭場の池の横を通って、観光客が必ず見ていくのが青池です。ここは五能線のパンフレットに登場する池だし、
リゾ-トしらかみにも青池という車両があります。写真で見るよりは小さいのですが、何とも不思議な青いインク色です。
 
10:00  ブナ自然林
ここも観光の定番の 散策コ-ス、ブナの自然林です。ブナ林の美しさは白神山地の宝です。

十二湖のハイキングは今回で2度目です。最初は3年前の初夏。その時は岩木山に登る予定が雨で計画を変更して、
ここへ来ました。 そして、今日は白神岳に登る計画が雨で変更・・・。  いつもここは本命プランではないのです・・・
 
10:10   沸壺の池
  沸壺の池も青池同様、青いインク色です。こちらの方が青池よりもちょっと大きいです。
このあたりが紅葉すれば、一段と華やかさを増すでしょうね~(^。^)y-.。o○
 
 観光バスでやってくる観光客は青池周辺だけを歩きますが、一歩道路から中に入るとブナなどの原生林が広がっています。
散策マップを片手にそんな森の中を歩いてこそ、白神山地の大自然を体感できるのにね。池は十二湖ばかりでなく
すっごくいっぱいあり、散策路も整備されているから、一日かけて歩いても充分に楽しめるのではないかしら?
 
 10:55 王池前のバス停からバスに乗る
 とはいえ・・・私もそんなに時間はなく、しばらくブナ林を散策してから王池前のバス停でバスに乗り、
十二湖駅に向かいました。  約一時間半でしたが、白神山地の森と池を満喫したプチハイキングでした。
 
 11:23 リゾ-トしらかみ2号(秋田行)          JR秋の乗り放題パス 3日間で7500円 とリゾ-トしらかみ指定席券
 十二湖駅で秋田行きのリゾ-トしらかみ2号に乗ります。今日から3連休なので、 リゾ-トしらかみも混むのではと思い、
いい席(A席)は事前に指定券を買っておきました。そして、今日から使うJRのきっぷは、私の大好きなお得きっぷです。 
秋の鉄道の日の前後に発売される切符ですが、今年のは 『JR秋の乗り放題パス』 というもので連続3日間で7500円。
窓口で購入する時点で、利用期間が印字されます。
 
 海岸線を見ながら走る区間もいっぱい
 電車はこの先ずっと、五能線起点の能代あたりまで、日本海側の海岸線近くを走ります。
だからこの区間は海側の席に座りたいもの・・・。
ちなみに、リゾ-トしらかみには、このお得なきっぷに別途指定席券(510円)を買えば乗れるのです。
 
天井が青い星空風にライトアップ  車内販売でお弁当と缶ビ-ルを買って窓際ランチ(^_-)-☆   16:14 北上線はたったの1両
 リゾ-トしらかみは車内販売も充実。お弁当と缶ビ-ルを買って日本海を見ながら観光気分満喫です。
トンネルが多い区間を走っている時には天井が青い星空風にライトアップされていました。

秋田まで2時間の電車旅を楽しみ、次に乗る奥羽本線の発車時刻までは1時間ほどありました。
秋田駅周辺では東北地方の物産展をやっていて、見てまわっただけですが、東北の美味いものめぐりができました。
ほんとは色々とお土産に買いたいな~と思うものもあったけど、私の旅スタイルは登山靴まで入った30Lザック一つで
各地を移動するという・・・言わばバックパッカ-です。コインロッカ-も使えないし、ザックにお土産が入る余地もなし。

さて、次に乗る奥羽本線で横手に向かい、ここで乗り換えた北上線はたったの1両になってしまいました。
横手で再び乗り換えて(東北本線)約15分。暗くなって夕方(夜?)の6時、やっと水沢駅に着きました。
半日かけて移動して、今日は水沢駅近くの安~いビジネスホテルに泊まります。
JR十二湖駅から水沢駅までの移動距離は252kmほどで普通運賃は4620円。
JR秋の乗り放題パスなら1日あたり2500円だからお得だったでしょ!。
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 ★ 東北の移動地図を作ってみました。 
 
 10月13日  栗駒山登山  いわかがみ平→栗駒山→須川温泉(下山)  鳴子温泉泊
 
 
 8:30 石越駅前のバス停から いわかがみ平行きのバスに乗る    10:15 いわかがみ平
 今日は栗駒山に登る日です。周辺の天気は晴れ予報ですが、栗駒山山頂の予報は曇りや小雨・・・。
好天のもとで栗駒山の紅葉を楽しみたかったのですが、白神岳は雨で登れなかったから、多少天気が悪くても登るぞ~。
そのためにずっと登山靴も背負って旅を続けてるのですから( ^^) _U~~

水沢駅から、登山バスが出ている石越駅に向かいます。東北本線に乗ってまずは一ノ関まで(24分)、ここで乗り換えて
石越(20分)へと向かいました。平地は晴れていますが、栗駒山の周辺だけはやっぱり雲がかかっています。
今回は車での移動じゃないから、入山口と下山口を変えることができます。
だから宮城県側のくりこま高原の上部から、栗駒山を越えて岩手県側の須川温泉に下山することにしました。

須川温泉側のバスは毎日あるようですが、入山口のいわかがみ平に行くには不便で、紅葉の時期の週末の7日間だけ、
「栗駒山」紅葉号という登山バスが出ていました。バスは座席いっぱいに乗客を乗せて出発。
1時間40分、バスに揺られて いわかがみ平に到着しました。
山頂部分は暗雲の中、バスを降りたら風が強く寒いので、カッパの上下も着込み、テンション低めでスタ-トです。
 
 10:30  東栗駒コ-ス入口から入山
 いわかがみ平からの登山コ-スは2つあり、
★中央コ-スは初心者・ファミリ-向けで山頂手前まで石畳が敷かれていて1時間30分ほど登れちゃうみたいです。
★もう一つは東栗駒コ-スで、栗駒の四季を肌で感じられるコ-スとパンフレットに書いてあるから、
こちらのコ-スで登ることにしました。  山頂までのコ-スタイムは2時間です。
 
 10:40 東栗駒コ-スにはいった途端・・・登山道は溝状で水溜り        10:46 ずっとぬかるみ・・・
 東栗駒コ-スに入った途端・・・? 「何じゃこれ!(◎_◎;)」 登山道は溝状で水溜りだらけ!。
でも「最初のうちだけかなって?」足元の石を上を飛び越えながら、「紅葉もそれなりにいいじゃん。」って
足元と周りを見ながら登っていきました。 でもいつまで経っても悪路の連続・・・。
こんな道だと知ってたら最初からスパッツを着けたのに、雨具のズボンの裾が泥だらけになってからでは後の祭り(-_-;)
 
 11:05 行く手はガスの中・・・  紅葉はちらほら    11:22  新湯沢に入ってきた
 樹林も低くなり遠望が利くようになりましたが、行く手はガスの中・・・栗駒山の山頂ってどのあたりだろう?。
沢に出ました。その沢沿いに道が付いていました。
 
 11:27   新湯沢沿いを登り、渡渉して左岸側の登山道に入る
 その先で渡渉して左岸側の登山道に入るようになっていました。風に乗って温泉の硫黄のにおいがしてきます。
 
後日談ですが・・・な・な・なんと\(◎o◎)/!  ここでHP仲間のひらさんと遭遇していました 。  幻のツ-ショット
  ここでHP仲間のひらさん=ひらさんのhighトレッキングと遭遇していました 。 この写真はひらさんのHPから拝借!。
ひらさんはこの沢を下るとこ。私はここを登っています。この時はお互いまったく気付かずにすれ違っていたのですね。
まさか東北の地でお会いしてるとは・・・  
栗駒山の奇跡でした (^。^)y-.。o○。
 
 12:00 ガスに包まれた登山道          12:10  ササ原が続く緩やかな道
 ハイマツの道になると、傾斜が緩んできました。途端に風当たりが強くなりました。 小雨混じりで寒~い。
風が強いから時折よろけてしまいす。ガスの動きも早く、時折ガスの中から広々とした草原状の景色が見えました。
 
 12:25 草紅葉は強風に揺れる      12:35 階段状の道を登ると中央コ-スと合流     12:55 栗駒山
 草紅葉がずっと広がっています。夏だったらお花畑でにぎやかな場所かもしれません。
道すがらイワカガミの葉っぱをよく見たから、今度は初夏に登ってみたいな~。
整備されたばかりの階段状の道になり、やがて中央コ-スと合流しました。もうひと頑張りで栗駒山山頂に着きました~。
この通り五里霧中(◎_◎;)  風も強く寒いので、休憩もそこそこに歩き出すことにしました。
 
 13:20  天狗平
 見晴しが利かないから標識をしっかりと確認して、反対側の須川温泉の標識方面に下山を開始。
こちら側もすごい風・・・。一歩前へ出す足の着地がブレます((+_+))。 子供でも登れる栗駒山とはいえ、
この寒さと風の強さでは危険を感じるほどでした。 防寒対策をしていなかったり、足周りも軽装だったりというハイカ-も
多く見かけましたが、寒くないのかな~って心配になってしまいました。
山頂から超寒い思いをして15分下ったら、天狗平の分岐に出ました。
ここで須川温泉に道をとり、クマザサの道に入ったら、やっと強風から解放されて ひと心地・・・。
 
 13:30  道は水溜りの中        13:40  前方の視界が開けてきた
 しかし・・・あらあら!こちら側の道も水溜り状態です。ただただ下を向いて、水面から出ている石を拾いながら歩みを進めます。
 
 14:00  昭和湖が見える
 標高が下がるにつれて、下のほうが見えるようになりました。白濁した緑色の湖が見えてきました。
 
 14:05 昭和湖
 ここが昭和湖でしたか!。写真によく登場する景色です。イワカガミの群落もあるみたいで、初夏にまた来てみたいな~。
 
 14:15  紅葉もいい感じ  硫黄のにおいでいっぱい
 道は相変わらずぬかるみですが、広々とした景観です。雲っているけど周りは紅葉が始まっています。
晴れていれば紅葉も映えるのに残念。 振り返り、栗駒山山頂を見てみると、はやりすっぽりと黒雲に覆われていました。
 
 14:17 地獄谷                14:25 名残ヶ原
 ずっと硫黄のにおいがしますが、右側の濁った沢水は温泉なのかしら?  
地獄谷と書いてあります。   その先の名残ヶ原の紅葉もいい感じです。
 
 14:27   灌木帯に入ると歩き易くなる
 道は木道だったりと、ほとんど平らな道で、草紅葉にナナカマドの紅葉もいいですね~。
 
 14:30  木道が続く・・・               14:38  池塘も点在・・・
 こういう所って好きだな~。山頂はガスと強風だったけど、下山路では栗駒山ならではの紅葉を見られて良かった(^。^)y-.。o○
 
 14:43  須川温泉が見えてきた          ナナカマドの紅葉
ずっと温泉の硫黄のにおいがしていましたが、やっと須川温泉が見えてきました。 
 
 14:50  須川温泉の湯けむり               15:00  一ノ関行きのバスは超満員
 いかにも温泉っていう感じの源泉の横を下ると、道端で足湯をしている人もいっぱい。
広い駐車場は車もいっぱい、レストハウスやその周辺は人・人・人・・・!  みんなここで何しているの?。
みんな温泉目当て???。 バス停にはバス待ちの登山者や観光客で長蛇の列です。

汚れたカッパ類を仕舞って、行列の後に着きました。案の定、バスは通勤電車並みの混み様でした。
入口のステップ付近に辛うじて滑り込み、午後3時頃バスは発車しました。 
入口の窓ガラス横に外を向いて立っていたので、山麓の紅葉が良く見えて、それだけはラッキ-でした。
 
 16:45  一ノ関駅            17:10  一ノ関駅前の居酒屋で晩ごはん
 バスは1時間半ほどで一ノ関駅に到着しました。定刻にバスから降りれたら、一本早い電車に乗れたのに、
やはり下車に手間取って、結局一ノ関駅で1時間待ちぼうけです。

せっかく東北まで旅しているんだから、温泉にも泊まりたいよなぁ~、
でも3連休中だから温泉宿は混みそう。だから2ヶ月も前にネットで予約したんです。
ひとり旅だと温泉宿も素泊まりプランのほうが探しやすい。一ノ関駅から移動可能な鳴子温泉に宿がとれました。

もっとも栗駒山に登ってからバスや電車で移動するとなると、この後17時55分の電車に乗って、小牛田で乗り換えて
鳴子御殿湯駅に着くのは夜の8時になってしまうんです 。宿の夕食には間に合わないしね。
一ノ関駅での待ち時間で、居酒屋に入って晩御飯にしましょう。大好きなお刺身に、主食は生ビ-ルとおにぎりでした。
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 10月13日 鳴子温泉  10月14日 秋の乗り放題パスを使って帰途の旅~
 
 
 
10月13日 19:50 鳴子御殿湯駅に到着       20:00 鳴子温泉郷 旅館大沼で  内湯めぐり
 夜の8時、やっと鳴子御殿湯駅に着き、歩いて数分の今晩の宿に着きました。 
ロビ-は晩御飯の美味しそうな匂いが漂っています。 宿泊客はきっと美味しいご馳走を頂いた後でしょうね~。

部屋に落ち着き、早速宿の温泉巡りをいたしましょう。。
旅館大沼には2本の重曹泉があり、1本は【純重曹泉】で旅館大沼創業以来の自家源泉。
もう1本は【含食塩・芒硝重曹泉】です。

まずは混浴大浴場「薬師千人風呂」から~。8時から9時までが女性タイムだったので、まずはここからスタ-トです。
天子の壁画があり、大きな楕円形の湯船で泉質は【含食塩・芒硝重曹泉混合泉】で、
透明な温泉で塩分を含んでおり、そのコーティング効果で保温にすぐれているとのこと。

宿には7つの温泉があり、その内の5つは中から鍵をかけて貸切で入られます。周りに気兼ねなくゆっくりと
楽しめるのがいいですね~。一階の家族風呂や女性専用「天女風呂」は【純重曹泉】でこれがすばらしい泉質です。
私も全国の温泉に行っているけど、この泉質の温泉は初めてかも!。

うすい紅茶色をしており、とろりとした肌ざわりで独特の鉱物系の香りがします。
重曹泉という泉質は、肌表面の老廃物や汚れを除き、肌がふっくらすべすべになることから、美肌の湯だそうです。

4階にも【純重曹泉】の温泉があり、この二つが一番気に入りました。
★薬石を浴槽に埋め込み石から出る薬効成分と遠赤外線が純重曹泉との相乗効果を生み出す「陰の湯」。 
★浴槽に備長焼竹炭を練り込んで純重曹泉が炭の力でさらになめらかにとろとろになる「陽の湯」。
なめらかなお湯と、清々しいアロマな香りが極上のリラクゼ-ションを醸し出してくれました。
 
 10月14日  7:50 鳴子温泉郷 旅館大沼を出る
 夜はひと通り温泉に入り、部屋に戻って持参した缶ビ-ルを飲んで ク-ルダウン???。
寝る前にもうひと回りしてから就寝。  朝も早起きして朝風呂三昧(^。^)y-.。o○。
滞在時間が短くても温泉タイムはたっぷりでした。 「いやあぁぁぁ~~ほんとぉぉ~に 素晴らしい温泉でした(^。^)y-.。o○」
 鳴子温泉郷は1200年の湯歴を持つ日本屈指の古湯で、奥州三名湯のひとつに数えられます。
現在でも鳴子温泉郷内には400本近くの源泉が湧き、日本にある泉質11種類のうち9種類もの多彩な泉質が湧出するバラエティに富む温泉地です。
旅館大沼がある東鳴子温泉は十数軒全ての宿が違う重曹泉を持つ、日本でも希有な重曹泉地帯とのこと。
 
 
 8:05  鳴子御殿湯駅から陸羽東線(小牛田行)に乗って、乗り鉄スタ-ト
 たっぷりと温泉を楽しんで、朝の8時前に宿を出ました。鳴子御殿湯駅から乗り鉄の旅のスタ-トです。
今日は朝から秋晴れです。こんな天気にずっと電車に乗り続けるのって、何かもったいないなぁ~。

まずは8時5分の陸羽東線に乗って小牛田までは54分。ここからは東北本線をずっと乗り継いでいきます。
小牛田から45分で仙台駅に着きました。ここが今日唯一の下車駅で、時間をとって東北最後のグルメを楽しみましょう!。
 
 10:00 仙台駅で途中下車   10:20  仙台の駅ビル3階で、牛たん定食を堪能(^。^)y-.。o○
前回(2013東北の夏祭り)同様、仙台で牛たんを食べるのを楽しみにしていました。
宿で朝ご飯を食べてないから、ここではブランチタイムです。 仙台駅3階の新幹線側の改札に近いフロア-に
『牛たん通り・すし通り』があります。海鮮ものは東北でもいっぱい食べられたから、やっぱりここでは「牛たん」でしょ。
今日は 牛たん炭焼 利休というお店にしました。まだ10時だからすぐに入れたけど、出る時にはすでに行列でした。

カウンタ-に座って、目の前の網で炭火焼きしている牛たんを 熱~く(@_@!見つめて・・・生ビ-ル!。
おぉ~来ましたね~。 ぶ厚い牛たんでボリュ-ム満点。 ひと口では食べきれませんが、柔らかくて噛むほどに旨さが
口いっぱいに広がります。生ビ-ルに合わせたり、麦ごはんを頬張ったり、付け合わせの漬物もたっぷりと盛られていて、
ご飯もビ-ルもススみます。 テ-ルス-プも上品なお味で牛テ-ルがごろごろ入っていて、幸せ感いっぱい(^。^)y-.。o○。 
 これで心残りなく東北の旅を終えることができそうです。 後はひたすら電車を乗り継ぐだけ・・・無事帰れるでしょか?。
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 さて最終日の移動ですが、JR秋の乗り放題パス(連続3日間の利用で7500円)を使っての3日目です。
鳴子御殿湯から自宅最寄り駅(静岡県中部)まで、今日1日かけて普通列車を乗り継いで帰ります。
電車での移動距離は653km、乗り換え回数9回、乗車時間は11時間。所要時間は13時間半です。
前回の夏は途中地震で電車が止まってしまい、途中だけ新幹線を使う事になってしまったけど、
今回はアクシデントも無く、無事計画した電車ダイヤで帰ることが出来ました。  おっ疲れさま~(^。^)y-.。o○

JR秋の乗り放題パス 1日目 十二湖→秋田→水沢          JR普通列車の運賃  4620円
JR秋の乗り放題パス 2日目 水沢→石越 (栗駒山・バス移動) 一ノ関→鳴子御殿湯   2440円  
JR秋の乗り放題パス 3日目 鳴子御殿湯→仙台→自宅最寄り駅(静岡県中部)       9560円
 【3日分の運賃の合計は16620円。JR秋の乗り放題パスだと7500円だから、9120円お得でした】
  ★★ 東北の移動地図を作ってみました ★★
 
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