鳳 凰 山
 2016年10月6日〜7日 
 11月にビックイベントを控え、10月からはフリ−時間がふえました。
夏〜初秋と、天候に恵まれず、登山のタイミングを失っていましたが、やっと好天気に合わせて山登りができます。 
とはいえ、晴れ予報は2日間のみ。今シ−ズンの北アルプスは諦めて、わりかし近場の南アルプスに決定!

10月6日(木)

10:35夜叉神の森ー11:45夜叉神峠ー13:40杖立峠ー16:06苺平ー16:40南御室小屋(幕営)
 
10:35 夜叉神の森 夜叉神峠登山口      11:40 ジグザグの歩き易い道
前日に思い立って、午後から準備して、夜は外出。 当日は山行にしては遅過ぎる7時ごろ自宅を出発しました。
もちろん・・・通勤ラッシュにハマってから、R52を北上。芦安から夜叉神の森まで車で入りました。
夜叉神の駐車場で山支度をしていると、バスが2台停まり、登山者が10数人ここで降りました。
 
11:45 夜叉神峠
 登山口から、なだらかに登ること1時間10分ほどで、夜叉神峠に到着。
天気に恵まれ、白峰三山の眺めも雄大です。 この展望をご馳走にランチタイム♪
 
12:15  カラマツ林    12:40  歩いていて樹相が変わるのが楽しい
夜叉神峠からは再び樹林の中を進みます。長く広大な尾根歩きなので、重荷でも歩きやすいです。 
 
13:40  杖立峠の標識      14:55  雑木の明るい森
 何度も歩いている道だけど、やっぱり長い尾根だなぁ〜。
樹相の変化はあるものの、途中の標識は乏しいので、どのあたりまで歩いたのかなぁ〜って、いつも思ってしまう。 
夜叉神峠から2時間弱で杖立峠の標識が やっとありました。
 
15:05 火事場跡の南御室小屋の案内版      15:15 火事場跡周辺
火事場跡あたりは木々がまだ若く、明るい雰囲気です。 
 
15:26 展望が開けて富士山が見えた       16:06 苺平
 火事場跡を過ぎると、再び深い森の中へと入っていきます。苺平の標識からは道はやや下り勾配に。
 
16:40  南御室小屋
苺平から35分で、南御室小屋に到着しました。受付で幕営料500円を払い、テント場へ急ごう!
この時間はすでに肌寒い。テントはわずか4張りのみ。やっぱり平日は空いてる〜。
ササッと設営して、水(タダ)も汲んで、後はテント内で一人宴会。

缶ビ−ル3本も背負ってきたし、つまみはウインナ−やレトルトのいかめしと、ひじき煮。 
8時に小屋の発電機が止まったので、それを合図に私も夢の中・・・ 
10月7日(金)
6:15 南御室小屋ー 7:35薬師岳小屋ー 7:50薬師岳ー8:50観音岳ー10:25賽の河原ー11:45高嶺
ー13:00白鳳峠ー15:15広河原
15:30駐車場
静かな静かな夜で、よく眠れたようで・・・翌朝目が覚めたのは5時少し前。『あれま〜寝過ぎたのね〜。』
2日目は空身で鳳凰山を往復してここに戻り、夜叉神に下山しようかとサブザックも持ってきましたが・・・
そうすると行動時間も長いなぁ。
だから、フル装備で稜線を越えるのは重労働だけど、白鳳峠から広河原に下山することにしました。
 
 
6:15 南御室小屋を出発      6:23 最初は急な登り
ササっとテントを撤収して、フル装備で出発。朝日が登山道を照らしています。
最初は急な登りですが、だんだんゆるやかになると・・・ 
 
7:17 空がぬけて展望が広がりました。     7:18  雲海に浮かぶ富士山は美しい
 
7:23   砂払岳
8月ならタカネビランジに彩られる 砂払岳。 秋の 真っ青な空に、白砂と花崗岩の岩峰も絶景だね。
 
7:30 薬師岳が見えてきた       7:35 薬師岳小屋は建て直し中
 砂払岳の岩場を下って、樹林に入ると 薬師岳小屋です。ヘリコプタ−が何度もここに資材を運んでいました。
今シ−ズンの営業は終わり、建て直しするようですが、トイレは使えるようになっていました。
 
 7:50 薬師岳(標高2780m)
 鳳凰三山の最初のピ−クの薬師岳です。ここからは南アルプスビュ−の稜線歩きです。
白峰三山が正面にド〜〜〜ン! 絶景だなぁ(^。^)y-.。o○
 
薬師岳からの展望 
 農鳥岳から南に連なる白峰南嶺、その先が笊ヶ岳。奥には塩見岳や荒川の山々も重なっているのかな?。
 
 8:00 観音岳に向かいましょう
 
8:30  振り向いて、薬師岳と雲海に浮かぶ富士山
 
 8:50 観音岳(標高2840m)
鳳凰三山で一番高い 観音岳に着きました。申し分ない快晴です。岩の上からしばし絶景を満喫しました。
 
8: 50 観音岳からは北岳が雄大ですね〜
 
8:50  これから向かう方向 赤抜沢の頭の先に高嶺。甲斐駒が岳、アサヨ峰、仙丈ヶ岳
 
8:56  地蔵岳のオベリスクと甲斐駒ヶ岳
観音岳から地蔵岳まではコ−スタイムで1時間ほどですが、近くに見えるのに大きなアップダウンもあります。
 
 9:25 地蔵岳のオベリスクがどんどん近くなる
岩場を下ったり、急な尾根を下ったりで、ザックが重いと わりと大変。
ぽっかりと平地があって、いい展望台。遠くに八ヶ岳も見えますが、名峰ぞろいの南アルプスに見とれっぱなし。
 
10:15  赤抜沢の頭から見たオベリスク  
赤抜沢の頭から見たオベリスクは迫力満点。ここから砂地を下って・・・ 
 
10:25  鳳凰君臨・・・
 
 10:25 賽の河原   ここが大好きな場所
 
10:52 赤抜沢の頭に戻り、高嶺に向かう       11:02 花崗岩の砂地が美しい白砂の稜線
赤抜沢の頭に戻って、今日最後のピ−クになる高嶺に向かうことにしましょう。
樹林に覆われたピ−クまで、コ−スタイムは40分ほどです。 
 
11:10 樹林の山が高嶺でしょう      11:11  アサヨ峰の向こうに甲斐駒が岳
 ここからの稜線を歩くのは今回で2度目です。
花崗岩の砂地が美しい白砂の稜線を進むと、前方の樹林の山が近づいてきました。
 
11:13  樹林の中の登り        11:45 高嶺
 樹林の中に入り、登りきったら山頂かな〜って思ったら、山頂はまだまだ先($・・)/~~~
2回ほどだまされて、やっと高嶺に到着しました。  ああぁぁぁ〜疲れたぁ〜 
 
11:45  早川尾根の稜線と 甲斐駒ケ岳と仙丈ヶ岳
高嶺の先の山並みは早川尾根です。早川尾根は3年前に仙水峠から歩きました。 アサヨ峰を越え、早川小屋〜、
 その時は台風の接近のため、鳳凰山までの縦走は諦めて、白鳳峠から下山しました。
 
12:14  高嶺からは急降下の連続     12:33 変化に富んだ山歩き\(◎o◎)/!
 高嶺からの下山は、けっこう難儀しました。前回も下ったのに、こんなに大変だったってことを全然覚えていない。
岩場の下りはフル装備のザックを背負っていると、バランスが悪く神経を使います。
 
12:42 あとは下りのみ    13:00 白鳳峠
 前方に白鳳峠が見えて、その向こうが赤薙沢ノ頭。早川尾根はその先アサヨ峰へと続いています。
白鳳峠に着いた時点で行動時間は6時間45分。足の疲労もたまってきたけど、あと2時間の下りを頑張らなくっちゃ。
 
13:02  正面に北岳を見ながらゴ−ロ帯を下る     13:07 北岳の大樺沢にも雲がかかってきた
 最初はゴ−ロ帯をぐんぐん下ります。 何でここだけ岩くずだらけなんだろう?
 
13:45 展望とお別れ、ここからは樹林の中を一気にくだります
 ゴ−ロ歩きを40分ほど頑張ると、これで正面の北岳ともお別れ・・・後は樹林帯に入ります。
シラビソ林の看板があるあたりは歩きやすいけど、道はどんどん険しくなっていきます。
 
14:14  中盤を過ぎると梯子が連続した急降下       14:25 木の梯子や橋を渡る
 このあたりの通過は重荷だと、ちょっと緊張。 ゆっくり、ゆっくり・・・
 
14:30 梯子が終わると、電光石火の下りが続く     15:15 最後まで急降下で広河原の林道に出る
 白鳳峠から2時間15分かけて、無事広河原の林道に降り立ちました。ここから歩くこと15分で駐車場に到着。
 
15:30  林道を15分ほど歩いて広河原のバス停に到着
本日の行動時間は9時間15分。お疲れさまでした〜。駐車場に登山者の姿は無く、乗合タクシ−が一台停まっていました。
すぐに乗合タクシ−に乗れると思いきや、たった今2台のタクシ−が出てしまったようです。
ここに停車しているのは最終便の16時10分発で、最終便は満席になってもその時間まで発車しないのだそうだ。
甲府まで行く最終のバスは16時40分。乗合タクシ−に乗ることにして40分ほど待って1200円を支払いました。

タクシ−は30分ほどで夜叉神に到着。ここからはマイカ−に乗り換えて、途中 天恵泉白根桃源天笑閣
登山の疲れを癒し、その後張り切ってハンドルを握り、3時間後に自宅に到着しました。
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