森吉山     平泉・毛越寺  角館
2012年 7 月 26・27日 
7月は大忙し!(遊びで)。小刻みに取ろうと思っていた夏休み。
東北の花の名峰に行ってみたくて、事前にプランを作ってありました。
今回の休暇の日程では東北地方はすべて晴れ!
梅雨明けのあった出発の2日前に、すべての予約をして、翌日は旅の支度。
そして水曜日の夕刻、青春18きっぷを使って品川に向かいました。
ここからは夜行バス。こんなご時世だからきっと安全と信じて!。
今回のバスはWILLERのピンクバス。リラックスシ−トは顔を覆うフードもあり、リラックスして仮眠が出来ました。

このバスは東京から酒田までリラックスシートだと5200円程度だったけど、ネットの直前予約だったので3800円と
超お得でラッキーでした!  山形駅に着いて、まずまずの晴れ、次に鶴岡〜酒田へと向かうのだけど…

前日、東海道線の中で鳥海山の天気予報をチェックしたら、まさかの雨マーク。酒田市内は曇り予報。
東北での初日に鳥海山を登るつもりで、全部のスケジュールを組んであったけど、どうしよう?

酒田には朝8時過ぎに到着。 やはり酒田は蒸し暑い 曇り空。鳥海山方面は暗雲に包まれて、「ありゃ〜絶対に雨だよ〜。」
鳥海山は花はもちろんですが、その景観も重視していたので、「今日は・・・ダメだ。止めよう!。」
はるばる酒田まで来て、ここでレンタカーを借りたのに・・・。  「何てこっちゃ!。でもこれからどうしよう?」
世界谷地原生花園(第一湿原)
まあ、移動距離は長くなるけど、三日目に行くつもりだった栗駒山周辺と平泉方面に行ってきましょうか!
移動距離は160kmほどです。最上川沿いを走り新庄から宮城県へ〜〜〜。
途中に観光名所や道の駅で寄り道をしながら、のんびりドライブを楽しむ一日と、シフトチェンジ!。
三日目に登る予定だった栗駒山には登れませんが、山麓の世界谷地湿原を散策してみました。
数年前の大地震で第二湿原には行けず、第一湿原のみを周遊。
こじんまりとした湿原には ニッコウキスゲはすでに終わり キンコウカが咲いていました。
世界遺産 平泉 毛越寺             浄土庭園  大泉ヶ池
宮城県から岩手県に入りました。平泉に行きたかったのは、前回、時間がなくて見れなかった毛越寺を見たかったからです。
震災後は観光客も遠退いた平泉も、世界遺産登録にもなり、賑わいが戻ってきたようです。
   平泉 毛越寺                   州浜                                遣水
広大な境内には創建時の伽藍の礎石があり、往年の建築物があった時の華やかさに想像を巡らすと、
東北一の繁栄ぶりが目に浮かぶようでした。    来て、見て、良かった。  それにしても蒸し暑かったあ〜。
達谷窟毘沙門堂
車なので、もう一箇所、回ってみました。 達谷窟毘沙門堂はこの景観にびっくり、山肌の岩にぴったり建てられていて、
その向こうの岩肌には大佛様のお姿が・・・(岩面大佛)

そろそろ平泉から今度は秋田市内へと大移動です。 
東北自動車道〜秋田自動車道と走り、移動距離は160kmほど。 今日の宿泊地までは2時間半ほどです。
ネット予約のこの施設。市内から離れている公共施設で周りには何にもないけど、
落ち着ける和室と大浴場も入れて3950円で格安!。車があるから利用できます。

ただ近くには店もコンビニもないので夕食はここのレストランで食べることにしました。
秋田といったら稲庭うどん!1500円でこのボリューム、じゅんさいの小鉢も付いて、
「わぁ〜!何もかも美味しかった\(^O^)/
最初の計画では1日目に鳥海山に登って、この秋田市内に宿泊。次の日は森吉山に登る予定でした。
登りたい山があって、その移動の同線上に宿泊地を決めてあったので、急遽計画の変更で今日は車で400km弱の大移動。
登山と同じくらい疲れたけど有意義な一日でした。おやすみなさ〜い

森 吉 山    2012年7月27日
朝7時過ぎに宿を出発しました。阿仁スキ−場までは約60km。  一般道で2時間ほどで、途中角館を通ります。
以前青春18きっぷを使って東北方面を旅しましたが、電車のアクセスが不便な角館は行きたいけど行けなかった所です。
下山後にここで観光できるように、今回の森吉山はスキ−場のゴンドラを使って歩行時間を短縮することにしました。 
のどかな農道沿いには、どこまでも青田が広がっていました。美味しいお米ができますように。
   阿仁スキ−場のゴンドラに乗って                    ゴンドラ上部から見える景色はブナ林
角館を通り抜け、「またぎの里・阿仁」 に向かいました。途中、道路にに沿って秋田内陸縦貫鉄道が走っています。
なつかしい時代の原風景が広がるこの電車にも乗ってみたいものです。
厳しく豊かな阿仁の自然の中で、動植物と人間が共存していたマタギの里・阿仁。そんな事を思ってスキ−場に向かいました。
登山者が多いコ−スを選んだのは(マタギ=熊撃ち)のイメ−ジから熊が怖〜い。
ゴンドラからの景色は下方はコメツガなどの針葉樹、標高が上がるとブナ林。 紅葉シーズンも良さそうです。
    10:15 山頂駅にある案内図                     タカネツリガネニンジン  登山道には花がいっぱい
山頂駅を出て道標に従い登山道に入ると、スキー場山麓の上からゲレンデを登る道が合流していました。
森の香り=フィトンチッドがいっぱいで、カラダも喜んでいます。
登山道には大きな株のタカネツリガネニンジンがいっぱい紫色の花をつけていました。
石森
アオモリトドマツの中をちょっと登ると石森に着きました。この平らにはニッコウキスゲがたくさん咲いていました。
ここで阿仁前田からのコースも合流します。
ウラジロヨウラク(この花にガクはありませんでしたが、ガクウラジロヨウラクも咲いていました)       アカモノ
天気は晴れ…ではなくて曇りでした。 山は雲の中に入ってしまったんですね。 
でも登山道には色とりどりの花がいっぱい。
登山道は歩きやすく、タカネツリガネニンジンの花が、どこもかしこも ちょうど見頃です。
クルマユリやニッコウキスゲも登山道を賑わしてくれます。
   10:50  阿仁避難小屋
阿仁避難小屋からは木道や湿原もあり、とってもいい感じ、前方にはうっすらと山頂が見えてきました。
11:15 稚児平のお花畑                  コバギボウシ  キンコウカ   チングルマ
稚児平はニッコウキスゲや、咲き終わったチングルマの群生地でした。

                  11:25  森吉山
木道の先が山頂のようです。
山頂の標識の背景はまたまた・・
グレ−一色でした。
残念(T_T)/~

ゴンドラ使ってお手軽に
花の山を楽しめました。



時間短縮したので、

反対側に20分ほど下ったところにある

山人平まで

お散歩することにしました。
森吉山から山人平へ下る


山人平は
森吉山屈指のお花畑のようです。


下り出してすぐに、チングルマ
の群生地がありました。
ここはすべて咲いています。

イワカガミもチラホラ。

アオノツガザクラも少しだけ
咲き残っていました。

平地に木道が一本通っています。
あのあたりが山人平かな?  すれ違った登山者は山人平のお花は終わったと言っていましたが、
あの景観に魅せられて、やっぱり行ってみましょう。
道々には色んな花がみられました。  ハクサンシャクナゲも咲いていました。
ここに咲いていたのはガクがある<ガクウラジロヨウラク>でした。
木道になると 両側にはニッコウキスゲが咲いていて、湿原にはミツガシラがちらほら…。
満開のニッコウキスゲが咲く
木道がずっと続いているのが見えます。


あぁ〜いいところだねぇ〜♪♪♪

メルヘン ・ メルヘン !
12:00 山人平
山人平はチングルマの群生地でした。(残念、はやりすっかり終わっていましたね。)
イワカガミ          ミツガシラ     チングルマ           アオノツガザクラ
再び森吉山まで登り返し、後は山頂駅まで下山して、帰りもゴンドラに乗ってクルマに戻りました。
ここから角館までは1時間半位。

15:45   角館  武家屋敷通り
角館には午後3時半ごろに到着しました。
駐車場にクルマを置き、観光マップをもらって早速武家屋敷通りを散策です。
このあたりのお店や見学は5時で終わってしまうので、無事、間に合いました。
地名の通り ずらりと由緒ある武家屋敷が並んでいました。塀の中の樹木はどれも巨木で、歴史を感じるたたずまいです。
お土産屋さんもあるので、立ち寄って試食も! もろこし、稲庭饂飩、醤油蔵、などなど。桜の樹皮の加工品もいっぱいありました。
青柳家
武家屋敷は石黒家のお隣には青柳家がありました。
時間的に両方は無理なので、一番規模が大きい青柳家に入ってみることにしました。
屋敷には離れがいっぱいあり、さまざまな収蔵品が見られました。広大な庭には、桜の巨木もあり手入れが行き届いていました。
なんと食事処や民芸品を作っていたり、お土産まで売っていて かなりの規模でした。

夕方5時を過ぎると、どこも店じまいでした。静かになった角館を後に、5時半には再びハンドルを握り、
今晩の宿の横手までは約1時間のドライブです。
横手駅前で  B級グルメ 横手焼きそばの夕食
駅のまん前のBHで駐車場代込みでも格安の3600円。
横手の名物といったら横手焼きそばぐらいとの事で、晩酌は駅前の食い道楽にしました。
横手焼きそばはトッピングの目玉焼きがチャーミングですが、それ以外の特徴は麺がストレートで、
焼く前にザルで水洗いしていたこと。具は豚の挽肉とキャベツで、ソースは意外にもさらっとしたフルーティなもの。
優しい味の麺を、目玉焼きと一緒に楽しむという感じでした。

お腹もいっぱいになって、今宵は早く寝なくっちゃ。明日は一日目に登れなかった鳥海山!。5時に出発です。

鳥海山登山は往復9時間を予定してます。

初日に登るのを三日目に変更したことから、登山口の鉾立からレンタカー返却地の山形市駅前へ
19時30分までに返さなければなりません。
移動に3時間をみて、夕方4時に下山できれば多分間に合うという計算です。

横手から登山口の鉾立には移動時間2時間とみて、7時には歩き始めたいから、逆算して、ホテル出発は5時ですよ〜。

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