梅雨時の晴天予報の金曜日に休暇をとって、今年初の高山植物を求めて八ヶ岳へ〜 前日の夕方自宅を出発し、小淵沢の道の駅で温泉に入ってから ここで車中泊。 翌日の朝5時に道の駅を出発し、30分で美濃戸の 赤岳山荘駐車場に到着しました(駐車料金1000円) |
5:45 赤岳山荘駐車場発 5:50 美濃戸山荘から北沢ル−トへ 6:35 ここから登山道 |
平日がいいのは、一番奥のここの駐車場に確実に車が置けるから。 週末になると満車になることが多く、 この場合、ずっと手前の美濃戸口に駐車すると、片道1時間ずつ余分に歩かなければいけません。(これでは日帰り出来ない) 今回も、美濃戸山荘から北沢回りで入山しての周遊コ−スです。 最初は林道を50分ほど歩き、ウォ−ミングアップ。 |
6:55 沢のせせらぎに癒されて・・・ 7:03 新緑の木道歩き |
北沢ル−ト は沢を木橋で渡ったり、沢沿いを歩くので、朝の澄み切った空気と 川のせせらぎが心地いいなぁ〜 |
7:35 目の前に大同心が現れると・・・ 7:37 赤岳鉱泉です |
歩き始めて1時間50分。目の前に大同心が現れると・・・赤岳鉱泉です。 ここから、稜線に上がった所にある 赤岩の頭までは、本格的な登りとなります。 |
8:15 赤岩の頭へのジグザグ登り(コイワカガミ) 8:52 樹間から赤岳・阿弥陀岳見えると稜線近し! |
傾斜のあるジグザグの登りになると、可愛いピンク色のコイワカガミの花が咲き出しています。 |
9:05 赤岩の頭 ここからはずっと稜線漫歩・・・ まずは硫黄岳へ〜 |
朝早くから歩き始めて3時間20分、稜線に出ましたぁ〜(^。^)y-.。o○ 稜線上に咲く高山植物が見たいから、ここまで頑張って登ってくるんだよね〜。 |
お花と景観・・・北沢ル−トで入山する醍醐味は、稜線歩きで正面に八ヶ岳の主峰を眺められるから! |
9:30 硫黄岳(標高2760m) 10:00 硫黄岳から大だるみを下り横岳方面へ |
硫黄岳に向かうまでの岩場やザレ場にも、高山植物が咲き始めて これから先も楽しみ〜。 硫黄岳山頂からは、北八ヶ岳や蓼科山。遠くには残雪を頂いた北アルプスも見えました。ここで朝ごはんタイム♪♪♪ |
10:15 硫黄岳山荘の周りは高山植物保護のロ−プがずっと続いている コメバツガザクラ |
硫黄岳からは大ダルミを下って硫黄岳山荘方面へ。ロ−プの向こうはお花畑、コマクサはまだ小さい葉っぱのみ。 |
10:20 稜線を彩るオヤマノエンドウ真っ盛り! |
硫黄岳山荘周辺のウルップソウは(まだ花の時期は先ですが)株が少ないなぁと感じました。 コマクサの株(まだ葉っぱのみ)も時期が早いからか小さいし・・・。 今の最盛期はオヤマノエンドウ♪♪♪ |
10:24 急な登りですがこの先に咲いているのは・・・ 10:40 キバナシャクナゲも咲き始めました |
10:43 硫黄岳をバックに咲くキバナシャクナゲ |
10:47 コマクサの小径?・・・(勝手に命名)このあたりはコマクサの群生地 まだ葉っぱだけですね |
キバナシャクナゲの群生地を過ぎると、ザレ場の登りになります。この砂地に咲くのがコマクサ。 7月になれば、この斜面いっぱいにコマクサが咲き誇るはず。最近はその時期に登らないけどどうなのでしょう? |
11:00 コキンバイ 11:01 オヤマノエンドウ |
コマクサの群生地を過ぎると、次は百花繚乱のお花畑エリアに突入です。 色とりどりの高山植物を愛でながら、大好きな夏山シ−ズンの到来を実感。私の夏山はいつも八ヶ岳から!。 |
11:05 ハクサンイチゲ 11:06 岩場・鎖場も出てきました |
11:08 岩場に咲くクモマナズナ 11:09 鉄のハシゴの下に咲いていたウルップソウ |
稜線歩きは、お花見重視だから、写真撮影やあっちこっちに咲いている花を観察。超スロ−な山歩きになります。 今日のメインイベントだから、ゆっくりまったりと時間をかけて・・・ 鉄のハシゴの下に咲いていたウルップソウ発見! |
11:10 岩場・鎖場の先に・・・ 11:12 横岳(標高2829m) |
11:20 横岳から先は岩場の連続ですが、高山植物はますます多くなります |
11:20 チョウノスケソウ イワヒゲ |
11:24 オヤマノエンドウとチシマアマナ イワウメ |
11:26 ウルップソウ オヤマノエンドウ |
オヤマノエンドウは稜線中、至るところで、いっぱい咲いていました。 横岳周辺にもウルップソウが 咲くエリアも多く、まだ葉っぱにものが多いけど、中には気が早いものもあって・・・咲いていると嬉しくなります。 |
11:34 三又峰 11:36 ウルップソウ |
横岳を越え、杣添尾根の到達点である三又峰までは、道端に咲く色とりどりの高山植物を見れることが楽しくて、 うきうき・わくわく!・・・・・ しかし、今日一番の目的の花には、まだお目にかかっておりません。 |
11:40 ハクサンイチゲもみずみずしいねぇ〜 |
ハクサンイチゲは、それほど数は多くないけど、この花を見ると、高山の夏山にいることを実感します。 三又峰を過ぎ、険しい岩場が多くなると、そろそろでしょ!。 その岩場をのぞき込みながら進んでいくと・・・ |
11:40 ツクモグサ 稜線の西側の急斜面に咲くツクモグサ |
やっと見つけたツクモグサ(^。^)y-.。o○ 西側の斜面に いっぱいあります。 ちょっと遠いな〜。 でも、この時間晴れているのに、何で蕾のもの ばっかり??? |
11:45 横岳周辺は岩場の連続 |
三又峰を過ぎて、岩場の連続の登山道をツクモグサを探しながら進みます。 振り返るとこんな岩場の連続ですが、こういう場所にたくさんの高山植物が見られます。 |
11:52 クモマナズナ コイワカガミ |
12:00 ツクモグサ |
やっと、開きがけのツクモグサを見つけました。 今年のツクモグサは蕾だけど枯れかけているものが多く、 美しい状態のものが極端に少なかった・・・。 花が咲き終わればワタゲになるのに、それも見当たりません。 |
12:00 ツクモグサを見るために、こんな岩場を越えてきました。 何度も岩場をのぞき込みながら進むと |
12:02 ツクモグサ |
やっと株の大きなツクモグサに出会いました。 この個体が今日一番の大ヒット |
12:06 チョウノスケソウ まだまだ岩場が続きます |
その後も、ツクモグサはありましたが、イマイチ。 ロ−プが渡されたお花畑の中も この時期ならツクモグサが見られますが、今年は蕾のまま枯れている状態のものばかりでした。 |
12:08 登山道脇のお花畑・・・ こんな光景が見たいから毎年通いたくなるんです(^。^)y-.。o○ |
12:10 赤岳が近づいてきました。 そろそろお花見散歩も終盤です |
12:27 二十三夜峰 |
今日の最後のピ−ク・二十三夜峰まで、たくさんの高山植物を見ることができました。 そして、道中ずっと赤岳と阿弥陀岳を正面に見ることができて、幸せ〜〜〜 |
振り返ると・・・こんな岩場を下ってきました |
12:30 地蔵の頭 12:40 地蔵の頭から行者小屋に下山 |
八ヶ岳の主峰・赤岳に別れを告げて、地蔵の頭からは行者小屋にいっきに下ります。 |
12:43 金網の階段をぐんぐん下り 12:57 樹林帯に入るとコイワカガミが真っ盛り |
13:15 行者小屋 大同心や小同心のバックに今日歩いた横岳の稜線が見渡せます |
かなり急な道だから、ここを登るのは大変ですが、下りならあっという間に行者小屋まで下れます。 行者小屋からは、 大同心や小同心のバックに 今日歩いた横岳の稜線が見渡せ、抜群のロケ−ションです。 |
13:40 登山道を横切る鹿の親子に遭遇 13:43 コミヤマカタバミと苔庭 |
平日の小屋前のテ−ブルセットは空いていて、ここで少々寛いでから、南沢コ−スに入りました。 最初はほぼ平らな道で、軽快に歩けます。目の前を鹿の親子が横切っていきました。 どちらも、立ち止まってこちらを見ている仕草が鹿ですね〜。 |
13:55 登山道を彩るイワカガミ 14:11 苔が美しい原生林 |
平らな道も、中盤からは下り勾配の道になります。時々いい雰囲気の森歩きも満喫しながら、 だんだん下ることにも飽きて、疲れて・・・。 ホテイランが見られる場所ってどのあたりかなぁ? |
15:03 ホテイランの群生地 |
南沢ル−トもほぼゴ−ルが近いんじゃないの?って場所にやっとありました。 登山道にこのような標識が出ているのでわかりました。 まわりを見渡すと、地面に小さな木札が いっぱいありました。 その周りには花が咲いた後らしい痕跡が。 でも遅がけに咲いたものもありました。 |
15:15 南沢を歩き美濃戸山荘前着 15:20 赤岳山荘駐車場着 |
ホテイランの群生地から10分ちょっとで、南沢と北沢の分岐点に下山しました。ここから 5分歩いて駐車場に到着〜。今日の行動時間は9時間半。お疲れさまでした(^。^)y-.。o○。 帰りに温泉に寄りたいところですが、まずは30分車を走らせて八ヶ岳アウトレットへ。 洋服も見たいけど、ここではイタリアの生ハムとサラミを買って、次は増穂IC近くに出来た道の駅・富士川へGO〜。 夕方5時半の到着でしたが、サクランボはまだいっぱいありました。ジャム用のサクランボも売っていて、 巨大なパックで750円。これもお買い上げ!。 市川三郷町特産の甘甘娘もあります。 この時期だけのヤングコ−ンは大袋で200円で、これも超お買い得。『マリネ』にするとすっごく美味しい(^。^)y-.。o○。 アフタ−登山のお買い物も満喫して、増穂から2時間10分後に自宅に到着しました。 明日は地元の笹間渡で、山仲間達とカヌ−です(^。^)y-.。o○ |
5:45 赤岳山荘駐車場発ー 7:37 赤岳鉱泉ー 9:05 赤岩の頭ー 9:30着 硫黄岳 10:00発ー11:12 横岳ー 12:30 地蔵の頭ー13:15 行者小屋 ー 15:20 赤岳山荘駐車場着(行動時間 9時間35分) |