温泉津温泉と 『山陰&山陽』 初詣
 2024年1月6日〜8日   
 元旦から、大きな災害があって2024年が始まりました。
今、息災に過ごしていることを感謝して、初詣に行ってきます。
ずっと以前から予約してたし、青春きっぷがあと二回分残っています。 
 
1月5日(金) 22:20 発  JR京都駅 中央口(烏丸口) 2番のりば グランドリーム出雲≪11号≫ 7300円
京都・大阪⇒松江・出雲市 3列独立シート   降車地 JR出雲市駅 106日(土) 06:30 着予定

1月6日(土)  出雲大社・松江城・温泉津温泉・石見神楽

 
JR出雲市駅 1月06日(土) 06:30 着   6:58発 一畑電車ー(川跡で乗り換え)ー7:22着 出雲大社前 
三連休の前日の夕方からフライングして、青春18きっぷで京都駅に向かいました。
京都駅からは、夜行バスに乗って出雲に行くことにしました。

早朝には出雲市駅に着くので朝イチから活動できます。今回は一畑電車で出雲大社へ向かいました。 
 
 出雲大社は参拝者も少ない朝の参拝が好きです。
出雲大社駅から開店前の静かな門前町を歩くと目の前に現れるのが二の鳥居「勢溜の鳥居」です。
 
「下りの参道」                「祓社」
 勢溜の鳥居をくぐると、全国でも珍しい「下りの参道」になってて、その途中の右手に「祓社」があります。
小さな社ですが、お参りすることで心身を清められるとされているので、実はとても重要な場所です。

ここで最初のお詣りをすると、どんどん神域に入っていくような感覚に、心身共に満たされていきます。
 
松並木の参道        ムスビの御神像 
次に松並木の参道が現れます。真ん中は神様の道だから、両脇を歩きます。
四の鳥居である「銅鳥居」の手前には「ムスビの御神像」があります。

「ムスビの大神」とは、大国主神の別名で
、像は、日本海の荒波から現れた幸魂・奇魂を大国主神がいただく場面を表現しています。 

 
拝殿 
一礼をして銅の鳥居をくぐると、「拝殿」があります。ここの注連縄も大きいです。
出雲大社の参拝作法は「24拍手1礼」。2度拝礼をして、4回かしわ手を打ち、最後に1度拝礼します。 
 
御本殿 
拝殿の後方へ歩くと、大国主大神が鎮座する「御本殿」があります。本殿の正面の石段を上がり、
八足門の前で本殿を望みながら参拝します。
御本殿の大屋根や千木などは、2008年から執り行われた「平成の大遷宮」の際に新装されました。 
 
本殿裏手に鎮座する、隠れた最大のパワースポット「素鵞社)」 
大国主大神の祖先にあたり、神話の「八岐大蛇退治」でも有名なスサノオノミコトが祀られている社です。

御本殿の右手に回り込んでいくと神在月に全国から集まった神様のお宿となる、「十九社」があります。

そして御本殿のちょうど真裏にあるのが「素鵞社」で、隠れた最大のパワースポットとされている社です。
小さな素鵞社の裏手に回り込むと、御神体である八雲山の岩肌に直に触れることができます。
禁足地である八雲山そのものに唯一触れることができる場所で、触れると強い神気を感じる人も多いスポットです。 
 
神楽殿 
「素鵞社」での参拝を終えていい時間を過ごせました。
最後は「神楽殿」の日本最大級の大しめ縄を見て、出雲大社を後にしました。
 
 9:08発 出雲大社前駅から一畑電車に乗る    10:10着 松江しんじ湖温泉駅
 一畑電車で松江に向かうことにします。途中、川跡で松江しんじ湖温泉行きに乗り換えると
宍道湖の湖畔を走るようになり、終点の松江しんじ湖温泉駅で下車しました。 
 
松江しんじ湖温泉駅から歩いて『松江城』
 松江城は全国に12城しか残っていない現存天守の1つです。
 
現存天守は江戸時代またはそれ以前に建てられ、壊れることなく現代に姿を残しているもの。
その中でも、慶長16年完成の松江城天守は、彦根城、姫路城と並び、
近世城郭最盛期を代表する天守として国宝に指定されています。
 
定番の出雲蕎麦  『八雲庵』
松江城を出て、堀川べりには小泉八雲記念館や武家屋敷があります。
その近くにある出雲そばのお店が『八雲庵』です。
 
松江だより( 名物鴨汁・出雲三段割子・砂丘とろろ・赤てん) 1630円
ここの出雲蕎麦が一番好きです。蕎麦の色が濃くて、風味も食べ応えも抜群。
濃くて甘い蕎麦つゆもぴったり。鴨汁も美味。 とろっとろのそば湯も絶品でした。  

大好きなお店で出雲そばも食べられたし、もぉ〜〜〜大満足。その後は歩いてJR,松江駅へ。
 
 13:20発 JR松江駅から山陰本線(浜田行き)に乗車  
今日の移動は一畑電車だったし、これからJR山陰本線に乗るけど、温泉津駅までは運賃は1520円なので、
青春18きっぷは使わずに実費で乗車しました。
日本海と石州瓦のピカピカ屋根が、山陰線の車窓からの大好きな眺めです。 
 
15:25着 温泉津駅で下車。 
今年最初の温泉は、温泉津温泉です。  開湯は1300年前と歴史ある古湯で、その歴史ある街並みは、
「石見銀山遺跡とその文化的景観」の一部として世界遺産に登録されています。 
 
16世紀から17世紀にかけて、石見銀山が栄えていた頃、銀の運搬やそれに携わる人々が行き交った
温泉津温泉は、世界遺産の一部としても登録されていて、昔ながらの風情が残っています。
 
 今宵はここで石見神楽を見ます

温泉宿に泊まるから今回は入りませんが、温泉津温泉の外湯もあります。ちなみにこんな温泉施設です↓。
 
 温泉津温泉の外湯「元湯 泉薬湯」。
1300年前、傷ついたタヌキが湯で傷を癒しているのを、僧侶が見つけたのが始まりと伝わる歴史ある元湯です。
湯の花が堆積した浴槽は、「熱つ湯」「ぬる湯」「座り湯」の3つに分かれ、薬効の高い上質な湯が掛け流されています。
外には飲泉塔もあり、飲泉もできます。 
 
温泉津温泉のシンボル的な存在の外湯「薬師湯」。 
日本温泉協会の天然温泉審査で、最高評価の「オール5」を取得した100%かけ流しの天然温泉です。
お風呂は、内風呂と家族湯。湯船と床一面に湯の花がびっしりと付着し、その湯質の素晴らしさを感じさせます。
隣接する薬師湯の旧館は、大正8年築で、温泉津に現存する温泉施設で最古のもの。
 
温泉津温泉 旅館のがわや 
 さて、こちらが今宵の宿、私的にはグレード高いです(笑)。
 
ナトリウム−塩化物泉(低張性中性高温泉)
宿の温泉は、源泉の湯舟は小さいけれど、3箇所で入ることができます 
源泉の浴槽は自然に湧き出している薬師湯から分湯された温泉をそのまま、
天然温泉100%の掛け流しで使用していて、湧出時は透明ですが湯船では淡茶褐色になります。

浴室がその成分により、まるで溶岩が溶け出したかのような変色を見せ、泉質の良さを証明しています。
肌がスベスベになるのが実感でき、湯治場として評判の、非常に由緒ある温泉。 
 
 【おまかせの四季懐石】 まずは冷たいお料理が並べられました。
温泉でまったりした後は、部屋出しの夕食の時間です。
夜8時から夜神楽を観に行くので、夕食は早めの6時からスタ−ト。 
まずはお刺身が極上(^。^)y-.。o○。一品一品が手作りでどれも味付けが抜群でとっても美味しい。
 
 温かなご馳走も運ばれてきました。こんなにいっぱいの料理に囲まれて幸せ〜。

土曜日の夜だけ、先ほどの神社で、石見神楽が見られます。 
土曜日にあわせて温泉津温泉に宿をとったってわけ。  
夜7時45分、そろそろ出かけよう♪
 
 島根県西部・石見地方に古くから伝わる「石見神楽」は神楽を舞う団体も数多くあり、
石見神楽を見られるステ−ジも各地にあります。


温泉津温泉・龍御前神社での夜神楽は、石見神楽本来の奉納神楽を思わせる神社の荘厳さと
勇壮な舞を楽しむことができるのが魅力で、ステ−ジと客席が近いので迫力満点。

糸銀糸を彩り鮮やかに織り込んだ絢爛豪華な衣装も、表情豊かなお面も間近で観られてワクワクします。

 
 20:00  龍御前神社にて出雲神楽 2000円
松江市にある美保神社の御祭神の恵比寿 様は大国主神の第一の御子神。
鯛を手にする福徳円満の神えびす様として世に知られ、「海上安全、大漁満足、商売繁昌、
歌舞音曲の守護神として篤く信仰されています。

出雲神話ゆかりの演目『恵比寿』は、“(エビス)様”が磯辺で鯛を釣る様子をコミカルに舞います。
 
石見神楽の大定番は大蛇。 出雲神話に登場する八岐大蛇を退治する物語 
須佐之男命が出雲の国・斐の川にさしかかると、 娘を大蛇に食べられてしまうという老夫婦に出会います。
そこで命は老夫婦に毒酒を作らせ、 これを大蛇が飲んで酔っぱらってしまいます。
石見神楽では4頭の大蛇が所狭しと暴れ回ります。
これが圧巻\(◎o◎)/!
 
これを飲んで酔った大蛇が、大きな胴をうごめかせ、火を噴き暴れまわる様は息をのむ大迫力です。
 
登場人物

須佐之男命(すさのおのみこと)、足名椎〈翁〉(あしなづち)、手名椎(てなづち)、
奇稲田姫(くしいなだひめ)、八岐大蛇(やまたのおろち)

 
 大蛇が毒酒を飲んで眠った場面で退治しますが、この時 大蛇の尾から出た剣は、
天の村雲の剣(あめのむらくものつるぎ)
《のちの草薙の剣(くさなぎのつるぎ)》として三種の神器の一つとし、熱田神宮に祀られています。
 
八岐大蛇を退治した須佐之男命は、稲田姫と結ばれました。

 宿に帰って、再び温泉でまったりと過ごし、湯上りビ−ルも最高♪
今日一日、『しまね』でいい時間を過ごせました。
 

1月7日(日) 厳島神社

 
7:00〜 朝食   部屋に戻ると食後のコ−ヒ−タイム 
 夜行バスの疲れは温泉と睡眠ですっかり解消。朝も温泉に入り、宿の朝食もどれも美味しい。
このあたりの郷土料理の、白玉が入った海苔汁もダシが利いていて、いい味でした。
部屋に戻り食後のコ−ヒ−も頂き、至れり尽くせりの極上温泉旅館でした。
 
9:11発 JR温泉津駅から山陰本線(益田行き)に乗車  
 宿の送迎バスで温泉津駅まで送ってもらえますが、時代が止まったような家並みが好きなので
、ゆっくりと散策しながら温泉津駅に戻りました。 

青春18きっぷを使うのなら、まる一日・・・木次線と芸備線を乗り継いでいたいところですが、
今回は手っ取り早く、格安で短時間で広島に向かいます。
 
9:58着 浜田駅 
山陰本線下りに乗車して47分で浜田駅。ここで下車、運賃は680円。
 浜田駅からは、広島駅行きの高速バスが出ているので、浜田駅のバスセンタ−で切符を購入しました。
 
11:00 浜田駅前 広島駅行き高速バス「いさりび号」に乗車 (3090円)   13:19着 広島駅
浜田駅で50分ほど待って、高速バスに乗車しました。途中は山間部を走るので、雪景色も見れました。 
途中、SAでトイレ休憩があって、2時間20分後に広島駅新幹線口に到着しました。
 
13:45 JR広島駅から 山陽本線(岩国行き)に乗車 14:11着 宮島口    宮島フェリ−に乗船 
 広島駅には午後1時過ぎの到着だったので、これから厳島神社に行く時間はたっぷりあります。
JR山陽本線と、宮島フェリ−で厳島神社に向かいましょう。
 
 15:00〜 厳島神社
 
お正月の1月7日の日曜日だから、フェリ−の乗客も、宮島の観光客(参拝者)も多いです。
厳島神社では、長蛇の列を予想していましたが、意外にも5分足らずで入ることができました。
本殿での参拝もわずかな待ち時間でした。 
 
 でも、おみくじやご朱印をいただく行列は長〜く続いていましたが・・・。
私は参拝ができたことで、満足したのでそろそろ厳島神社を出ます。
 
 16:00 宮島からフェリ−で宮島口へ
 
17:20 広島駅   17:30 ホテルチェックイン 
 広島駅に戻って、ホテルに向かいましょう。 青春18きっぷを使っていたら、この時間ならまだどこかに移動しますが、
今日は広島に泊まります。 ホテルには温泉施設もあったので、まずは温泉に入り・・・
 
18:30〜 ホテル一階の「広島乃風」 広島かきデラックス 1454円 
ホテル一階にある、お好み焼きの居酒屋 「広島乃風」で、湯上りビ−ルと、広島のお好み焼に舌鼓。
焼きそばと牡蠣が入ったお好み焼きにたっぷりの九条ネギが乗っていて、
大きいわりにお腹に重くなく、ビ−ルもお替わりしてご馳走さま(^。^)y-.。o○
 

 1月8日(祝・月) 備前焼の里・日生の『カキオコ』

 
7:08発 JR広島駅から山陽本線に乗車 三原〜岡山〜伊部     11:34発 伊部駅下車 
 三連休の最終日です。今日は青春18きっぷを使って、広島から一日かけて帰宅します。
今日の立ち寄りスポットは2箇所だけ。あとはずっと電車の中・・・\(◎o◎)/!

ますは、広島駅から早めの出発〜三原で乗り換え、岡山では大手まんぢゅうを買って赤穂線に乗り換え、
最初の目的地の伊部に着いたのは11時30分です。
 
伊部・・・(いんべ)と読みます。 ここには備前焼の窯元がいっぱいあります。 
まずは『備前焼伝統産業会館』で備前焼の窯元の作品が展示販売されているフロアを見て、駅周辺を散策します。
 
伊部駅周辺には窯元やギャラリーが多く点在し、古き良き風情の残る町です。
町を散策すると備前焼で作られた案内板やレンガ造りの赤い煙突が目を引きます。 
 
駅から歩いて5〜6分のところに天神様がありました。 なんと、狛犬は備前焼でした。
参道のタイルも備前焼です。階段脇にも多数の備前焼の作品が並べられていて、なんと瓦まで備前焼でした。

 伊部(備前焼の里)での滞在時間は1時間30分でした。再び赤穂線に乗って、18分後・・・
 
13:05発 伊部〜(赤穂線)〜13:23着 日生駅  
日生駅で下車しました。日生は(ひなせ)と読みます。これも地元の人じゃないと読めない。

岡山県備前市日生町は、海と山に囲まれた小さな漁師町で、カキ養殖が盛んな所です。
カキの生産が始まった昭和40年代に、カキ漁師が売り物にならない小粒や傷もののカキを
近所のお好み焼き店に持ち込んで、お好み焼きに入れて食べるようになったと言われています。

 
 お好み焼き×鉄板焼き uma uma       日生名物 『カキオコ』 1500円 +生ビ−ル
 で、今では広島風でもなく、大阪風でもなく、『日生のカキオコ』としてブランド化に至っています。
一度食べたら、その美味しさ(牡蠣の旨みが最大限に発揮されている)に魅了され再訪したってわけ。
 
日生のお好み焼きは、山盛りの千切りキャベツにトロトロの生地をサッと混ぜて、パァーッと鉄板に広げて焼きます。
その上から新鮮なカキのむき身をのせてじっくりと焼き上げると、外はこんがり、中はふんわり。
カキの旨みとキャベツの甘み、そしてモッチリした食感が楽しめます。

 日生駅から赤穂線に乗ったのが午後3時前。それから延々と姫路〜米原〜豊橋と乗り継ぎ
、自宅最寄り駅には午後10時半前に着きました。 お疲れさま ^^) _旦~~
 
Top 登山編  観光編