焼  岳
2009年10月11日
体育の日の三連休は台風一過の好天に恵まれました。
久しぶりの 山の会の山行に2泊3日で参加するつもりで張り切っていたのに、
都合が悪くなってしまいドタキャン(-_-;)することに・・・スミマセ〜ン(ToT)/~~~
一日だけならお出かけできるようになったので、紅葉と展望を求めて日帰りできる北アルプスに出かけることにしました。
行き先は焼岳に。・・・さて、どのル−トにしようかと思案

@上高地は
観光シ−ズンの大混雑と帰りのバス待ちの行列を考えると×。
A最短ル−トの 中の湯温泉の先から
は以前歩いたことがあるし・・・。
B釜トンネル手前
からも交通手段が面倒だし・・・。

     で、もし早起きできたら、まだ歩いたことのない
C中尾温泉からのル−トで登ってみようと、きわめて柔軟な計画を立てました。
 中尾温泉へは 車でのアプロ−チが一番遠く、時間がかかってしまいます。

朝3時30分に自宅を出発→松本IC→沢渡を通り抜け→ー安房トンネルを抜け→
新穂高ロ−プ−ウェイへの道を 左に見送り→中尾温泉に入っていきました。
ここまでで4時間45分。やれやれ・・・やっと着きました。
ゲ−ト手前には車が20台ほど止まっています。
作業道路から標識に導かれて進むと、焼岳登山口がありました。
周辺の樹木の紅葉は始まっておらず、まだ青々としています。
白水の滝 展望台                      登山道の木々はまだ緑色・・・
最初は歩きやすい道で30分ほど登ると白水の滝が見える展望地に出ました。
周辺は雑木林ですが、やはり紅葉はまだ始まっていなくてちょっと残念でした。
歩き始めて1時間で鍋助横手という
標識がありました。
鍋助が滑落した場所らしく、滑落したら
止まらないという所らしいですが、あたり
はクマザサに覆われていました。

そこから落ち葉の道を15分ほど登って
いくと、急に木々の雰囲気が変わりました。

ここからはしらびそなどの樹林帯となり、
これから上での紅葉は期待できそうも
ありません。
鍋助横手の標識 雑木林から針葉樹林に変わりました
ヒカリゴケ 笠ヶ岳
途中2箇所にヒカリゴケが見られる岩穴がありました。

樹木の間からは時折笠ヶ岳が見えました。
でも笠ヶ岳の山頂付近はいつも雲がかかっていたんですよね〜。
秀綱神社 焼岳小屋⇔旧中尾峠 分岐
道はよく踏まれた歩きやすい道で、
順調に高度を稼いでくれました。

途中ほとんど休憩するまでもなく、
あっという間に秀綱神社に着きました。

ここには、秀綱の中尾峠越えの
説明看板がありました。


秀綱神社から10分ほどで、
焼岳小屋⇔旧中尾峠の
分岐に出ました。

まずは焼岳を目指し右手の旧中尾峠
方面に進みました。
旧中尾峠から見た焼岳
分岐から旧中尾峠までは20分ほど。
樹林の間から焼岳が見えると
旧中尾峠はすぐです。
樹林帯から飛び出した旧中尾峠からは
荒々しい火山(焼岳)が間近に見えます。

もくもくと噴煙の上がった山肌とまわり
に立ち込める硫黄の匂い・・・


ここからは砂や石交じりのガラガラ道の
急な登りになります。

よく見ると、登山道には登山者の姿が
たくさん見えました。集団で登っている
パ−ティ−もあるようです。

中尾温泉口からの登山者は多くない
わけだから、きっと大部分は上高地から
登っているのでしょう。
霞沢岳と大正池と上高地
展望は申し分なく、緑色の水の色が美しい大正池やどこまでも続く梓川。その向こうがわには霞沢岳が聳えています。
上高地の樹木はまだ緑色で、紅葉はまだ始まっていないようでした。

焼岳手前から眺める穂高の山々
途中、何度も振り返っては穂高の山々を眺めました。焼岳手前から見た明神〜穂高〜槍の穂先・・・まで
焼岳山頂からのパノラマ 《山スパ−ト》 より転用
焼岳北峰に向かう大渋滞・・・・ 火口湖
石を落とさないように注意しながら、ガラガラの急登を登りました。
旧中尾峠から焼岳北峰まではコ−スタイムで50分ほどですが、
鞍部手前で関西方面から来た40名弱の団体さんに追いついてしまい、
下ってくる登山者を待ったりとかして、渋滞の最後尾に組み込まれてしまいました。

鞍部まで来ると、中の湯からの登山者と合流し、びっくりするくらいもっと数の多い登山者でごった返していました。
その数100名以上は居たと思います。ここから北峰に登る岩場にも長蛇の列が・・・\(◎o◎)/!

モクモクと噴煙の上がる横にお行儀よく順番に並び、登り10名→下り10名→・・・と順番に岩場を通過しました。
それにしても、これだけ多くの登山者はいったいどこから登ってきたのでしょう???。 
北峰からの下りも行列に並び、ここでも待ち時間10分ほどで鞍部に戻りました。
焼岳東面の山すそに広がる紅葉 新中尾峠より焼岳小屋に向かう
大混雑もここまで、鞍部からはやっと静かな一人歩きになりました。
 正面の穂高方面には山頂に雲がかかってしまい、展望もイマイチになってしまいました。
焼岳東面の山すそにはやっと色づいた紅葉を見ることができました。

旧中尾峠から登り返し、展望台・中尾峠まで来ると、焼岳方面もすっかりガスに覆われてしまいました。
気持ちのいい笹原を少し下ると焼岳小屋がありました。
焼岳小屋 白水の滝と黄葉
焼岳小屋からは上高地に下るル−トと西穂高山荘に向かうル−トもあります。私は中尾温泉に戻るル−トを下り、
先ほど道を分けた 焼岳小屋⇔旧中尾峠 分岐まで戻ってきました。ここからは朝来た道を下って登山口まで戻りました。

午後3時に車に戻りました。でも、まだまだ一日は長いです。
新穂高温泉〜栃尾温泉〜(途中、奥飛騨ラ−メンで腹ごしらえしてから)、
新平湯温泉〜福地温泉〜と数多くの温泉場を通り抜け・・・飛騨牛の看板に食欲もそそられ・・・
「あ〜あぁ〜・・・泊まりで来たかったなあ〜 (@_@。y-.。o○ 。」 としみじみ思い・・・
大賑わいの≪ひらゆの森≫でのんびりと露天風呂に入りました。

観光シ−ズンの国道158号線では、沢渡周辺と松本市街に入る手前で大渋滞の列にハマり、
大幅に時間を費やしながらも、お目当てのりんご(秋映)は買うことができ、やれやれと帰途についたのでした。

3:30自宅出発ー8:30中尾温泉ゲ−ト前焼岳登山口 出発
9:00 白水の滝展望台ー9:30鍋助横手ー10:10秀綱神社ー10:20 焼岳小屋・旧中尾峠分岐ー10:40 旧中尾峠ー
11:40 焼岳北峰ー13:15 焼岳小屋ー13:35 焼岳小屋・旧中尾峠分岐ー15:00 登山口着
17:20  ひらゆの森 発 ー23:15自宅
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