立山三山〜別山 
 2018年 8月9日(木)〜12日(日) 
雷鳥沢キャンプ場から見えるのは立山雄山から別山にかけての稜線です。
以前、奥大日岳に登った際、いつかはあの美しい稜線を歩こうと思ってから10年が経ってしまいました。

8月9日(木)  天狗平〜弥陀が原〜雷鳥沢キャンプ場

 
 扇沢駅 始発の7:30のトロリ−バスでスタ−ト      8:00 黒4ダムの観光放水を見て
朝の2時半ごろに自宅を出発。扇沢の登山者用の駐車場には朝の7時頃に到着しました。
お盆前の平日だったので、駐車場はまだ3割程度の車しかありませんでした。始発のトロリ−バスは2台で出発。
 
ケ−ブルカ−に乗って・・・     8:30  黒部平 
 立山黒部アルペンル−トの扇沢から室堂までの往復きっぷは(9050円)とかなり高価ですが、
労せずして立山室堂の山岳リゾ−ト地にたどり着けるのだからね〜。 
WEB予約だと少し格安なんだけど、台風と低気圧のご機嫌を伺っていたので、当日券でよしとしました。 
 
9:15   室堂に到着      9:30 室堂から天狗平に向かう  
スム−ズに乗り換えて、室堂タ−ミナルに到着しました。 大きな荷物は室堂にデポして、
サブザックでお散歩♪  天狗平から弥陀が原まで歩いてみます。 
 
一面、チングルマ ・・・ ずっとずっとチングルマ・・・
 
 下っていくと、チングルマ満開♪♪♪
 
10:10 天狗平山荘   天狗平から弥陀が原へ向かいます
 
 木道が果てしなく続いています。近くを高原バスの走る車道がありますが、登山道は貸切状態で歩けました。
 
池塘とワタスゲの風景が大好き(^。^)y-.。o○  標高が下がるにつれて霧がかかり幻想的 
 
11:20   核心部の通過は緊張します        11:47  弥陀が原手前の案内版
 いよいよイヤ〜な箇所を通過します。10年前はこの部分を反対側から登ったのだけど、今回は下るのでますます緊張。
谷に降りる箇所は急な岩場で、鎖が付いています。岩が濡れているので慎重に・・・
やっと一ノ谷を渡ると登りに転じますが、露で草木が濡れているため、ズボンもTシャツも濡れてしまいました。
 
12:00    弥陀ヶ原 12:30発 の室堂行きの高原バスに乗る(800円) 
 やっと平和な平らに上がるとここが弥陀ヶ原。 あいにく霧で展望が利かないのが残念。
天気が良ければここであっちこっち散策するつもりが、景色が見えないから バスで室堂に戻ることにしました。
 
13:08  再び室堂    お昼過ぎの室堂タ−ミナルは観光客で溢れていました。
 
13:16 みくりが池    13:30 地獄谷展望台 
 観光客にまぎれて、雷鳥沢キャンプ場へと向かいましょう。行きは下り勾配なのでラクラクです。
立山の美しさとスケ−ルの大きさを感じながら、最高の避暑気分♪♪♪
 
13:31  今回の一番の目的は、ここから見えるあの稜線を歩く事・・・
 
 14:00  雷鳥沢キャンブ場の上部にある雷鳥沢ヒュッテ (今日はここの温泉に入ります)
 
 雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。テントの数は少ないです。
 
14:15 雷鳥沢キャンプ場着 ここで三泊 (一泊@500円) 
 着きましたよ〜。今回はこのキャンプ場で3泊します。 受付を済まし、快適なテントサイトを見つけました。
木のベンチがあって、水はけの良さも大切なポイントです。  きっちりとテントを設営したら、温泉に行ってきま〜す。
雷鳥沢の魅力は歩いて5分で温泉に入れること。今日の立ち寄り温泉は雷鳥沢ヒュッテです。

8月10日(金)  室堂山

 
6:40 雷鳥沢キャンプ場を出発    7:15 血の池
雄山から別山への縦走路歩きは、2日目か3日目のどちらか天気がいいほうに登ってみようと思っていました。
2日目の朝の天気は曇り。山頂部分は雲に覆われていて、今日の天気予報は終日曇り予報です。

台風の影響で刻々と天気予報が変動してるけど、明日のほうが天気がいいことを信じて、今日はまったりしよう! 
 
7:50 室堂から室堂山に向かう 
 ということで・・・大日岳〜奥大日岳方面はすっぽり雲に覆われていて登る意欲もないし、
とりあえず室堂方面に行ってみましょう。 朝の室堂タ−ミナルはまだ静かです。
一の越へ向かう遊歩道と分かれて、いつもスル−してしまう室堂山に登ってみることにしました。
 
 室堂山は高山植物が豊富でした  チングルマ・ウサギギク・アオノツガザクラ・イワイチョウ
 室堂山も浄土山も霧に包まれて見えません。この道はコンクリ−トで整備された歩き易い遊歩道で、
広々とした室堂平には多くの高山植物が咲いていました。
 
8:35 浄土山登山口 
 多くのハイカ−は一の越を目指していましたが、室堂山に向かうハイカ−はほとんど居ません。
浄土山に向かう分岐があり、ここから急な岩場を20分ほど登ればピ−クですが、山頂はまったく見えないのでスル−。
 
雷鳥の親子に会えました 
 室堂山の広場に向かう途中で雷鳥に会うことができました。今年初の雷鳥との遭遇、霧が出ていたからこそ!
 
9:00 室堂山   下山すると 視界が開けてきました
 
10時前には室堂タ−ミナルに戻ってきました。この時間は観光客でいっぱい。
山の日のイベントをやっていて、しばらくはここで過ごし、地ビ−ルとます寿司を買って、
展望のいいベンチに移動して、朝昼兼用の 富山めし(地ビ−ル3本のうち、2本は今晩用だよ)
 
11:30 みくりが池温泉で日帰り入浴(700円)
 雷鳥沢に戻る途中にも、いくつか温泉宿があります。 みくりが池温泉は、泊まったことも、温泉も入ったこともないので、
本日の立ち寄り温泉は、ここにしました。  この時間、貸切状態(^。^)y-.。o○
 こりゃ〜極楽・極楽♪
 
雷鳥沢のキャンプ場に戻ってきました。今日は終日曇り予報でしたが、午後からは晴れ間が出たり、
山頂部分の霧が取れたりと、いい感じです。これなら雄山〜別山の稜線散歩が出来たな〜と思いつつも、明日に期待!。

午後も時間がたっぷりあったので、雷鳥沢から一ノ越へ向かう、もうひとつの登山道の下見をしてきました。
夕方、テント場に戻ると、テントの数は増しています。 二日目の宴会も明るい内に終え、清潔で快適なテント生活! 

8月11日(土)  雄山〜大汝山〜富士の折立〜別山〜雷鳥沢キャンプ場

 
7:30 小雨の中を出発         8:00 一ノ越に向かう登山道は歩き易い
 夜は雨が降っていました。朝6時頃は曇りだったので出発の準備をしていたら、また雨が降ってきました。
ひとまずテントの中に落ち着き、今日は今回の山行のメイン日なのにテンション下がるなぁ〜(-_-メ)

ぬかるみっぽいサイトにテントを張ったパ−ティーはサイトの整備に追われていますが、私の周りは快適です。
スマホが繋がるので、テント内で山岳天気と雨雲の推移を確認。1時間半待機し、小雨の中を出発しました。
 
8:10 一ノ越・室堂の分岐      (道迷い注意)の表示にビビり、室堂方面に進む 
 昨日下見した道で一ノ越を目指し、この看板の所まで歩きました。 ここから一ノ越に上がる道は(道迷い注意)???。 
 小雨で視界も悪いし、わたし独りだし、この分岐では手堅く、急がば廻れを選択しました。
上部に室堂から一ノ越に向かう一般登山道が見えてきました。この先で合流しました。
 
8:45 途中雪渓を2回横断しました        9:22 一ノ越
 あいにくの雨・・・。 『こんなことなら昨日登ったほうがマシだったなぁ〜。』 
それにしても、雄山に向かう老若男女が列をなして歩いています。
雪渓を2回横断して、徐々に高度を上げ一ノ越に到着しました。
 
9:55 雲が切れて視界が良くなる     雄山はもうすぐ 
 一ノ越から雄山に向かうのは20年ぶり。 ここからは岩や石だらけの険しい道だから、今日一番の登りです。 
一般登山道でもこんな険しい道は珍しいのに、老いも若きも、山登り初心者でも登っちゃうんだからね〜。
 
10:30 雄山山頂 (標高3003m)
雄山山頂です。 天気予報ではこれから回復するぞ〜。 雲の切れ目から青空が見えるとテンションがあがります。 
 
10:55 立山頂上雄山神社でお詣り 500円 + ご朱印 500円 
 テント場を出発してから雄山山頂までは小雨模様でしたが、今からは回復し、午後3時頃はすっかり晴れ予報です。
雨合羽ももう不要になりました。 社務所でご朱印をいただき、雄山神社でのお詣りの受付をしました。
 
11:20 大汝山方面 に向かう   
 雄山では1時間弱過ごし、いよいよ縦走路へと進みます。次のピ−クは立山三山の大汝山。
 
11:30 大汝山 (標高3015m)
 
11:50  富士ノ折立(標高2999m)
 立山三山の最後のピ−クは富士ノ折立。 鞍部にザックを置き、みんな空身で岩をよじ登っていきます。
 
12:22  真砂岳に向かう縦走路
富士ノ折立からは、グングン下っていく道です。雨は上がって時々晴れ間もあるものの、まだ稜線は霧が多く、
視界がイマイチなのが
ざんね〜〜〜ん(>_<)  でも時折、胸のすくような景観にハっとさせられます。 
内蔵助カ−ルの美しいこと。 高度感のある稜線歩きです。
 
12:52 行く手に別山が見えてきました。    トウヤクリンドウ 
 今日は山の日。室堂タ−ミナルではイベントが行われていたようで、こんな稜線を歩いていても、
太鼓の音がずっと聞こえていました。テレビ放映もあったようでタレントも室堂に入っていたようです。
 
13:00  霧もとれて、眼下に室堂平や雷鳥沢が見渡せます
 
チシマギキョウ と トウヤクリンドウ 
 
13:07  稜線歩きも終盤。最後のピ−クはいよいよ別山です。
 
13:40  小さな祠のある別山南峰に到着♪  ここからの眺めは、あの山・・圧倒的な存在感!
 
13:55  別山北峰は登山者少なく、ここで剱岳を独り占め!    振り向くと、雲の切れ間から後立山連峰が   
 別山北峰で長い時間を過ごし、別山乗越まで移動中。右手にはずっと剱岳。
 
左手には室堂平に雷鳥沢。あの一角に色とりどりのテントも見えます。立山ならではの大パノラマ
 
剱岳 本峰に、源次郎尾根、八ッ峰を従え威風堂々!  大迫力です。 
 
14:50 剱御前小屋    14:55  別山乗越から雷鳥沢キャンプ場に下山開始 
 
別山乗越からの下りは、最初な急傾斜をグングン高度を下げます。テント装備の登山者が続々と登ってきました。 
すれ違った登山者は剱沢キャンプ場を目指し、明日は剱岳だね。 私は雷鳥沢キャンプ場に戻りま〜す。 
 
16:10 3日目(山の日)の雷鳥沢キャンプ場は大賑わい 
 別山乗越から2時間ちょっとで雷鳥沢のテント場に戻ってきました。
いよいよお盆休みの期間に入ってきたので、テントの数もかなり多く、すでに200張りはありそうです。
 
下山後のお楽しみは温泉・温泉(^_-)-☆  雷鳥沢の最大の利点は、徒歩5分で2箇所の温泉宿で、
日帰り温泉ができること。最終日はロッジ立山連峰に行ってみました。 
テント3泊でしたが、毎日温泉に入ることができて、着替えも毎日。 清潔な状態で快適なテント生活でした。  

8月12日(日)  雷鳥沢キャンプ場〜室堂〜立山黒部アルペンル−ト

 
6:10 雷鳥平キャンプ場を出発     7:15 室堂タ−ミナル
 4日目の朝を迎えました。 曇りっぽい天気です。立山の気温は15度前後で湿度も低く、
全国的な猛暑にもかかわらず、最高に快適な高原の避暑ライフを楽しめました。

 今日は家に帰ったらお盆の準備があるので、朝イチのアルペンル−トで帰ります。
 
7:30発 室堂タ−ミナルを始発臨時便に乗車〜〜 順調に乗換え〜〜   8:51着 扇沢タ−ミナル
室堂タ−ミナル駅には7時10分頃に到着しました。ゴミステ−ションで、ゴミを処分できるのは助かります。 
お盆で室堂に入ってくる観光客は圧倒的に多く、トロリ−バスの始発は15分早い7時30分発が出ました。

 全部で7台中、乗車は2台のみでしたが、トンネルの途中ですれ違ったバスは7台すべて満車で立ち客もいました。  
その後も順調に乗り換えて、扇沢タ−ミナル駅には9時前に着きました。  
 
 帰り道に農協の直売所で波田スイカ3L(2000円)ゲット  10:45 安曇野スイス村 古ばやし 舞茸おろし蕎麦 
扇沢の駐車場は有料Pまですべて満車。登山者用ももちろん満車。
扇沢に向かうマイカ−は、かなり前に誘導員が配置されていて、扇沢に向かう車一台ずつに話しかけていました。

安曇野インタ−まで向かう途中に寄り道を。  波田産の大きなスイカをゲット♪。後は蕎麦だよな〜〜〜♪
いつも立ち寄るお店は開店準備中でしたが、一番乗りで美味しいお蕎麦に舌鼓(^。^)y-.。o○ 。
アフタ−登山も完璧で、心残りなく長野県を後にしました。 
 
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