羅臼岳 & 大雪・知床ドライブ
 2021年7月22日(祝・木)〜24日(日)
北海道には何度か足を運んでいるのだけど、 『まだ行ったことのない知床と羅臼岳に行きた〜い』と、
計画をしたのは昨年の7月。一年前はANA便で予約をしたが、新型コロナ禍でANA便は欠航・・・。
結果的にはFDA便なら行けたのだけれど、直近では飛行機代がかさむ為、諦めました。


そして、一年後・・・4連休に再び往復ANA便で計画したものの・・・行き(水曜日)は欠航となってしまいました。
4連休前日の夕方静岡空港を飛び立つことを前提に旅を組み立てていたのに($・・)/~~~。トホホ・・・ 。   

7月22日(祝・木)  北海道ガ−デン街道

 
9:35 静岡空港からFDA便でテイクオフ♪ 富士五湖と富士山  11:20 札幌丘珠空港に着きました。 
 北海道ベストシ−ズンの4連休を無駄にしたくないから、行きはFDA便に変更。
その結果・・・行きは丘珠空港着。帰りは新千歳空港発となり、レンタカ−も予約をとり直しとなった・・・。
航空券も割高になってしまったけど、無駄使いをしてでも行きたかった北海道に行ってくるよ〜
 
 14:00 上野ファ−ム  2庭園入場券 1600円    北海道ガ−デン街道
 丘珠空港から送迎タクシ−に乗って、トヨタレンタカ−で4日間、ビッツを借りました。
北海道1日目は、移動を兼ねてガーデンめぐり。
コロナ禍で高速道路の休日割引が無いけれど、開園時間内に着くように、今日だけは有料道路を利用。

旭川市内に入り、最初に向かったのは上野ファーム。旭川は暑かった。
気温が高い日が続き、ルピナスはすっかり終わっていましたが、メルヘンチックな庭園でした。
 
 15:50 大雪森のガーデン
45分ぐらい車で移動し、大雪山の麓まで来ました。 『大雪森のガーデン』は大雪山の植生をそのままに
、大雪山の懐に浸れる感覚のガ−デンでした。どちらも特徴は違いますが北海道らしい庭作りでした。

二つのガ−デンをめぐり、時間は午後5時となりました。 
今日はこれから網走方面のビジネスホテルに泊まり、明日の朝早くに知床(ウトロ)に向かいます。
 

7月23日(祝・金)  羅臼岳 羅臼温泉

前夜、網走方面の宿に着いたのは 午後8時過ぎ。今朝は4時に起きて知床方面に走りました。
100kmほどの道のりは、北海道の大地を体感できる広大な「丘陵地帯」がずっと続いていて、
時々牧草地の中に、モ−モ−さん。 オホ−ツク海が見えてくると知床です。
 
723日、6時半ごろ登山口に着いたのだけど、すでに路肩駐車の車だらけ。
ホテル地の涯の駐車場でUタ−ンし、路肩駐車の列に収まり、これならヒグマにも遭わないだろうな。 
 
6:45 ホテル地の涯の先の木下小屋です。ここで入山届けを書いて、熊の目撃情報もチェック。 
登山者の出発時間を見たら、みなさん早朝4時位から登山開始しています。
 
熊避けの鈴をザックに付けて、さあ出発だよ♪♪♪ 
 
前半は歩きやすい道が続きます。
たま〜に展望がひらけて、知床連山の一部が見えてます。でも何て山かもわからないけど。
 
8:23 弥三吉水      8:34 極楽平     9:03 仙人坂    9:27 銀冷水
 油断していると、登山道に下がるダケカンバの枝にゴツンしてしまいますが、順調に高度を上げていきます。
 
 
クルマユリ  タカネナデシコ  シロバナイチヤクソウ 
 ほぼ樹林の中の歩きやすい道がずっと続いていますが、ところどころ花も咲いていました。
 
 9:50 大沢入口
 大沢入口の標識まで来ました。初夏まで雪渓が残る地形の大沢は、このところの真夏の暑さで
残雪はすっかり溶けて、花ざかり。  まずは
チシマノキンバイソウが迎えてくれました。
 
イワギキョウもあっちこっちで満開です 
 
チシマクモマグサ。あまりお目にかかってない花です。

この花も、北海道の大雪山や、知床半島、夕張山地などの高山帯の礫地に生える多年草。
 
エゾノツガザクラ      エゾツツジ
北海道ならではの高山植物がいっぱいで、なかなか進めません。
 
一か所だけ、蝶が群がっている場面がありました。 何で・・・?
 
  イワブクロ
 イワブクロも、あちらこちらにいっぱい咲いています。やはりこの花も北海道でしか見ないなぁ(^。^)y-.。o○
 
 10:25  大沢の後半、もうすぐ稜線 この辺りから、下山してくる人とすれ違うようになりました。
大沢からが高山植物がいっぱいで、スマホで写真ばかり撮っていて時間がかかります。
 
 10:45  羅臼平から羅臼岳
 やっと羅臼岳の全容が見渡せました。まだまだ登りがあるなぁ・・・
でも、この先に大沢よりも、もっとたくさんの高山植物が咲いているなんて、まだ知らない・・・。
 
ハイマツを抜けて、見晴らしが良くなり、 岩場の道になると・・・
 
 チングルマ  エゾノツガザクラ
 な・な・なんと・・・(^.^)/~~~  花だらけ♪
 
 チングルマもまだ咲いています。「いいねぇ、いいねぇ」
 
アオノツガザクラ、  エゾノツガザクラ 、コエゾツガザクラ、 チングルマ・・・
 
 11:45  なかなか登り甲斐があるな〜
 
 メアカンフスマ、
ウコンウツギ、イワヒゲ
『メアカンフスマ 』 は 初めて見たかも・・・感激・感激 ♪。
以前、鳥海山の山頂付近で固有種のチョウカイフスマを見たけどその花に似ている。
『メアカンフスマ 』は北海道東部の高山の砂礫地にだけ咲いて、名前通りに雌阿寒岳やここ羅臼岳でしか
見られない。  北海道ならではの固有種が見られるから、大遠征がやめられない(笑)
 
 アオノツガザクラ  エゾノツガザクラ  コエゾツガザクラ   ツガザクラの競演です
 
 エゾコザクラ
『 エゾコザクラ』 は北海道のみで見られるようで、本州に咲くハクサンコザクラよりもちょっと小ぶりです。 
 
やっと頂上が見えた。山頂に人が見える、もう少しだ。でも花だらけで道草だらけ、
だからなかなか進めない、。  ラストスパ−トの岩場の登りがなかなか厳しい($・・)/~~~
 
11:55  羅臼岳(標高 1661m)に着きました。

やったぁ〜ご新規百名山だよ。

標高は1661mなのに、登山口の標高が200mだから、標高差1450mもの登りです。大変なわけだ。
奥の山は硫黄岳に続く知床連山の稜線です。オホ−ツク海は霞んでいて見えないのが残念。 
 
 16:00 木下小屋に無事下山。お疲れさまでした。 羅臼岳で、高山植物がたくさん見られて幸せでした。

歩行時間 登り5時間。下り3時間45分。 全活動タイム9時間15分でした。
(どうりでみんな早出するわけだ)
 
17:30  らうす第一ホテルにチェックイン
羅臼岳を下山後、知床峠を越えて羅臼温泉に一泊します。
喉がカッラカラで、ビ−ルが飲みたい一心で、部屋のシャワ−を浴びて
ロング缶一本をいっきに飲み干しました。
やっと落ち着いたので、さあ温泉。 宿の温泉の露天風呂でまったりタイム♪ 極楽・極楽(^。^)y-.。o○

今日一日たっぷりと歩いた後は、
宿で温泉とビ−ルと、待ってましたのおご馳走。
羅臼ならではの地産地消のご馳走が並びました。鮭もホタテも新鮮絶品。縞ホッケのチャンチャン焼き、
羅臼産イバラガニやスケソウダラのたらこも。エゾ鹿のシチュ−やイクラ丼まで、羅臼の恵みをごちそうさま。 

7月24日(土)  知床五湖  羅臼グルメ  野付半島 

 
宿の朝食      8:00 チェックアウト 
 朝も温泉に入り、宿の朝食も豪華です。羅臼昆布でダシをとった、ごはんや煮物、みそ汁と・・・
さすがは羅臼ならではの地産地消だね。
 
宿を出て、すぐのところにある熊の湯です。タダで入ることができる露天風呂です。
チラっと覗いてみることにしました。 ちょうどいい湯加減ですが、先を急ぐので見ただけ。 
 
8:30  再び、知床峠です。 
  知床峠から見る羅臼岳は神々しくも雄大な眺め。昨日、あの山に登ったんだなぁ〜。と感動もひとしお。
羅臼岳は標高1661mですが、登山口は標高200mだから、標高差で1460mも登るんですね〜。
どうりで時間もかかるわけだ。
 
9:00   知床五湖
ウトロに着きました。昨日時間がなくて行けなかった知床五湖を観光します。
駐車場代500円を払い、知床五湖を散策します。
散策路は2つあり、今回は「高架木道」を歩きました。知床五湖のうち一湖だけ見学できます。

もう一つの「地上遊歩道」は原生林の中を歩き、五湖すべてを見ることができますが、
ヒグマ活動期はガイドが同行する予約制の有料ツァーとなっています。
 
クマザサの上に作られた木道はまだ新しく、高架木道から見える知床の風景はとっても美しい。
知床は世界遺産なんだよなぁ(^。^)y-.。o○

知床連山の展望台からは、一番右側に昨日登った羅臼岳が望めます。
 
樹木の向こうはオホ−ツク海。海は近いのに、海と空の境目が霞んでいて、地平線もわかりにくい。 
 
 知床五湖のうちの一湖の展望台です。ここからは知床連山の一番左側に硫黄山が見えます。
 
 知床連山
 
知床五湖と知床連山 
 ウトロでの観光は知床五湖のみです。知床クル−ズなども人気がありますが、予約制です。
この連休は予約で埋まっていたから、またの機会にチャレンジしよう。 で、再び知床峠を越えて羅臼側に移動。
 
11:00 道の駅知床・らうす     羅臼観光協会   今夜用に、花咲ガニをお買い上げ (2200円)
 羅臼に出て、まずは道の駅へ。3階の展望台に登ってみました。 
羅臼から北方領土の国後島が見える距離ですが、今日は見えません。羅臼からはクジラも見えるみたい。
ホエ−ルウォッチングのクル−ズ船が出ているけど、またいつか・・・乗ってみたいな(^_-)-☆。

道の駅には羅臼昆布が勢揃い。いっぱい種類があるね。利尻昆布と並ぶ高級品です。
海産物もいろいろ、蟹もいろいろ。毛ガニ・タラバガニと、さすがは北海道。その中で、今が旬の花咲ガニ
今晩用のビ−ルのお供に調達。いいお値段ですが、ここでしか食べられないからネ(^_-)-☆
 
北の国から 純の番屋  北の国から2002〜遺言〜でおなじみの純の番屋を市街地に再現。   うに丼(ミニ)2900円

羅臼での最後の贅沢グルメはうに丼です。 まわりはムラサキウニ。中央部分はエゾバフンウニでした。
バフンは漁期が短いです。羅臼も利尻もエゾバフンウニが有名ですが、どちらも極上の昆布を餌にしているから。
ここまで来ないと食せない絶品グルメをご馳走さま(^。^)y-.。o○
 
羅臼から南下して、気になっていた野付半島へ寄り道ドライブ 
 
野付半島ネイチャ−センタ− 
 電車旅も大好きですが、野付半島へは車がないと来られない場所。
遊歩道を歩いてみました。
 
 ハマナスの香りの中を歩きます。固有種の植物も咲いています。
 
 知床半島と根室半島の中間に位置し、オホーツク海に腕を伸ばすようにして広がるのが野付半島。
全長約26kmの日本最大の砂嘴(さし)です。
砂嘴とは、海流により運ばれた砂が、長年に渡って堆積して作られた地形のことです。
 
  海流の浸食によってできた複雑に入り組んだ海岸線も、野付半島が多様な生命を育んでいる要因のひとつです。
 
野付半島を後に、帯広方面にドライブ♪ 走行距離は250km。高速を使わずに4時間ちょっと。
 今宵の宿泊先は、天然温泉ホテル鳳乃舞音更。 温泉施設が併設され、広い部屋が気に入っています。 

7月25日(日) 帯広→新千歳空港   11:20発 新千歳空港 ANA1262便→13:10着 静岡空港
 
4日間の走行距離は1063km     新千歳空港でラストグルメ  11:20発 新千歳空港からANA便で
最終日は新千歳空港まで向かうだけ。帯広から新千歳空港までは高速道路を使えば2時間ちょっとで行けるけど、
高速道路代は割引無しの3730円。 だから早起きして高速を使わずに、下道ル−トをドライブしよう♪ 
日勝峠を越えて日高の山あいを走る遠回りの道でしたが、北海道らしい景色が満載で、運転しているだけで観光気分。  

 4日間の走行距離は1000km越え。 ガソリン代は8500円  高速代は初日の3980円のみ。

 新千歳空港は売店も大充実。今朝は早くからドライブ三昧だったから、お腹すいた〜。
北海道最後のグルメは札幌ラ−メンでした。 北海道、大満喫(^。^)y-.。o○
 
 
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