東欧  クロアチア・スロベニア
 2017年 6月1日〜8日
 
東欧のベストシ−ズンはちょうど今ごろ、気温も降水量も日本とあまり変わらないようです。
羽田空港からLH機(所要時間11時間40分)でフランクフルトで乗り換え。
再びLH機(1時間20分)にて グラ−ツ(オ−ストリア)の空港に到着したのが現地時間の夜の11時です。

一日目は長い長い移動時間・・・その後はバスにて観光の起点となるスロベニアのブレッドまで215km。
日付もすっかり変わって、やっとホテルに落ち着きました。日本との時差は約8時間です。
 
6月2日(金)  ブレッド湖観光 ・ ポストイナ鍾乳洞   リエカ泊(クロアチア)

6月3日(土) スプリット観光

6月4日(日) ドゥブロヴニク 旧市街観光

6月5日(月) ドゥブロヴニク 城壁遊歩道

6月6日 プリトヴィッツェ湖畔国立公園ミニハイキング  ザグレブ観光
 
 

6月2日(金)  ブレッド湖観光 ・ ポストイナ鍾乳洞   

 
 ブレッド湖畔の朝散歩  ブレッド城  ブレッド観光
泊まったホテルはブレッド湖にほど近く 、朝ちょっと湖畔までお散歩。
飛行機での移動の長さと時差もあったけど、異国に来たという高揚感から朝も元気(^。^)y-.。o○
 
 ブレッド湖では手漕ぎボ−トに乗って、小さな島(ブレッド島)にある聖マリア教会へ
 手漕ぎボ−トはプレトナと呼ばれ、船頭は、マリアテレジアの時代からの世襲制で、ムリノ村出身の男性のみ
漕ぎ手となることが出来るとのこと。  モ−タ−ボ−トは禁止なので、湖は澄んでいて魚も逃げません。
 
聖マリア教会 
 鐘楼のあるこの聖マリア教会は17世紀に建てられたそうです。
教壇の前には天井からロ−プが下がっていて、観光客はそのロ−プを一生懸命に引っ張っています。
 
教会のお隣の塔に登ると、教会の上にあった鐘楼が見えました。
教会の中では聞こえなかったけど、ここからは鐘の音がよく聞こえます。ブレッド湖の景色も美しい。 
 
再びプレトナに乗って湖畔に戻りました。近隣諸国のバカンス地でもあるので、どこを見ても絵になります。
ラベンダ−も咲いていて、お土産はラベンダ−グッズや、オリ−ブオイルや蜂蜜、ジャムなど・・・。 
 
近くのレストランでランチタイム 。  パンをくり抜いた器にはマッシュル−ムのス−プ、濃厚で美味。
でも外側のパンは食べる前に下げてしまいました(食べるものじゃないのかな?) 
マスのグリルは大きくて薄味なので、持参した醤油を足すとベリ−グッド♪。デザ−トは名物のチ−ズケ−キ。

ランチの後は、バスで100kmほど移動して、ヨーロッパ最大の規模を誇るポストイナ鍾乳洞へ。
 
 ポストイナ鍾乳洞 (世界遺産)
鍾乳洞の奥深くまではトロッコ列車に乗って移動しますが、結構なスピ−ド感で肌寒い。
走りだしてすぐに鍾乳洞の真っ只中に突入〜。時々頭に当たりそうな鍾乳洞のトンネルがあったり、
スケ−ルの大きな空間が現れたりと、遊園地のアトラクションよりも臨場感があります。

トロッコを降りて約1時間をかけて専用ガイドさんと一緒に徒歩で中を見学します。
全長約24kmのこの鍾乳洞は、1つの鍾乳洞の中でたくさんの種類豊富な鍾乳石が見ることができます。
何百万年という気の遠くなるような時間をかけて形成されたポストイナ鍾乳洞は、まさに自然の神秘! 

日本のものとは全然スケ−ル感が違うのに驚きと大感動!。 安いカメラではそのスケ−ル感が伝わらないな〜
 
 

6月3日(土) スプリット観光

 スロベニアのポストイナ鍾乳洞からクロアチアへバスで大移動。
EU国ではないので国境ではパスポ−トの検察があり、近頃は移民問題もあるので国境越えに時間がかかります。
 
リエカ(クロアチア)のホテル (朝食)
 スプリットに向かう途中のリエカで一泊しました。前夜はこの豪華なホテルで夕食だったので、
身体も休まりました。  食事も朝から豪華! チ−ズやハムの種類が豊富で、さすがヨ−ロッパだなぁ〜
 
リエカ の市街地 
 ホテルはリエカの市街地にあり、港もすぐ近く。 出発までの1時間で朝散歩に出掛けましょう。
ロ−マ時代の遺構も所々に残っています。
 
 街並みも美しい。カフェではオ−プンデッキの準備も始まっています。今日は土曜日。
 
リエカの港の近くには、露天の市場も始まりました。 鮮やかな色の果物や野菜の数々。
こんなに綺麗に山積みされて、絵になるね〜。  どれも日本でも御馴染みのものだね。
 
 丘陵地帯の農村の風景は、北海道みたい        石灰岩の台地(カルスト台地)が広がる
リエカからスプリットへ390kmもの大移動です。 車窓からの眺めを満喫中
 
15:30  スプリットに到着 
 朝8時にリエカを出発し、途中にランチをして スプリットに到着したのが午後3時半を過ぎていました。
本日の観光のメインのスプリットでは約2時間かけて宮殿をめぐります。
 
ディオクレティアヌス宮殿 ペリスティル広場
ディオクレティアヌス宮殿は、同遺跡の名称にもあるローマ皇帝であったディオクレティアヌス帝が、
305年に皇帝の地位を退いた後、暮らしていた建造物であると言われています。 
1979年には、スプリットのディオクレティアヌス宮殿と歴史的建造物として、世界遺産に登録されました。
 
大聖堂に寄り添うように建つ鐘楼に登って(173段)みました。           展望台からの大パノラマ
クロアチアはかつてローマ帝国の一部で、3世紀末のローマ時代に築かれた大帝国。
ディオクレティアヌス帝は自分が余生を暮らす場所として295年から巨大宮殿ですが、その後荒廃。 

7世紀に難を逃れた人々が宮殿で生活するようになり、城壁に家をくっつけたり、宮殿の壁の石を打ち砕いて
家の壁に使用したり遺跡を大胆に利用して家が造られています。これが今の街の基礎となっています。
 
 アドリア海に残る最大のローマ遺跡がある街として知られるクロアチアのスプリット。
旧市街地はローマ皇帝のディオクレティアヌスの宮殿の上に築かれたという珍しい歴史をもつ街です。 
 

6月4日(日) ドゥブロヴニク 旧市街観光

 
スプリットから近いホテルに一泊し、翌朝は  ドゥブロヴニクに向けて230kmの大移動。 
 
途中にボスニア・ヘルツェゴビナに少しだけ入国して、再びクロアチアに入ります。
田園風景から、やがてアドリア海が見えるようになると ドゥブロヴニクが近い!
 
途中に立ち寄ったレストランでランチタイム。今日のメインはラザニアで、とっても美味しい。
レストランでのドリンクはいつもビ−ルと、時々プラス赤ワイン。 通貨はク−ナですが、ユ−ロが使える店もあります。
ビ−ルやワインなら日本円で400〜500円。比較的リ−ズナブルです。
 
ドゥブロヴニク観光 
 午後2時ごろにドゥブロヴニクの旧市街に着きました。
ここでも現地のガイドさんと一緒に、イアホンを付けて観光に向かいます。
 
「ドゥブロヴニク・ケーブルカー」に乗って 標高412mのスルジ山へ
豪華客船も寄港していて、今回の東欧旅行で一番観光客の多かったのがドゥブロヴニクでした。

まずはケーブルカーでスルジ山へ登りました 
ドブロブニク旧市街を一望できるスルジ山。 ここからの旧市街とその周りを囲むアドリア海の景色は絶景です!

ドゥブロヴニクはアドリア海に面したクロアチアの港町。まさにアドリア海の真珠です。
 
路地裏まで美しい(^。^)y-.。o○ 石壁の上のバルコニ−はフラワ−ポットで華やかに演出。
 
レストランが集まっている路地も歩きました。気温25度前後で湿度は低いから店の前に
作られた屋外テ−ブルでお茶や食事を楽しむ人が多いこと・・・ちなみに上左の写真は店内ではなく路地ですよ〜
路地を歩いているとハンドメイドのクロアチア刺繍を売っている店もあり、興味をそそります。
 
プラツア通り
ドゥブロヴニクはクロアチア最南端の街で、13世紀以降に地中海交易の拠点として栄えた歴史を持ちます。
ゴシック、ルネッサンス、バロック様式の教会や僧院、宮殿、噴水などドブロブニクは、美しい街並みを誇っています。

プラツァ通りまで歩いてきました。ここが旧市街のメインストリートで、スーベニアショップやレストランがいっぱい。 
石畳は、何百年ものあいだ人々の通行により磨かれ、滑らかに輝いています。
 
大聖堂 
 旧市街には、教会や大聖堂・修道院などがたくさんあります。この大聖堂も入堂は無料。
祭壇の奥の『聖母被昇天』はティツィア−ノ作だとのこと。必見でしょ!
 
 それにしても暑い\(◎o◎)/! 天気がいいのは幸いですが、しかし気温は25度もないとのこと。
旧市街は白い石畳の道だから、照り返しや輻射熱で体感温度が高くなるようです。
城壁めぐりは明日にして、船に乗ってアドリア海へ〜約50分間のミニクル−ジング
 
ロクルム島はナチュラリスト島             アドリア海から見たドゥブロヴニクの市街地も美しい 
 どこまでも澄んでいて紺碧の海・・・市街地から一番近いロクルム島を一周したようなコ−スでした。
ロクルム島は、公認のヌーディスト島(ナチュラリスト島)でした。
海岸線にはTシャツや水着でバカンスを楽しむ観光客に混じって ヌーディストの姿もありましたヨ\(◎o◎)/!。
 
今宵のホテルはドゥブロヴニクから20kmほど海岸線を走ったチャフタットです。
部屋のテラスに出ると、美しすぎる アドリア海が地平線まで広がっていて、うっとり。

ホテルのバイキングの料理のグレ−ドも高く、今宵も食べ過ぎ・飲み過ぎ〜(^。^)y-.。o○  
部屋に戻ってもまだ明るい! 午後9時頃の黄昏時をテラスで飽きずに眺めていました。
 

6月5日(月) ドゥブロヴニク 城壁遊歩道

 
 朝はホテルのプライベ−トビ−チをお散歩して、ホテルの極上バイキングにも舌鼓(朝はビ−ル飲まないよ)
 
昨日に引き続き、ドゥブロヴニクで観光 
再びドゥブロヴニクに戻ってきました。 午前中はここに滞在して城壁を歩きます。
ピレ門をくぐり、旧市街に入ると可愛いショップも多いこと。見ているだけでも楽しね〜 
 
1991年  旧ユーゴスラビアからの独立戦争によって大きな被害を受けた。
しかし、クロアチアは26年前に大きな戦火に見舞われていたのです。
街を歩いても、その痕跡に気が付きませんが、数か所には炎に包まれた建物の写真が掲載されていました。
 
今日もプラツァ通りを通過して・・       城壁の散歩道を歩きます
 3箇所ある城壁の入口から石段を登ると城壁の遊歩道です。
ドブロブニク旧市街をぐるっと囲む城壁の全長は約1980m、高さは最高で25mに達します。
城壁歩きは、オレンジ色の屋根瓦の街と、青いアドリア海を一望でき、まるで空中散歩をしている気分に!
 
ミンチェタ要塞が最も高台に位置し、各所から眺める町の風景は表情が様々でそれぞれに美し〜い。
 
 真新しいオレンジ色の屋根が印象的で、海と青空と街の景色にうっとりです。
しかし、新しいオレンジ色の屋根というのは内戦による弾痕が屋根を壊してしまい、その後復興したもの。
 
 
 ドブロヴニクは1979年には世界遺産に登録。
1991年の内戦で壊滅的な被害を受け一時は危機遺産リストに登録されますが、市民の手で復元され危機遺産を脱し、
「アドリア海の真珠」と謳われた、中世建築の粋を集めた美しい街が甦えりました。
1時間の城壁ウォ−キングを終え、旧港の海鮮レストランでランチタイム♪
今回の旅はどこもサラダが美味しかった。ム−ル貝が売りの店でしたが、観光ツァ−だと勝手に頼めないのが残念。
しかしピッツァ にはた〜くさんのム−ル貝がトッピング! 美味しかったぁ〜(^。^)y-.。o○

午後は明日の観光地=プリトヴィツェ湖群国立公園にむけて大移動  445kmで7時間ほど。
 
 

6月6日 プリトヴィッツェ湖畔国立公園ミニハイキング  ザグレブ観光

 
プリトヴィッツェ湖畔国立公園の概要        世界遺産のモニュメント 
 泊まったホテルはプリトヴィッツェ湖畔国立公園にあり、エントランス1からミニハイキングをスタ−ト。
 一日ここで過ごすなら、上湖と下湖の両方をのんびり散策して、所要時間は4−6時間。 それが一番魅力的ですが、
今回はツァ−なので下湖のみのコ−ス。でも下湖は大滝を含め、撮影スポット満載のマストコースのようです。
 
エントランス1から 歩くとすぐに絶景ポイントがありました。 大滝を俯瞰できます。
 
 湖と湖の間に木道の遊歩道が付けられ、そこを歩くのですが、エメラルドグリーンやコバルトブルーと
微妙に変化する水の色が森の緑と一体化し、静謐な風景を描き出します。
静かな湖面に魚や鴨も親子もの〜んびり

この湖群は、石灰華(石灰質堆積物)の働きで川に自然のダムが造られたことで生まれました。
苔・藻などが光合成を繰り返す中で蓄積し、地質に含まれるドロマイトや石灰岩の色合い風合いの影響も加わり、
湖はさまざまな色に変化するとのこと。
 
 
16個の湖は、山から流れ落ちていく水が、階段状の平らな地点に溜まったもので、それぞれの湖の間は
滝によってつながっています。 こんな景色って日本にある〜?まるで奇跡のような景観で、うっとり。
 
大滝までやってきました。大滝のスケ−ル感がわからないので人物も入れてみました。 
 
このあたりは奥入瀬渓谷のようですが、水の色が全然違います。大自然満喫中♪♪♪ 
 
ブル−ってたくさんの色があるね。どこまでも透き通ったエメラルドグリーン、魚もすくえそうな距離感。 
 
プリトヴィッツェ湖群国立公園にはこの時期、花も咲いていました。ランの種類も多いようです。
日本にもある花もありますが、洋名だからオシャレ度が増しちゃう感じ! 
 
の〜んびり湖畔を散策して2時間、ボ−ト乗り場までやってきて、これに乗って、宿泊したホテルに戻りました。
ここから再びバスにて移動です。 
 
クロアチアの首都=ザグレブに向かう途中でレストランに入りランチタイム
周りは山間部で海も無いけど、メニュ−はイカのグリルでした。 

たっぷりのオリ−ブオイルと ガ−リックが利いてとっても美味しい。薄味なのでここでも持参の醤油が大活躍。
イカ2杯は、かなりのボリュ−ムですがビ−ルにぴったり!ご馳走さま〜(^。^)y-.。o○
 
ザグレブ大聖堂(聖母マリア被昇大聖堂) 
ザグレブ大聖堂は空に向かってそびえ立つ2つの尖塔は街のシンボル。
内部は美しいステンドグラスが三方にあり、差し込む自然光とキャンドルのみで照らされていて、厳粛な世界。

長い歴史の中で、異民族やオスマン帝国などの攻撃を受け何度か破壊されましたが、
その度に少しずつデザインを変えながらも再建され、現在も人々に祈りと安らぎの場を与え続けています。
 
 聖マルコ教会                       街中の街灯はガス灯とのこと      
かわいらしい屋根が印象的なカトリック教会。モザイクタイルで描かれている紋章は、
右側がザグレブ市、左側はそれぞれクロアチア王国・ダルマチア地方・スラヴォニア地方のものです。 
 
 
 
イェラチッチ広場 
街の中心に位置するイェラチッチ広場で、 ユーゴスラビア時代には共和国広場と呼ばれていてトラムも走っています。
イェラチッチ総督の像や、17世紀に作られた噴水や泉がありました。
 
ザグレブはクロアチアの首都ですが、街中は静かなのが意外な感じ。
アドリア海沿岸のリゾ−ト地のほうが観光客が多いんですね。 高台から街並と大聖堂を再び眺め、
旅の最後にザグレブのショップでお土産物を探し、ス−ツケ−スにも旅の思い出をいっぱい詰め込みました。
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