2012年、冬の青春18きっぷを使って、再び熊野古道を歩きました。 ‘すべての古道は熊野本宮へ〜’ 京都を出発点とした参詣道は田辺から山道を通り本宮に至るのが『中辺路』です。 シリーズ3回目となる今回は、上皇や貴族、武将と多くの人々が歩いたメインル−ト『中辺路』を歩くことにしました。 |
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★ 2012年12月22日 (1日目)大辺路 串本駅→大辺路→橋杭岩→串本駅 (紀伊田辺泊) ★ 2012年12月23日 (2日目)中辺路 『牛馬童子→熊野本宮大社→川湯温泉泊』 ★ 2012年12月24日 (3日目)中辺路 『牛馬童子口バス停→滝尻王子』 |
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2012年12月22日 (1日目)大辺路 串本駅→大辺路→橋杭岩→串本駅 (紀伊田辺泊) |
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1日目は古道歩きのスタ−トの最寄駅・紀伊田辺まで行く移動日となります。 今回は浜松から東海道線下りの始発に乗って、名古屋で快速みえに乗り継ぎました。途中第三セクターを通るので 別途490円かかりますが、亀山を経由するよりは早いので利用価値はあるというもの!。 |
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多気でまた乗り換えします。 時間があるので改札を一旦出て小さなコンビニで昼食のお弁当を買いました。 多気から次の終点の新宮までは4時間もかかってしまうんです。 途中の駅と熊野市駅では30分以上の 電車すれ違いの待機時間がありました。 周りは座席に荷物を置いて 電車を降りていきます。 私も一旦駅を出て、気分転換& 運動不足の解消を図りました!。 新宮から串本へは約1時間。 |
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15:10 JR 串本駅 | ||
やっと着きました。時間は午後3時です。 紀伊田辺まで行く間にも、いくつもの熊野古道があります。 今日一日を移動だけでは勿体ないので、時間を作って(浜松から始発に乗ったのはそのため)大辺路を歩いてみることにしました。 |
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15:22 無量寺 15:45 ダイビングスポットが多い海岸線 | ||
駅横の観光案内所でハイキングマップをいただいて、まずは無量寺からスタートです。 道が分かりにくいので、詳細マップが役に立ちました。 無量寺は絵の寺とも呼ばれ、円山応挙などの絵が展示されている小さな美術館がありました。 車道に出て、海岸線を見ながら歩きます。 ダイビングショップがいっぱいありました。 |
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15:50町中には避難路の標識が多い 15:57やっとあった大辺路の標識 16:40国道42号線脇のある澤信坊の道標地蔵 | ||
今まで歩いてきた熊野古道は目に付くところに標識があったのに、ここはまったく見当たらない。 目につくのは津波災害時用の避難場所を示す標識ばかりです。海抜が低く海岸線が入り組んでいるし、 昭和の東南海沖の地震の際、津波が来た高さが山肌に記してあり、津波に対しての警戒が徹底されていることを感じます。 今歩いているのは、ほん〜とに熊野古道なのかな〜?って、 昔の面影もありませんが、やっと一つ大辺路の標識を見つけてひと安心です。 串本は本州の最南端の街だって。風も若干あったけど、暖かい。 静岡も温暖な地だけど、それとは違って吹く風の質が違う…。それって黒潮のせいかしら?。 今が12月だとは思えない、冬から春に季節が変わる時のような、躍動感のある芽吹きの風を感じました。 歩き始めて1時間40分、やっと海岸線の道に出ました。紀伊線の踏切を渡り国道の脇には澤信坊のお地蔵が鎮座していました。。 |
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16:55 橋杭岩 | ||
串本駅方面へ15分ほど国道歩き、やっとお目当ての景勝地が見えてきました。 電車の中からも見えましたが、この橋杭岩を見たくて、このコースを歩くことにしたのでした。 弘法大師が一夜にして作ったという伝説が残る橋杭岩。串本の海岸から大島に向かい約850mにわたって奇石が連なっています。 巨大な岩峰群で迫力満点でした。(国の天然記念物) |
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心地のいい 春の南風を感じながら、暗くなって串本駅に戻ってきました。 電車が来る時刻まで時間があったので、近くのスーパーオークワに入って、今晩と明日の食糧を調達して、 紀伊田辺駅へと向かいました。 串本駅から紀伊田辺駅までは紀勢本線で1時間半ちょっと。 夜の8時頃、駅前のBHにチェックイン。やっと一日が終わります。 |
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2012年12月23日 (2日目)中辺路 『牛馬童子→熊野本宮大社→川湯温泉泊』 |
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今日と明日で歩く『中辺路』は、「はじめて熊野権現の御山の中に入る」と記した滝尻王子から熊野本宮大社までの全長約40km弱。そのほとんどが山道です。 スタ−ト地点の滝尻王子から順々に王子を巡り本宮に詣でるのが理想だけれど、宿泊場所の確保から、今回は一日目に途中の牛馬童子から全長28km歩き、熊野本宮大社に詣で、翌日に牛馬童子から逆歩きで滝尻王子に戻る12kmコ−スを歩くことにしました。 |
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7:20 牛馬童子口 バス停 7:30 朝もやの熊野古道を歩く | ||
翌朝はまだ暗い、6時24分の熊野古道線に乗車。約50分バスに揺られ牛馬童子口で降りました。(バス代 1250円)。 谷あいの道になると朝もやがかかっていて、幻想的な雰囲気です。 山の中は霧がかかっていますが、バス停からすぐに熊野古道に入れました。 今日は良く晴れた絶好の古道歩きができそう!。 朝のキリっと冷えた空気がとっても神聖な気持ち!、わくわくしてきます。 |
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7:45 箸折峠の牛馬童子 | ||
いかにも熊野古道らしい 杉林を静かに登っていくと、牛馬童子が出迎えてくれます。 ガイドブックに必ず載っている、この牛馬童子にお会いするのが今日一番の熊野古道歩きの楽しみでした。 写真ではもっと大きいと思ったのに、意外や意外・・・とっても小さなものでした。膝の高さほどしかなかったんですね。 牛馬の二頭の背に またがった牛馬童子像は花山法皇の熊野詣の旅姿であると、いわれているようです。 |
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7:52 所々石畳が敷かれている 8:05 近露王子跡(ちかつゆ) | ||
牛馬童子からは山道を下って、一旦車道に出ました。ここにあるのが近露王子跡(ちかつゆ)。 一般的なモデルコ−スでは滝尻王子を出発したら、5時間半〜6時間でここに到着。 近露あたりで一泊し、翌日本宮を 目指すようです。 しばらくは民家の点在する車道を歩きますが、標識があるので、安心して歩けます。 |
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8:50 比曽原王子跡(ひそはら) 9:15 継桜王子(つぎざくら) | ||
再び山道に入ります。 比曽原王子跡は石碑のみ。 20分ほど歩くと・・・ 立派な鳥居と、大きな大きな杉が参道の両側に並んでいました。その中でも野中の一本杉は樹齢800年の巨木でした。 |
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9:20 とがの木茶屋 9:23 秀衡桜(倒木の為、切り株) 9:38 安部清明の腰かけ石 9:45 中川王子跡 | ||
継桜王子から先は車道です。 風情のある、とがの木茶屋の先には秀衡桜の切り株がありました。 その先の民家の庭先には安部清明の腰かけ石がありました。 中川王子は道を外れてちょっと登ったところにありました。 古道沿線に住む人達は年配の方が多いけど、みなさん とても親切にしてくれて、気やすく話しかけてくれます。 今日は冬晴れのいい天気だけど、今晩からは冷え込み、なんとこのあたりでは雪になりそうだって話しをしていました。 この辺りの標高は500m、冬の降雪は慣れているのかな〜?。 |
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10:15 小広王子跡 10:16 熊瀬川王子へ0、7kmの標識 10:25 熊野古道 | ||
またまた山道の古道歩きとなってきましたよ〜。 小広王子跡まではゆるやかな登り。 その次の熊瀬川王子までは、所々石畳の道でゆるやかに下っていきます。静かな杉林の中では、人に会うこともありません。 |
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10:30 熊瀬川(くませがわ)王子跡 10:47 草鞋峠 | ||
熊瀬川王子跡からは、また登りが続きます。 登りきった先には草鞋峠という小さな峠がありました。 このあたりからが いくつもの峠越えがあり、今日一番の頑張りどころのようです。 |
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10:55 下りの道 11:00 通行止め 迂回路へ 11:08 車道から迂回路へ入る | ||
草鞋峠から急坂を下り、車道と交差しますが、この先の熊野古道は通行止めになっていて、迂回路へ入るようになっています。 所要時間はどちらも変わらないようです。最初は車道を下り、沢を渡って、車道から離れて一旦下りました。 |
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11:30 ずっと登る まだまだ登る まだ迂回路だがやっと熊野古道らしい道になる 12:28 蛇形地蔵 | ||
その先からはずっと登りでした。前方には高い山並みが見えていましたが、まさかその高みまで登るとは・・・!。 この登りが今日一番の標高(標高600m以上)だったようです。これ以上高い場所はないという所から下りに転じました。 正規のル−トもこれ位の標高差を登ったのかしらね〜。静かな杉林の中を軽快に下っていくと蛇形地蔵がありました。 |
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12:30 蛇形地蔵側の通行止めの標識 12:38 湯川王子 | ||
このあたりは、迂回路といっても、熊野古道らしい道が続きます。蛇形地蔵からほどなく、 反対側の通行止めのポイントに合流しました。 ここからは正規の熊野古道となり、その先に湯川王子がありました。 ここからは三つ目の峠越えが待っています。 約30分ほど山道を登って林道と交差する広場に出ました。 |
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13:10 三越峠休憩所 13:50 このあたりは石畳だった 14:11 船玉神社 14:17 猪鼻王子跡 | ||
ここが三越峠(標高548m)です。まだ新しい三越峠休憩所があったので、ここで遅めのランチタイム。 昨日ス−パ−で買っておいた、さんま寿司で腹ごしらえ。後半戦に備えましょう。再び熊野古道に入りました。 ここからはずっと下りだから楽々です。 林道に出ると、右手に湯の峰温泉に向かう熊野古道(赤木越)の道がありました。 赤い鳥居は船玉神社。5分ほど先には猪鼻王子跡がありました。 |
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14:30 発心門王子(ほっしんもん) | ||
猪鼻王子跡から発心門王子までは、たっくん坂という登り坂を頑張って上ります。 三つの峠越えをして、もう登りはないと思っていただけに、たっくん坂は意外に大変・・・_(._.)_ 。 険しい峠をいくつも越え、ここからが熊野本宮の神域の入口とされる五躰王子の発心門。発菩提心を意味するとのことです。 発心門王子にはバス停があり、ここを起点に歩くこともできます。世界遺産の立派な石碑もあり、多くの人が訪れるのでしょうね。 |
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15:00 水呑王子跡 よく整備された小路 15:13 こもかぶりのお地蔵さま | ||
発心門王子から次の水呑王子までは約30分ほどです。このあたりの道はぐっと広く歩きやすくなりました。 民家も近くにあるからでしょうか、古道脇のお地蔵さまは 藁でこもかぶり!。まるでザゼンソウのようでした。 |
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15:30 民家に出た 果無(はてなし)山脈を望む | ||
民家に出ると、展望が広がり、果無山脈(はてなし)の看板を見つけて思わずうれしくなりました。 看板の先を眺めると、 ずっと山並みが続いています。一番奥が果無の山々でしょう。 今年の3月、十津川温泉からあの果無峠を越えて(小辺路)、 熊野本宮大社まで歩いた時を懐かしく思い出しました。 あの日は雨の中を標高1114mもの果無峠を越えたんだよね〜。 |
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15:33 伏拝王子跡 伏拝王子跡から、遠く大斎原おおゆのはら(熊野本宮大社旧社地)が望めるらしい | ||
京都を出発した熊野参詣の人々は、およそ260km、歩行12日前後でこのあたりにたどり着いたようです。 熊野三山巡拝の最初の目的地である本宮が、遥か彼方の熊野川の中州に鎮座する光景を目の辺りにして、 感動のあまり伏して拝んだといいます。 谷あいのあたりが熊野川なのかしら?一日歩いただけだけど、ちょっと感動です。 |
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15:50 九鬼ヶ口関所跡 熊野本宮大社まであと2、1km 16:20広い石畳の道が続く | ||
15分ほど歩くと三軒茶屋跡(九鬼ヶ口関所跡)がありました。今年の3月に果無峠を越えて、この地点に合流しました。 だからここからは前回と同じ道を歩くことになります。熊野本宮大社まであと2、1km。 もうひと頑張りです。 |
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夕方4時半ごろ 熊野本宮大社に着きました。 前回もそうでしたが、本宮大社が近づくと、とっても神聖な気持ちになります。 参拝者もまばらな静かな境内で 詣でると、心が落ち着きます。 〜すべての古道は熊野本宮大社へ〜 「紀伊山地の霊場と参詣道」は 2004年7月、日本で12番目の 世界遺産に登録されました。 |
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16:30 熊野本宮大社 | ||
熊野本宮大社 | ||
熊野本宮大社から八咫烏(やたがらす)の幟がはためく石段を下り、バスに乗って川湯温泉に向かいました。 1日中、歩き回った後に温泉に泊まるって、すっごく楽しみ〜(*^。^*)!。 |
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17:30 川湯温泉着 18:10 河原の大露天風呂・仙人風呂 | ||
川湯温泉のバス停の前が今日のお宿でした。格安和室から新館の洋室にグレードアップしてくれて、いいお部屋でラッキ〜! まずは内湯に入りましょう・・・。 ??源泉掛け流しの温泉は滅茶苦茶熱くて、水も掛け流しっぱなしで入りました。 次は河原の大露天風呂にレッツゴー!。寒い夜道を2〜3分。 暗くで全容がわかりませんが、脱衣場で水着などに着替えて河原へと移動します。 仙人風呂は、まったく河原の中にあり、ものすごく広い!。 源泉は70度と熱いようですが、川の水が混ざっているから、ぬるめです。 外気温も低いし、少しでも温かい場所へ移動するものの、『あぁぁ〜いい湯だなあ〜〜〜!』という適温には程遠く・・・。 でもこのようなロケ−ションの露天風呂は初めてだから、お試しする価値は絶対にあります。 ずいぶん入っていましたが、結局温まらずに、宿に直行…。 再び超熱めの内湯に入り、ひと心地・・・\(^_^ )( ^_^)/ さて、お腹もペコペコ…。夕食も楽しみ〜!。 |
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19:00 川湯温泉 大村屋 にて | ||
熊野牛の鉄板焼きはとろける美味しさでした。今日捕れたというイノシシはボタン鍋で登場、山里の季節の味ですね。 味噌の風味で脂ののりも上等で、ビ−ルもススみます。自家製梅酒もご馳走になり、満足・満腹でごちそうさまです。 |
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2012年12月24日 (3日目)中辺路 『牛馬童子口バス停→滝尻王子』 |
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今日も昨日スタ−トした地点から反対側に熊野古道を歩きます。 紀伊田辺方面に向かう路線バスは本数が少ないので、 6時25分に川湯温泉を出発するバスに乗ることになります。朝早いので、宿の朝食はお弁当にしてもらい、 まだ暗い内にバスに乗りました。 風に舞って雪がチラついていましたが、雪は積もっていません。 |
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7:20 牛馬童子バス停 道の駅牛馬童子ふれあいパ−キング 昨日のスタ−ト地点から反対方向に進む | ||
牛馬童子まではバスで約45分です。湯の峰温泉を通り、山間の道をバスは走ります。 山が深くなると、景色がどんどん変わりました($・・)/~~~。 牛馬童子バス停に着く頃はこの通りまったくの雪景色・・・。 雪は降り続いています。バスを降りる時、『気をつけてね〜』と運転手さんが声をかけてくれました。 こんな雪で熊野古道を歩けるのかな〜?ってちょっと不安でしたが、まあ行けるとこまでいってみましょうと思い、 カッパとスパッツとザックカバ−を着けて、さあ出発〜(^.^)/~~~♪ |
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7:40 大坂本王子(おおさかもと) 熊野古道は一晩で雪道になった | ||
スタ−ト地点は昨日と同じなのに、一晩でこんなに景色が変わってしまうなんて\(◎o◎)/! 初日は春を迎える南風を感じていたのに、昨日は冬晴れの一日。そして今日はこんな雪景色だなんてネ! 大坂本王子までは15分ほどでした。杉林もすっぽり雪の中。 曇り空だからいっそう薄暗く感じます。 |
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8:07 逢坂峠 8:20 どんどん登る 8:45 ますます雪景色 | ||
大坂本王子を過ぎても、道はずっと登り調子です。こじんまりとした逢坂峠を過ぎても、道はどんどん登っていきます。 標高が上がるにつれて、当然着雪も多くなってきました。靴の底に渡したスパッツのゴム紐に雪や落ち葉が挟まり、 歩き難いので、ゴムを上げて歩きました。 軽アイゼンを持っていましたが、新雪なのでアイゼン無しでも大丈夫そうです。 結局杉林の薄暗い所にあった上多和茶屋跡あたりの標高(688m)が一番高かったようです。 (スタ−ト地点の牛馬童子バス停から標高差で350mの登り) |
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9:20 十丈王子跡 9:55 大門王子跡 | ||
雪は降るわ、誰にも会わないわ(当然か!)で、ちょっと心細いですが、道標はしっかりしているから、頑張って歩いてみましょう。 十丈王子の標識もこんなに雪がたっぷりです。この辺りも雪深かった・・・。 古道は少しづつ下り気味になって、大門王子跡までやってきました。 |
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9:56 やっと下りに転じる 10:14 石畳の下りは歩きにくい 10:38 霧の里 たかはら | ||
下りになると滑りそうで気を使います。こんな苔むした石畳の下りになると、ますます気をつけながら下りましょう。 途中、左側に池(高原池)があり、熊野古道にこんな大きな池があるなんてとちょっと意外な感じがしました。 雪が少なくなったなぁ〜と歩いていたら、突然視界が開け、民家のある車道に出ました。 現代版の石畳も滑りやすいから気をつけてと声をかけてもらい、急坂を下っていくと 『霧の里 たかはら』 がありました。 降雪で休憩場所もなかったから、この中に入って温かいコ−ヒ−で一服・・・。 |
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10:52 高原熊野神社 | ||
『霧の里 たかはら』 を出るとすぐに、高原熊野神社がありました。 それから先は民家もなくなり、熊野古道へと入っていきます。 | ||
11:14 針地蔵尊 11:21 車道を横切る | ||
ずっと下り調子で古道は続いていました。今日のゴ−ルになる滝尻王子まであと2kmちょっとのところまでやってきました。 ここまで来ればひと安心でしょ!。 ここで一旦車道を横切り、矢印のように歩いていきました。 油断していたのか、そのまま車道を下ってしまいましたが、途中で古道に入る道を見落としたようです。 5〜10分ほど下っても熊野古道の標識が見当たらないのでこの時に気がつき、詳細地図を取り出しました。 |
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11:55 滝尻王子 (今回のゴ−ル) | ||
登り返すとバスに乗る時間に間に合わなくなるので、このまま林道を下り滝尻王子を目指しました。 最後の20〜30分ほどが正規のル−トを外れてしまいましたが、3日間にわたり熊野古道歩きが出来たことに感謝です。 誰も歩いていなかった今日の新雪を一人踏みしめて、歩きとおしたという充実感もヒシヒシ・・・ 滝尻王子の標高は82m。この辺りはまったく雪の気配はありませんでしたね。 橋を渡った所にある滝尻バス停から紀伊田辺行きのバスに乗りました。 13時6分に紀伊田辺駅に着き、帰りは青春18きっぷ(2300円)を使って帰途に着きました。大阪経由で4〜5回乗り換え、 乗車時間は約8時間ほど・・・総額で8000円ほどかかるので、5700円お得でした。 ちなみに初日は浜松から名古屋〜新宮経由で紀伊田辺入り。総計で7380円かかるところを2300円+490円だったから、 4590円お得でした。 2日分で、10290円もお得でした。 お得、大〜好き!(^。^)y-.。o○ |
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