剣山のキレンゲショウマ ・ しまなみ海道サイクリング
 2017年 7月28日(金)〜30日(日) 
 
夏山シーズンなのに、天気予報がイマイチ。
北アルプスにコマクサを見に行きたかったけど、あっさり諦め青春18きっぷの旅に前日に決定。

パソコンで、色々と調べものをして、二泊三日のプランが完成〜o(^o^)o
起点を一番電車の5時27分に乗車。延々と乗り換えること9回も!\(◎o◎)/!・・・
 

 7月28日(金)  徳島 阿波おどり会館

 
14:18 瀬戸大橋を走行中   高松駅着  本場讃岐うどん!    徳島行に乗車  
 いずれも乗り換え時間が少なくて、超蒸し暑い日中を、空調の効いた電車の中で過ごせたことは、ラッキ−!。
瀬戸大橋を渡って高松駅で下車。次に乗る電車の待ち合わせ時間が1時間もあったので、
一旦外に出て、本番の讃岐うどんを食べることにしました。うどんよりも缶ビールの方が高い!(笑)
 
18:29 徳島駅着     18:40  駅ビルでご当地グルメ  徳島ラ−メン  600円
さあ〜徳島に着きました。所要時間約13時間、乗車時間11時間 。
普通電車の総額運賃は10090円ですが、青春18きっぷなら2370円で大移動できちゃいます。 

まずはご当地ラ−メン! 駅ビル内のこのお店は、豚骨ス−プで濃口醤油のこってりとしたス−プ、
シコっとしたストレ−ト麺と薄切りのバラチャ−シュ−が三位一体の芸術品(^_-)-☆
 
19:50 阿波おどり会館へGO〜    20:00 阿波おどりの開宴〜(夜の部 1000円) 
 ア−ケ−ド近くのBHにチェックインして、歩いて5分ぐらいのところにある阿波おどり会館に向かいました。
阿波おどり会館の中にある「阿波おどりホール」では、ほぼ毎日、阿波おどりの公演が行われていて、
夜の公演「毎日おどる阿波おどり」は、有名連が交代で出演して演舞を披露しています。

本場徳島の阿波おどりの開催期間はお盆の8月12日〜15日。 
お盆の間、毎年私は自宅に居て、本番を見る機会はないでしょうから、この会館で見ることを楽しみにしていました。
 
夜の公演「毎日おどる阿波おどり」は、有名連33連が毎日交代で出演し、
各連とも趣向を凝らせた演舞を披露します。連ごとに踊り方やお囃子が異なるとのこと。  

この日の殿様連の特徴は、男は手に提灯を持ち豪快活発に暴れ踊りを、
女は優しくしとやかに、鳴り物と踊り手のチームワークが絶妙でした。
 
 女踊りの『静』に対して男踊りは躍動感にあふれていました。  
鳴り物のテンポが変わると踊りもガラリと変化する様は、臨場感いっぱい!
 

 7月29日(土)  剣山のキレンゲショウマ ・ 貞光のうだつの町並み

 
 10:40 見ノ越駅から剣山リフトに乗る(片道 1080円)  リフトの両側には高山植物が見られます
 今日も朝から蒸し暑いですが、天気は上々です。
徳島駅近くの店で予約しておいたレンタカ−を借りて、剣山にいきます。 
夏の間は登山バスも出ていますが、本数も少なく乗車時間も長い。
同じくらいの出費ならレンタカ−のほうが時間を有効に使えるからね〜。

徳島市内から剣山リフト乗り場の見ノ越駅駐車場まで2時間近くかかりました。
行きだけはリフトに乗ることにしました。
 
おっ! キレンゲショウマ! 咲いてる〜(^。^)y-.。o○    10:45 前方には剣山の山頂部分も見えた〜
夏場は観光リフトだけあって、剣山に咲く高山植物がリフトに乗りながら見ることができます。
おっ! キレンゲショウマ! 咲いてる〜(^。^)y-.。o○  これから向かう剣山も楽しみ〜
 前回、剣山に登ったのは2年前の9月5日でした。 8月初旬が見頃のキレンゲショウマはすでに終わっていました。
 
10:52 西島駅に到着し、ここから登山スタ−ト 
 
11:05  刀掛の松   ここから山頂に向かう前に寄り道・・・行場へ〜 
 リフト終点から歩くこと10分ちょっとで、刀掛の松の分岐点があります。そのまま直登すれば剣山ですが、
ここで行場方面に寄り道・・・目的のキレンゲショウマはそこに咲いています。
 
 11:10 ここの分岐で行場を周遊します    11:13 下っていくと・・・咲いてます(^。^)y-.。o○
 5分ほどで行場の入口です。ここから周遊して2箇所ある群生地を見にいきましょう。
蕾のほうが多いけど、チラホラ咲いていますね。

 行場=修験道の山として古くから知られ、山頂近くには「行場」と呼ばれる修行用の難所があります。
山岳信仰の対象とされ、剣神社、大剣神社、龍光寺、円福寺などがあります。
 
キレンゲショウマ まだ咲き始めです(^。^)y-.。o○ 
 
花が咲いている状態はこれぐらい。  安価なデジカメなのでズ−ムしてもこの程度でスミマス〜ン 
 
一箇所の群生地が終わると、神秘的な森の中をあるきます。 
 
このあたりは行場なので、祠もいくつかありました 
 
11:40 上部の群生地は鎖場の周辺でした 
 もう一箇所の群生地は鎖場周辺にありました。 登山道からは少し離れているので、遠目で見る感じ。
 
 12:00 ゆっくり周遊して、刀掛の松に戻ってきました。
宮尾登美子天涯の花」- 剣山の山中にある神社を舞台とし、山腹に自生するキレンゲショウマが題材とした小説です。
 私はまだ読んだことがありませんが、これを機会に是非読んでみようと思いました。
 
12:15  劔山本宮           広い剣山の山頂です  
刀掛の松から登ること15分で 劔山本宮です。御祭神 安徳天皇 大山祗命 素盞嗚命
山名の由来は安徳天皇ゆかりの剣にちなむとされていますが、頂上直下にある大剣神社の剣岩が由来とする説もあります。
 
 12:24 剣山 (標高 1955m)
山頂に行く手前にあるのが劔山本宮。そこから石段を登ると、いままでの風景とは一変!

山頂は、「平家の馬場」と呼ばれる、ミヤマクマザサを中心とする平坦な草原が広がっています。 
 
剣山から見たジロウギュウ (標高 1929m)         シコクフウロ 
剣山は 別名太郎笈(たろうぎゅう)と呼ばれ、南西側の次郎笈と対峙します。
あの向かうのジロウギュウまでは1時間近くかかるらいしですが、今回もパス。
 
 12:50 大劔神社
下山は 大劔神社を経由する道にしました。白く巨大な「御塔石[おとうせき]」が見えると、
回りこんで下った場所に大劔神社があります。
両脇の柱には「天地一切の悪縁を断ち」「現世最高の良縁を結ぶ」とありました。
 
ナンゴククガイソウ        13:10 剣山登山リフトの西島駅
 歩きやすい道をハイキング感覚で歩いていくと、リフト西島駅に到着です。
切符は片道分しか買わなかったから、歩いて下山しましょう。
 
 13:32 リフトの軌道をトンネルでくぐる
 往復リフトを利用するハイカ−のほうが多いでしょうが、登山道もよく整備されて歩きやすい道。
リフトの近い山道を下っていくと、リフトの反対側に向かうトンネルに出ました。
 
 13:42 剣山登山口(リフト乗り場駐車場)に下山
 トンネルをくぐって、さらに下っていくと剣神社があり、まもなく石段が見えました。
ここを下ると、駐車場は近いです。 念願だったキレンゲショウマも見れて、充実の剣山でした。
 
14:50 帰り道に 『つるぎの宿・岩戸』 で日帰り温泉(400円) 
 レンタカ−で徳島駅まで戻るのですが、来た道とル−トを変えて、JR貞光駅方面を経由することにしました。
50分ほど車を走らせた所に日帰り温泉の看板を見つけて立ち寄り入浴。 400円と格安!
 
露天は無いけどひとり貸切だったし、窓の外の清流 が綺麗でした!
 
15:50 貞光駅          貞光うだつの家並み見学
 温泉でリフレッシュした後は貞光駅を目指しましょう。駅の観光案内版で歩きたい場所を確認してから、
そこまで車を移動し、駐車場に車を止めました。車から降りると、午後の強い日差しと蒸し暑さで、汗が・・・
温泉に入ったばっかりなのにぃ〜
 
旧永井家庄屋屋敷 
路地を入ったところに、 旧永井家庄屋屋敷があり、しかも無料なので母屋にも入ってみました。
 
再び貞光のうだつの町並みを歩きます。 
 
 二層うだつの町並み
 貞光には、全国的にも珍しい二層うだつを備えた町並みがあります。
貞光のうだつは重厚な”うだつ”の前面に、寿福を祈念する絵模様(こて絵)が装飾されていること、
さらに2段式になっていて、しかも何軒も続いているのが見所です。
 
「うだつが上がらない」という言葉は今では死語かな?

元来、うだつ( ?・卯建 )は防火の役目を目的とした町屋の妻壁に張り出した袖壁のことで、
江戸から明治時代にかけて、裕福な家ではこのうだつをあげた家を造っていました。
そこからいつまでもうだつを建てることができないことを「うだつがあがらない」と言ったのですね。
 
 今でも現役で商い中!
 3年前の春に青春18きっぷで桜旅をしていた際、脇町( 美馬市脇町 )のうだつの町並みを訪ねました。
四国には何か所かうだつの町並みが残っている所があるんですね。
 2日目はレンタカ−を借りて、剣山と温泉とうだつの町並みを楽しめました。
レンタカ−(軽)は12時間まで4560円(免責補償付き)。走行距離は160kmほどで、 ガソリン代1300円でした。
 
徳島駅から 伊予西条まで移動     19:33 高松行きに乗車〜まだまだ乗り鉄が続きます
夕方5時半過ぎにレンタカ−を返却して、これから伊予西条まで電車移動です。
デパ地下でお弁当やビ−ルを買ってから、徳島駅を18時35分発の高徳線で出発〜。
3回乗り換えて 伊予西条駅には5時間後の23時31分に到着しました。今日も長い一日でした(@^^)/~~~ 

7月30日(日)  しまなみ海道サイクリング

 
6:21発 伊予西条駅から予讃線に乗車   7:23着 波止浜駅で下車    8:10 サンライズ糸山でレンタサイクルを借用
最終日も早起きです。天気は良いけど暑い一日になりそう!
伊予西条駅を朝6時21分発の 予讃線に乗って、今治の次の駅の波止浜駅で下車。
ここから歩いて30分ほどで、しまなみ海道の玄関口でレンタサイクルがある『サンライズ糸山』に着きました。

レンタサイクルは1日1000円で乗り捨てする場合はプラス1000円加算されます。
主流はロ−ドバイクですが、上り疲れた時は自転車を降りて歩くから、私はママチャリがいい。
 
8:00 来島海峡大橋が見えてきた        橋の高さまで自転車を漕ぐ
無料で貸してくれるヘルメットも被り出発〜  最初の橋が見えてきました。あの高さまで、いよいよ登りの始まり〜 
 
来島海峡大橋が近づいてきました       8:35 いよいよ 来島海峡大橋を渡ります
 
橋の上だけは気持ちいい〜〜 。 ほぼ平らだから、自転車も楽だなぁ〜。
橋の途中で止まって、しばし瀬戸内の海も満喫しましょう。猛暑ですが、橋の上だけは快適です。
 
 
しまなみ海道で一番長い橋を渡り切り、大島に上陸しました。  
しばらく走ると『道の駅よしうみいきいき館』があったので、しばし休憩。  大島の縦断は長かったぁ〜
 道路の走行はアップダウンもあるので疲れるし、日陰もないので暑さ倍増!  汗をかきかき自転車漕ぎます。 
 
10:00 島々には水軍の歴史もいっぱい      10:15 海を見ていても日陰がないので暑いです((+_+))
 
やっと 伯方・大島大橋が見えてきた〜(^。^)y-.。o○ 
 
10:43 伯方・大島大橋を渡ります         10:49 伯方島のビ−チが見えます
 
 10:55 道の駅 伯方S・Cパ−クで大休止
伯方島に上陸しました。 汗もいっぱいかいて、すでにお尻も痛くて不快そのもの
道の駅があったので、ここで休憩しよう。「ああぁぁぁ〜疲れたよぉ〜 」
 
来島鯛造り定食 1280円  (11:00〜11:35)
時間は11時、レストランのメニュ−を見たら、思わず食べたくなって、早めのランチタイムにしよう!
伯方といえば塩ですが、瀬戸内といったら鯛(^。^)y-.。o○。
後半戦もあるからビ−ルは我慢。  も〜う!鯛のお刺身は絶品。あら汁もたっぷり!
もずく酢も疲れた身体には染みわたる爽やかさ。 ごはんも完食して、幸せな時間でした。 
 
11:47 大三島橋を渡ります 
幸せなお昼ごはんを食べて、もうひと頑張りできそうです。 次は 大三島橋を渡ります。
 
12:00   多々羅大橋が見えてきた       12:03 徒歩で日本一周中の男性
 大三島に上陸しました。 サイクリングロ−ドを走っていると、対向車線の歩道を、背中に
『日本一周中』の看板を背負って同じ方向に歩いている人がいました。 どこから四国に入り、どこに向かうのかなぁ?

道の反対側から追い抜く際に「頑張って〜」と声をかけてみた。
そうしたら『ありがとうございま〜す』と爽やかでハツラツとした応答が返ってきて、あら〜若者だったんだ!。 
みんな頑張っているんだなぁ〜と思ったら、なんだか私も元気をもらった感じがして、一瞬だったけどいい時間でした。
 
12:26 多々羅大橋の下でフィニッシュ     12:30 道の駅多々羅しまなみ公園で自転車返却
 元気をもらって、もうひと頑張りしたかったけど、そろそろ時間切れ・・・。今日中に帰宅するためです。
多々羅大橋の下まで走って、サイクルステ−ションのある『道の駅多々羅しまなみ公園』に向かいました。

昨年の9月に尾道から生口島までサイクリングをしているので、
生口島と大三島を繋ぐ『多々羅大橋』だけを走ることができなくて終了となりました。
 
12:43  大三島バス停から『しまなみライナ−』に乗車 (1750円)     13:40 JR福山駅に到着
 道の駅で自転車を返却して、その近くのインタ−チェンジにある、
大三島バス停から『しまなみライナ−』に乗車しました。 約一時間後にJR福山駅に到着。
ここからは青春18きっぷで帰途の乗り鉄旅。福山駅を14時08分の山陽本線からスタ−ト。
4回乗り換えて起点に到着したのが23時15分でした。

旅の最後にお得自慢!

三日間で乗車したJR線の普通運賃は合計 23650円。
青春18きっぷを三日間利用した費用は合計 8010円。
差し引くと、 15640円、お得になりました。
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