私dosankoの産地は遠州・・・ その遠州浜松では赤い幟がはためき、今年一年盛り上がりそうだ!。 NHK大河ドラマ『おんな城主直虎』は 浜松の北部の井伊谷周辺が舞台。 「でも、直虎って誰?」 小学校の頃、郷土の偉人として学んだのは「直虎」じゃないし・・・。 まずは井伊直虎のことを知るために本を読みました。 |
10:40 気賀の関所 |
予備知識を身につけて、いよいよ井伊直虎ゆかりの地・引佐へプチ巡りで〜す。 まずは自宅から1時間20分ほど車を走らせて気賀の関所 方面へ。 駐車場(無料)に車を置き、今年は無料で見学できる気賀の関所の中を通り抜け、その先でチケットを購入。 |
大河ドラマ館&龍潭寺のセット券 1000円 (別々で買うより100円お得) |
スポット@ 大河ドラマ館 10:45 |
井伊家や井伊家に縁のある家系図などが展示され、出演者達の繋がりが解かります。出演者の衣装の展示もありました。 パノラマシアターでは、井伊谷周辺ロケ地や出演者たちののメイキング動画が見られて、 ドラマ館の中ではこれが一番見る価値があったかも。 館内の一部は撮影禁止となっています。 |
大河ドラマ館や気賀の関所観光案内所では、地元のシニア世代の観光ボランティアが大活躍していました。 元気な観光ボランティアさんと遠州弁で言葉を交わし、これから行きたい所のウォ−キングマップで説明を受け、 次の観光スポットに、車で向かいました。 気賀の関所から龍潭寺へは3,6km。車で7〜8分ほどです。 |
スポットA 龍潭寺 12:05 |
駐車場に車を置き、龍潭寺へ入ります。 ここは古い時代、 水が豊かで清らかな場所だったことから「井の国」と呼ばれ、この地で国を治めていたのが「井伊家」でした。 およそ600年にわたって領主をしていたので「遠江」を代表する存在で、 井伊家の中で、特に活躍したのが徳川四天王の一人と謳われた人物、第24代の井伊直政です。 お寺は、そんな井伊家の先祖代々のお墓がある菩提寺になっています。 |
龍潭寺庭園 |
遠州人なら誰でも知っている龍潭寺は、小堀遠州作の庭園が有名です。、春のさつきや秋の紅葉の頃は人気があり、 本堂北庭の池泉鑑賞式庭園は観光客が多く訪れます。今は冬枯れの風景でちょっぴり寂しいね。 実は井伊家ゆかりのお寺で、庭園の左端にある建物は、井伊家一千年の歴史を祀る霊屋です。 |
井伊家歴代墓所 12:30 元祖 井伊共保公より24代 井伊直政公までの墓地が境内に在ります |
龍潭寺の裏側を歩いていくと、井伊家歴代墓所がありました。 井伊直虎は、江戸時代270年にわたる平和の礎を築いた徳川家康を支え続けた、 徳川四天王の一人井伊直政の養母であり、井伊家二十二代当主直盛の一人娘。 井伊家の男が次々と戦死・殺害される中、幼少の直政を後見人として養育しつつ、女城主として 井伊家を断絶の危機から救いました。龍潭寺で出家した際は、「次郎法師」と名乗っていました。 |
スポットB 井伊谷宮 12:35 |
井伊家歴代墓所から続く道を進むと井伊谷宮がありました。ここを訪れたのは初めてでした。 |
スポットC 伝井伊共保出生井戸 12:45 |
井伊谷宮から龍潭寺の駐車場まで歩くこと5分ほど。道路の反対側の路地を入った田んぼの中に 『 井伊氏初代の共保が生まれたとの伝説が伝わる井戸』があり、ここにも立ち寄りました。 寛弘7年(1010年)正月、八幡宮の宮司が井戸の端に捨てられていた男の子を見つけました。 その子は七歳までに八幡宮地蔵寺(現:龍潭寺)で養育され、遠州国司藤原共資の養子となり、 成人してから当地に戻り、地名を使って井伊共保と名乗りました。井伊家の祖と云われています。 井伊家の紋章は、この故事に由来し井戸(井筒)と傍らにあった橘の木となりました。 |
スポットD 浜松市地域遺産センタ−で開催の『戦国の井伊谷』 13:30 フェイスブック |
井戸の遺構を見て車に戻り、この後の見学に便利な地域遺産センタ−の駐車場まで(約1km弱)車を移動。 浜松市地域遺産センターの前には、「戦国の井伊谷」の大きな垂れ幕と大きな看板があったので中に入ってみました。 ここの2階で大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送にあわせ、戦国時代の井伊氏や井伊谷に関する開館記念特別展を 開催しているようです。ここでも観光ボランティアの人が出迎えてくれて、見学は無料だというので会場に行ってみました。 |
見どころは、プロジェクションマッピング×ジオラマでした。 井伊の地形を円形に造ったジオラマの上に、2パタ−ンのプロジェクションマッピングが映し出されました。 「井伊谷戦国絵巻」直虎の生涯や井伊谷周辺の戦国時代の様子を紹介していて、とても解かりやすい。 たぶん3回転位見ていれば、井伊家のことや井伊谷を取り巻く政局などが理解できるかもしれません。 |
井伊直親が幼少の頃に愛用していた『青葉の笛』の音も聞くことができました。 会場の外には360度のバ−チャル体験ができるヘッドセットも楽しめました。 無料で「戦国の井伊谷」を体感できる浜松市地域遺産センタ−は、是非にお薦めします。 |
スポットE 渭伊神社(いいじんじゃ) 14:07 |
地域遺産センタ−を出て、そぞろ歩きマップを片手にウォ−キングに出発。 五分ほど歩くと左手に妙雲寺が見えました。 石鳥居をくぐり、まっすぐ置くと 渭伊神社がありました。 井戸や井水を祭祀対象とした神社だったようで、農耕民族からは「水の精霊」とあがめらていたようです。。 |
スポットF 天白磐座遺跡 (てんぱくいわくら) 14:10 |
渭伊神社の裏手の小山に2〜3分回りこむと、樹林の中に大きな巨石群が現れました。 見た瞬間、大きなエネルギ−を感じたのにビックリ。水神、井の神が祀られていたといわれるパワースポットです。 古墳時代の祭祀場。巨岩の前で儀式が行われていたようです。ここは大河ドラマのロケにも使われた場所でした。 巨石の地面からは、大きな土師器や陶器の破片などが多量に発見されて やり、古墳時代には既に祭祀場として使用しれていた事が伺えます。 |
磐座遺跡からは、再び遺産センタ−方面に戻り、そこを通過して次に向かうのは井伊谷城跡です。 |
スポットG 井伊谷城跡 14:35 |
周辺には団地や図書館があり、ここから小高い山に向かって15分ほど登るようです。 観光ボランティアの人が話してくれたように、道は(たぶん大河ドラマ需要に合わせて)整備されたばかりで、 手すりもあっていい道だけど、結構な傾斜があります。たぶん15分ほどで山頂に到着 |
井伊谷城跡(城山公園) 14:45 |
城跡なので、お城っぽいものは何もなく、現在は城山公園として整備されています。 丘陵に築かれた井伊氏の城館ですが、ここには住んでいなかったとのこと。住居はこの山の麓にあったよです。 広い芝生の公園に展望台がありました。 |
この山城跡から見える景色はその頃からあまり変わっていないんじゃないかな。 伊井の国(現:井伊谷)が一望できます。ここから見る井伊谷は周囲を山と川に囲まれて、 『600年間井伊家がこの地で存続できた意味がわかるよ』と先ほどのボランティアさんが言っていたのを思い出しました。 |
スポットH 井殿の塚 15:00 |
城跡から降りて、赤い幟を頼りに次のスポットまで少々あるくと、井殿の塚がありました。 天文13年(1544年)井伊家の家督争いに乗じ、「武田側に通じた」との讒言により当主井伊直宗の弟、 直満・直義の兄弟が駿府で謀殺されてしまいました。 里人達がこれを哀れんで屋敷跡に祭ったものだとのこと。 以後井伊家では、当主直宗、直盛の相次ぐ戦死、先代直平の毒殺死、嫡養子直親の謀殺と悲劇が続きました。 直親の嫡男直政は直盛の娘次郎法師(直虎)と大叔父南渓和尚により育てられ1 5歳で徳川家康公にお目見え叶い、後に徳川四天王となりました。 |
スポットI 井伊氏居館跡 15:03 ここから 高台の井伊谷城跡(城山公園)が見える |
井殿の塚から2〜3分歩くと、公民館がありました。 ここに以前井伊氏居館があった場所とのことで、 ここからは 高台にある井伊谷城跡(城山公園)が見えました。 井伊谷での散策はこれでおしまい。 駐車場に戻り、最後に奥山まで車を走らせましょう。 |
スポットJ 方広寺 15:30 |
浜松市地域遺産センターの駐車場からは最後の訪問地の奥山の方広寺に車で移動。 6.5kmほどで所要時間は10分ちょっと。 細い参道の先の受付の手前の駐車場に車を置きました。 |
方広寺参道にある五百羅漢 |
受付で350円(JAF割引)を納め、五百羅漢に見守られながら方広寺へと上がっていきます。 地元の人には奥山半僧坊と愛され、ここも私が以前からたま〜に訪れていた場所です。 長い年月を経て、五百羅漢は山肌に同化してしまったように ひっそりと佇んでいました。 |
方広寺の伽藍 |
奥山半僧坊方広寺は(奥山因幡森朝利公の息女しの) の出身で、井伊直政の実母です。 井伊家ゆかりのお寺でもある方広寺でもドラマのロケが行われていて、 おんな城主直虎 特別展「井伊家・奥山家と方広寺」 が開催されていました。 |
方広寺本堂 にも上がることができました |
国重要文化財釈迦三尊像 方広寺本堂(画像はWebサイトより) |
ご本尊の釈迦如來を中心に、向かって右に文殊菩薩、左に普賢菩薩が並ぶ釈迦三尊像です。 金泥の彩色の華麗さ優美さと、お釈迦様 が宝冠を頂いている大変珍しいお姿であります。 車に戻ると時間は午後4時40分でした。 直虎ゆかりの地を訪ね、見識を深めた一日になりました。 |
井伊直虎ゆかりの地 |
最後に浜松グルメについて! 浜松の名物といったら『うなぎ』? もちろん行列店もあるけど、たぶんそれは大部分が観光客じゃない? とっても高価だから、庶民は普段お店でうなぎは食べられません。 だからここでは浜松餃子を紹介 市内を車で走っていると、色々な所でお持ち帰り餃子の看板を見かけます。もちろんお店で食べる餃子専門店も多いです。 |
福みつ 浜松市中区佐藤1-25-8 |
まずは お店で食べる餃子です。地元人はそれぞれ行きつけのお店があるんですよね。 私が好きなのは福みつの餃子。以前の古い店舗の時から餃子を食べるのなら、ここなんです。 浜松の餃子は焼き餃子です。餃子と餃子定食しかなくて、私はいつも餃子のみを頼みます。この時は20個だ〜。 皮はカリッカリ、パリッパリの揚げ焼き風で少し大ぶりの餃子です。中の餡はキャベツ主体でほろほろと柔らかなので、 見た目よりもあっさりとしていて、いくらでも食べられる飽きないお味。 皮の香ばしさと食感と、ほんのりニンニクとひき肉を感じるほどの、キャベツの美味さが絶妙。 お店で焼いたものをテイクアウトできますが、焼いた皮の美味さを味わうには、店で焼きたてを食べるのが一番美味しい。 |
餃子 かめ 浜松市東区中野町1030-1 |
最近ハマっているのはこのお店。すぐ近くに天竜川が流れています。 店で焼いてもらって食べることもできるようですが、店に来る大半は生餃子を買っていきます。 ここは、国産のキャベツと豚肉、高知県産のショウガ、青森のニンニクと、素材にこだわっていてる手作り餃子。 私は1箱に25個(1000円)入れてもらって、数箱買って帰ります。 ひと箱を持つとずっしりと重い。 ここの餃子はひき肉もたっぷり。ニンニクとショウガも利いていて、これも旨さの秘訣なんでしょう。 皮はムチっとした食感で、家でもとっても上手に焼けるので、食べると満足感でしあわせいっぱい(^。^)y-.。o○ 当日食べる分以外は箱のまま冷凍します。 冷凍したものを焼いても、ホント〜に美味しく焼けます。 |