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成人の日の三連休・・・13・14日の一泊二日で八ヶ岳に行ってきました。車で美濃戸まで入り、南沢経由で行者小屋でテント泊。
その途中の南沢の氷瀑で遊び、翌日赤岳に登りました。 天気は二日とも快晴、充実の冬山遊びを満喫してきました。
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標高の低い所は前日は雨、雪の上に降った雨で登山道はカチカチに凍っていた |
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歩き始めて1時間30分位で、目的の場所に着きました。
登山道の脇にロ-プが張られていて、一般登山者が間違って入り込まないようになってます。
そのロ-プをくぐり、向かった先に氷瀑がありました。 一日目の予定は南沢の氷瀑でアイスクライミングです。
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南沢 大滝 南沢 小滝 |
ロ-プをくぐり、すこし行った先の右側にある滝が南沢小滝。左側を少し登った所にあるのが南沢大滝です。 どちらにも数パ−ティのロ−プが張られ、登はん者を見守っています。 傾斜は80度ほどあるように見えましたが大滝は小滝に比べスケ−ルが大きい分、迫力があります。 |
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八ヶ岳周辺には、滝が凍って氷瀑になると、アイスクライミングができる場所がたくさんあるようです。
アイスクライミングには、最低限、ハ-ネス(安全ベルト)・ヘルメット・靴に装着するアイゼン・両手に持つアイスアックスが必要。 カマキリの鎌のような形状のアイスアックスを氷面に打ち込み、アイゼンの前歯を氷面に利かせて、両手・両足を使って登っていきます。
ビレイ者がしっかりと確保してくれるので、万が一失敗しても落ちることはありませんが、氷の欠片が落ちる事もあり要注意!。 両手、両腕にかなり力が入るので、腕が疲れてしまいました。 |
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この樹林をぬけると行者小屋に着きます。横岳が輝いて見えました。 行者小屋のテント場 |
南沢小滝からは再び登山道に戻り、行者小屋へ向かいました。 傾斜も緩み平らに開けた場所からは、樹林の間に横岳の稜線が午後の陽射しで輝いて見えます。 樹林の中にはポツン、ポツンとテントが張ってありました。 こういう場所で一夜を過すのも静かでいいでしょうね。
行者小屋は冬季閉鎖中ですが、小屋に隣接しているトイレが使えたのがありがたかったです。 テントは15張りくらいあったでしょうか。気温はマイナス12度くらい・・・ せっかく持っていったビ-ルも凍ってしまい乾杯に間に合いませんでした(ーー;)。 でもワインは冷えすぎていましたが大丈夫でした(*^。^*)。 |
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樹林を抜けると急登の連続です。 大同心と硫黄岳 地蔵ノ頭 手前の階段のある鎖場 |
翌日は3人で地蔵尾根から赤岳に登りました。この尾根は、夏に日帰りでお花見登山をする際、下山ル-トでよく歩いていましたが、
登ってみると最初から急登続きだったんですね。早朝のしまった雪にアイゼンがよく利きます。 ひと登りで朝陽が硫黄岳に射し始めました。多少のうす雲がかかっていますが快晴の予感です。 樹林を抜け、鎖の付いた階段状の登山道は雪に埋もれていました。 |
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地蔵ノ頭(バックは横岳の稜線) 地蔵ノ頭から見た赤岳 地蔵ノ頭から見た阿弥陀岳 |
歩き始めて1時間45分、地蔵ノ頭に着くと、360度の大展望が広がりました。 富士山も雲の上にぽっかりと真っ白な勇姿を表し、格別の美しさでした。
赤岳展望荘はここからすぐの所にあります。期間営業していて年末年始は成人の日の三連休までの営業のようです。
気温はマイナス12度。小屋の横を通り抜けて最後の急登が始まりした。
登山者も多いので雪は踏み固められていて歩きやすい箇所もありますが、
吹き溜まりのトラバ−スでは高度感もありアイゼンを引っ掛けないように慎重に歩きました。 |
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赤岳頂上小屋への急登 赤岳頂上小屋から見た赤岳山頂 |
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赤岳(標高2899m) 赤岳から見た阿弥陀岳(標高2805m) |
9時15分、赤岳山頂に到着しました。本峰に隠れて見えなかった南アルプスも大きく迫り、360度の大パノラマを堪能しました。
遠く北アルプスは屏風のように連なり、その隣には乗鞍の山々、中央アルプスの奥には木曽御岳山、反対側には浅間山も真っ白です。 北八ヶ岳の向こうには蓼科山と、どこを眺めても見飽きることはありません。 山頂を後にして、赤岳展望荘の広場で休憩をとった後、同じ道で行者小屋まで戻りました。 |
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