姫路城の桜・吉野の桜・山梨の一本桜
 2017年 4月9日・10日・13日 
 
3馬隊で『 青春18きっぷを使って吉野山に行こう♪』っていうのが今回のメインテ−マ。
とはいえ、日帰りはできないので、1日目は関西方面でその日に満開の桜を見れるエリアでお花見するよ♪
4月9日(日) 姫路城の桜
 
姫路城 
 いつも通り、起点を5時27分の東海道線下りに乗って、豊橋、米原と効率よく乗り換えて、
たった2回、乗り換えるだけで姫路駅に着きました。もっとも6時間以上かかっていましたが、
4人掛けのシ−トにずっと座って、話しをしながらだったから、案外ラクでした(^。^)y-.。o○
 
 西の丸
 12時ちょっと前に姫路駅に着き、まずはお昼ごはんを食べてから姫路城に向かいました。
日曜日だし、人出も桜も絶好調!。  大天守には待ち時間も出ていたけど、桜の時期なら西の丸にも行きたいし、
好古園の入場券付きはプラス40円だったので、姫路城・好古園共通券=1040円を購入。
 
西の丸の桜も、それはそれは見事でした。その桜越しに 天守閣の西面が際立って見えるのが魅力です。
西の丸長局(百間廊下)も歩きました。階段もあって長い廊下ですが、窓越しみ見る桜は一幅の絵画です。

西の丸は千姫や、千姫に仕えた侍女たちが居たところで、千姫は毎朝この廊下から男山を拝んでいたと伝えられています。

 
 西の丸を見てから、大天守に行ってみましたが、途中から行列ができ、天守入口まで待ち時間30分だって。
大天守に入っても、最上階まで登るまで待ち時間があるから、今回はパス。(それぞれ大天守には登っているので)
 
 シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。  白漆喰総塗籠造りの
鮮やかな白の城壁や5層7階の大天守と東、西、乾の小天守が渡櫓で連結された連立式天守が特徴です。
 
大天守を諦め、再び西の丸から姫路城と桜を堪能しました。大手門を出て好古園
 に向かいました。ここから姫路城は見えませんでしたが、エリアごとに趣向が違う美しい庭でした。
 
ゆっくりと姫路城と桜を楽しんで、これから大阪に向かいます。午後6時過ぎ(1時半)で天王寺に着き、
今宵のホテル
(シングル一泊朝食付き4500円)にチェックイン。身軽になってアベノハルカスに行ってみました。

美術館のある展望フロアから通天閣のネオンが見えたので、やっぱ私達には新世界がいいかも!
串揚げ屋さんばかりの大衆酒場に落ち着き、飲み放題プランで大阪も大満喫♪
 
4月10日(月) 吉野の桜
 
8:36 近鉄吉野駅着   8:55 ケ−ブル山上の駅から門前町を歩く
格安BHは朝食付きでしたが、食べていくと1時間遅くなってしまうので、前夜のうちにコンビニで買っておいた
朝ご飯を各自部屋で食べて、6時20分に出発。JRで3回乗り換えた後、吉野口から近鉄吉野線(380円)で終点が吉野 。
この時間ならまだ空いている8時50分のケ−ブル(片道360円)に乗りました。
 
金峯山寺 
 門前町も開店して観光客も出始めました。沿道の試食などにも足を止め、最初にやってきたのが、金峯山寺。
1300年前役行者が開いたといわれ、修験道の根本道場として吉野山の象徴ともいえる存在。
本堂・蔵王堂(国宝)は安土桃山時代の再建で木造桧皮葺では日本最大の大きさを誇ります。
 
秘仏本尊特別ご開帳 金剛蔵王権現(2017年は4月1日〜5月7日)
桜の開花の時期に合わせて秘仏のご開帳が行われるので、桜と合わせてお目にかかりましょう。

金峯山寺の御本尊は金剛蔵王大権現で、青い姿をし、赤い髪を逆立て、
真っ赤な口から牙を鼻までのばす、怒れる圧倒的大迫力の3体の仏像です。
この仏像達は、釈迦如来・観音菩薩・弥勒菩薩であり、私達が知っているような仏様の柔和な表情をしていません
 
沿道の観光客も増えてきました。桜もいいけど名物の吉野葛もいいね〜(^。^)y-.。o○ 
 
金峯山寺のある下千本エリアの桜は満開です。山桜よりも、染井吉野や枝垂れ桜のほうが華やかだから目立っているね。 
 
10:00 吉水神社 
 源義経が弁慶らと身を隠したこと、後醍醐天皇の行宮であったこと、
豊臣秀吉が花見の本陣とした等の歴史的逸話で知られています
 
吉水神社 の手前にある 一目千本(中千本) 
一目千本からは、 中千本と上千本の桜を見ることができますが、上千本の桜はまだ咲いていませんね〜。
 
吉野山の桜   吉野山の名桜 
今から1300年前、役行者が金峯山寺を開くとき、感得した蔵王権現を桜の木に刻んだことにより、
吉野では桜の木をご神木として保護してきました。吉野山は山岳宗教と密教に結びつき、
役行者の神秘的な伝承と修験道が盛行しご神木の献木によって桜の木は植え続けられました。 
 
中千本から上千本エリアへと歩いていきますが、ヤマザクラ以外にもたくさんの種類の桜が見られます。 
 
花矢倉展望台(上千本エリア) 
 
11:35 吉野水分神社 (上千本エリア)
吉野を歩き始めて2時間半。やっと吉野水分神社まで来ました。ここには大きな枝垂れ桜がありますが、まだ蕾・・・。

水を司る天之水分(あめのみくまり)大神を主神とし、"みくまりが"御子守"(みこもり)
となまって、俗に子守さんと呼ばれ子宝の神として信仰されています。
社殿は豊臣秀頼が再建したもので、本殿、拝殿、弊殿、楼門、回廊からなる桃山時代の大変美しい建築です。 
 
12:12 修行門         12:20 金峯神社(奥千本)
上千本の水分神社から上も桜は全然咲いていませんが、奥千本の金峯神社まで歩きましょう。所用時間は30分ほどです。
正面に 修行門が見えてきました。 中千本エリアの竹林院からここ奥千本まではシャトルバスが出ているので、
帰りはこれに乗ります。  修行門からが正念場! なかなか厳しい登りの後、金峯神社に参拝しました。
 
12:45  中千本エリアの竹林院バス停に到着
奥千本から、ちょうど観光客を降ろしたばかりのバスに乗って、あっという間に中千本に戻ってきました。
ここからは近鉄の吉野駅まで歩いて向かいます。 朝、お祭りの準備をしていた金峯山寺に寄ってみましょう。
 
13:20 金峯山寺の花共会式    観光客も花供千本搗き ・ ついたお餅は振る舞われる
毎年吉野山の桜が満開となる4月10日〜12日に行われるのが花共会式・花供懺法会で、
 蔵王権現のご神木・山桜の満開を御本尊に報告する行事のようです。

11日は大名行列と花供懺法会が行われるようですが、今日4月10日は花供千本搗きと女人護摩。
 
13:40 下千本エリアの桜は満開
 行きはラクラク歩けた門前町ですが、この時間は観光客でごった返しています。
ケ−ブル山頂の吉野山駅から帰りは、ケ−ブルには乗らずに歩いて近鉄吉野駅に向かいます。
 
13:50着  近鉄吉野駅     14:07発 吉野駅から吉野口14:41着  14:46発 JR吉野口
奥千本から下千本まで、すべて歩いて大充実。この下千本エリアの桜がちょうど満開の頃でした。
近鉄駅前の土産物屋さんで、柿の葉寿司と缶ビ-ルを買い求め、あとはひたすら乗り鉄がんばる。

 近鉄で34分。吉野口からはJR線で3パタ−ン(奈良経由・大阪経由・亀山経由)の帰路ル−トがありますが、
一番乗客が少ない三重県亀山経由で帰ることにしました。JRだけで乗換え7回・・・\(◎o◎)/!
ほぼ、4人掛けシ−トで、の〜んびり桜を見ながら過ごせました。


起点最寄り駅に着いたのが夜の9時40分。 この時間なら一軒寄れそうだね♪ 
頑張って乗り鉄したご褒美に、今宵は2時間飲み放題(^。^)y-.。o○
 
4月13日(木) 山梨の一本桜
3月31日は身延山のしだれ桜・。翌4月1日から6日までは青春18きっぷで春旅! お城と桜と・・・。
 9〜10日も桜旅・・・。と、桜に浮かれて暴走しすぎたようで、翌11日と12日は風邪で臥せっておりました。
そして翌13日・・・満を持して復活\(^o^)/  さぁ〜行くよ〜、今日は山梨の一本桜♪♪♪
 
 わに塚のサクラ(韮崎市)
 青春18きっぷも終わったから、今日は車。ひとりの時は新東名は使わずに一般道だけで向かいます。
最初は国道52号線から県道12号線を北上。道からも見えるし、駐車場の交通整理もでているのですぐわかります。
 
 ちょうど満開、青空のもと、とっても陽気な桜に見ます
桜は推定樹齢300年、幹周り3.6m、樹高17mのエドヒガンザクラで市の指定天然記念物になります。
日本武尊の王子の武田王がこの地域を治めた後、埋葬された場所なので「王仁塚」と呼ぶようになったともいわれています。
 
八ヶ岳とわに塚の桜  絵になるねぇ〜 
 わに塚の桜と残雪の八ヶ岳は絵になるね〜。ここからも絶景ポイントのひとつなんだって

さて、次は、実相寺に行ってみましょう。12kmほどで20分ほどです。
 
実相寺の庭と 甲斐駒ケ岳 
ここは観光客もいっぱいです。駐車場(400円)に車を置き 実相寺の門をくぐります。
天気がいいので、鳳凰山や甲斐駒ケ岳もきれいに見えました。
 
山高神代桜 (北杜市)
 実相寺の境内にあるのが、国指定の天然記念物「神代桜」です。日本最古の桜として全国的にも有名です。
日本三大桜のひとつであり、日本武尊がお手植えされ、日蓮聖人が蘇生を祈られたという。
 
 神代桜は、樹齢2000年以上といわれ、その大きさは最盛期で、高さ13.6m、根本幹周13.5m、
枝張りも東西27.0m、南北30.6mというエドヒガンの巨樹を誇っていました。

近年は、主幹部保護のため若干こぶりとなって、花を付けるのは一部分ですが、2000年の風雪を耐えた立ち姿は
風格があり美しく、愛おしく感じます。今年もきれいに咲いてくれてありがとう。
 
慈雲寺(塩山) 
実相寺から最後の一本桜までは50km、一般道で1時間30分ほど・・・  塩山です。
 この慈雲寺は初めての訪問。ネット情報でちょうど見頃だったので、塩山まで行っちゃいました。

 慈雲寺は、南北朝時代の暦応年間(1338〜1342年)に京都と鎌倉を往き来して、
京都の天龍寺などを開山した僧として有名な夢窓疎石によって開かれたと伝えられています。
 
慈雲寺には樋口一葉の記念碑があり、一葉の両親は慈雲寺の寺子屋に通っていて、
ここで 知り合い安政4年二人で江戸に出たとのことです。
 
慈雲寺のイトザクラ 
 慈雲寺のイトザクラは、山梨県の天然記念物に指定されています。  ウバヒガンの変種で、
樹齢は330年程と言われ 枝をよく四方に垂らしていて、糸のように枝を垂らす様から、糸ザクラと呼ばれます。
 
 
慈雲寺のイトザクラ 
 本堂の正面に、覆い隠すように枝垂れ咲く満開の桜は圧巻です
 
青空のもと、山梨県の1本桜を3箇所も見れて、ご機嫌の桜ドライブとなりました。
 
桃の花も満開だね〜(^。^)y-.。o○
山梨といえばフル−ツ王国、県道12号線を走っていても、ここ塩山から勝沼にかけても桃の花がいっぱい咲いていました。
桃源郷まで見ることが出来てちょっと得しちゃったね!。 あと3ヶ月もすれば、桃の季節。こちらも楽しみ〜
ト−ゼン帰りも一般道で、とことこ行くよ〜。移動距離は150kmで約3時間。今日一日の走行距離は350kmでした。 
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