霊仙山 の 福寿草
2012年4月29日
前夜泊まった岐阜羽島駅南口の宿
隣接の駐車場代を含んでも2400円
の破格値でした。
コンクリ−ト打ちっぱなしのシンプルな
部屋でテレビもありませんが、無駄を
省いた低コストはとっても魅力でした。

ここから醒ヶ井駅を目指して出発。
醒ヶ井駅からは醒ヶ井養鱒場の標識に
導かれて進み、養鱒場を通り過ぎて少し
走ると、三叉路に車が駐車してありました。
本日は登山口にある神社で大祭があるの
で、登山口にある駐車場には関係車両
しか駐車できないと看板が出ていて
、ここから歩くことになりました。 
約30分ほど余分に林道歩きです。
7:50 ここで駐車(登山口まで1、9km) 林道を歩く  8:20  榑ヶ畑 登山口
ゴ−ルデンウィ−クに最適な山登りプランを琵琶湖周辺や福井県あたりで探していたのですが、ここ霊仙山(りょうぜんざん)
は計画外でした。霊仙山の福寿草は魅力的でしたが、すでに終わっているのでは・・・?
1週間ほど前に霊仙山に登ったという大先輩からGWの前半なら大丈夫との情報をいただいたんです。
石垣が残っている 8:35 山小屋 かなや 8:45  汗拭き峠
榑ヶ畑登山口からすぐに、周囲に石垣が組まれた道を歩きます。このあたりに昔集落があったのでしょうか?
沢を少し歩くと 山小屋 かなや がありました。 素泊まりができ、小さな幕営地もありました。
ここから樹林の中を10分ほど登ると汗拭き峠に出ます。 右は落合・今畑(廃村)から登ってくる道で、
左は霊仙山に向かいます。周遊ル−トになっていて、ガイドブックなどはこの周遊ル−トを紹介しているようです。
8:45  樹林を登る 8:50 ヒトリシズカ
樹林をジグザグに登っていくと、芽吹きが始まった若葉がいい感じです。
8:52 三合目           山野草もちらほら            9:07 四合目(松林)        
標識もしっかりとついています。 山野草もちらほら咲いています。でも多かったのはイブキトリカブトでした。
9:18  見晴台                      9:34  六合目  
五合目は見晴台になっていました。琵琶湖方面が見えるのですが、うっすら霞んで見えるだけです。
今日は私一人ですが、岐阜県から来ていた方と足並みが一緒だったので、話しをしながら歩きました。
以前静岡県中部(私の地元)で20年ほど獣医をしていたとのことで、今は悠々自適に山野草を研究しているとのこと。
六合目あたりからは展望が広がりました。この辺りからは景観がすっかり変わってしまったということです。
 イブキトリカブトの中にニリンソウが咲いている            9:45  霊仙山の広大な山容を見渡す
以前は笹原に覆われていたのですが、鹿の食害により、植物が枯れてしまったようです。
登山道脇の笹は、新しい葉が出ているものの、樹木は立ち枯れた状態でした。 そんな中でトリカブトの葉っぱだけは
目立ちましたが、数が減ってきているみたいだとも・・・。 イブキトリカブトの葉っぱの中でニリンソウの花を見つけました。 
なだらかな道が続きますが、広大な
台地状のところなので、濃霧や降雪の
時はちょっと不安になりそうです。

八合目には霊仙神社の鳥居と
お虎が池がありました。
賽銭箱はありますが・・・・ 
お虎が池がご神体??
池の中はもうじき、おたまじゃくしの
ゆりかごになりますよ〜。

と、山小屋 かなやでもらった
登山地図に書いてありました。
9:55  八合目 霊仙神社とお虎が池  
 一緒に歩いていただいた元獣医さんは、セメントの成分が地下に溶け落ち、窪地や空洞ができるんだと教えてくれました。
10:17  九合目 経塚山               伊吹山が見える
最初の小高いピ−クが 経塚山でした。ここが九合目です。 晴れてはいますが、風はまったく無く、蒸し暑いくらいです。
黄砂の影響か近いはずの伊吹山もかすんでいます。琵琶湖もかすんでいました。
ヒロハノアマナもいっぱい
太陽の光をいっぱい浴びて、ヒロハノアマナもめいっぱい咲き出しました。
鹿の忘れ物もあちらこちらにいっぱいあって、動物園のにおいがします。
               10:40   霊仙山
九合目の経塚山からちょっと下って、また登り返して、三角点への分岐から、まずは霊仙山に登りました。
霊仙山からの展望  藤原岳・御池岳方面                   最高点から西南稜に向かう尾根道
霊仙山からは鈴鹿の山々の展望が広がり、うっすらですが、藤原岳や御池岳が見えました。
三角点方面にも人々が寛いでいるのが見えます。そこから西南に伸びる尾根が西南稜で、これから向かう尾根です。
山小屋 かなや でもらった登山地図の一部分です。 
私は途中で引き返しましたが、汗拭き峠を基点に周遊できます。
11:20  最高点から西南稜に向かう             コバイケイソウ群生地
霊仙山から最高点に向かい、ここで一休み。 これからいよいよ西南稜を歩きます。
「福寿草はまだ咲いているかしら?どのあたりで見られるのかなぁ〜」 
福寿草が咲いていそうな場所があり、あたりをキョロキョロ・・・この辺はコバイケイソウばかりでした。
  最初の福寿草を見つけた    
もう少し進みましょう。石がゴロゴロして歩きにくい尾根を歩いていきます。
なんとなく咲いていそうな場所だと思い、あたりを見渡すと、葉っぱだけで、花はもう終わってしまって枯れていました。
キョロキョロしながら歩いていると、やっと咲き残っていた一輪を見つけました。
北側の斜面を見てみると、「あららら・・・まだ咲いていましたよ。」 北側は雪が遅くまで残っていたのでしょうか。
だんだん花が多くなり、あらまぁ〜ちょうど見ごろじゃないですかぁ〜!
このあたりが一番多かったところです。ヤマシャクヤクも多かったので、これからも楽しみですね。
福寿草を見たくて登った霊仙山です。「思いがけなくこんなに見られてうれしかった〜(*^。^*)」 
元獣医さんは周遊コ−スを歩かれるのでここでお別れです。  私は来た道を戻ります。
霊仙山の福寿草情報を教えてくれた山の大先輩よると、この先西南稜を下る周遊コ−スは急降下で、
最後に1時間位の登り返しに難儀するとのこと。
晴れ晴れフラワ−トレッカ−の私はここで目標達成したので、来た道でお気楽に下ることにしました。
下りのコ−スタイムは
13:00 最高点 ー 13:25 九合目(経塚山)ー 14:25 汗拭き峠ー 14:45 登山口ー 15:10 駐車場
車に戻り、林道を下っていく道にも、駐車中の車が点々とありました。

醒ヶ井駅の道の駅で小休止の後、今度は琵琶湖の北側に移動です。
私の車にはカ−ナビが付いていないので、その都度地図で確認して、ル−トイメ−ジを描きます。
後は道路標識を見落とさないように、自分流のドライブを楽しみましょう。
琵琶湖湖畔のホテルに泊まります 奥琵琶湖マキノグランドパ−クホテル キレイな室内で晩酌タイム
琵琶湖湖畔の道をドライブして琵琶湖を間近に眺め、竹生島も眺め、琵琶湖の北側までやってきました。
途中の道の駅で晩飯を調達。 地元名物の『鮒寿司』は薄い切り身を真空パックで売っていますが、
高価な上、はたして食べられるかが微妙なので、手堅く焼きさば寿しをゲット。
コンビニで缶ビ−ルも買って、今宵の宿に向かいました。

数日前にネットで探したこのホテル。一泊朝食付きで5000円でしたが、まだ新しく広〜い室内で私的には上位ランクでした。
明日は三連休の最終日。  明日もフラワ−トレッキングをしますよ〜(*^。^*)
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