茅ヶ岳 と 桃源郷
2010年4月18日(日)
春の青春18きっぷも終わり、しばらくはロ−カル電車の旅もお休みです。
春も本番!そろそろ山梨県にドライブしてみようかしら!。天気も良さそうだから久しぶりに茅ヶ岳に登ってみたくなりました。
朝5時40分ごろ出発して、52号線を走り、増穂ICから中部縦貫道をチョイ乗りして、
韮崎ICを出て、昇仙峡方面に10分ほど上っていくと、あっという間に着きました。
自宅を出てから2時間半ちょっと。案外近かったです。
深田公園の手前にある駐車場と登山地図 8:30 深田公園
駐車場は左側にあり、駐車場の誘導員
が見えたのですぐにわかりました。

「あれっ?何で・・・
今日は特別な日なのかしら?」

と疑問に思いながら、深田公園まで行くと、
深田祭りと書かれた大きな垂れ幕が
かかっていました。
テントが出ていたり、登山イベントの
テ−ブルで受付をしている人がいたりと、
いつもよりにぎやかそうな感じです。
8:02 登山口付近 9:00 林道に雪が付き始める
茅ヶ岳には14年ぶり・・・
そろそろ山野草が見れるかな?
と期待しつつ・・・
二日前にはこの時期珍しい降雪もあった
ので、軽アイゼンも携帯する・・・
というのも矛盾していますね!。

深田公園を左に見て、右側の登山口
からは林道を歩いていきます。
道の両側には雪がありますが、傾斜も緩
く気持ちのいいハイキングです。

その後林道の雪を踏みながら
歩くこと一時間位で女岩に着きました。
大きな大きな岩盤からは水が
したたり落ちています。

ここまではずっと緩やかな林道歩き
でしたが、この先から いよいよ本格的な
登りとなります。
        9:30 女岩                      
女岩から岩場の中を登る 岩場が終わると雑木の中を歩く
このあたりからアイゼンが必要かも?と思っていたものの、登山道には雪がなく、以外な感じがしました。
落石に注意しなければいけないこの辺りも、雪のおかげで比較的安心して登れました。
岩だらけの急登が終わると、雑木の中を登っていきます。
芽吹きもまだ始まっていません。まわりの草花を探そうと思ってもこの雪では・・・
  傾斜がでてくるとジグザグに登る              10:00 コルに上がると金峰山が正面に見える
だんだん傾斜がでてきてジグザグに登るようになるました。女岩からの30分の登りですっかり汗をかいてしまいました。
やがて正面の視界が開けコルに出ます。コルから少し逆方向に歩くと、いい展望台がありここで小休止。
ここから金峰山が正面に見えました。
10:15 深田久弥先生終焉の地 尾根には雪も山野草もない
コルで展望を楽しんだあと、尾根道を登っていきました。
すこし登ると、ここが深田久弥先生終焉の地です。金峰山をバックに石碑がありました。
尾根上には雪もほとんどありませんが花も咲いていません(-_-;)。イワカガミの葉っぱがあるだけです。
でも時々展望が開け、南アルプスや富士山が望め、気持ちのいい尾根歩きです。
10:30 茅ヶ岳山頂 と八ヶ岳 標識の右が金ヶ岳 うっすら富士山も見えた
コルから25分ほどで茅ヶ岳に着きました。頂上は広くありませんが、た〜くさんの登山者が寛いでいて 
大賑わいでした。   その数70〜80人・・・くらいかなぁ〜 (ToT)/~~~
でも360度の大展望で、天気もいいから抜群のロケ−ションでした。
山頂からは南アルプスの山々も見える
八ヶ岳の左側には うっすらと北アルプスの槍ヶ岳や穂高方面の山も見えます。
その左に屏風のような広い連なりは南アルプス。甲斐駒ケ岳からアサヨ峰、鳳凰〜白峰〜遠く聖岳まで・・・
花は見れなかったけれど、この大展望が見れたことでラッキ〜
11:00 下山は千本桜・尾根道で   下り始め 11:45 防火帯の下り
「お隣の金ヶ岳は花も咲いてないことだし、せっかく山梨まで来たんだから、名残の桜でも見ることにしましょう。」
そんなわけでここで下山することにしました。
下りは千本桜・尾根道経由で降りてみることにしました。
雪解けで上部は多少ぬかるんでいましたが、適度な傾斜で歩きやすく、千本桜の標識を右に見送り、尾根をぐんぐん下ります。

やがて切り開きの防火帯の道になると、林道はもうすぐです。
標識通りに林道を歩くと、朝歩いた林道との交差点に出て、ここからは朝と同じ道を戻って深田公園に着きました。
      12:20 深田記念公園               豚汁と麦茶は無料サ−ビス   山菜の天ぷらは300円   
深田公園ではイベントの真っ最中! 豚汁と麦茶の無料サ−ビスがあるからと、早速テントへ向かってみました。
手前のテントでは お母さんたちが山菜の天ぷらをた〜くさん揚げています。試食もありました。

テントでは豚汁と麦茶を出してくれました (*^。^*) 。何だかうれしくなって、山菜の天ぷらを一皿買ってきました。 
天ぷらはタラの芽・よもぎ・しいたけ・セリ・ねぎぼうず・のびる・りんごなど種類も豊富
            深田祭の会場と文学碑                    ≪百の頂に 百の喜びあり 深田久弥≫
階段を上がった所に深田久弥の文学碑がありました。ここで今日の2時半から式典が行われるとのことでした。
深田祭は4月の第3日曜日に行われていて、今年で28回目とのことでした。
深田祭の日に毎年茅ヶ岳に来るという登山者もいらっしゃいましたよ。

深田祭では地元韮崎のお父さん・お母さん達が大活躍。
とっても親切で、『帰り道 ぜひ桃源郷に寄ってみてください。桃の花がちょうど満開ですよ!』 と。
桃の花は、いちの宮に見に行くことがありましたが韮崎でも見れるんですね。駐車場の地図で確認したら、ありました。
13:30 新府桃源郷(韮崎)
深田公園から韮崎IC方面に戻り、甲州街道に出る手前の17号線沿いに車を走らせ約20分ほど。
ありました!突然視界が開け、あたり一面桃の花畑が広がっていました。ここが新府桃源郷です。
駐車場に車を置き、桃源郷を散策しました。桃の花は桜よりも濃い鮮やかな桃色で、青空のもと一段と映えます。
この花を見ると「山梨に来たなぁ〜」と実感。いいビュ−ポイントを教えてもらってよかった (*^_^*)
鳳凰三山
新府桃源郷の魅力は桃の花ごしに見える山々の美しさでしょう。
南アルプスの鳳凰三山は至近距離で眺められます。
八ヶ岳
八ヶ岳のフォルムも一段と美しい。 ここから茅ヶ岳と金山も見えました。

さて、今度は甲州街道を走り、白州の道の駅に寄ってみました。でも野菜は夕方近くで品薄状態(-_-;) 
でも静岡ではお目にかからない行者にんにくがあったので、ゲットしましたよ。
 最後にもう一箇所、ここから車で10分ほどのところにある長坂へ〜。
美術館周りの満開のソメイヨシノ 清春芸術村 清春白樺美術館
携帯のTモ−ドサイトで検索した 今が見ごろの満開の桜スポットへ〜。
清春白樺美術館までやってきました。満開のソメイヨシノの大木と大勢の見物人がいたのですぐにわかりました。

美術館の内側の敷地を囲むように50本ほどのソメイヨシノがあります。
敷地の外からでも桜は見れますが、やはり入場料(美術館なので)を払って中から見るほうが見事です。
清春臥龍桜
(1998年の台風5号の暴風で根元から二つに割れ、一時は再起不能かと思われましたが
今では蘇り、春には見事な花を咲かせている)
甲斐駒ケ岳と桜
寿命が短いとされるソメイヨシノの種類ですが、ここの桜は樹齢80年の大木で、山梨県の指定文化財にもなっているそうです。
美術館ではルオ−の作品を主に見ることができました。でもこの時期、絵画鑑賞よりも桜見物のほうが価値が高いかも!。
南アルプスを背景に咲き誇るソメイヨシノは圧巻でした。この絶景は敷地の中からじゃないと見れません。
南アルプス 鳳凰三山や白峰の峰々
もう夕方近かったので、写真を撮っても色がぼけてしまいましたが、シ−ズン最後の桜を楽しめて大満足でした。
Top   登山編  観光編    プチグルメ