沢口山
 2013年11月8日
 
 
 9:20 寸又峡温泉           9:30 沢口山 登山口
 静岡県中部の地元でもそろそろ紅葉の便りが・・・。梅ヶ島温泉や寸又峡温泉あたりはだんだん色づいてきたようです。
それならば沢口山なら紅葉がいいはず!。 下山後の寸又峡温泉も大好きな温泉のひとつです。
駐車場は紅葉の時期は500円の駐車場料金がかかります。広い駐車場に車を置き、温泉街を歩いて登山口に到着しました。
 
 9:46 最初は急登が続く          10:13   テレビ中継塔からの眺め
 最初は杉林の中のジグザグな登りです。稜線に上がるまではずっと急な登りが続きます。
尾根に上がると風が冷たく感じます。木々は色づきはじめていて、徐々に高度を上げて進みます。
 
 10:13  テレビ中継塔         10:46  樹林の間から朝日岳が見える
 寸又峡温泉の登山口は標高540m。沢口山は標高1424mだから、標高差で900mの登りということになります。
登山口から45分でテレビ中継塔のある場所まできました。寸又峡の温泉街がずっと下になりました。
再び雑木林を登っていくと、寸又三山の一つの朝日岳も見えました。 左肩のガレが特徴です。
 
 10:50  紅葉もいい感じ・・・
 まわりは雑木林。カエデの紅葉もにぎやかになりました。ブナの葉も黄色に色づいています。
 
 10:53    展望所からは富士山が見える
 登山口から1時間20分ほどで展望所があります。東側の杉林の切り開きからは真っ青な空に
6~7合目まで雪化粧した富士山が見えました。「今日もあの富士山に富士山の達人さんは登っているんだろうな~。」
 私も8日前の10月30日に、達人さんの1600回登頂の日に一緒に登らせていただいたけど、
あの時からの積雪はすっかり根雪となり、ますます白くなって輝いていました。
 
 11:09  木馬の段         11:22  アカヤシオツツジ見所
 登山道は落ち葉で埋まり、足に優しい登りです。広い尾根では赤いペンキ印を探すこともありますが、
木漏れ日が静かな山を包んでいます。このあたりはイワカガミの葉やアカヤシオの木も多く、新緑の頃も大好きな山です。
 
 11:33  富士見平      11:32 猿並平コ-スへの分岐      11:26  
 猿並平コ-スへの分岐点の先に富士見平があります。杉が成長してしまったからか、ここからは富士山は見えません。
 
 11:51  鹿のヌタ場                    11:52  ミズナラの巨木
 広々とした緩い尾根を歩いていくと、ここからが沢口山で一番好きな場所。ツガやカエデやブナの中にヒメシャラも混じり、
最高の雰囲気。静寂の中、小鳥の囀りだけが心地よい空気感です。鹿のヌタ場の先のミズナラの巨木も健在でした。
 
 11:54  ブナの疎林
 うわ~、このあたりはブナの黄葉がいいぃ~。地面は落ち葉でいっぱい。
 
 12:10 沢口山山頂(標高1424・8m)
 山頂直下の急登を頑張ると、もうすぐ山頂です。 山頂から降りてくる2パ-ティほどとすれ違うと、
山頂は誰も居なくなってしまいました。 いい天気だから、こんなに素晴らしい展望にも恵まれました。
 
 正面の手前は朝日岳。その右方面は大無間など、南アルプス深南部の山々が見渡せます。
左側の奥に見える白い山は聖岳のようで、その左には光岳や池口岳が見えているようです。
 
 聖岳と赤石岳                         沢口山から富士山も見えます
             12:40  下山開始      14:15 沢口山登山口着   
『 聖岳の奥のほうには赤石岳も見えているよな~。』って話していたのは、私の後に、沢口山に登ってきた2人組。
登っている間、ずっと私の後を歩いている登山者の気配を感じなかったのに何故かな~って思いながら、
後ろのベンチに座って話している彼らの顔を見ることはありませんでした。
彼らも早々に下山し、再び静かになった山頂でひとりのんびりとランチタイム。
下山は道を変えて、猿並平コ-スに下ることが多いけど、今回は登った道と同じの日向山コ-スで下山しました。
 
 14:30  寸又峡温泉 ホテル アルプス で 立ち寄り入浴 (500円)
 1時間35分であっという間に下山。温泉セットを持ちに車に戻る途中で、私の名前を呼ぶ人がいました。
こんなところでいったい誰?って思ったら、赤石避難小屋のE氏でした。車2台を使って山犬段から天水を越えて
沢口山に登り、猿並平コ-スで寸又峡に降りて、これから車を山犬段まで回収にいくとのこと。
山頂に居合わせたのは彼らだったようで、登山ル-トも違ったから、山中でも気配を感じなかったんですね。
(どおりで、山頂から見える聖岳よりも赤石岳を気にしていたわけです。)
挨拶を交わしたものの、安易に「来年の夏には会いに行くからね~!。」とは言い難い・・・。
赤石岳はここから近そうだけど、相当の覚悟で登らなきゃ((+_+))

寸又峡温泉では、日帰り入浴が出来る旅館も多いのですが、夢の吊り橋までハイキングする観光客ばかりで、
温泉に入っていく人は少ないように思います。寸又峡温泉街の中で、ホテルアルプスが一番のお気に入りです。 
源泉かけ流しとまではいきませんが、ほんのりと硫黄の香りがして、とろみのある肌に優しい泉質です。
ここでも温泉を独り占めして、紅葉と温泉の寸又峡を後にしました。
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