甲武信ヶ岳
 2014年 6月21日 
甲武信ヶ岳って、登るチャンスを逸していた山。
17〜18年前にナメラ沢を遡行して、木賊山近くまで達したものの、戸渡尾根〜徳ちゃん新道を下山。
下山道に咲いていたシャクナゲの花は見事で、すっごく美しかった(^。^)y-.。o○。  そしてシャクナゲといったら十文字峠・・・。
ちょっと時期が遅くなってしまいましたが、甲武信ヶ岳から周遊してみました。
 
 5:50 毛木平の駐車場にはレンゲツツジが咲いていた
 シャクナゲの咲く時期は満杯になる毛木平の駐車場。それを危惧して前夜に韮崎まで向かい、道の駅で車中泊。
早朝、川上のレタス畑を走って駐車場に着きました。
手前にはベニバナイチヤクソウの大群生地があったり、駐車場脇のレンゲツツジも咲き始めています。
広い駐車場に車は まばら・・・。   シャクナゲの最盛期は終わっているからかな〜?
 
6:00  千曲川源流と十文字峠への分岐点   
 駐車場の奥からゲ−トのある林道に入り、十文字峠と千曲川源流との分岐で、まずは源流コ−スへ入ります。
近くを千曲川が流れ、清流の音に負けないくらいに小鳥の囀りが森の中に満ちています。
針葉樹の下草はシロバナヘビイチゴの花。 しばらくは、なだらかな道が続きます。
 
清流の音を聞きながら・・・   6:15 千曲川源流まで4km  
 千曲川源流の標識がいくつかありました。源流部まではずっと川沿いの登山道を歩くようです。
カラマツ林には苔庭のような広々とした空間が広がり、白樺林は明るい雰囲気・・・い〜い森です。
近くには千曲川が流れ、清流の音も耳に心地よく、まさにセラピ−ロ−ドといった感じです。
 
 7:30  ナメ滝
 歩き始めて1時間40分ほどでナメ滝がありました。ここから甲武信ヶ岳までは2時間という標識があります。 
登山道は比較的広く、整備されているので歩き易く、順調に高度を上げていきます。
 
7:30 千曲川源流まで 2,1km       千曲川に架かる橋を何度も渡る  
 途中何本も本流に枝沢が入っています。木の根や石や濡れているので、滑らないように心がけましょう!。
千曲川はだんだん流れが細くなり、川に掛けられた木の橋を何回も渡りながらそろそろ源流も近いのでは・・・?
 
8:40  千曲川信濃川水源地標         9:05 主稜線に上がる
 ちょっとした広場があり、その脇を数歩下るとそこが千曲川の源流部分。
ここからは稜線に上がるまで、ちょとした急登です。 25分、頑張って登ったら、主稜線に上がりました。
 
9:30  甲武信ヶ岳      9:55 甲武信ヶ岳から十文字峠に向かう
あとは尾根をゆるやかに歩いていくと、シャクナゲの木がいっぱい。 しかし、まったく花も蕾もありません。
ガラガラの石ころの道を登りきったピ−クが甲武信ヶ岳です。 岩場にはイワカガミが咲いていました。
千曲川源流地点を通って甲武信ヶ岳に登る道は比較的歩き易い道でした。
今日は曇りなので、あいにく展望は利きませんでしたが、目的はシャクナゲなので まあいいかぁ〜・・・! 
30分ほど山頂で寛いで、さて、まだ道のりは長いぞ〜〜〜!
 
10:20  シャクナゲの木が多い登山道   10:22 三宝山 
 次のピ−クにむけて急降下!、鞍部から同じくらい登り返して三宝山 に着きました。
登山道脇にはシャクナゲの木も多いのですが、ここも花も蕾も無いよぉ〜。
 
11:03 尻岩 
三宝山 からはゆるやかな下りの道が続きます。コメツガなどの針葉樹の静かな森です。前方に巨石が見えてきました。
何でこんな所に?・・・これが尻岩ですか!。  標識の下には埼玉県と・・・?。 ここは埼玉県なんですね。 
 
11:20  やっとシャクナゲの花を見ました! 
 尻岩を過ぎると再び登りへと転じます。岩があったり根っこが張り出した鬱蒼とした感じの登りです。
そんな殺風景な雰囲気の中、ぽっとピンク色のシャクナゲの花がありました。
いよいよシャクナゲの競演かな!って、ぬか喜びしたものの、この一箇所を過ぎたら花はぱったり・・・($・・)/~~~
 
11:35  岩場が多くなる       武信白岩山が見える    11:45 埼玉県?なのね!
 岩場が多くなって、展望が利くようになりました。曇天で遠くの山は見えませんが、さわやかな風が吹き抜けます。
ふっと深呼吸・・・! この先に岩山が見えます。あそこが次のピ−クの武信白岩山かな。
再び樹林の中に入り、武信白岩山のピ−クを巻くように進んでいくと・・・
 
11:53  このあたりからついにシャクナゲの花がいっぱい見られました。 
 ついにご対面です。シャクナゲの群生(^。^)y-.。o○ 。この花を見るために、今日はすでに6時間も山の中を歩いていました。  
このあたりは標高も高いから、花はまだ咲き始め・・・。 花の色も濃いし、蕾もいっぱい・・・嬉しいです\(^o^)/
 
12:30 大山山頂部分のシャクナゲはすでに終わり・・・(^.^)/~~~ 
 大山への最後の登りになりました。 ここの山頂は狭いけど、展望が開けていました。
シャクナゲいっぱいの山頂ですが、日もたっぷり当たるので、すっかり花は終わっていました。
 
12:35 大山を下るル−トは岩場が多く、鎖場を下る場面も   サルオガセ
 大山からの下りは岩場がいっぱいでした。 何ヶ所かに鎖場があり、中には「ここにも鎖が欲しいんじゃない?」
って岩場も下っていきます。  しかし、このあたりからのシャクナゲが一番見事でした。
 
12:50 シャクナゲのトンネルが続きます 
 ずっとずっとシャクナゲが満開。シャクナゲのトンネルもあります。結局、大山の周辺が現在一番のシャクナゲ最盛期でした。
 
 13:00  シャクナゲの花は、まだまだ見られます
 大山からは十文字峠に向けて下りが続きます。高度が下がってくると終りがけの花もチラホラ・・・
 
13:15 十文字 峠のシャクナゲはすでに終わり・・・  13:20 十文字小屋
十文字 峠が近づくと・・・  あらら!このあたりはすでに終わってしまっているなぁ〜。 
 
乙女の森とカモシカ展望台で、シャクナゲ見物 (ここもすでに遅し・・・) 
十文字小屋から歩いてすぐの所にシャクナゲの群生地があります。
小屋の関係者の人が、『花も早生や晩生があるから、まだ咲いているのもあるよ』って!。 
今後の参考の為にも、そして、今回一番の目的地だったから、乙女の森とカモシカ展望台まで行ってみました。
 そのシャクナゲの数はすごい!。手作りの展望台に登ったら、1〜2週間前は満開だったシャクナゲの海が 想像できました。

また来ます!。 雨でも来ます。今度は十文字峠のシャクナゲが満開の時期に・・・毛木平から十文字峠往復で! (^_-)-☆
 14:15 十文字峠からやっと下山の途に・・・      15:25 千曲源流狭霧橋            15:35 毛木平
 結局十文字峠では遅めのライチタイムをしたりで、1時間ほど過ごしました。
ここから毛木平へ下山しますが、よく整備された道でした。 最初はゆるやかに稜線通しに下り、八丁坂の頭から、
道は急になり八丁坂をぐんぐん下りました。 やがて千曲源流狭霧橋を渡ると、毛木平の駐車場はすぐそこです。
午後からは小雨予報でしたが、降られることなく歩けました。  お疲れさま〜(^_-)-☆
 
 毛木平近くにあるベニバナイチヤクソウの大群落
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