久住山のミヤマキリシマ と 六郷満山
 2022年6月10日(金)〜12日(日)
 久住山でミヤマキリシマを見るために、610()から2泊3日で九州へ〜。
610日は、まあまあの天気で牧の戸峠から星生山へ登り、法華院温泉山荘泊。
611日の土曜日は、九州梅雨入りの洗礼を受けて、久住山苦住山となる。

ミヤマキリシマはピークを過ぎていたものの、私が行くのを待っていてくれた花もいっぱいあって、充分に楽しめました。

6月10日(金) 星生山・法華院温泉山荘泊

 
7:35発 静岡空港からFDAで福岡空港へ 9:20着   レンタカ−で牧の戸登山口へ  12:30登山開始
 金曜日の朝、家から車で15分の静岡空港からFDAで福岡までひとっ飛び♪。
福岡空港近くで予約してあったレンタカ−に乗り、約2時間・・・お昼過ぎに牧の戸峠に着きました。
法華院温泉山荘に、今から牧の戸を出発する旨の電話をして、登山口を出発。
 
 
 すぐにミヤマキリシマにご対面です。ピークを過ぎているけど、今が満開のピンク色もある、ある、ある♪
 
 ここから見えてる山は久住山かな
明日は一日中雨予報・・・。今日は曇り空で、時々山頂に霧がかかるけど、この展望は貴重なもの。
 
 14:00 扇ヶ鼻分岐       西千里浜の風景
扇ヶ鼻への分岐です。前回はここから扇ヶ鼻へミヤマキリシマを見るために登ったけど、
今日は、ここから反対側にある、星生山に行ってみます。 
 
 おっ! いいね ♪♪♪。
 
 星生山への登りです。眼下にミヤマキリシマを見ながら。
 
星生山のピ−クが見えてきました。  ミヤマキリシマだらけです。 
 
14:50着 星生山        今日のノルマは初めてのピ−クの星生山でした。 
 
星生山から見える景色も初めて。牧歌的な雰囲気から一変して硫黄山の荒々しい山肌が印象的でした。 
その後は久住分れに下り、硫黄山を左手に見ながら北千里浜の平らを進み、その先の分岐を右折。
 
17:00 法華院温泉山荘着  一泊二食9500円(JAF割引)  温泉の裏手のお堂には十一面観音様。
 最後は岩場の道を降りて、法華院温泉山荘に着きました。今日はここで一泊します。
法華院という山荘の名の通り、天台宗の一大霊場でした。
鎌倉時代を開基とする 九重山法華院白水寺として栄えたようで、温泉の裏手に十一面観音様を安置しております。
 
 大部屋に落ち着き、まずは温泉・温泉♪ 大きくはありませんが、源泉かけ流しの硫黄泉で、ぬるめなので、
ずっと入っていられます。 温泉の後は自販機で缶ビ−ルを買い、外ベンチで至福のビ−ルタイム♪。 
坊がつるの向こうに見える平治岳から大船山をよく見ても、
山が紅くないなぁ〜?

 6月11日(土) 平治岳・北大船山・大船山・筋湯温泉泊

 
 7:30 平治岳登山口
久住山2日目の土曜日、本日九州は梅雨入りしました。
雨でもミヤマキリシマは見れるから、テンション低めで出発。


 晴れ晴れハイカーの私ですが雨でも、登らなければならない時もある。
 
 
薄暗い樹林帯を抜けると雨風共に強く、ひとりでは心細くなります。そしてミヤマキリシマは終盤のよう。
枯れた花が多いなか、まだきれいに咲いている株もいっぱいあります。 
 
9:20 平治岳 
 この景色を見たから、はるばる行っちゃう。雨も風も強いけど、登っただけの価値は大いにあるのだ。
 
10:10 大戸越           オオヤマレンゲ見つけた〜
 平治岳から再び大戸越の分岐まで戻ってきました。この分岐から北大船山に向かいます。

おっ! 見つけたよぉ〜(^。^)y-.。o○  森の貴婦人、オオヤマレンゲにご対面
蕾のものと、終わりがけの花で、ばっちり見ごろの花に出会うことは難しいけど、雨でも嬉しくなるから不思議
 
北大船山側の登山道は樹林の中だから、雨ですが風の影響は受けないし、道に小砂利が敷き詰められて、
以前の滑りやすい道ではなくなりました。そして、ミヤマキリシマの花の状態もいい感じ。 
 
11:20 展望はありませんが、北大船山。 まわりにはミヤマキリシマしか見えません。
 
 11:50 大船山
北大船山から大船山までは、ミヤマキリシマの数は少なくなりましたが、サラサドウダンは多いです。
今日3座目のピ−クは大船山。もちろん展望無し・・・。 今日のノルマは達成、段原から坊がつるに下ります。
 
13:45 坊がつる             15:00  雨ヶ池 
    段原から坊がつるまでの登山道は川の流れの様に川なのか、登山道なのかも区別がつかない。
靴も靴下も濡れ放題だから、じゃぶじゃぶランらんラン!(^^)!。
 
 坊がつるまで降りてくると、テント泊の荷物を背負った登山者と行き会いました。
ここから長者原まではあと2時間ほど、途中は傘をさして歩いたり、泥濘にはまったりと・・・
指山の分岐を過ぎると、ここにもオオヤマレンゲが咲いていました。
 
 16:20着 長者原登山口 16:40発 九州自然歩道を歩く     18:00着 牧ノ戸峠駐車場    
 長者原まで下山しました。雨の登山で疲れたのに、この後、車を置いた牧の戸峠に戻らなくちゃいけない。
バスもないし、タクシーは居ないし・・・。タクシーを呼ぼうとしたら、プラス送迎料が1000円かかるというから
『ううぅぅぅ〜ん($・・)/~~~』  すでにヘロヘロですが、頑張って歩くことにしました
 
18:30  筋湯温泉 九重 悠々亭 に宿泊  一泊二食 ビ−ルと馬刺しの特典付き 12100円
 牧の戸峠までは、九州自然歩道を、傘をさして歩くこと1時間ちょっと。
駐車場にたどり着き、手早く雨具と靴を履き替えて、クルマで筋湯温泉に向かいました。
 
どんなに疲れていても、部屋に落ち着き、温泉三昧にビ−ルと馬刺しとご馳走で、幸せ〜(^。^)y-.。o○
 雨の苦住山から一変。極楽、極楽となりました♪

6月12日(日) 六郷満山 

 九州三日目は晴れました。朝から温泉三昧で過ごし、朝ごはんも美味しいよ〜。
今日は国東半島まで行って六郷満山をめぐってみます。
 
8:30 九重森林公園スキ−場から、オオヤマレンゲを見に行く。 
国東半島に向かう前に、 筋湯温泉から車で5分ほどのところにあるスキ−場へ。
このゲレンデから、オオヤマレンゲの群生地に行けるらしいので、行ってみました。
 
やっと開いたばかりの花に出会えました。感動です(^。^)y-.。o○ 
 
筋湯から2時間ほど車を走らせて国東半島に向かいました。 
 宇佐神宮六郷満山霊場とは

仁聞菩薩は、宇佐八幡神の化身(生まれ変わり)として宇佐国東の地に
今をさかのぼること約1300年前に神仏習合の原点となる山岳宗教、「六郷満山」を開かれました。

2018
年に開山1300年の節目を迎える中、「宇佐神宮六郷満山霊場」は
全国八幡社総本宮である宇佐神宮八幡大神と仁聞大菩薩の足跡を辿り、
今日まで脈々と受け継がれてきた神仏習合の文化に触れ、神・仏とご縁を結ぶ巡礼であると共に、
この巡礼は行そのものであります。

 
11:35 熊野磨崖仏 仏拝観料 大人:300
 
国内最古にして最大級なのが「熊野磨崖仏」です。平安時代末期の作と言われ、
「大日如来(約6.7m)」と「不動明王(約8m)」の二体の磨崖仏は、
国の重要文化財及び史跡に指定されています。
 
12:25 真木大堂 
 真木大堂はもともと六郷満山本山本寺、馬城山傳乗寺として建立されたと伝えられております。
国の重要文化財、大威徳明王像をはじめとする九体の仏像の姿からも当時の隆盛がうかがえます。
 
日本一の大きさである 大威徳明王像      パンフレットの写真です
 
12:50 富貴寺 
 
 現存する九州最古の木造建築物です。阿弥陀堂(富貴寺大堂)は、宇治平等院鳳凰堂
平泉中尊寺金色堂
と並ぶ日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、国宝に指定されています。
 
国宝 阿弥陀堂(富貴寺大堂)は普段は阿弥陀如来坐像(本尊)さま が安置されていますが、
本堂が解体修理の為に、阿弥陀堂にて『弥陀三尊 御開帳』 の時期だったので、
ご本尊さまと、脇侍の観世音菩薩、勢至菩薩と三尊お揃いの姿を見られました。 
 (画像はウエブサイトより転用)
 
13:40 両子寺 (ふたごじ) 
 両子寺は、養老2年(718年)に仁聞菩薩によって開創されたと伝えられる六郷満山の中山本寺です。
天台宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来。
 
14:20 宇佐神宮 
宇佐神宮は全国に約44,000社ある八幡さまの総本宮です。
ご祭神は、八幡大神(応神天皇)・比売大神・神功皇后 
 
 宇佐神宮 本殿(国宝)  左の一之御殿、中央の二之御殿、右の三之御殿と、順にお参りします。
 宇佐神宮では4回手を打つ四拍手が古儀となっております。

宇佐神宮から、福岡空港までは約100kmで2時間45分ほどかかりました。
17時30分頃、レンタカ−を返却し、18時30分のFDAであっという間に静岡空港へ。
20時30分ごろ帰宅しました。 
 
 
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