今年は梅雨明けも早くて、すでに夏真っ盛り! 海の日の3連休も好天予想で、まさに登山日和だね。 私は3連休の最終日が仕事になり、その代休を3連休の前日に取れたため、静かな山歩きができました。 |
7月13日 高瀬ダムー(ブナ立尾根)−烏帽子小屋(幕営) |
7:45 七倉ダム ゲ−トから向こうは許可タクシ−で 7:56 高瀬ダム着 8:22 河原歩き |
前夜は白州の道の駅で車中泊して、早朝の移動時間を短縮。 葛温泉の奥の七倉ダムの登山者用駐車場には7時20分ごろに到着しました。 駐車場もまだまだスペ−スがいっぱい。お隣さんも高瀬ダムに向かうというので、 登山届をポストに入れてからタクシ−に相乗りしました。一人あたり1000円となり経費節約。 10分ほどで、高瀬ダムに到着しました。 トンネルをくぐり、登山口へと歩きました。 |
8:30 ブナ立尾根(裏銀座)登山口 No12 8:50 No11 |
ダム湖から30分ほど歩いて登山口に着きました。ここからはずっと、ずっと登るのみ。 ブナ立尾根は今回で2度目です。11年も前の、昔になってしまいました。 |
9:35 No 8 ごんだ落とし 9:52 No 8 |
登山口は No12 となっていて、登っていく目安にはなります。 約1年ぶりの重装備での山登りです。 1番あたりの所要時間は20〜25分位、 No 8地点は広いスペ−スがありここで1回目の休憩。 |
10:00 時々展望が開けました。 あの稜線まで登らなきゃ! 10:18 No 7 |
その後も、ずっと急な登りが続きます。展望はあまりありませんが、 中盤だけは尾根を渡る風が涼しく、さっきまでの汗は さっと引いたことは有り難かった。 |
11:30 11:46 |
12:00 No 4 三角点 12:50 不動岳や南沢岳が見える |
三角点のある地点まで登りました。ここで全体の2/3が終了。あと1/3だ〜 不動岳や南沢岳が見えます。 7年前の2011年の今ごろ・・・船窪から不動岳を越え南沢〜烏帽子と縦走したのが 昨日のことのように思い出されます。 あの稜線の通過はすっごく大変だったな〜\(◎o◎)/! |
13:15 No 2 13:35 No 1 |
久々の重荷での急坂登りで、疲労もいっぱい。 上部にくると風は無く、蒸し暑くて汗びっしょり。 No2 があったので、 次のNo1は烏帽子小屋か〜〜〜!って、 ぬか喜びしていたら、ここは終点じゃないじゃん。 なので・・・ No1で、またまた休憩 |
No1でも休憩をして、さてラストスパ−ト! 高山の花がやっと見られるようになり、元気が復活しました。 |
14:10 烏帽子小屋着 |
烏帽子小屋に着きました。 高瀬ダムから約6時間かかりました。 今日も明日も明後日も天気は良さそう! 三連休の前日なので、小屋周辺も静かです。 まずは受付をして 2日分の幕営料1600円を払いました。 |
烏帽子小屋の前はイワギキョウが満開。 真正面には赤牛岳が見えるけど、ちょっとかすんでるね。 |
コマクサも咲いています。 白いコマクサもあります。 |
テント場は混んでいないので、小屋から一番近いスペ−スにテントを設営できました。 テント内は暑いけど時間はたっぷり。 携帯持ってヘリポ−トでの〜んびり・・・。 その後は 小屋で缶ビ−ル350t650円を2本と水(1リットルあたり200円)を買ってテントサイトで夕暮れをまったり。 |
7月14日 烏帽子小屋ー野口五郎岳ー烏帽子小屋ー四十八池ー南沢乗越ー烏帽子小屋 |
5:15 テント場を出発 5:20 ヒョウタン池と表銀座 |
風も無く静かな夜でした。新月の頃だったので、星も良く見えたようです。周りのテントは 撤収していますが、私はここでもう一泊。 サブザックでお手軽フラワ−トレッキングに出かけましょう! |
5:55 石だらけの道を登っていくと、30分ほどで花崗岩の砂色の縦走路になります。 |
花崗岩の砂地に咲くのがコマクサです。今回の山旅の目的はコマクサ・・・ 登山道の両脇にいっぱい咲いています。柵などは無いから、お花畑に入らないように・・・ |
女王様 君臨! |
7:00 最初のピ−ク三ッ岳あたりを歩いています。眺める角度の違いで、どこを見ても北アルプス。 北アルプスの ど真ん中に居る感じ、ここから大きく見えるのは立山連峰。奥のほうには劔岳。 |
7:06 左側に見えていたのが表銀座の縦走路、このあたりまでくると、槍ヶ岳の姿も見えるようになりました |
7:37 三ッ岳からも大展望の縦走路歩き 7:43 野口五郎が見えてきた 7:55 チングルマいっぱい |
高山植物にも癒されて・・・ |
8:25 野口五郎小屋 快晴だから小屋の前で布団干し。三連休が始まったから小屋も忙しくなるね。 |
8:45 野口五郎岳に着きました |
さっきまで見えた登山者は、すでに山頂を後にして、今は私ひとりだけ(^。^)y-.。o○ こんな好き日に山頂独り占めって贅沢だね。今日はここで折り返すだけなので、の〜〜んびり! |
燕岳から大天井岳そしてフィナ−レの槍ヶ岳へと続く表銀座。 そこを歩いたのは 8年前の8月。 |
槍ヶ岳から右に続くのは双六岳や三俣蓮華。その奥に笠ヶ岳も。 鷲羽岳が大きくて黒部五郎岳が見えないな。 この周辺は何度か歩いたことか。 山頂から眺める稜線とピ−クそれぞれに、たくさんの思い出がある。 ひとつのピ−クに立ち、そこから見える山並みを見て、次はあの稜線を歩いてみたいと目標ができた。 山歩きの醍醐味は縦走だと思っていた頃もある。 そして少しづつその軌跡を伸ばして今があるんだよな。 |
山頂を後に来た道を戻ります。再びコマクサ街道満喫中! |
この辺りからは赤牛岳(2011年9月)が大きく見えます。 赤牛岳の奥には薬師岳(2009年9月)と雄大なカ−ルが二つ。 どちらの山域にも3泊4日で大縦走したことを思い出し、感慨ひとしお。 |
烏帽子小屋への稜線を戻っています。烏帽子岳の先には南沢岳、ガレた箇所の向こうが不動岳。 あの稜線を歩いたのが2011年の7月、自分の中で一番大変だった3泊4日でした。 |
12:50 烏帽子小屋着 12:56 そのままニセ烏帽子岳方面に進みます。 |
13:15 このあたりもコマクサいっぱい咲いています |
13:17 ニセ烏帽子岳から見た烏帽子岳。ここから一旦下って、烏帽子岳の右に見える南沢岳の麓まで行ってきます。 |
13:33 ここは烏帽子岳のピ−クに登る道と、南沢岳に向かう道との分岐点。 登山者のほとんどはここから烏帽子岳に登るのですが、私の目的はコマクサなので、南沢岳方面にGO〜♪ |
分岐を過ぎて少し歩くと池塘のある楽園があります。雪解けも遅かったようで初夏の花も咲いてるね。 |
14:00 四十八池です。このあたりの風景は雲上の楽園。 |
14:10 シナノキンバイ・チングルマ・アオノツガザクラ・ショウジョバカマ・イワカガミ・・・ |
14:18 四十八池を抜け、雪渓を横断すると花崗岩と砂礫の山が現れました。 ここが南沢岳。ちょうど7年前、七倉から船窪小屋に上がり、翌日船窪岳〜不動岳〜南沢岳と険しく、 スリリングで、長時間歩き続けた試練の記憶がよみがえります。 あの時、すでにガスの中でよく見えなかった南沢乗越のコマクサの咲く風景・・・。 いつの日か烏帽子小屋から往復して見に来ようと心に誓って7年後・・・やっと実現できました。 |
14:30 ここが南沢乗越のコマクサです。 今思うと、ここのコマクサも、 野口五郎方面のコマクサも群生数はあまり違いがなかったんだと思いました。 |
南沢乗越に咲くコマクサの群生地を見たので、今回の目標は達成しました。 南沢岳には登らずに烏帽子小屋へと戻ります。途中のニセ烏帽子のピ−クでまったり(^。^)y-.。o○ ここはとっても展望がいいので、明日は ここにご来光を見に来よう! |
7月15日 ニセ烏帽子岳でご来光 烏帽子小屋からブナ立尾根を下山 高瀬ダム |
4:45 ニセ烏帽子岳でご来光を待つ |
最終日は3時半過ぎに目が覚めました。身支度をして、ニセ烏帽子岳に向かいましょう。 約20分ほどで360度の大展望が広がる ニセ烏帽子岳に着きました。こんなに絶景なのに ピ−クはわたし一人だけ。 烏帽子岳と南沢岳の奥に見えるのは立山連峰 |
西側の空は色彩をまとい、朝日の出る瞬間のわずかな間だけの光のショ−タイム♪ |
4:53 船窪岳の右側、雲海の上に朝日が射しました。 |
反対側の山にも朝日が当たりました。一瞬の輝きです。 帰る日にご来光が見られて幸せ。 |
6:35 烏帽子小屋への帰り道。 コマクサともこれでお別れです。3日間どうもありがとう。 テント場に戻りテントを撤収。 あとは来た道を下るだけ。 6:35 烏帽子小屋出発 |
6:46 NO 1 6:57 NO2 |
ブナ立尾根は急なだけあって、下りはどんどん下れます。 |
7:26 三角点 NO4 8:24 NO7 |
約50分で三角点まで下りました。ここで約1/3 下ったことになります。 ずっと急だし、単独行なので、転倒などしないように慎重に下りましょう。 中盤を過ぎると、登ってくる人ともすれ違うようになりました。 |
8:33 NO8 9:30 NO12登山口に無事下山 |
3時間かからずに登山口まで下山しました。 お疲れさまで〜〜〜す。 |
9:36 日曜日だから河原にダンプカ−は来ていません 9:44 吊り橋を渡って |
9:47 トンネルをくぐって・・・ 9:55 高瀬ダムに着きました |
10:05 ご好意により、タクシ−を降りてロックフィルダムの 高瀬ダムを写真撮影 |
下山したのは私の前後にはいなかったけど、高瀬ダムまで、観光客が来るんですね。 タクシ−の運転手が声をかけて相乗りして七倉に戻ることができました。 一人当たり700円。行きも帰りもタクシ−代が浮いて良かった(^。^)y-.。o○ |
10:40 大町温泉郷 湯けむり屋敷 薬師の湯 700円 12:00 安曇野スイス村 古ばやし 舞茸おろし蕎麦 |
七倉の駐車場は路上駐車有りの盛況ぶり。 帰りは大町温泉郷に寄り道したのですが、 扇沢に向かう車の大渋滞が手前数キロから繋がっていて、さすがは海の日の三連休なのネ。 源泉の冷泉ですっきりリフレッシュした後は、安曇野インタ−近くまで車を走らせ、スイス村へ。 アスファルトの巨大な駐車場は、めまいがしそうなほど暑かった((+_+)) 楽しみにしていたお昼ごはんは、スイス村にある蕎麦屋さんで舌鼓。 美味しかったぁ〜(^。^)y-.。o○ |