梅雨時ですが・・・いよいよ、夏山のスタ−トです♪♪♪ 白馬岳の『ツクモグサ』は去年からの課題。 去年の見頃だったこの時期にレッツ・ゴ−! |
||
8:05 猿倉荘 8:45 砂防道路から登山道になると、道の両側にお花がいっぱい | ||
早朝3時20分頃自宅を出発し、猿倉には7時45分頃に着きました。登山シ−ズンなら週末のこんな時間だと満車かな〜?と 一抹の不安もありましたが、広〜い駐車場に20台ほどの車の数・・・。 これなら山荘も空いているでしょうと安堵して、準備を整えてさあ、出発(*^。^*) 。 砂防道路を歩き、木道のある登山道になると、道の両脇にはいつものお花が咲いています。 キヌガサソウ・エンレイソウ・サンカヨウ・シラネアオイなどなど。 |
||
9:00 ここから残雪あり 9:10 白馬尻 | ||
白馬尻荘はまだ見えないけど、ここから残雪がありました。 10分ほど雪渓を歩いて白馬尻で小休止。 小屋周辺だけ雪はなく、その周りは亀裂の入った雪塊でした。 |
||
10:15 大雪渓にはたくさんの亀裂が・・・ 11:00 時折ガスが晴れる | ||
白馬尻で30分ほど朝食タイムを過ごし、9時40分頃、軽アイゼンを着けて大雪渓に入りました。 晴れたり曇ったりの天気で、上部を歩く登山者も数えるほどです。途中雪渓には何箇所もクラックがあり、 危険箇所には旗印もありベンガラの道しるべに忠実に亀裂を跨ぎながら歩を進めます。 怖いもの見たさでついついその亀裂を覗くと、けっこう深い($・・)/~~~ 。 ここに落ちれば自力で這い上がれないと思う箇所も!。 登り傾斜の大きな亀裂を飛び越すポイントは、荷物が重ければジャンプできる??。 もう一箇所、葱平直下の大きなクラックを 迂回するための急斜面のトラバ−スも、「転倒したらクラックの中じゃん!」 と、ヒヤヒヤ・・・(@_@;) |
||
12:00 葱平には残雪ナシ 13:00 小雪渓をトラバ−スする登山者が見える 13:15 小雪渓横断中 | ||
葱平には残雪もなく、ここでアイゼンを外してガレガレの急な斜面を登っていきます。 いつもは高山植物豊富なこの斜面も、シ−ズン始めなのであまり花は多くありません。 急斜面の上部を横断している登山者が見えます。小雪渓で再び軽アイゼンを着けてもうひと頑張り!。 小雪渓のトラバ−スは、歩き易いように道が切ってありましたが、下を見ると傾斜がキツく、緊張の高度感! |
||
13:29 杓子方面のピ−クが見える 稜線までは所々残雪有り | ||
小雪渓を越えても、残雪があります。残雪と石の道のミックスで歩きにくいので、軽アイゼンは途中で外し、登っていきました。 | ||
14:00 標高2533m このあたりで雨に降られる このあたりはお花畑が広がる | ||
上部に村営白馬岳頂上宿舎が見えてくると、高山植物が登場します。ハクサンイチゲやウルップソウが花盛り!。 「あら?ウルップソウがこんなに花盛りってことはツクモグサはまだ咲いていてくれるかしら???」 この辺りで、雨が降ってきました。小雨だと思ったら、けっこうな降りとなり、急いでカッパを着込んだ次第。 |
||
シナノキンバイ ショウジョバカマ ハクサンイチゲ | ||
結局雨は20〜30分で止み、雨露に輝くお花達はいっそう美しく咲き揃っていますよ〜(*^。^*) | ||
14:45 稜線の分岐 斜面いっぱいにウルップソウ! | ||
村営白馬岳頂上宿舎を過ぎ、稜線に出ました。このまま白馬山荘に行ったら3時なので、このまま小屋に入るのも勿体ない。 曇り空で視界も利かないけど一時間ほどこの稜線のお花畑を見に行くことにしました。 花の多いのは杓子岳方面に向かう稜線なので、そちらへ歩いて行きました。 すごい・すごい!ウルップソウだらけです。 |
||
ウルップソウとハクサンイチゲの競演! 雷鳥も登場! お目当てのツクモグサいっぱい・・・? | ||
去年の白馬は、海の日の3連休で栂池から入山して、百花繚乱の白馬三山(天気がイマイチで巻き道利用)を縦走して、 白馬鑓温泉で雲上の温泉を満喫するという山行でした。花と温泉が目的だから多少の雨を覚悟で歩いたけど、 この辺りのお花畑はやはり感動ものでした。今回はツクモグサが目的なので去年よりも2週間ほど早い時期に登ったのですが、 「もうウルップソウが花盛りだなんて早!」。 こんな天気だから雷鳥もすぐ近くに現れてくれましたよ〜。 再び分岐まで戻って、白馬山荘までの道では、ツクモグサを探しながら道草三昧♪♪♪ |
||
15:45 白馬山荘 なんと!6畳の個室にシングルユ−スです(*^。^*) | ||
日本一巨大な山荘ですが、今営業しているのはこの棟のようです。山小屋の雑魚寝がイヤで普段はテント泊ですが、 いつ降ってもいい天候だし、この時期ならきっと宿泊者も少ないはずだからと思い切って小屋泊まりにしました。 素泊まりで6300円と、テント泊とは格段の出費ですが、なんと割り当てられた部屋は2階で、窓から白馬岳が見える 新品畳6畳の個室・・・!。 ピ−ク時なら個室利用代もかかる贅沢な空間を独り占めできるなんて超すばらし〜い\(^o^)/。 乾燥室もあるから、濡れたモノも乾かせるし、もう至れり尽くせりの快適さです。 翌日までツクモグサ祭りとのことで、手ぬぐいと甘酒もいただきました。 そして肝心のツクモグサですが、小屋の人に聞くと、早いものは5月終わりから咲き出し、6月中旬がピ−クだったとのこと。 今年はすごく早かったんですね。今の状態は終わりがけものが多いとのこと。 でも明日も期待しましょう。 |
||
17:00 小屋のテラスで旭岳を正面に 晩酌タイム♪♪♪ 主食はビ−ル! ワインも持参しました | ||
夕方は明るくなってきたので、日の当たるテラスで一人宴会に興じました。 すぐ横の巨大な山は旭岳・・・。 テ−ブルにあるのもアサヒだよ〜〜ん !(^^)!。 アサヒコンビに乾杯〜♪♪♪ |
||
18:00 雲が取れて、ぐんぐん 景色が広がる 食後のお散歩タイム♪♪♪ | ||
今日の宿泊者は30人ぐらいだとのこと。 だから個室にシングルユ−スできたんですね。 少ない宿泊者も夕食の時間で山荘の中・・・。何と、この頃から雲が取れて、杓子岳や白馬鑓が姿を現しました。 周辺のツクモグサなどを見にいきましたが、白馬岳の山頂の霧もすっかりとれたので、夕焼けを見に行ってみようかな! |
||
夕暮れになって、立山連峰も登場! | ||
宴会セットを部屋に戻し、登山靴に履き替えて外に出ると、先ほどは雲の中だった立山連峰が美しい雄姿を現してくれました。 「おおぉぉぉ〜!いいじゃ〜ん!いいねぇ〜」 存分飲んでたことも忘れて、息を上げながら山頂に向かいました。 |
||
19:05 サンセット タイム ♪♪♪ 19:20 今日初めての白馬岳山頂へ〜♪ | ||
夕日は清水岳の向こう側の雲の中に入っていきました。 白馬山頂にはもちろん私ひとり・・・なんて贅沢な時間でしょう。 この時間に、この景色!白馬山荘に泊まったからこそですネ! |
||
4:30 白馬山頂でご来光! 4:35 小蓮華の稜線上にライジング・サ〜ン! | ||
3時半前に目が覚めました。4時ごろには明るくなるので、出かける準備をして、防寒もバッチリで再び白馬岳に立ちました。 早朝は寒く、初秋の高山の雰囲気です。青白い雲海が一面に広がり、刻々と色を変える空の上に今日の太陽が現れました。 明日は世界文化遺産になった富士山のご来光を見るためたくさんの登山者が登り、 どのテレビをつけてもきっとその映像が流れるんだな〜と思いながら・・・。 山頂で拝むご来光は、やはり有り難いものですね。 ここに来られたことに感謝・・・。 |
||
白馬山頂からの景色 白馬山荘の向こうには立山連峰と北方稜線の山々が | ||
夜明けの時のパステル調の空の色と山の色は、いつまで見ても飽きない美しさ(^。^)y-.。o○。 変わりゆく色彩と風景をひとしきり楽しんだ後は、ツクモグサを見に三国境まで物見遊山の花旅にでかけましょう! |
||
4:50 三国境まで散策タイム〜♪♪♪ アマナ ミヤマアズマギク ツクモグサ | ||
この時間、稜線を歩いている人も少ないです。 展望もいいし、天気もいいし、花もいっぱい。 ウルップソウも花盛り。 アマナも風にゆらゆら・・・。ミヤマアズマギクも咲き出してます。キバナシャクナゲもみずみずしいし!。 一番のお目当てツクモグサはというと、やはりこの一帯はツクモグサの大・大・大群生地といったところ。 でも、咲き終わって枯れた状態もののほうが 断然多い・・・(-_-;) 。 もちろん遅咲きのものもありますよ〜。 うぶ毛がいいねぇ〜。 まだ朝早い時間なので花が開いていませんが控えめな感じで美しいです。 |
||
雪倉岳に続く稜線 5:20 三国境 | ||
さてさて、雪倉岳に続く稜線が近づいてくると、ここが三国境です。 ここから雪倉岳〜朝日岳へと周遊したのが 3年前の海の日の連休でした。 白馬以上に高山植物が豊富な雪倉方面にも、また再訪したいものです。 |
||
三国境付近の コマクサ | ||
三国境付近の瓦礫の中をよく見ると・・・もう咲いていました。 コマクサです。 葉っぱが見えた数は少ないので、まだまだこれからでしょうね。 |
||
三国境から再び白馬岳に登り返し ウルップソウとツクモグサの競演 | ||
さあ、道草はここまで、あとは白馬岳に登り返しましょう。 もちろん、花を愛でながらビスタ〜リ・ビスタ〜リ(^−^)。 |
||
6:30 今回、3度目の白馬岳 | ||
杓子岳の向こうには白馬鑓ヶ岳 | ||
約2時間ほどの朝のお散歩を終えて、山荘に戻ってきました。帰り支度をして山荘の方と立ち話。 ツクモグサが満開の頃はそれはそれは素晴らしく今年は当り年だって。『今年の開花が早かった理由はわからないけど、 例年に比べて晴れていた時間が多く、日照時間も関係するのかなぁ?』ってこと。 花の命は短く、全盛期の見ごろって 一週間ぐらいとのこと。それだけに希少価値がありますね〜。 また来ます。山荘のブログもあるから事前にチェックして!。 |
||
白馬岳 7:45 立山連峰を見ながら朝食タイム♪♪♪ | ||
私の専用テラスはまだ日陰だったので、山荘を後に分岐を杓子側にひと登りした展望地まで寄り道。 朝食はここでいただきましょう。 風もなく、360度の展望が広がっています。 白馬岳を背に、コ−ヒ−も沸かし、目の前の立山連峰がご馳走ですよ〜(^_-)-☆。 |
||
8:20 村営白馬岳頂上宿舎 8:45 雪渓を下る | ||
思いっきり花も景色も満喫して、そろそろ下山です。同じ道を下るのですが、大雪渓を登ることはあっても下るのは初めてです。 小雪渓までは、残雪があってもそのまま下り、小雪渓の横断だけは面倒でも軽アイゼンを着けて安全に通過しました。 |
||
9:30 葱平の末端 葱平のすぐ下にも大きなクラック・・・ これを巻く | ||
葱平の末端 まで降りて再び軽アイゼンの出番です。 昨日よりも日が当たっている分、気温が高く、雪が重くて時折アイゼンの底が下駄状態になってします。 |
||
10:18 大雪渓上の落石地帯 たくさんのクラックを横断する 10:45 白馬尻 11:40 猿倉荘 | ||
杓子側の斜面ではガラガラと落石している音が聞こえますが、ベンガラの上を歩くのが一番安全。 落石地帯で写真撮ってる場合じゃないでしょ!。 旗印は危険箇所、この辺りは大きく亀裂が入った場所がたくさんあります。 視界が悪い時に大雪渓を歩くのは避けたいと思っていただけに、往復とも見通しが良くてよかった(*^_^*)。 白馬尻の山荘の手前も、大きなクラック地帯でした。 |
||
12:00 おびなたの湯(500円) 帰り道、白根町(山梨)の桃をゲット | ||
11時40分、猿倉荘に無事下山、お疲れさま〜。 帰り道にある『おびなたの湯』はいい泉質の温泉で、飲用もできます。 ハイブリット車にしたら、ガソリンの減り具合が実感できます。 52号線で先週も立ち寄った、くだもの直売所に行ってみました。 さくらんぼはもう最終で、B級品の桃は朝から引っ切り無しのお客さんで、たった一箱残っているだけでした。 今の旬は『日川白鳳』という品種、B級だから見た目もイマイチだけど、最後だからと2000円を1000円にしてくれました。 たった1000円で大人買いした桃を大事に車に乗せ、いい香りで帰途についたのでした。 |
||