秋のアルプスは時間が取れずに、もう雪の気配・・・。う〜ん残念・・・また来年行くからね〜。
そんなわけで、最近のマイブ−ムは、「紅葉(黄葉)の ご新規百名山 に行ってみましょう(*^。^*)」
恵那山の登山ル−トは、☆黒井沢ルート、 ☆神坂峠ルート 、☆前宮ルート 、☆広河原ルート
とあるようですが、今年2回、へぶんす園原スキ−場近くまで来ているので、登山口がそこから近い広河原ル−トを選びました。 

朝3時40分に自宅を出発。 新東名から三遠南信道路の無料区間を走ると、経費も距離もちょっぴり節約、便利になりました。
そのはらスキ−場への道を右にわけて山道を走ると広めの駐車場があり、まだ充分にスペ−スがあります。
家を出発してから、4時間後には歩き始めることができました。
:40  駐車場      8:05  林道先の恵那山登山口             8:20 雑木の急登
ゲ−トから、林道を30分ほど歩いた所に恵那山登山口がありました。
広河原ル−トは2001年10月7日オープンの阿智村側の新ルート。恵那山への最短ルートで、かなり歩きやすいとのことです。
河原を渡り山に取り付くと、最初は雑木の急登です。足元には落ち葉がいっぱい。紅葉はたぶん一週間ほど前が最盛期かな?。
8:40  カラマツ林の中を登る      8:45  広河原→恵那山まで 3/10 の標識     9:00 カラマツの中を歩く
ジグザグの急登ですが、30分ほど登ると木に『広河原→恵那山まで 2/10 』と付けられた標識を見つけました。
たぶん15分ごとにあるみたいで、次は3/10でした。  これはいい目安になりますね。
9:10 傾斜がゆるんできた     9:11  左手に視界が開けると南アルプス方面が見える
ずっとカラマツ林が続いています。黄金色のカラマツ、真っ青な空、 クマザサの緑と、
どれも美しく、やがて尾根上の道になると傾斜も緩み、どど〜んと南アルプスが望めました。絶景です。
ずっとゆるやかな尾根道が見えます。

クマザサの道は登山道脇が
刈り取られていて
歩き易くなっていました。

前方右側、樹間の向こう側には
小ピ−クが連なった山が見えました。


この時点ではどこが恵那山山頂
なのかわかりませんでしたが・・・
9:22    クマザサの切り開きの道を登る
9:30  南アルプスの大展望
それにしても、南アルプスは
北の鋸岳から、南は深南部方面まで・・

遮るものもなく屏風のように見えました。

うっすら白い八ヶ岳、その手前に鋸岳、
甲斐駒ケ岳〜白根三山〜と、
ほぼ全容が望めます。


ちょっと向きを変えると、
へぶんすそのはらスキ−場の
展望台や神坂峠方面が見え、
その向こうには中央アルプスや御嶽、
乗鞍岳、ずっと遠くには北アルプス
方面の白き峰まで見えています。
9:50  振り返ると、御嶽・乗鞍方面も見える
9:53   広河原→恵那山  8/10 の標識                   9:58  霜柱の登山道
広河原→恵那山  8/10 の標識がありました。 あと30分で恵那山山頂という計算です。
1〜2日前に降った雪が多少残り、霜柱も見られるようになりました。
傾斜は緩み、あたりはダケカンバなどの樹林帯です。どこが恵那山なんだろう?と、ピ−クもわからないまま登っていきました。
尾根は県境に沿って、恵那山頂上台地の一角を歩くようになりました。
10:25   恵那山  (標高2191m)          恵那山山頂にある恵那神社 本社
偽ピークを超し一旦下って登り返すと三角点のある頂上広場に着きました。
周囲は樹林に囲まれ「あれっ!?」っていう感じで、拍子抜け\(◎o◎)/! 展望が利かない山頂でした。 
展望台があったから、登ってみましたが、特別どこかが見えるわけではなく・・・。何のための展望台だか・・・?。

山頂には恵那山神社奥宮が鎮座しています。恵那山周辺地域ではこの山に天照大神が産まれた時の胞衣 (えな) を
納めたという伝説が残っており、この山の名前の由来ともなっているようです。
山頂の奥宮本社は立派なお社でした。 天照大神の生みの神 伊邪那岐命伊邪那美命 と書かれていました。
江戸時代中期には毎年修験道者が礼拝に訪れ、前夜に恵那神社で禊ぎをして登山を行っていた。
また明治から大正時代にかけては道路や登山道が整備された事により恵那講が流行し、
白装束を来た一般人が多く訪れるようになった。
現在、恵那山山頂の恵那神社奥宮には 7 つの社が置かれている。麓の中津川市の川上には恵那神社がある。
六乃宮社                  10:33   避難小屋方面に向かう
広河原ルートで恵那山に登る人の多くはこの三角点のある広場(通称、山頂)まで来て引き返してしまいがちですが・・・。
この先に避難小屋と、展望がいい場所があるよなので、行ってみることにしました。
修験道の山なので、途中にも社を見ることができました。 
五乃宮社  富士社 木花咲開姫大神         10:36  雪が付いていた道          10:42 避難小屋
ほぼ平らな道を進み、一旦樹林のアップダウンの道になり、その先で黒井沢コ−スが合流してきました。
その先にまだキレイな小屋が見え、これがバイオトイレの建物でした。 開けた台地には避難小屋もあり、
先ほどの山頂よりも登山者の数も多く、大賑わいでした。
避難小屋裏手から見た南アルプス
陽だまりは暖かく、思い思いに寛いでいました。ここも展望が無いですが、少し登ったところから 大展望を望めました。
南アルプスが屏風のように広がっています。  あらぁ〜!山と山の間から、雪山の富士山も見えました。
写真にするとこんなもんですね。
(ほぼ中央部分に富士山が
見えたのですが・・・)

南アルプス全体の中で
は富士山が確認できない・・・

この写真は、
途中の五乃宮社 富士社
(木花咲開姫大神)の近くで撮ったもの。
ここだけ樹林の切り開きから富士山が
見えるようになっていました。

富士山にズ−ムアップしてみました。
真っ白の雪が輝いていて、
それはそれは美しい!

なるほどな〜・・・・
だからここに、五乃宮社 
富士社があるんだ。

富士山も見えます。  (五乃宮社 富士社)近くからの展望
11:00    再び恵那山山頂                 11:53  大展望が広がる下山道
再び、恵那山山頂に戻ってきました。 先ほどよりも登山者の数が増えていました。ここからは来た道を下山します。
12:00  カラマツとクマザサの道が続く     12:45 広河原→恵那山 2/10 の標識     13:06 登山口近し!
稜線通しの道からは、今度は進行方向に展望が開け、登っていた時よりも下りのほうが断然展望がよかったです。
振り向いて、樹林越しに恵那山の山並みを見て、どんな山だったかを想いました。
周囲には3000m級の名峰が勢ぞろい。その中のいくつもを、深田氏は百名山として選びました。
そんな中でずっと意外だと思っていた恵那山。 その標高で何故?。 
でもわかったような気がします。日本人は古来 山に神を宿し、修験や信仰の対象として山をあがめてきました。
恵那山の歴史やその品格というものに魅力を感じることができた、いい山歩きになりました。
 13:07  恵那山登山口(広河原)              駐車場までは、紅葉を見ながら林道歩き
そんなすばらしい恵那山に、この時期登った一番の理由は紅葉の時期だったからでした。
尾根上のカラマツ林の黄葉は素晴らしかった〜。午後1時過ぎに広河原登山口まで戻ってきました。
ここからは約30分の林道歩きです。朝はまだ日が当たってなかったけど、今の時間は紅葉がいい感じです。
の〜んびりと紅葉を愛でながら、

13時40分、
駐車場まで戻ってきました。


ここで、帰宅・・・?

でも明日は日曜日。
天気も上々です。

だから、ここからもう少し足を伸ばして、
もう一つのご新規百名山に
行ってみることにしました。

その中継地点である岐阜県白鳥町に
宿を予約しました。

(2日前に予約したため、明日の
登山口周辺にも、もっと手前にも
BHはありませんでした。)

林道歩き(峰越林道)で見た紅葉
園原から白鳥までは、中央道〜
東海環状〜東海北陸道を走れば
短時間で行くことができますが、
高速代を節約して、道の駅散策をしな
がら、ほぼ一般道を走って
宿へ向かうことにしました。

夕方5時過ぎにJR白鳥駅近くの旅館
に到着しました。

いつも楽天でネット予約しますが、
この旅館は素泊まりで3800円
という格安さ!。
でも、料理旅館というのが売りなので
食事付を予約してみました。
17:00  岐阜県白鳥町の旅館にチェックイン  料理旅館 浅野屋
中庭には鯉が泳ぐ池が配置され、古いながらも情緒のある旅館です。6畳の和室にはすでに暖房も入っていて、
電気コタツも暖かくスタンバイです。落ち着いてから、ゆっくりとお風呂に入り、夕食の時間が待ち遠しい・・・(*^_^*)
18:30  夕食
その土地に旅して、その土地の恵みをいただくのは、大好き・・・(^。^)y-.。o○
長良川・・・郡上といったら、やはり鮎。 やや小ぶりだけど、塩焼きの鮎が 川を流れるようにお皿に踊っていました。
身も新鮮ですっごく美味しい。さすがは本場です。飛騨牛の朴葉味噌焼きにはバタ−も添えられ、
そのひと手間が極上の牛肉をいっそう引き立ててくれました。天ぷらも温かいままに供され、どれも大満足なご馳走でした。

夜は羽毛布団でぐっすりと眠れ、前日の寝不足も解消して、翌日は5時過ぎに起床。朝は非常に寒くてすぐに暖房をつけました。
こんな時コタツがあるって有難い。コタツも温かくして、身支度を整えました。
(私の住んでいる静岡は、やはり温暖な地なんだと あらためて実感。 まだ、コタツも出していないしね。)

朝6時にチェックアウト。早朝の出発だったので、一泊夕食のみの食事でお願いしてあり、通常の一泊2食の7500円から
1000円引きの6500円でした。 この値段で、この夕食のボリュ−ムって、何だか得した気分!今日もいい一日になりそうです。
11月4日荒島山 はこちらからどうぞ
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