〜南イタリア 周遊〜
 2017年 9月11日〜20日 
ツァ−で南イタリアに行ってきました。3年前にイタリアのゴ−ルデンル−ト を巡ってきましたが、
今回は南イタリア。ポンペイやシチリア島、アマルフィーなど、今回も世界遺産が目白押し!
@ 9月12日(火) ポンペイ 
  (夕方、ナポリからフェリ−にてシチリア島に)

 

A 9月13日(水)( 朝、シチリア島に上陸) 
   パレルモ・モンレア−レ
 


B 9月14日(木)   ピアッツァ・アルメリ−ナ  カルタジロ−ネ


 C 9月15日(金)   シラク−サ ・ タオルミ−ナ


 D 9月16日(土)   シチリア島メッシ−ナから
   イタリア本島(ヴィラサンジョバンニ)へ  アルベロベッロ



E  9月17日(日)   マテ−ラ ・ ナポリ

 
F 9月18日(月)   アマルフィ
 
 @ 9月12日(火) ポンペイ (夕方、ナポリからフェリ−にてシチリア島に)
 
ポンペイ   【世界遺産1】◎ポンペイ遺跡観光 
成田国際空港から、アリタリア・イタリア航空にて12時間強でロ−マに到着、時差は7時間。
ロ−マ郊外のホテルに泊まり、翌日はバスにてポンペイ(240km)に移動して南イタリアの観光がスタ−ト♪
 
 遺跡のバックに見える山がベスビオ山
紀元79年、ベスビオ火山の噴火により火山灰と溶岩流の中に一夜にして沈み、
16世紀に発見され、再び地上に姿を現した伝説の古代都市。 
 
天気も良くて、気温はこの時期の日本と同じくらいの27度前後。陽ざしは強いけどカラっとしています。
紀元1世紀ですでに石畳の大通りや巨大な町で人々が暮らしていたんだからね 。 日本は弥生時代だよ。
 
ポンペイは保養地として1万人ほどの豊かなロ−マ人が過ごしていて、素晴らしい装飾の公衆浴場もありました。 
 
パンを焼く窯やお酒を売っていたカメや、バルもあって、現代と変わらない生活をしていたんですね。
 
今回も ツァ−なので、食事も団体さんで一緒です。  
味付けはシンプルに塩味ですがイタリアの食事はどれも美味しい♪♪♪  ピッツァ・カプリチョ−ザは一人一枚! 
もっちりとした生地は厚めで食べ応え充分。塩味と小麦の味が絶妙で生地だけでも美味しい・・・でも食べきれないよ〜
 
ナポリ港から フェリーに乗ってシチリア島に渡ります。(ナポリの夜景)
ナポリでの夕食後、港からフェリ−(2等)に乗りました。船中(内側キャビン)に宿泊して、翌日はシチリア島、パレルモへ。 
 
A 9月13日(水)( 朝、シチリア島に上陸) パレルモ ・ モンレア−レ 
 
シチリア島(パレルモ港)に上陸♪    【世界遺産 2 】パレルモ 
 左下 パレルモ大聖堂カテドラル     右上・下 クアトロカンティ(パレルモの中央広場)
  朝、6時30分、地中海の楽園、シチリア島に上陸しました。
シチリア島には3泊して、観光地を巡ります。

パレルモは、シチリア州最大の都市で、アラブやノルマン人が
作り上げた、「世界一美しいと言われるイスラムの都市」です。
 
 
 
モンレアーレのドゥオーモ (1174年には建設が始まっていたと言われています。) 
パレルモ港からバスに乗って、パレルモの街を通ってモンレア−レに向かいました。
地中海の十字路 <モンレアーレ>はイスラム、ビザンチン、ロマネスクの
様々な文化の影響を受けた魅力的な建築物がいっぱい。  
 
見所はやはり、壁面を覆いつくす金箔のモザイク。
現存する教会の中で、世界一モザイク装飾表面積が大きく、ちなみに2番目はヴェネツィアのサン・マルコ寺院だって。
 
ドゥオーモ を出て、モンレアーレの街を散策。陽気でカラフルな色合いに異国情緒を満喫♪
レモンのグラニ−タにブラッドオレンジジュ−スやウチワサボテンの実を混ぜたジュ−スが美味しかった。
その後、モンレア−レから再びパレルモの街に戻りました。 
 
アクリジェント    【世界遺産3】 

ジュノー神殿(左上)    ウチワサボテンの実(右上)
ジョ−ヴェ・オリンピコ神殿広場のテラモ−ネのレプリカ(左下)    コンコルディア神殿(右下)

パレルモからバスで2時間移動して、アグリジェントにやってきました。
紀元前6世紀からギリシャ植民地として古代地中海世界の重要都市のひとつでした。
古代ギリシャの神殿遺跡群が、アーモンドの木や果樹の広がる丘に、今も「神殿の谷」とよばれ残っています。
 
 この日はパレルモのホテルに宿泊。 夜は自由食で、ホテルのレストランで頂きました。
 
B 9月14日(木)   ピアッツァ・アルメリ−ナ  カルタジロ−ネ
 
  ピアッツァ・アルメリーナ観光【世界遺産4】 カサーレの別荘
翌日はパレルモからバスに乗って3時間半の大移動(164km) 
ピアッツァ・アルメリーナに向かいました。

ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ(カサ−レの別荘)はローマ帝政時代の3〜4世紀に、
大土地所有貴族が田園に建てた豪奢な別荘跡です。

大富豪貴族の別荘は、ローマ時代のモザイクの傑作。 
床一面に敷き詰められたモザイクア−トを、上部の渡り廊下から見学するようになっていました。
 
ビキニの女性が描かれたかなり広い部屋のモザイクタイルは、絵葉書にもなっていました。
ローマ帝政時代の3〜4世紀でビキニ!  日本なら卑弥呼や古墳文化だよ・・・
 
モザイクにはアフリカの影響を受けた動物なども描かれていました。 
 
大聖堂を見下ろすピアッツァ・アルメリーナの街にやってきました。 
 
ランチはです。 シチリア名物料理「アランチ−ニ」はライスコロッケ。中に挽き肉が入っていてボリュ−ミ−。 
「牛肉巻き」も名物料理で外側のパン粉が香ばしく美味。 エスプレッソも本場です。 
 
午後、カルタジローネへ (約90km、約1時間30分)  【世界遺産5】カルタジローネ
カルタジローネの 旧市街へは、可愛い乗合バスに乗って向かいました。
大聖堂が見えて、カラフルでトロピカルな香りのするマヨルカ焼きのお店もいっぱい。
 
マヨルカ焼きのタイルをあしらった大階段・スカーラ
目の前には実に見事なスケールの大階段(スカーラ)が現れ、圧倒的な存在感です。
一段一段、柄が違うマヨルカ焼きのタイルがはめ込まれていて、階段は全部で142段。

個性的な柄を一つ一つ眺めながら、階段の両側のマヨルカ焼きのお店も見ながらスカーラを上がりましょう。
 
スカ−ラを登り切り、振り返った景色も絵画そのもの。
カルタジロ−ネはバロック建築と、陶器が調和した可愛らしい街でした。
 
レトジャンニのリゾ−トホテル『アンタレス』に二泊 
 午後、カルタジロ−ネから120km離れた、タオルミ−ナにほど近いレトジャンニに向かいました。
海が見える豪華なリゾ−トホテルに二泊します。
 
 C 9月15日(金)   シラク−サ ・ タオルミ−ナ
 
シラクーサ 【世界遺産 6】   ネアポリス考古学公園
翌朝は、ホテルから120km離れたシラク−サに移動。

ここでは ネアポリス 考古学公園を見学しました。

右上の写真は、古代のシラクーサの町を形成するのに使われる石を
切り出す中心地だった
「天国の石切り場」

左上
ディオニシオスの耳
 
 
 
ネアポリス考古学公園のギリシャ劇場
ネアポリス考古学公園では、ギリシャ・ローマ時代の貴重な遺跡を見学することができ、ギリシャ劇場は圧巻でした。 
 紀元前5世紀初期の建造で、その後、紀元前238年〜215年に、拡大改築されました。

ギリシャ劇場のある場所は高台にあり緩やかな丘。その丘の石灰岩の岩を掘り抜いて造った劇場とのこと。
直径が138mあり、シチリアで一番大きいギリシャ劇場です。
 
シラクーサは、ギリシャ時代にアテネと同じぐらい繁栄したと言われ、
天才数学者アルキメデスを生んだ町であり、太宰治の小説「走れメロス」の舞台となった町でもあります。
 
本日のランチです。パスタはどれも絶品でパスタの味も弾力も、ゆで加減も最高!
ツァ−の食事は3コ−ス。 この場合は前菜がボロネ−ゼのパスタ。日本人ならこれだけでお腹いっぱい。
メインが魚のカツレツで、こちらも美味しい♪ 合間にはパンも出て、3皿目はデザ−トでフニッシュ。
 
タオルミーナ市内観光 
午後はバスに乗ってタオルミーナへ(約120km、約1時間30分)戻りました。
古代ギリシャの神殿や遺跡を今に伝えるタオルミーナ市内観光へ。
 
タオルミーナ  ギリシャ劇場
午前中は シチリアの中で一番起きいシラクーサのギリシャ劇場を見学しましたが、
二番目に大きいのがここ、タオルミ−ナのギリシャ劇場です。
大きさでは二番目ですが、周りに広がる壮大なパノラマと景観の素晴らしさはダントツです。 
観客席が新しくなっていて、現在も多くの劇やコンサ−ト、重要なイベントが開催されてるようです。

ヘレニズム時代にギリシャ人によって建設されましたが、
古代ローマ時代を経てローマ人よって闘技場に改築。現在の劇場は2世紀に再建されたものです。
 
タオルミ−ナの街中散歩・・・ メインのウンベルト通り ・路地も絵になりますね。
 
タオルミーナでは2017年5月にはサミットも開催されました。
 
 D 9月16日(土)  シチリア島メッシ−ナからイタリア本島(ヴィラサンジョバンニ)へ アルベロベッロ
 
メッシ−ナからシチリア島を離れ、ヴィラサンジョバンニへ

バスで1時間ほどでメッシ−ナへ〜。

ここからカ−フェリ−に乗ってシチリア島を離れ、
45分で本土のヴィラサンジョバンニに着きました。

到着前にバスに乗り込み、ここからアルベルベッロまで400kmの大移動。
 
 
 移動の途中でランチタイム。毎日ランチからビ−ルやワイン♪ イタリアのビ−ルはドライで旨い!
今回の3コ−ス=ラタトゥ−ユ・牛肉の煮込み・パイ  どれも美味しいよ〜♪
 
アルベロベッロ観光 【世界遺産7】 トゥルッリ
 今日はシチリア島を離れ、ヴィラサンジョバンニの港からバスで400kmでの大移動の一日でした。
夕方5時ごろやっとアルベロベッロに到着しました。街中のホテルに荷物を入れて、街歩きスタ−ト♪
 
”トゥルッリの町”と呼ばれるアルベロベッロ。
 トゥルッリとは円錐形の屋根に白い壁のこの地方独特の建物。
 
おとぎの国ような、白壁に三角屋根の建物がひしめきあう可愛らしい街です。
このあたりはお土産屋さんやレストランが立ち並ぶエリア。
日本のテレビにも登場した、日本人の女性がやっているお土産屋さん もありました。
 
トゥルッリはモルタルを一切使わずに石を積み上げて作っていたそうです。

17世紀にこの地方を治めていた領主は、ナポリ王に支払う住居税を何とか減らそうと画策。
税金の査察使の目を免れるため、石を崩せば簡単に解体できるトゥルッリ以外の住居を作ることを禁じたのです。

まるで童話の世界から抜け出したようなとんがり屋根のかわいいトゥルッリ、元々は税金対策だったのですね。 
 
 夕食はトゥルッリのレストランでいただきました。
 
E  9月17日(日)   マテ−ラ ・ ナポリ
 
【世界遺産8】マテーラ   マテーラ観光
宿泊したアルベロベッロからバスで移動すること1時間ちょっと。次に向かったのはマテ−ラです。 
 
マテ−ラの観光といえば サッシという洞窟住居
谷の岩場の斜面を掘った洞窟住居サッシ群が広範囲にわたり完全な形で現存している貴重な遺跡。

洞窟に作られた教会内部マテーラの洞窟に人々が住むようになったのは旧石器時代に遡るともいわれていますが、
その後時代とともに家としての形が整えられ、通路や教会も築かれて人々が生活を営む街が形成されていきました。
 
 小さな洞窟住居が谷の斜面の崖に、掘り抜かれたサッシと呼ばれる洞窟住居が
へばりつくように上下左右に並んでいる様は圧巻です。 
 
マテ−ラのもうひとつの名物が巨大な『マテ−ラのパン』 マテ−ラは良質な小麦の産地で、
マテーラのパンはパスタの原料と同じデュラム・セモリナ粉で作られているのだそうだ。

 昼食は、洞窟住居タイプのレストランです。マテ−ラのパンも、オレキエッテ(パスタ)も! ご当地グルメを頂きました。

 
ナポリ歴史地区観光  サンタキアラ教会
昼食後は、ナポリに向けて250kmのバス移動。  ナポリ歴史地区を歩きました。

サンタキアラ教会は1310年から1340年にかけ、ゴシック様式で建設されました。
17、18世紀にはバロック様式に修築されましたが、1943年には、第2次大戦下に大きな爆撃のため、
教会の大部分が損壊。1953年に、建築された当初のゴシック様式を持って、ようやく修復されました。
 
ナポリ   ウンベルト1世のガッレリア
 修復中の ウンベルト1世のガッレリアの中を歩きました。

十字に交わった中央部の天井は、鉄とガラスで造られた、高さ58メートルのドームで、床には12星座の装飾があります。
 
床のモザイクも芸術的〜 
 
ナポリのレストランでのディナ−です。  ここではナポリのワイン『ラクリマ・クリスティ』=キリストの涙
をフルボトルでいただきましょう。ベリ−系の香りがする美味しいワインです。

ナポリピッツァといえば、(マルゲリータ)。 ナポリピッツァでは厚く、空気が熱で膨張して風船のように膨らむもの。
ここでも一人に一枚の大きなピッツァ!  生地の美味しさは格別です。
 
F 9月18日(月)   アマルフィ
 
ナポリのホテルはこんなに豪華なホテルでした。
ホテルの朝食はだいたいこんな感じ。 ハム・サラミ・チ−ズは絶品。フランスパンやクロワッサンも種類が豊富。
ブラットオレンジジュ−スに、カプチ−ノ 。いつも朝から食べ過ぎちゃう!
 
 アマルフィの海岸線を見下ろす
イタリア旅行の最終日になってしまいました。今日はアマルフィに向かいます。
断崖絶壁の道が続くので、ひと回り小さなバスに乗って アマルフィの海岸線をバスから眺めます。
 
道幅が狭く、片側には駐車の列が連なって、車同士のすれ違いもた〜いへん。
おかげでゆっくりと車窓からの景色が楽しめましたが(^。^)y-.。o○ 
 
映画アマルフィで、出演者が宿泊していた ホテルもありました。
やっと、アマルフィに着きました。 駐車場のバスの数も半端無い! クル−ズ船の観光客も入っているようです。
 
セントアンドリュー教会 
アマルフィの中心は、尖頭アーチと 57 段の険しい階段上の寄木細工が特徴のセントアンドリュー教会です。
隣には、13 世紀の墓地ムーア人様式の天国の回廊もあります。、
 
 大聖堂
 以前はロマネスク様式でしたが、18世紀にバロック式になっているようです。
多色の大理石、大きなキャンバス画で贅沢に覆われた格天井は圧巻でした。
 
アマルフィはレモン栽培でも有名で、人の頭ほどの大きさのレモンが店先に並んでいます。
このレモンから造られるリモンチェッロというお酒も有名です。   
 
世界一美しい海岸線と称される、イタリアきっての高級リゾート地 <【世界遺産9】アマルフィ海岸> 
 
アマルフィ海岸 
 ギリシア神話の英雄として日本でも有名なヘラクレスが、
生涯にわたって愛を捧げた妖精の亡骸を誇ったとされる世界遺産のアマルフィ海岸
 
アマルフィ海岸沿いに立ち並ぶパステルカラーで彩られた石造の建物。ため息がでるほど美しい風景でした。

最後の観光地アマルフィを後に、ロ−マに向かい、19時過ぎに初日に泊まったホテルに戻ってきました。
ここで一泊して、翌日はロ−マ空港からミラノ・マルペンサ国際空港へ乗継ぎ、ミラノから成田へと戻りました。
 
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