|
|
|
|
|
梅雨本番ではありますが・・・
高山植物の豊富な時期となりました。
恒例の≪八ヶ岳日帰りお花見一人旅≫
の季節が巡ってきました〜!。
来月早々にちょっと長いトレッキングを
控えているだけに、天気を気にしながら
期間限定のチャンスを狙っていました。
今回は・・・
美濃戸から赤岳鉱泉に向かう
北沢コ-スを歩きます。
清流と苔とみずみずしい新緑・・・
心まで洗われる清清しい
朝の始まりです。
写真 北沢コ−スを歩く⇒
|
|
恒例の一人トレッキングですが、今年は 『八ヶ岳に大同心稜から登らないかい!?』 という話があり、(@_@;)・・・・
「えぇぇっ・・・!!! 大同心稜???」。
大同心稜は大同心の岩峰を登るのではなく、岩峰の右側を巻いて横岳北側の稜線に上がるようです。
|
|
硫黄岳と大同心沢の分岐
|
二つめのロ-プを潜り
大同心稜へと入ってゆく
|
わずかな踏み跡を辿って
急傾斜に取り付き尾根道を目指す
|
赤岳鉱泉に余分な荷物を置いて、硫黄岳方面への登山道を進むとすぐに大同心沢への分岐があります。
ロ-プをくぐり、まずは大同心ルンゼへ入りました。 踏み跡があるのでそれを辿り、その後沢から離れて左側の尾根
に取り付きました。ここもかすかな踏み跡があり、石や根っこの張り出した急斜面を登っていきます。 |
|
大同心稜の尾根に出る 大同心が近づいてきた 基部に近づくとハイマツ・シャクナゲ・マメ桜が迎えてくれた
|
10分ほどで大同心稜の尾根に出ました。針葉樹の森からダケカンバなどの雑木の林になると大同心が大きく見えはじめました。
マメ桜はまだ小さな花を付けていて、ハイマツが出始めた所でハ-ネスとヘルメットを着けました。 |
|
目の前に聳える大同心のすぐ横を回りこむように登っていきます。岩稜帯の中も踏み跡があり、
傾斜の緩い箇所を見極めながら進んでいくので恐怖感はありません。
|
|
その先に最初の要注意箇所の
トラバ−ス道がありました。
写真左側は歩いてきた道を後ろ側
から撮ったものですが、まわり込む
先の道がどんな状態かわからない
のでちょっと不安でしたが
、さほど高度感はありませんでした。
ちょうど霧がかかっていて
遠くの景色は望めませんでしたが、
岩峰群の中に入ってきました。
←核心部は、だいたいこのような傾斜の緩い岩場を通過していきました。
|
基部の巻き道
|
岩稜帯を登っていく
|
|
難所の右側の岩場 (ロ-プを使って) 難所を抜けると視界が広がる
|
右の岩場を登るか左側を登るかの箇所で(最後の小滝)、登ハン要素のある右側を選択。
私も軽々登っていった通りにトライしてみたけど、傾斜があってスタンスの遠い場所でのトラバ−スの一歩が踏み出せなくて、
あえなく途中リタイヤ (-_-;) 。
私だけ左側のチョックスト−ンの詰まったチムニ−を登りました。 ここを抜けると突然視界が開け、お花畑が出てきました。
難所は先ほどの岩場のみで、この先は危険箇所はありませんでした。 |
|
11:35 稜線に出る 登山道に咲くオヤマノエンドウ・イワウメ 12:00 横岳山頂
|
ツクモグサ
|
稜線に近くなると薄黄色で清楚で瑞々しいキバナシャクナゲが霧の中でますます際立っています。
人気の無い稜線に上がり、そっとロ-プをくぐって大同心稜が終わりました、ここからは歩き慣れた登山道を横岳方面に進みます。
≪登山道に咲く高山植物≫
|
|
オヤマノエンドウ ・ ミヤマシオガマ チョウノスケソウ
ミヤマキンバイ ウワウメ
|
八ヶ岳でも横岳周辺は多くの
固有種が見られる場所です。
チョウノスケソウも咲き始めていました。
ちょうどイワウメは今が満開!
びっしりと、白く可愛い花がいっぱいです。
ウルップソウの青紫色もひときわ
鮮やかです。
ウルップソウ⇒
|
|
|
|
三又峰から(杣添尾根分岐)から
南側にツクモグサが多く見られますが、
もう時期的に遅いかなと思ったけれど、
まだ多少は残っていました。
コマクサはまだ葉っぱのみですが、
端境期の今は色々な花がたくさん
見れてとっても
トクした気分です。
←ツクモグサ群生地のツクモグサ
|
ツクモグサ群生地を過ぎると鉄ハシゴや
鎖場が連続して出てきます。
地蔵の頭に向かう鎖場には咲いたばかり
のイワベンケイが一株ありました。
正面には赤岳が見えてきました。
「あぁぁ〜登り甲斐がありそうだな・・・」
と、思いながら赤岳天望荘まできました。
|
|
イワベンケイも咲きたて新鮮!
|
今日は赤岳にも登るぞ〜!!
|
|
13:55 赤岳山頂 14:35阿弥陀岳・文三郎登山道分岐 文三郎道の鉄網階段、行者小屋が見える
|
「あ〜しんど・・・。」 赤岳から大同心を見ると何てことはない突起に見えるから不思議です。
下山は文三郎道を下りました。この道はなんと12年ぶりです。
眼下には行者小屋が見え、道も良く鉄網階段で効率的に高度を下げ、あっという間に行者小屋に到着しました。
ここから中山乗越をぬけ、赤岳鉱泉まで戻ってきました。
|
|
≪コ−スタイム≫
6:45美濃戸駐車場ー8:45赤岳鉱泉小屋9:05−10:20大同心核心部ー11:35主稜線ー
12:00横岳ー13:10天望荘ー13:55赤岳ー15:20行者小屋ー16:00赤岳鉱泉小屋
|
|