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夏のあいだは大賑わいだった富士山も、
9月の初旬には登山シ-ズンが終わってしまいます。
総勢10名、その内の半数は初めて登る
富士山に挑戦です。
前夜22時半ごろ、富士宮口新五合目の駐車場
に到着。まだ駐車場には充分なスペ-スがあり、
レストハウスから50mほど離れた場所
にテントを張って仮眠しました。
登山シ-ズンが終わったので、それほど車も
増えないだろうと思ったけれど、ひっきりなしに
車の音がして、夜間登山に出発をする人達
の話し声が絶えません。
中でもオ−トバイのエンジン音は最悪で
、熟睡できないまま朝を迎えました 。 |
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6:30 富士宮口新五合目 富士山登山口(標高2453m) |
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五合五勺あたりで日本シカを見ました
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六合目あたりを歩く・・・ヤナギランやホタルブクロが咲いていました
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まわりの見渡すと、上部の駐車場は車で埋め尽くされていました。この時期の登山者の多さにちょっとびっくりです。
支度を整え、6時半ごろ出発しました。天気は上々!。富士山山頂もくっきり見えます。
六合目の小屋に着きました。富士宮口の山小屋はここの二つだけが営業していて、この上の山小屋の営業は終わっています。
ここから宝永火口に向かうハイキングコ−スは紅葉の時期はお勧めです。
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7:25 登り始めて1時間弱・・・まだまだ山頂は遠く・・・ 9:30 雲海を眺めながらしばし一服、そよ風が心地いい |
目標は全員登頂!。成功のカギはゆっくり歩くことです。
富士宮口は他の3つある登山口のうちで一番標高が高い所から登り始めるので登る時間はコ-スタイムで約5時間、
富士吉田口の次に登山者が多く、登りも下りも同じル-トを歩きます。
登山シ-ズンは一週間前に終わってしまったのに、登山者の数は多く、下ってくる登山者とも ひっきりなしにすれ違いました。
夜の間に登っていた人達でしょう。 この時期、山頂の最低気温は0度前後に冷え込みます。 |
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9:40 八合目池田館はもうすぐ |
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10:00 八合目の鳥居をくぐります |
登り始めて3時間・・・八合目池田館が見えてきました。標高は3200mを越え、日本で二番目に高い北岳よりも高い場所に居ます。
今回のメンバ−構成は ≪チ−ム≫と≪パ−ムグリップ≫、その他、山岳(楽)関係者など・・・。
若干2名が大幅に引き上げてしまったけど平均年齢は33歳とヤングパワ−全開です。
黄葉の始まったオンタデもこの標高では数も少なくなり、砂礫の道を黙々と登るのみです.。
陽射しは まだ強いけど 秋の涼風が心地良く、この頃の富士山が一番快適に登れる季節ではないでしょうか。 |
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10:05 単調な登りに疲労が・・・
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10:20 標高3300mを越えました。山頂も見えます
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八合目の鳥居をくぐると富士宮口山頂の小屋が見えてきました。真っ青な空に銀色に光る飛行機が富士山上空を飛んでいます。
きっと飛行機の窓から富士山を眺めているんでしょうね 。
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10:30 九合目萬年山荘(標高3352m)
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11:20 九合五勺 「もうひと頑張り・・・」
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ついに九合目です!。
山荘の名前通り、シ-ズンの始めはこの辺りは万年雪があるのですが、現在はすっかり消えてしまったようです。
みんなの疲労もピ-クに達しているはずです。休憩のたびに用意してきた携帯酸素でテンションアップしたり、
飲むゼリ−などで栄養補給をかかしません。
意外なことに誰も高山病の症状は無く、きっと五合目で一晩過ごしたことや、ゆっくり歩くことを心がけたことが功を奏したのでしょう。 |
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11:25 あとは気力で登るのみ
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11:30 『ファイト〜 一発!!』
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九合五勺で休憩をとり、全員登頂の希望が見えてきました。
でもここからが正念場! 空気も薄いので、ちょっと登るだけで息が切れます。
ちょっと登って立ち休み・・・ちょっと登って立ち休み・・・と、その繰り返しで頑張りました。 |
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11:50 ついに富士宮口頂上の鳥居をくぐりま〜す (*^。^*)
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最後の鳥居をくぐって富士山富士宮口の山頂に着きました。
『やったぁ〜 ついに富士山登ったゾ〜 バンザ〜イ 』
『 でも、もう〜二度と!!登らない 』 と、口を揃えて言っていたのが ≪チ−ム≫
「御嶽山に一緒に行って、富士山は都合で登れなかった≪チ−ム≫の一員のOちゃんは
来年こそ登りたいと言っているのに誰か付き合ってあげてよね」
山頂の浅間神社も山小屋も閉まっているけど登山者はたくさんいました。
中には流しそうめんを楽しんでいるグル-プもあったりして、そんなイベントも楽しいだろうなって思いました。 |
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12:10 お鉢に出たらとたんに強風が・・・剣ヶ峰に行ってきま〜す 12:25 標高3776m 富士山剣ヶ峰
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せっかくなので最高峰の剣ヶ峰まで行くことにしました。お鉢に出ると強風が吹きつけ、今までにない寒さにびっくり!。
ザレ道の急登を登りきり、日本一の高い所にある三角点を踏んだのでした。
山頂やその途中の山小屋が閉まっていることは女性にとって、トイレが一番困ってしまいます。
人目を遮る樹林もないので、ツエルトで簡易トイレを作ったりもしました。
しかし下山の最後は早く六合目の小屋に着きたいばかりに、霧のかかった登山道を走る走る・・・ 。
みんな若いだけあって下山は早かったですよ!。 |
私はゴミを拾いながら下山しました。一週間前に清掃登山があったからかもしれませんが、
登山道にはゴミは少なく (風で舞ってしまうこともあるでしょうが・・・)、キャンデ−の空き袋の切れ端が目立った程度です。
登山者のマナ−も向上しているんだなと感じました。 |
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