乳頭山 と 大曲花火大会『秋の章』
 2023年10月6日〜10月9日
 
 三連休、秋の乗り放題きっぷも活用して、紅葉の山に行こう。
1日前からフライングして臨んだものの、金曜日に登ろうとした山は荒天の為、諦めて
 

10月6日(金)  山寺

 前夜、新宿から夜行バスに乗って、福島駅に着いたのは朝の5時ごろ。
当初の計画は福島から二本松に移動して、バスで安達太良山の登山口に向かうというもの。



しかし、天気も悪く、なにより稜線は爆風の予報なので・・・・止めるのが懸命だな。
そして強風予報の為に、東北本線は遅延や部分的に運休になるようです。 それならば・・・
蔵王の刈田駐車場まで無料のシャトルバスが出ている、かみのやま温泉に向かうことにしました。
 
 8:40着  かみのやま温泉駅  かみのやま温泉周辺を散策

上山城 ・ 温泉街の足湯 ・ 武家屋敷 ・ 春雨庵
福島駅から遅延情報が無い山形線に乗って、米沢で乗り換え、(かみのやま温泉)駅に着きました。
観光案内所で、 蔵王のお釜に行ける『グリ−ンエコ−号』の情報を聞いたら、強風でリフトが終日運休するので、
途中までしか行かないとのこと。まあ、予想はしていたけど。蔵王方面は暗黒の雲に閉ざされているし・・・。 

だからこれも諦めて。
観光案内所で、かみのやま温泉に観光マップをもらい、城下町の武家屋敷などを散策することに。
 
 山形駅でも途中下車して、ラ−メンタイム  栄屋本店 冷やしワンタンメン 1150円
 かみのやま温泉駅から山形線に乗ること12分、次の下車駅は山形駅。
繁華街まで歩いて、山形発祥 冷たいラーメンを食べにいきました。


キュウリが乗ってなければ、見た目は熱いラ−メンのよう。 冷たいス−プでも油が固まらないし、
牛肉チャーシューが絶品です。 久しぶりに食べたけど、以前と変わってないなぁ〜と思いました。
 
 山形から仙山線で17分。山寺駅で下車。    13:10着 山寺駅
 紅葉の山は荒天のために行けませんでしたが、久しぶりに山寺に登ってみようと思います。
 
 せみ塚         仁王門
     奥の院  
  
立石寺(山寺)   暑かった秋も、今日は過ごし易く、石段を登っていても清々しい。 
 
五大堂 
 開山30年後に建立された五大明王を祀る道場。断崖に突き出すようお堂が立ち山寺を一望。


山寺から仙山線で約1時間、仙台駅に着きました。
仙台駅からは高速バス(ア−バン号)に乗って、盛岡へ向かいます。
 
 19:30 盛岡着     20:00〜  盛楼閣で盛岡冷麺
金曜日は安達太良山も蔵王も悪天で登れず・・・でも山形で充実した時間を過ごせました。
高速バスで盛岡に向かい、今宵は盛岡のBHで一泊します。
当初の予定より、早い時間に盛岡に着いたので、久しぶりに盛楼閣に行ってみようか♪


ここ数年、旅行支援で盛岡に何度か泊まったけど、地域ク−ポンが盛楼閣では使えなかった為、
ク−ポンが使えたぴょん〇〇ばかりだったし。
久しぶりの盛楼閣は、焼肉も絶品。冷麺も絶品。美味しすぎて、しあわせすぎる〜(^。^)y-.。o○。
 

10月7日(土)   乳頭山・大曲花火大会秋の章

 
5:18発 盛岡〜 6:07着 田沢湖       6:55発 乳頭温泉行き路線バス〜 7:40着  乳頭温泉
 夜行バスの疲れは、冷麺と早い時間からの睡眠で解消。翌日も早朝より起き出し、始発列車で行動開始。
今日から3日間、『秋の乗り放題パス』を使って、在来線を乗り放題します。


田沢湖駅からは、乳頭温泉行きの羽後交通路線バスに乗って、乳頭温泉へ。 大釜温泉で下車。
 
 8:00  大釜温泉から、登山スタ−ト    孫六温泉から山道へ入ります。
孫六温泉は改装の為休業中。この手前から登ります。 ブナの黄葉はまだ始まっていません。
 
前日は雨がけっこう降ったのかなぁ〜? 。 
木道も濡れていて、濡れた落ち葉でスリップしないよう、足元に注意しながら登っていきます。 
 
濡れた木の階段に、濡れ落ち葉は登りでも滑りやすいので、気を使います。
水たまりもあったり、ぬかるみもあったり、決して歩きやすい道ではありません。 
 
 やっと稜線に出て気分も爽快です。曇り空ですが、草紅葉に癒されます。 
前方に見えたピ−クが乳頭山かな〜?
 
田代平山荘近くには大きな池塘があり、メルヘンな風景。 
 草紅葉と乳頭山、いいねぇ〜(^。^)y-.。o○
 
 田沢湖が見えます。

笹原の中を木道や階段状の登山道を登っていきます。 雲が低いけど田沢湖が見えます。 
 
 今日はまだ、誰とも出会っていません。 何て贅沢な風景でしょう。 静かな時間が流れています。
 
 秋色、いろいろ♪♪♪ 紅葉いいねぇ〜♪  気分も高揚♪♪♪  ルンルン♪♪♪ 
 
 あのピークが乳頭山だね〜。 
 
11:00  乳頭山   初めて登った乳頭山。 山頂は強い風が吹いていました。
 
初夏の頃、高山植物いっぱいの秋田駒ヶ岳には何度も登っています(今年も登ったし)
秋田駒ケ岳からも、この山は見えていたはず。 
 まだ歩いたことのない稜線の先は、秋田駒ケ岳にも繋がっています。 
 
で、肝心の秋田駒ケ岳はどこだろう?。 田沢湖の左の雲がかかっている山が、秋田駒ヶ岳でした。
今日はどっちに登ろうか迷ったけど、乳頭山で正解でした。


帰り道は一本松温泉を経由して黒湯温泉に下山します。
分岐点で、やっと登山者に出会いました。 私がこれから歩く道を登ってきたとのこと。
ぬかるんでいたり、道の荒れているからとアドバイスをいただき、さあ慎重に下ろう。
 
 一本松温泉
   案の定、行き同様の濡れた木道や濡れ落ち葉、水溜まりやぬかるみの道で、慎重に下ります。

温泉の硫黄の匂いの中を下っていくと、まさに歩いてしか入れない秘境野天風呂といった感じの
 一本松温泉がありました。入る人はいるのかなぁ? お湯を触ってみたらちょいと熱い。
その後、沢を渡り、まだまだ下りました。
 
 13:00    やっと黒湯温泉に下山。ここで温泉タイム。 
雪深い1月に『JRおときゅうパス』を利用して、乳頭温泉郷の雪見露天風呂巡りを楽しんでいましたが、
黒湯温泉は、冬季休業の為まだ未湯の宿。 今回やっと入ることができるので楽しみにしていました。
 
黒湯温泉
 14:30発 乳頭温泉から路線バスに乗って〜 15:18着 田沢湖駅  
 15:41発 田沢湖駅から田沢湖線に乗車   16:49着 大曲駅
  これから、田沢湖駅に戻り、大曲に向かいますよ〜.。


帰りのバスの中で、行きのバスも同じバスに乗っていた女性(なおみさん)と話しをしました。
何とこの後、なおみさんも大曲に行くんだって(^。^)y-.。o○。
 あらら〜(^。^)y-.。o○ 
 
16:49着 大曲駅       大曲の花火『秋の章』は17時30分から20時まで
 というわけで、なおみさんとは大曲へと向かう電車の中でも相席して、
乳頭温泉郷や旅の話題で盛り上がりました。
大曲行きの普通列車は田沢湖から1時間ちょっとで終点の大曲に着きますが、車内の乗客はまばら。
秋の花火大会は人出が少ないからかなぁ〜?。


大曲駅に着き、花火が見られる方面に二人で歩いていきました。間近で観られるイス席は当日券で7000円。
大きな出費だし、花火が観られるだけでもいいかなって、その時点でも決めかねていました。

そこへ、大曲出身のご夫婦と一緒になり、会場から少し離れた、交通規制の無い、土手へと向かいうことに。
駅からもわりかし近く、タダで花火が観られる、絶好のビュ−スポットでした。
いよいよ・・・(^。^)y-.。o○ まずはドロ−ンが夜空を飾りました。上の画像はドロ−ンです。
 
秋の章は、日も短いし、開演時間は18時30分から20時までの1時間30分です。
夏ならば、私達が居たエリアも、大混雑のようですが、拍子抜けするぐらいに静かに観覧できました。 
 
打ち上げ花火のグレ−ドは大曲の花火ならではで、観たことのないような花火もたくさん。
見応えがあり感動しました。こんなにすごい花火が上がっているのに、観客が少ないってのが不思議! 
スマホで動画は撮ったけど、写真にするとこの程度(^.^)/~~~ 
 
 大曲の花火に酔いしれたひとときでした。

大曲駅で、こまちの最終で盛岡に戻るなおみさんとはお別れです。
翌日は三陸の花火大会を見るんだとか。

ひとり旅をしていると、旅先で思いがけない一期一会に恵まれる時があります。
今回は乳頭温泉で出会ったなおみさんと大曲の花火を一緒に見て、
感動を共有できたことを嬉しく思いました。
 
20:38発 大曲ー(奥羽本線)ー 21:00着  横手  21:10 横手プラザホテルチェックイン
さて、私は大曲駅から奥羽本線に乗ること18分(帰りの電車も混雑はなかった)で横手駅に到着。 
晩酌タイムはホテル内の居酒屋さん。宿泊割引でお安く酔い酔い♪
 

 10月8日(日)  『海里』

今日のメインイベントは『海里』に乗ること。『海里』には酒田から新潟まで乗車します。
 
 象潟で芭蕉の奥の細道足跡を辿る
横手から酒田に移動する途中で寄り道タイム
象潟で芭蕉の奥の細道の足跡を歩いてみました。 道の駅象潟で海鮮丼に舌鼓(^。^)y-.。o○
 
酒田駅 15:03発    『海里』に乗車 
 『海里』に乗車 するのは2回目です。予約が取りづらい観光列車ですが、
一か月と一週間前にネットで申し込んで、今回は無事、海側の窓際席を予約できました。
 
 前半は庄内平野の田園風景と、山頂部分に若干冠雪したような鳥海山を眺めます。
東北はいいなぁ〜。 ゆっくりと時間が流れている感じ。
 
 海岸線の近くを走るようになりました。 海ってずっと眺めていられます。


海里の1号車は2人掛けシ−ト。2号車は4人掛けのコンパ−トメントシ−ト。
3号車は売店とフリ−スペ−ス。 4号車のダイニングは他の車両からの通り抜けが出来ない
『旅行商品』の車両で、新潟と庄内の食をテ−マにしたダイニング車両です。
 
新潟 加島屋   海里特製加島屋御膳 2700円
1号車や2号車では、予約すればこのような豪華なお弁当を車内で味わうこともできます。

「魚沼産コシヒカリ」のご飯ばかり目を引きますが、左側に収まっている珍味なども絶品なんです。
中央部分の「キングサーモン味噌漬」、「いくら醤油漬」や「海老しんじょう」など、
加島屋のこだわりの味がいっぱい詰まったお弁当でした。



新潟の郷土料理『鮭の焼漬け』は車内の売店で見つけ、海里特製の日本酒も買っちゃった♪
 
笹川流れでは速度を落として、日本海の景観をゆっくりと・・・
だんだん夕暮れが迫ってきました。 夕陽は雲に隠れて見えないのかなぁ〜 。
 
桑川駅では30分間停車します。桑川駅は道の駅を併設しているので、塩ソフトを買ったり・・・。
道路を渡ると、日本海の絶景が間近で見られます
。うぅぅ〜ん・・・夕陽はダメみたい。 

新潟には18時38分の到着。 新潟から信越本線に乗って長岡に向かいました。今宵は長岡で一泊。
 

 10月9日(祝・月)  清津峡

  今日は旅の最終日です。朝、長岡から越後湯沢に向かいます。
そして越後湯沢駅から期間運行の予約制シャトルバスにて清津峡に行ってみます。
 
9:40  清津峡  入坑料1000円
越後湯沢から清津峡に行けるシャトルバスは往復1500円。
路線バスだと、バスを降りてトンネル入口まで20〜30分余分に歩かなければいけませんが
、シャトルバスはトンネル入口まで乗り入れてくれるので、雨の日も楽々です。
 
三連中は、清津峡渓谷トンネルの入坑料も事前予約制だったため、事前に支払いも済ませておきました。
 朝早い時間だからか、事前予約制だからか、観光客の数は多くなく、トンネル内の人もまばらでした。
 
 日本三大峡谷 清津峡   見晴所はア−トな空間
トンネルに入り、終点部分のパノラマステ−ションまでは約750m。
その手前には3ヶ所の横穴トンネルが作られていて見晴所になっていました。 見晴所もア−トな空間です。
 
 柱状節理の岩盤(紅葉はまだ始まっていません)
見晴所からは、急峻な清津峡渓谷が見られます。
雄大な柱状節理の岩肌とダイナミックな清津川の景観は圧巻でした。

以前は遊歩道があったようですが事故が多く、現在ではトンネルから眺めるようになったようです。 
太古の時代に海だったこの地が、隆起や清津川の浸食により、このような景観になりました。
 
正面が開けて「パノラマステ−ション・光の洞窟」まで歩いてきました。ここですね〜♪ 

床一面に水が張られており、清津峡の美しい風景が映し出されます。
この水鏡の中に入り 先端部分まで歩いて、より近くで清津峡の絶景を眺めることができます。

 
私も水面の縁を歩いて、パノラマステーションの先端から見える景色を体感しました
わぁ〜きれい(^。^)y-.。o○   清津峡渓谷のダイナミックな景観が広がっています。
振り返って、ギャラリ-側もパチリ。 半鏡面のステンレス板が全体を覆い沢水がたたえられています。


  10:55発 清津峡トンネルー(シャトルバス)ー11:30着 越後湯沢駅  自宅最寄り駅 20時着


清津峡での滞在時間は1時間ちょっと。帰りもシャトルバスで楽々越後湯沢駅に戻ってきました。
水上方面に向かう上越線は極端に本数が少なく、12時台の次は15時台までない。
 越後湯沢駅でゆっくりランチもしたかったけど、12時16分の上越線で帰ることにしました。

お土産処で、駅弁と、笹だんごと、鮭の焼漬けとエチゴビ−ルを買って、後はゆっくりと在来線で帰りました。
 
 
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