秋の乗り放題パスで福島から新潟へ
 2018年 10月6日〜8日 
三連休です。JR秋の乗り放題パスで乗り鉄的な3日間を!
 
今回、事前に用意したJRきっぷは、 連続3日間の秋の乗り放題パス と 10月7日 ばんえつ物語指定席
 
10月6日(土) 常磐線に初乗り 福島の浜通りを走りぬける
1日目は静岡県から東京→水戸→と長時間乗り継ぎ、水戸からは初乗り路線の常磐線へ 
 
13:32 常磐線 内郷駅で下車
 いわきの一つ手前の内郷で、ついに下車。福島県で唯一の国宝である、白水阿弥陀堂に行きました。
 
途中には、仮設住宅もあり、3・11はまだ過去ではありませんでした。 
 
14:00 国宝 白水阿弥陀寺 
内郷駅から30分ほど歩いてやってきました。 静寂な空間、紅葉もちらほら・・・ 
 
阿弥陀堂が建造物として国宝に指定されています。

 阿弥陀堂の中では、阿弥陀三尊(国重文)、持国・多聞天王(国重文)が安置され、ご本尊の説明をしていただきました。
 
 15:56発 内郷駅から常磐線に乗って北上します。
内郷駅に戻り,、再び乗り鉄スタ−ト。 この鉄旅で乗りたかった路線が常磐線で、車窓からの風景です。
2011年から7年以上が経過し、福島の浜通りの風景はどうなったんでしょう。

いわき駅で乗り換える際は車両は、特急に乗るようなの豪華な車両でした。
 駅名に浜の地名が入ってくると海沿いを走るようになりました。
 
福島県は原発事故のイメ−ジばかりでしたが、海岸沿いはどこも津波の被害があったんですね。
復興途中の護岸工事。更地になった広い空間には新しい家屋やアパ−トがポツン・ポツンと・・・ 
 
 以前、鉄道の旅で、岩手県の海岸沿い、 宮城県の海岸沿いを 
ロ−カル電車やBRT(代行バス)に乗ってめぐってきましたが、福島県は今回が初めてでした。
 
16:55  富岡駅
富岡駅周辺も更地だらけ、駅も震災の後に建て替えられたようです。
常磐線は、ここ富岡駅から浪江駅までは代行バスに乗ります。

 バスに乗ると車窓からは、建てられたばかりのマンションやアパ−ト。
少し走ると新築の一軒屋が立ち並び、広域的に津波の被害があったことを想像できました。 
 
その後、バスは国道6号線を走ります。立ち入り禁止地区を通過するので、窓を開けないで下さいと。
 原発事故から7年経っているのに、ここはあの時から時間が止まったまま・・・

ゴーストタウンになった光景に、ここは日本???と、目を疑うような衝撃を受けました。
 
国道との交差点はすべて封鎖      17:30  浪江駅からは再び常磐線に乗車 
双葉、相馬、おおしま町と、原発事故で立ち退きした家屋を通り抜けました。脇道は全て閉鎖。除染の看板も。
ここに来ないとわからない事実を目の当たりにして、とても複雑な気持ちになりました。

相馬の病院ではガンや白血病の発症者が桁外れに多いこと。外国では今も農産物の不買もあるとのこと。
日本人は、月日が経てばみ〜んな忘れちゃう。 
ここでは津波や原発事故と,、一生向き合わなければならないという事実。
 
10月7日(日)  裏磐梯ハイク&『DLばんえつ物語』
 
6:52発 郡山から磐越西線で猪苗代に向かう   途中 強風で20分の遅延 
1日目は福島駅から郡山まで移動し、ここで一泊 

2日目の午前中は裏磐梯をハイキングする計画を立てて、郡山駅から磐越西線で猪苗代に向かいました。

途中、台風25号の影響による強風の影響で、徐行運転をする区間があったり、
対向する電車との待ち合わせ時間も変わったりと、電車は20分遅れて猪苗代駅に到着しました。
 

 
猪苗代駅に20分ほど遅れて8時少し前に到着   8:20発 裏磐梯行の路線バスに乗車
 ここから路線バスに乗って五色沼、桧原湖方面に向かうのだけど、予定していたバスは乗れて良かった。
 
9:03 終点の休暇村本館で下車(900円) 
 終点のでバスを降り、ここから裏磐梯ハイキングスタート。まずはレンゲ沼の遊歩道を歩き・・・
 
桧原湖散策。台風25号の影響で強風です。 
桧原湖が見えてきたら、すごい風! 台風25号は日本海側を進んでいるのに、まさに台風の風のよう。
桧原湖を右に見ながら、歩きやすい遊歩道を五色沼方面へと進みました。
 
ところどころ、紅葉が始まっています。ナナカマドも多いです。 
 
吊橋を渡ると、キャンプ場が点々とありました。湖畔のフリーサイドにテントを張れば、大自然と一体化できそう!
この強風も大自然の一部と受け止められれば、これも一興。
湖畔にはボ−ト乗り場もいくつかあり、大自然のアウトドアライフも楽しめるところです。
 
その後は一旦車道に出て、五色沼方面に向かうとレストハウスや駐車場がありました。 
 
五色沼に来た途端・・・今までは歩く人はまばらだったのに、ここはハイカーが行き交っています。 
 
五色沼はそれぞれ名前が付いていて、どれもエメラルド色やコバルトブル−で美しい 
 
 「五色沼湖沼群」
1888年(明治21年)磐梯山頂北側、小磐梯を含む部分が水蒸気爆発によって山体崩壊を起こし、
岩なだれが川をせき止め、このエリアに数百もの湖沼が形成されまました。
 
そのうちの数十の湖沼群が「五色沼湖沼群」です。
約3時間の裏磐梯ハイキングでした。 
 
12:47発 五色沼のバス停から路線バスに乗る   13:10着 猪苗代駅  ??13:29発のダイヤが無い 
 本数の少ない路線バスに乗って猪苗代駅に戻ってきました。ここで10分ちょっとの待ち合わせで
磐越西線に乗るつもりだったけど、乗るはずの会津若松行きのダイヤが見当たらない(@_@。 

強風の影響で運転見合せになったようです。次の磐越西線は1時間後・・・。
 よかった(-。-)y-゜゜゜、一本遅れの電車に乗っても きょうこれからの観光電車に間に合います。
 
ランチタイムは会津若松駅でのつもりだったけど、
 ここで一時間の待ちぼうけになったので、猪苗代駅前の一軒の食堂に入りました。
 
15:25発 会津若松駅から  DLばんえつ物語に乗車
2日目の午後のビックイベント♪ 会津若松から、これに乗車します。 
 
指定券を事前に買えば(520円)乗り放題パスで乗れるからね〜 
自分の地元の大鉄のSLやト−マス号の大混雑を見ているから、
今日はどれくらい混んでいるのかと思いきや、拍子抜けするくらい静かです。 
 
成人男性が多く、大人が楽しむ電車旅って感じ
乗車は多くなく、4人掛けのボックスシートをシングルユース
(^。^)y-.。o○ これも嬉しい 
 
 後ろの車両はキッズスペースもあり、トンネルに入るとライトアップ。
 
展望車が気に入りました。大パノラマ。
観光列車は乗っていることが観光なのです。
 車窓からは吾妻や磐梯山が望めます。
 
 展望車からの抜け感いっぱいの車窓を思う存分楽しめました。5時を過ぎるとだんだん暗くなり、
18時40分、DLばんえつ物語は終点の新津駅に到着しました。
 
新津駅から信越本線に乗って長岡駅に着いたのは19時45分。
今夜は長岡駅近のBHに泊まります。チェックインを済ませ、すぐさま駅ビルに戻り晩酌タ〜イム♪♪♪  
米どころなので、日本酒だよね〜
 
 越後の蔵 あさひ山   朝日山呑みくらべ 1180円   松花堂弁当 1620円
 新潟の美味しいお米も食べたかったから松花堂弁当を肴に・・・新潟の食を堪能したひとときでした。
10月8日(月・祝) 塩沢・ 越後湯沢・上野の森美術館フェルメ−ル展
 
7:47発 長岡駅から上越線に乗って〜    8:48 塩沢駅で下車 
長岡駅から上越線に乗ってだんだんと南下・・・車窓からは早春の花の咲く里山が見えて懐かしいわぁ。 
 
三国街道塩沢宿 
 塩沢駅近くに、牧之通りという美しい町並みがあるらしいので、散策することにしました。
 ひさしを長く張出し,その下を歩道とした『雁木』は、豪雪地帯ならではのもの。積雪期にも来てみたい。
 
塩沢宿は、江戸と越後を結ぶ三国街道沿いの宿場町として栄え、特産品である越後上布(重要無形文化財)や
塩沢紬(伝統工芸品)などの織物の産地として発展してきました。また、全国有数の豪雪地として知られております。

現在の塩沢宿牧之通りは、当時の宿場町、雪国特有の雁木の町並みの風情が再現されました。
 
塩沢つむぎ記念館 
 最後に織の文化館に立ち寄りました。塩沢は越後上布、塩沢紬といった織物が有名なんだそうです。
 
9:51着 越後湯沢駅  新潟最後の下車駅です。 新幹線も止まる大きな駅で、
駅構内は巨大なお土産屋さんがあり、酒風呂や日本酒の利き酒もあり、楽しめます。 
 
11:00 小嶋屋  へぎそばと季節の天ぷら 1600円 
 越後名物のへぎそばを駅ビルで(^。^)y-.。o○、早めのランチタイ〜ム♪ 
つるっとした食感が、のど越し抜群で、新潟に来ると必ず食べたくなるんだよね〜 
電車旅なので、昼からビ−ル (^。^)y-.。o○ 
さあ、ここから帰り道。 その途中の上野で最後の下車観光。
 
越後湯沢から、上越線〜高崎線と乗換え3時間30分。 上野駅には16時11分に到着しました。
東京の雑踏に辟易しながら上野の森美術館に向かいました。  16時半ごろに美術館近くに着きましたが、
長〜い行列ができていました。これが17時からの入場者の順番待ちの行列だよな〜(-_-メ) 
 
フェルメ−ル展 
17世紀オランダ黄金時代を代表する画家、フェルメール。現存する作品はわずか35点とされ、
その希少性から、世界屈指の人気を誇り、今回は、日本初公開を含む9点のフェルメール作品が観られます。


日本美術展史上、最大の「フェルメール展」は、ここ上野と大阪でしか観ることができません。
そんな希少価値からか、入場料は少しお高めの(音声ガイド付き)2500円。
そして日時指定入場制で、入場券は事前にご購入します。 

 私は夕方5時からの入場券を購入していたので、30分ほど待って、5時少し過ぎには入場できました。
混雑軽減のための入場制限ですが、入場する絶対数が多いのでしょう。会場内も大混雑(ToT)/~~~ 
フェルメ−ルの部屋も、人・人・人でゆったり鑑賞もままならず。 フェルメ−ルの作品は光と色彩と繊細さ、
どれをとっても完璧な美しさでしたが、人混みで疲れた感のほうが上回ったかなぁ〜(-。-)y-゜゜゜
 
☆乗り鉄旅の最後にお得自慢☆

JRの普通運賃は 1日目 11540円、 2日目 3960円、 3日目 8230円。  
合計 23730円
JR秋の乗り放題パスを使って
 7710円(1日あたり2570円) 
差し引くと 16020円もお得になりました。  
Top 登山編  観光編