青春18きっぷで熊野古道を歩こう♪ 天気予報をチェックしてから川湯温泉を予約して・・・ 今回が2度目となる 『小辺路 果無峠越え』、前回は7年前の3月でした。しかしずっと雨・・・ だから晴れた日にもう一度歩きたかったんです。 そして、昨年の春は 小辺路(高野山から十津川温泉)まで歩いたので、その軌跡を本宮まで伸ばすのも意義深いもの。 |
5:53発 新宮から 奈良交通バス・大和八木駅行に乗車 新宮⇒蕨尾 2000円 |
前日の午後14時過ぎに自宅を出て、最寄り駅から青春18きっぷを使って(一部伊勢鉄道510円) 東海道本線〜快速みえ〜紀勢本線と乗換え、終点の新宮駅には22時41分到着。駅前BHに一泊 翌朝は、日本一長い路線バスに始発で乗車しました。 |
8:01 十津川温泉手前の蕨尾バス停で下車 8:20 果無集落への登山口 |
熊野川を見ながら約2時間バスに乗って、十津川温泉方面に。 蕨尾バス停で下車したのは、私と、本宮の駐車場にマイカ− を置き、本宮から乗車してきたファミリ−の3名でした。奈良県から来たというファミリ−も、同じル−トで本宮を目指します。 |
8:30 果無集落へ登る石畳の道 8:50 果無集落が見えてきた |
登り始めから果無集落までは急な登りが続きます。石畳の道がジグザグに続いています。 |
8:50 果無集落は 周囲を川と山に囲まれ、自然豊かな小さな集落です |
8:53 のどかな風景 果無集落の向かうには昨年歩いた小辺路の山々が見える |
遠くに見えているのは、小辺路の山々かな。 昨年のゴール |
8:55 西国三十三観音第三十番観音 9:05 小辺路 果無(はてなし)峠登山口 |
果無集落を抜けてさらに登っていくと、西国三十三観音の石仏があります。今日はこの石仏に見守られながら 熊野古道を歩きます。 再び登山口があり、ここから果無峠越え が始まります。 |
9:37 天水田 |
端正な 杉林から一旦開けた場所に出ました。ここは以前水田があったようで、雨水で稲作を行っていたようです。 |
9:48 山口茶屋跡 |
前回はずっと雨だったので、名所旧跡もあまり目に止めていなかったような・・・ でも今回は好天に恵まれ、歩いていることが楽しいな〜 山口茶屋跡周辺には石垣が残り、杉の巨木が神秘的。 |
9:51 西国三十三観音第二十四番観音 10:07 西国三十三観音第二十二番観音 |
杉林の中の、所どころに石畳も敷かれ、登り勾配の道が続きます。 西国三十三観音の数を数えながら、前回の古道歩きを思い出します。 |
10:15 ずっと登りの道 10:26 杉林の先にお堂が見えました。 |
10:27 果無観音堂 |
ここも覚えている。ずっとずっと雨だったから、ここまで長く感じました。 観音堂の軒先で雨宿りしたっけなぁ〜 観音様、また来られました。ありがとうございます。 |
10:44 展望地から、遠く八経ヶ岳方面が見える |
観音様や杉林の古道歩きですが、時々展望が開けます。果無峠まであと少しの登りの途中で、 北側に展望が開けました。うっすらと雪のある山が奈良県の八経ヶ岳方面のようです。 こんなに高い所まで登ってきました。 奥駆道、小辺 |
11:15 果無峠 |
果無峠は風の通り道でした。展望はありません。前回は雨だったから素通だったな。 ここから下りになります。 |
11:33 ぐんぐん下る 11:50 西国三十三観音第十五番観音 |
果無峠からは山道の急坂をぐんぐん下ります。 傾斜が緩んで杉の中。 三十三体ある西国三十三観音様。 果無集落で三十でしたが、十五になりました。 |
12:06 西国三十三観音第十四 番観音 |
西国三十三観音様に見守られて 山道の下りが続きます。熊野古道を満喫中\(^o^)/ |
12:24 シダと杉 12:26 本宮方面が見えます |
12:32 展望地の下に三十丁石がありました。 |
12:35 県境の七色集落が見えます。かなり下ってきました。 |
12:42 西国三十三観音第十番観音 12:50 西国三十三観音第八番観音 |
まだまだ下ります。かなり下ってきました。 下りの標高差は1000メートル。ちゃんとした登山コ−スです。 |
13:22 西国三十三観音第四番観音 |
13:38 八木尾の集落に下山 13:39 とりあえず、果無峠越えは完歩しました |
八木尾の集落に下山。でも本宮まではこの先まだまだ歩き |
13:50 しばらくは熊野川を見ながら車道歩き。今日の熊野川はとってもキレイ |
14:35 遠回りして中辺路に入る |
車道を歩きの際、三里橋を渡った後、左に進むべきところを、右側の発心門・伏拝王子の標識に導かれてしまい 遠回りをしてしまった・・・。 車道を余分に20分ほど登ってしまってから間違いに気づき・・・ 中辺路を余分に歩くことになってしまったけどしょうがない。 では伏拝王子に向かいましょう。 |
15:48 果無山脈展望地 |
ここからの景色が好き。天気もいいから先ほど歩いていた果無の山々が見渡せます。 |
14:56 伏拝王子(ふしおがみ)です。 お決まりの伏拝王子から本宮方面を拝んでみましょう |
「伏拝」は、熊野古道をここまで来て初めて遠くに熊野本宮大社(現在の大斎原)が見え、 人々がその有難さに伏して拝んだことからこの地名が生まれました。 伏拝王子社跡には石祠と和泉式部供養塔が建てられています。 |
15:03 中辺路にある大きな碑 15:21 九鬼ヶ口関所 三軒茶屋跡 |
伏拝王子から中辺路を歩くこと20分弱。 九鬼ヶ口の門が見えてきました。 本来ならば小辺路を忠実に歩くと、ここで中辺路と合流します。 40〜50分ほどまわり道してしまいました。 |
15:23 相変わらず石畳と杉林とシダの生える古道歩きです。 15:48 展望地から大斎原 |
相変わらず石畳と杉林とシダの生える古道歩きです。 ちょっと寄り道して展望台に行ってみました。 |
15:50 中辺路歩きも終盤です 15:52 |
16:05 祓所王子跡 |
最後は住宅地に入る急な石段を下り、アスファルトの道を下ると、祓所王子です。 熊野本宮大社に入る前ここで心身を祓い清め、新たな想いで熊野本宮大社に詣でるためのもの。 今日一日果無峠を越えて、ここまで来られました。 さあ、気持ちも新たに本宮大社に向かいましょう。 |
16:08 熊野本宮大社 |
9ヶ月ぶりの本宮です。 また来られました。ありがとうございます。 |
神殿内の参拝順序は、次の通りです。
@証誠殿(本宮・第三殿) 家津美御子大神(素戔嗚尊) |
16:20 今回は、世界遺産十五周年のご朱印をいただきました。 |
16:25 本宮を出たあとは、産田社・大斎原 に |
16:50 川湯温泉 みどりやに宿泊 |
世界遺産センタ−のある本宮の駐車場に、宿の送迎バスに来てもらい、川湯温泉に向かいました。 川湯温泉にはホテル浦島グル−プの宿が二つあります。私の定宿は安価な『まつや』で、 食事と温泉はメインの『みどりや』でというプラン。 この時期ならではの超お得価格の7500円というもの。 しかし、前日『みどりや』から電話があり、『まつや』はメンテナンスがあって、『みどりや』になりますと(^。^)y-.。o○。 何てラッキ− 宿の格差があるだけに、この変更は超ラッキ−(^。^)y-.。o○ だから今回はすっごく楽しみ♪♪♪ やったぁ〜10畳の和室に川が見える広縁付きをシングルユ−ス。 |
17:30〜 冬の風物詩・・・川の中の川湯温泉は2月に終了してしまいましたが、 『みどりや』の露天風呂は四季を通じて楽しめます。 |
この温泉が大好きなので、ホテル浦島グル−プの川湯温泉の宿をリピ−ト。 川の横の露天風呂は湯浴み着を着用するので、女性も楽しめます。 |
18:30〜 『みどりや』 でバイキングの夕食 |
川沿いの露天風呂で癒された後は夕食タイム。 プランによっては名物料理も付くのがあるけど、 基本のバイキングだけでも大・大・大満足です。 『みどりや』に泊まれて『まつや』価格というのは破格値なのです。 その後、夜も翌朝も川湯の露天風呂でまったりし、はるばるここまで来た甲斐が大いにあったというもの。 |
10:10 熊野速玉大社 |
この頃の天気予報は刻々と変化します。週間予報では晴れだったのに、直前になって日曜日は雨。 川湯温泉のバス停から8時48分発の新宮行きのバスに乗って、約1時間(1420円)。 権現前で下車して、熊野速玉大社に参拝します。 |
しっとりと雨に濡れて、朱色の社殿も映えます |
熊野速玉大社 |
今日は紀勢本線を途中下車して、熊野古道伊勢路・八鬼山越え(4時間30分)を歩くつもりでいましたが、 あいにくの雨で止〜めた (-_-メ) 。 伊勢路はまた次の機会に歩きましょう。 |
雨なので、石段が危険な神倉神社も止めましょう。 そんなわけで、新宮駅を10痔52分の紀勢本線に乗って、そのまま帰ることにしました。 乗車時間は7時間(所要時間は8時間強) 自宅最寄り駅には19時頃に到着・・・と、ずいぶん早いお帰りでした。 新宮までの往復を普通列車で乗り継ぐと往復13540円 青春18きっぷ2日分と、途中通過の伊勢鉄道で 5700 円。 差し引くと、7840円 もお得になりました。 |