東北の名峰と秘湯の山旅シリ−ズ パ−ト1 |
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2009年7月9日〜10日 |
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パ−ト1 岩手山と国見温泉 パ−ト2 秋田駒ケ岳と乳頭温泉 パ−ト3 早池峰山 |
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前日の日暮れ前に集まった あかいし倶楽部の一行8名は、ワゴン車一台に乗り込み 東名高速〜首都高〜東北自動車道を走り、岩手県へと向かいました。 岩手山登山口に着いたのは出発してから10時間後・・・。はやり東北(岩手県・秋田県)は遠かった・・・。 |
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岩手山神社の先の馬返し登山口 から出発しました。 前後して、観光バスでやってきた20名 ほどのツァ−客達も岩手山を目指して 登っていきました。 2〜3分ほど登った所にきれいな トイレ棟と薪が積まれた大きな あずまやがありました。 薪を担いで登ってもらう旨の表示が あったのですが、 何の意味だかわかりませんでした。 |
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岩手山と馬返し登山口 | ||
最初は樹林の中の道を登っていきました。 ブナなどの落葉樹が多く紅葉の時期もいいだろうなと、ウラジロヨウラクの小さなピンク色の花や、足元の カラマツソウの花を見ながら歩いていると、所々開けた場所があり、田圃や自衛隊の演習地が見えました。 歩き始めて30分ほどで0.5合目の標識がありました。ここに最初の旧道と新道の分岐があり、展望のいい旧道へと進みました。 |
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トキソウ | ヤマオダマキ | ミネウスユキソウ |
最初の旧道は枕木が階段状になった歩き易い道でした。この先2合目で合流し、2.5合目で再び旧道を進みました。 道ばたにはヤマオダマキが それはそれはた〜くさん咲いていて、急登にもかかわらず、楽しい時間でした。 |
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エゾツツジ | ハクサンチドリ | |
展望が開けた場所では 心地よい風が吹き抜けて、とっても清々しく、この先 花の種類もどんどん増えてきました。 遠くからでも目立つ、鮮やかなピンク色をしたツツジがありました。これは初めて見ました。≪エゾツツジ≫です。 駒鳥清水あたりから大きな岩がゴロゴロした露岩帯の道になってきました。 |
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標高が上がるにしたがって、ザクザクした砂地の道になりました。 歩き始めて4時間、七合目の標識ががあり、そこから5〜10分で八合目避難小屋に着きました。 |
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今晩はここに泊まるので、まずは避難小屋に入って大休止です。 小屋には大きな薪スト−ブがあって、大きな大きなやかんで、お湯を沸かしていました。 なるほど・・・登山口にあった薪は登山者が少しづつ担ぎ上げてここで使っていたんですね。 『次回来るときには薪を担いでくるからね〜 (~o~) 』 広い室内は寝床が3階作りになっていて最盛期には150人ほどが泊まるそうですが、今日は平日だし、ほとんど貸しきり状態!。 たっぷりのお湯もわけてもらって コ−ヒ−タイムを楽しんだ後、空身で岩手山まで登ってくることにしました。 |
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岩手山の火口壁を登る コマクサ コマクサやカタネスミレがたくさん咲いていました 岩手山(薬師岳)山頂 |
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道ばたにはオオバキスミレやハクサンチドリ、ベニバナイチヤクソウなど、色とりどりの花が咲いていました。 15分ほど歩いて不動平避難小屋を過ぎると、いよいよ岩手山への登りです。 『でもハヤチネウスユキソウは見れたから良かったよぉ〜』と、今度は笑顔で下りていきました。 砂礫の道になるとコマクサが登場してきました。そして稜線に上がったとたん、急に風が吹き荒れました。 雨も降り出したので合羽を着込み、霧の合間から噴火口を見ながらお鉢をまわること半周で、岩手山(薬師岳)に着きました。 お鉢の両側には風雨にも負けず、たくさんのコマクサやタカネスミレが健気に咲いていました。 (感動!\(^o^)/) |
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再び八合目避難小屋まで 戻ってきました。 夕食の時間まではのんびり お昼寝タイムです。 どうやら宿泊者は私たちのグル−プ だけらしく、それぞれ好きな場所で くつろぎました。 夕方4時くらいから 蒔スト−ブ横の テ−ブルに集まり、夕食の準備をしながら 持参した嗜好品でワイワイ(*^。^*) |
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夕食は鹿丼 | 朝食は具だくさんの とり雑炊 | |
午後から降り出した雨は夜になってますます強く、ガシャガシャビュ−ビュ− 夜中じゅう吹き荒れていました。 翌朝も風雨が強く、天気が回復するのはお昼くらいの予報でした。 計画していたル−トは東側から岩手山に登って西側の網張温泉に下りるというものでしたが、 行動時間が長いので、ル−トを変更して 最短距離の昨日登った登山口まで戻ることにしました。 途中2箇所は樹林帯の新道ル−トを降りたので、風の影響はほとんど受けず車まで戻ってきました。 |
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盛岡にきたら 冷麺 でしょ! | 思い出の潟分校 (田沢湖 湖畔) | |
車に戻る頃には雨が上がりましたが・・・今日一日はまだ始まったばかり(^_^)/~ すっかり観光モ−ドになって、小岩井牧場の横をドライブして、盛岡市内で 焼肉+冷麺のランチを食べました。 それから国道46号線を1時間ほど走り、秋田県に入りました。 まずは田沢湖をぐるりと一周ドライブすることに・・・・ グレ−の雲の下、青く深く澄んだ湖は、向こう岸が見えなくらい・・・ 想像を超えたスケ−ルの大きい湖に、一同驚いてしまいました。 田沢湖一周のドライブは思ったより時間がかかりました。 途中、下車してたつこ像を見たり、 30年前まで使われていた小学校≪思い出の潟分校≫を見学したりしました。 館内にいた東北の言葉で素朴に案内してくれた若い秋田女性の対応が温かく、 スト−ブのある教室で 『うさぎお〜いし・・・』 などと合唱が始まりました。 |
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田沢湖畔にある たつこ像 | ||
さて、再び仙岩トンネルを抜け、 岩手県雫石まで戻り、ここから少し 北上して国見温泉にやってきました。 ここは秋田駒ケ岳の登山口 でもあります。 今日の宿は日本秘湯を守る会の宿 【石塚旅館】です。 |
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上 混浴露天風呂 下 女性用、内湯から出た露天風呂 宿の夕食 山の幸がいっぱいです | ||
日本秘湯を守る会の宿なので、温泉はかなり魅力的でした。薬師の湯は大きな内湯で少し熱めでした。 別に、男女別に内湯と露天風呂があり、それぞれ緑色の温泉ですが、少しずつ色が違いました。 炭酸水素塩泉で成分が濃厚・・・湯の華が下にたっぷりと こぞんでいるので、入ると白っぽく濁ってきます。 別に、宿の外に出て5〜6m歩いた所に混浴の露天風呂があり、開放的でいい感じでした。 ここのすぐ後ろ側には自炊棟があり、ここを行き来する時は露天風呂が見えてしまうのが気になりましたが・・・。 |
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