月山スキ−場 ・ 鳥海山バックカントリ−スキ−

〜佐渡ヶ島〜 ドンデン山フラワ−トレッキング
 2017年 5月5日〜9日
 
 
ゴ−ルデンウィ−クの後半、『4泊5日で月山と鳥海山を山スキ−をしよう』という計画が舞い込んだ。
昨年、八甲田山でバックカントリ−スキ−を3日間楽しんだ後、帰り道に車窓から仰いだ山形(秋田)の名峰です。
平日にもかかるけど、私にはベストな日程だったので、こんなチャンスを幸運と思い、レッツゴ−♪♪♪
 
5月5日(金)   山梨県大泉経由で月山へ    道の駅「にしかわ」泊

5月6日(土)   月山スキ−場           道の駅「にしめ」泊

5月7日(日)   鳥海山バックカントリ−スキ−  道の駅 新潟ふるさと村 泊

5月8日(月)   佐渡ヶ島 ドンデン山と佐渡観光 両津やまきホテル 泊

5月9日(火)   佐渡ヶ島から新潟港へ〜 帰宅
 

5月5日   山梨県大泉経由で月山へ〜 道の駅にしかわ月山銘水館 泊

 
16:00 月山の酒蔵で地酒ゲット 
 今回は山梨県在住のOさんご夫妻がキャンピングカ−を出してくださるとのことで、
静岡組は山梨のOさん宅に集合し、スキ−道具一式も車内に詰め込み、9時ごろ出発進行〜〜〜♪♪♪ 
夕方、月山に近い酒蔵に立ち寄って、今宵に楽しむ地酒をゲット
 
道の駅にしかわ月山銘水館  泊   水川温泉館(200円)  玉こんにゃく 1本100円
酒蔵からほど近い道の駅が今日の目的地です。ここには温泉もあってまずは温泉、温泉・・・200円とは安!
湯上りに、月山地ビ−ルと山形名物玉こんにゃくも賞味して、道の駅の東屋に落ち着きました。
 
  キャンピングカ−の冷蔵庫から冷えた缶ビ−ルや事前に準備してくれた酒肴もどっさり♪♪♪一日目の宴会に突入〜 
宴会も終わり、テント組は東屋の中にテントを設営し、道の駅テント泊の1日目となりました。
 

5月6日   月山スキ−場 志津温泉 道の駅「にしめ」泊

 今日だけは雨予報でしたが、朝はまだ晴れていました。
雨の降りだす前に月山スキ−が間に合うかもしれないという期待を持って月山スキ−場に向かいました。
 
朝8時過ぎにスキ−場の駐車場に到着。GW中ですが、案の定空いています。 このあたりでポツポツ・・・
シ−ルを着けて上部に行くことは止めて、リフトのみを使ってスキ−場エリアだけにしました。
 
1本目は、Tバ−の左側をずっとずっとトラバ−スして、広い斜面を滑降。雪質はガタガタで、快適ではありません。
この頃から山の山頂部分は雲に覆われてきました。
 
  小雨が降る中、もう一回リフトを乗ったら、その頃にはあたり一面すっかり霧に覆われ・・・視界ナシ。
そのまま沢ル−トを下ってみると、こちらの斜面のほうが雪が柔らかく滑りやすかった(^。^)y-.。o○。
 
  2月以来の久々のスキ−を楽しみ、ウォ−ミングアップができました。
すっかり雨になったので、月山はこれでおしまい。帰り道に志津温泉に入って、日本海側に向かいました。
 
道の駅 鳥海ふらっと で ランチタイム 
 お昼ごろになったので遊佐町にある道の駅に入り、ここでお昼ごはんにしましょう。
GW中だけあって、食堂も混んでいましたが、作りたての惣菜を買って、ごはんセットを頼み、みんなでシェア−。
ひとりあたり1100円で海の幸満載の満腹ごはんになりました。
 
十六羅漢岩 
道の駅を出ると雨は止んでいました。遊佐町では行きたい所があり、そこへも寄り道。
吹浦海岸に ある十六羅漢岩は、かつて鳥海山が噴火した際に日本海に流れ出した安山岩に彫られています。
 
鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮 御祭神 大物忌大神 月山神
 十六羅漢岩からほど近くにあるのが、鳥海山大物忌大神の里宮です。
本社は山頂に鎮座し、麓に「口の宮」と呼ばれる里宮が吹浦と蕨岡の二ヶ所に鎮座しています。

明日は鳥海山に登るから、ここには是非立ち寄りたかった神社です。
 
『道の駅 にしめ』 が今宵の道の駅ホテル   秋田県由利本荘市西目町
山形から 海岸線の国道7号線を北上して秋田県に入ってきました。由利本荘にある道の駅が今宵の宿(テント泊)。 
休憩室のテ−ブル席で夜パ−ティー。キャンピングカ−の冷蔵庫から冷えたビ−ルや、ストックした食材やら・・・
Sさんの手でパパっとリメイクしたりと、テ−ブルに並べられた豪華な酒の肴の数々。今夜も飲み過ぎだぁ〜( ^^) _U~~
 
5月7日  祓川から鳥海山バックカントリ−スキ− 
       道の駅 新潟ふるさと村 泊(新潟県新潟市
 
 
7:40 祓川駐車場          8:00 シ−ルを付けてスタ−ト
 道の駅 にしめ で 二日目のテント泊を終え、朝起きたらすごい風。(鳥海山も強風予報)
平地でも強風なのに、山の上ではどうだろう?と不安をかかえつつ、天気予報は晴れなので・・・

 6:30 予定通りに鳥海山の秋田側にある祓川を目指して出発。
祓川駐車場から見た鳥海山の山頂部分は雲の中、風も冷たいです。
 
8:25 木のポ−ルを目印に登ります         9:00
 
9:20
 広い広い斜面を登ります。傾斜が急な箇所はジグザグで。時々強風が吹き、バランスを崩しそうになります。
 
 9:30  七ッ釜避難小屋が見えてきました。 ここまでで1時間40分でした。
避難小屋の向こう側には別ル−トから登ってくるパ−ティもあり、下山はここでル−ト確認が必然です。
 
 11:20  あとワンピッチで七高山
七ッ釜避難小屋を過ぎると、強風の吹き荒れる回数が多くなってきました。
向かい風なので、固めの雪が顔に当たり、吹き止むまで耐風姿勢をすることもたびたび\(◎o◎)/!

ここから再び傾斜が増してくるし、風も強いけど、行けるところまで行ってみましょうか。 
 
12:00  七高山手前ですが、ここで強風と斜面のクラストにより登頂を止める 
 最初は登り易い雪面でしたが、次第にクラストして、傾斜も強くなりガチガチの雪面に・・・
横から吹き付ける強風で2回ほどバランスを崩して転んでしまったら、この先不安になりました。
登頂よりも山スキ−重視と考え、このあたりで登頂をあきらめ 滑降モ−ド。
 
12:25 いよいよ広大な斜面を下るも、クラストした斜面に・・・  
他のメンバ−はここから滑り出しましたが、私は表面がクラストした急斜面で転んでしまったので、
スキ−板を外すだけで精一杯。 急な斜面はスキ−を持って下る羽目になってしまった・・・。 
背中から吹き付ける強風でスキ−板もあおられて、何度立ち止まったことか\(◎o◎)/! とほほ・・・
 
12:40  このあたりからやっと滑りやすい傾斜と雪面になってきました 
 やっと、ここからスキ−をセットし、みんなと合流。 雪質は多少緩んでこれならば大丈夫。
 
12:50   思い思いのシュプ−ルで!
 
12:55   いい斜面です(^。^)y-.。o○
 
13:05  七ツ釜避難小屋で小休止     13:20  七ツ釜避難小屋からの滑りも雄大
 
13:40 祓川ヒュッテ手前でフィニッシュ      14:10 駐車場を出発  鳥海山が美しい
七高山までは行けませんでしたが、鳥海山を滑ったという満足感でいっぱいです。
駐車場からは右肩に鉾立からの緩い稜線も見渡せ、あちら側も良さそうだね(^_-)-☆ 


今日一日の滑りで山スキ−も目標を達成したって感じです。さて、明日はどうする?
 
車に乗っての帰り道、行きに見つけた水芭蕉がいっぱい咲いてた場所で、車を降りて写真撮影会。
 
 車を止めた場所に看板があり、ここにも大物忌神社の里宮があったんですね。

 木境周辺は、鳥海山修験の聖地で「鳥海山大権現碑」など貴重な遺構が多くあり、
山頂の大物忌神社と木境大物忌神社を結ぶ貴重な遺構なのだそうです。
 
16:00〜17:30   象潟ねむの丘 で 温泉(350円)と海の幸  海鮮丼(税込1440円)
再び海岸線の国道7号線に戻ってきました。 象潟ねむの丘温泉に入り晩ごはんもここで食べましょう。
日本海を眺めながら温泉に入って、日本海を見ながら極上の海鮮丼(^。^)y-.。o○
 
最初の計画では鳥海山で2日間のBCでしたが、今日一日で鳥海山を堪能できたので、
私が事前に打診しておいた 『佐渡に行っちゃおうよぉ〜!』 という提案が 可決されました♪  
道の駅の食堂で、佐渡のホテルと レンタカ−の予約も出来、準備万端整いました。

さぁ〜 今日はまだまだ終わらないぞ〜。これから新潟港近くの道の駅まで約200km、所用時間は3時間30分。
運転手さん達が頑張ってくれて、無事道の駅新潟ふるさと村に到着しました。
テントも張り終えて、今宵はキャンピングカ−の室内で晩酌タイム (寝る時間を惜しんで) が始まりました。
 
 
5月8日  佐渡ヶ島 ドンデン山トレッキングと佐渡観光 両津やまきホテル 泊
昨日は鳥海山で大充実のバックカントリ−スキ−ができてもう満足したので、スキ−はフィニッシュ♪
 帰り道は新潟方面を通るから、『佐渡に渡っちゃおうよ〜』 の提案に乗ってくれたので、ついに船に乗っちゃった。
 
6時出航の 佐渡汽船のカ−フェリ−  最新式の『ときわ丸』  2等きっぷでもこんなに贅沢に過ごせます
 前夜は11時過ぎまで車内で宴会していましたが、翌日は4時起床。3日間のテント生活が終わったぁ〜(^。^)y-.。o○。
5時には荷造りを終えて 道の駅新潟ふるさと村を出発しました。 新潟港の駐車場に車を置き、カ−フェリ−乗り場で
往復分(4500円)の切符を購入。 6時出航の佐渡汽船のカ−フェリ−は、最新式の『ときわ丸』でした。
 窓際のテ−ブルコ−ナ−で寛いでいると、イルカが泳いでいるシ−ンにも出会えました。
新潟港⇔両津港間は2時間30分ほど。  佐渡ヶ島が見えてきましたよ〜。
 
9:25  アオネバ登山口 
カ−フェリ−は8時30分過ぎに両津港に到着。観光案内所で登山マップをもらって、
一階に下りて昨日予約したレンタカ−カウンタ−に寄って軽自動車を借りました。

軽自動車に乗って 『アオネバ登山口』 のバス停近くに車を駐車。すこし歩くと登山口です。
ワゴン車の乗合タクシ−が3台も到着して、さすがは人気コ−ス。
 
歩きだす前からお花だらけ、ここらへんはニリンソウがいっぱい。 ヒトリシズカも清楚です。 
 
9:40 ニリンソウだらけの登山道を登っていくと、前方にピンク色の花が・・・
花付きも見事なオオイワカガミでした。
 
 オオイワカガミの群落は見事で、道の両側にいっぱい。
 
このあたりはオオイワカガミ回廊でした 
 
9:43  オオイワカガミの回廊が過ぎると、次もピンク色・・・  おっ!  シラネアオイです。
 
ヒトリシズカ と シラネアオイ          ミヤマキケマン と ニリンソウ
 登山道脇にはずっと、ずっと、ずっとニリンソウが咲いていて、その中に色とりどりの
山野草も混じっています。  歩いているより花を見ている時間のほうが長いです。
 
 シラネアオイ=日光の白根山で初めて発見され、葉がフユアオイに少し似るので、白根葵と書く。
別名で「山芙蓉(やまふよう)」、「春芙蓉(はるふよう)」ともいう。本家の白根山では減少傾向にあるという。
 
シラネアオイを愛でながら、ユブに着きました。10:43 
 
ユブから先は、そろそろカタクリや雪割草も見られないかなあ?とキョロキョロ・・・相変わらずシラネアオイ回廊。

 花言葉 優美・完全な美。だから女性を褒めるなら「シラネアオイのように美しい」と言えば、最も喜ぶらしい!
 
ニリンソウ  キクザキスミレ   スミレも多種多様 
 
ユブから先は、今まで見られなかった花も増えてきました。
雪解けが遅いエリアでは早春の花も。 ザゼンソウ、 カタクリも咲いています。
 
11:37 アオネバ十字路 
 ゆっくり、ゆっくりドンデン山の花回廊を巡り、2時間で縦走路のアオネバ十字路に着きました。
やっぱり佐渡って凄いわぁ(^。^)y-.。o○。 さて、ここからは来た道を戻るではなく、
ドンデン山荘から14時10分のドンデンライナ−バスに乗って、登山口まで戻ることにしました。
 
時間に余裕があるので、昼食の後はマトネ(金北山縦走路)方面に行ってみましょう。
縦走路の足元にはシラネアオイに混じってカタクリもいっぱい。 雪割草も数は少ないけどまだ残っていました。 
 
サンカヨウ 
 
曇天から青空になってきたら、カタクリも少し咲き出した感じです。 
 
 芽吹き前の木々の向こうのピ−クがマトネです。   キクザキイチゲ
 
30分歩いて引き返しましたが、帰り道も物見遊山で、楽しい楽しい稜線歩き(^。^)y-.。o○ 
 
アオネバ 十字路に戻って、ドンデン山荘に向かう道は林道ですが、その斜面にも雪割草が咲いています。
 
林道を登っていくと、金北山方面の山が見渡せました。 13時50分、ドンデン山荘に到着。
 
アマナ         バス乗り場は少し下ったところなので、再び車道を下ってバスに乗車
  14:10発 (アオネバ登山口まで700円 )
 
 バスを降りて、 レンタカ−に乗換え、佐渡観光に出発〜  見酒造
逸見酒造は佐渡島で一番小さな蔵元です。「真稜」と共に、酒造りのこだわり. 杜氏と蔵人が力を合わせて
共同でのぞむのが逸見酒造の酒造り。
ここでは3種類試飲して、お土産用と、今晩用の生酒をお買い上げ。
 
真野はお寺が多く、 妙宣寺(みょうせんじ)に行ってみました。
日蓮宗の寺院。日蓮の弟子阿仏房日得が自宅を寺として開基した日蓮宗佐渡三本山のひとつ。
 
 尖閣湾  
 真野を後に、日本海側の海岸線をちょっとドライブ。
車道からは段々になった田んぼとその向こうに青い日本海が見え、尖閣湾を見てから引き返しました。
 
佐渡金山の遺構 
 ドライブの仕上げは大佐渡スカイライン。その途中には、佐渡金山の遺構や坑道跡、観光名所の佐渡金山もあります。
最高地点の峠を越えると、金北山も近くなり 車道脇にはカタクリの花もいっぱい咲いていました。

午後6時20分、両津港でレンタカ−を返却。100Kmちょっと走って、ガソリン代と保険料まで込みで7530円也。
 両津港からはホテルの送迎車でホテルに向かいました。
 
 両津やまきホテル 
今宵のホテルは 私が7年前に金北山に登った時に泊まったホテルで、居心地が良かったから。
昨日の午後、ホテルに直接電話して予約がとれました。前回泊まった時は土曜日で混んでいたけど、
今回はGWも終わった月曜日だったこともあり、ホテルは空いていて、大きな温泉も貸切状態で入れました。
 
東北の三日間はホテル道の駅でテント泊。そして四日目、ついに温泉ホテルに泊まれます。
温泉の後はお楽しみの晩餐。一番安価な一泊二食 9720円のプランにしましたが、これだけでも十二分に大満足。
生ビ−ルもお替わりして、〆のご飯は佐渡米でとっても美味しく、満足・満腹・幸せ〜
 
 
5月9日  佐渡ヶ島から新潟港へ〜 帰宅
 
 
部屋の窓は大きく、朝日に輝く海と、田んぼと、加茂湖を眺め、朝風呂にも入って寛ぎタイムを満喫。
朝ごはんも、ご飯が美味しいから お替わりしてしまいました(^。^)y-.。o○ 
 
8時30分に送迎車で両津港に送っていただき、佐渡汽船フェリ−タ−ミナルへ。 乗船時間まで隣接の
土産物屋さんでお買い物をして9時15分発の「おけさ丸」に乗って出航〜。花いっぱいの佐渡とお別れ・・・ 
 
新潟港で長岡の  ご当地ラ−メン
 11時45分に新潟港に着き、キャンピングカ−に落ち着いて、後は帰るのみ。
高速道路に乗る前に、新潟港近くでお昼ごはん。
新潟を代表するラーメンの一つで、長岡生姜醤油ラーメンで有名な青島食堂。
濃いめの生姜が香る醤油ス−プにチャ−シュ−がベストマッチ。つるりとした食感の麺も美味しかった。

新潟港で思いがけずに初長岡生姜醤油ラ−メンを味わい、
後は男性陣の運転に身を任せ、旅の最後は新井パ−キングエリアの旬の山菜爆買いツァ−へ(^_-)-☆。
 
  東北の山スキ−、温泉、ご当地グルメに観光、そして少々欲張って花の佐渡ヶ島まで(^。^)y-.。o○
こんなに満喫したのに、これらすべてにかかった諸費用が一人あたり38000円。
キャンピングカ−の利点を最大限に発揮してしていただいたO氏ご夫妻のおかげ、リ−ダ−もありがとうございました。
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